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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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うごぅああああああ


やっぱ、起きて出かけて予備校直行はきつい。眠い。



大和の誕生日記念として、この前あげた奴の続きを誕生日のとこまで上げようと思ったのに終わらなかった。ルミの家で夕飯をご馳走になるというお話です。
大和は家族らしい家族がいないから、そういうのくすぐったいだろうけど憧れてるだろうな。末っ子だから基本甘えたがりです。(笑)
大体構成は決まってるから時間があれば書くんだけど!
考えるの楽しいです。大和よりもルミ強すぎどうしよう。こいつらも慎吾と千咲さんと一緒だよなあ。
大和の愛100個分はルミの1個分な感じ。女性陣強い!
価値が同じだけって感じなのは空奈央とむっちゃん梓とかかな。エンジ君と椿も結構価値観とかそういうの同じ程度って感じがする。
結婚してもルミの両親大事にしてそうです、大和は。椿が意外と母方の祖父母にも懐いてたらいいのに。
結婚の許し貰いに行くとか、大和マジ泣きして頭下げそうです! いや、ルミの両親に挨拶に行くのはもう事後承諾になっちゃうんだが、マジ泣き気持ち悪い。でも応援するよ。(何)


忘年会がしたい。
年忘れたい。
いい参考書が見つからないんだぜ!

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2008.11.28(Fri) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

君と生きる世界の香り 1



 十八の誕生日が近づく。
 祝い事だ何だと騒ぐわけではない。確かに周りは面倒なほど騒ぐけれど自分はただ当たり前にその日を迎えるだけだった。生きていれば当然にその日は来るのだ。だから取り立てて嬉しいわけでもない。よく言う話だが、誕生日は自分を祝うのではなく、寧ろ親に感謝する日なのだと。それには同意だ。よくもこんな世界に産み落としてくれたものだと、感謝の気持ちで胸が一杯だ。
 ただ、そうやって当たり前に迎えていたその日は、今度十八回目を迎える。それは、芹沢という家にとっては重要な意味を持つ。身の振り方を決める日だ。家の構成員としてどうやって生きていくかを決める日。気持ちはとうに決まっている。
 ついさっき使用人の佐久間が作ってくれたばかりの朝食を前にし、席に着いて手を合わせる。家事の一切できない俺がこうして離れでひとりで暮らせるのはひとえにこの男のおかげだろう。当の佐久間は朝食を作り終えると、呼ばれて母屋に戻っていった。香ばしく焼けた鮭の切り身に箸を入れる。
 今日は普通に学校だ。来月の頭に期末試験を控える、冬に入りつつある十一月。今月末が俺の誕生日。試験前っていうのはいろいろと気が引けるけれど、特別勉強するわけでもないから問題はない。多分。

「大和様」

 黙々と箸を進めていると、戻ってきた佐久間が声をかけてきた。戻ってくるのが割りと早い。用事を聞いてとんぼ返り、ということは俺に関係することか。
 目だけで続きを促すと、佐久間はすまなそうに軽く頭を下げてから用件に入る。

「夕霧様が本日の展覧会のお供に大和様を、と」
「なるほどね。いいよ、どうせ放課後は何も、」

 そこまで言って佐久間の顔を見ると、どこか不思議そうな表情をしている。なので俺は改めて今日の予定を考えた。
 何も無かった、はず。……あ、いや、予定あるか。

「葉山ルミ様とお出かけになられると聞いていたのですが」
「……そうだった」

 約束を破るのは好きじゃない。けれど姉様からの頼みを断ってしまうわけにもいかない。
 ほんの少し考えて、顔を上げた。

「会食には間に合わせる。それじゃダメか?」
「十分でしょう。夕霧様にお伝えします。車でお迎えにあがりますので、連絡をお願いします」
「分かった」
 
 返事をすると、佐久間は食後のコーヒーを淹れるためにまたキッチンへ向かった。 
 ……まったく、よくできた使用人だ。
 心からそう思う。俺なんてただ邪魔なだけのガキだったろうに、もう十年近くも俺の近くにいてくれている。食事を終えて、佐久間が淹れてきたコーヒーに口をつける。
 嫌いじゃない、そんなわけない。それでも俺は二人に謝らなければならないのだ。
 俺は二人の我慢を無碍にするつもりだ。それは自己犠牲だとかそんな綺麗なものじゃない。俺が俺であるために、そうしたいのだ。





 兄がこの家を出て行った頃のことなんて覚えちゃいない。その時俺は二歳で、自分の家が特別なんて思ってなかった。覚えているのは、両親に構ってもらわなかった、ということ。両親としては次男の俺よりも、将来この家を継いで行く長男の教育に力を入れていたのだろう。兄は俺より十六も年上だ。母親代わりは十歳年上の姉様だった。俺が赤ん坊の頃から、俺の世話をしてくれたのは姉様で、長男にばかり目をかける両親の気持ちもわかった上で、弟である俺に接してくれていた。
 自分もいずれ、どこかの良家に家の為に嫁いでいかなければならないことも知っていて。
 姉様の存在があまりにも大きかったから、余計に兄のことなど覚えていないのだ。記憶の隅に微かに残るビジョンは、屋敷で怒鳴り散らして両親を罵倒する声、それから、部屋の中に散乱している茎の折れた花、

『何、見てんだよ……?』

 そう言って見下ろす、冷たく鋭い視線。
 絶対にこの人のようにはなるまいと思った。けれど、もうその頃からきっと俺は、この人のようにならなければならないと思っていただろう。

「おーいっ、芹沢ー? 何呆けてんのー?」

 目の前でひらひらと手を振られて我に返る。大きなメロンパンをちびちびと食べながら、葉山が不思議そうに俺を見て小首を傾げている。
 昼休みの屋上には人の姿はない。屋上なんてベストスポットだよなあ、と流風とはよく話すのだが、どうも他の連中はここまで上がってくるのが面倒だと思っているらしく、食堂や中庭、教室に留まっている。勿体無い奴らだ。確かに上がってくるのは面倒だし、この季節だから肌寒くもある。今は幸い風もなく、日当たりもいい場所で弁当を広げているからそこまで冷えることはないが。

「人のこと注意してる暇あったら俺の目気にしてないでとっとと食えよ、馬鹿」
「べ、別に気にしてるわけじゃ」
「大口開けると印象悪いって? 俺そーゆーの気にしないから」

 葉山が恨めしそうに俺を睨む。俺はその視線を軽く交わしながら、既に空になった弁当箱を片付けた。 
 付き合う前はこういうの全然気にしてなかったくせに、関係に名前がつくと途端にこうだ。どれだけ俺がこいつの眼中になかったかがわかる。いいけどさ、そういうのも俺は気にしない。
 一応そういうの気にしてくれてんのって嬉しいし。
 人が気にしてあげてんのにっ、とぶつぶつ言いながら、顔を少し赤くして、それでも葉山は食べるスピードをそれまでと変えようとしなかった。

「今日、買い物行くんだよな? 何買いに?」
「あんた何色が好き?」
「……人の質問に答えろよ、先に」

 まあ、別に急かして聞きたいわけでもないし、葉山の質問を拒む理由もないから、黒、とだけ答えておく。

「……セーター編んであげる。だから後でサイズ測らせてよね」
「は?」

 また小さく一口メロンパンを齧って、ぼそりと呟く葉山。聞き返したのは聞こえなかったからではなく、なんとなく、意外だったからだ。
 意外と恋人らしいことをしようとしてくれているのだろうか。俺も葉山も、自分のスタイルを崩すような付き合い方をしたくなかったから、結局今までと大差ない形に落ち着いている。家庭科の成績は壊滅的だった俺からすればセーターを編むなんて重労働どころの話じゃなく、もはや拷問だ。小学校の頃から、編み物だとか裁縫だとか好んでやる女子の気持ちは全く理解できなかったし、馬鹿なんじゃないかとすら思っていた俺だが、……なんだ、これは素直に嬉しい。

「楽しみにしてる」
「あんまりやったことないから上手くいかないと思うけど」
「冬のうちに間に合わなくても着てやるから」
「何それっ、一言余計なのよあんたは!!」

 本心だから仕方ない。俺はバレー部で主将兼エース務められるくらい体でかいんだ。毛糸だって何玉使うんだって感じだし、初心者がこのサイズを編むとなったら時間だって相当かかるだろう。だから冬の間に間に合わないかもしれない。こいつのことだから途中で投げ出すことはないと思うが、たとえ冬のうちに間に合わなくても、俺はその気持ちを一生大事にできると思う。
 まだぶつぶつ言っている葉山が持つメロンパンを、体を伸ばして一口いただくことにする。どっかで話題切らないとまだ小言が止まりそうにない。

「あ!! 何なのよいちいちー!」
「食わないと虫が寄るぞ」
「そんなに遅くないですー! ていうかっ、食べるなら綺麗に食べなさいよ、口元に付いてるし」

 まるで子供を相手にするような口調で葉山は言うと、俺の口元に手を伸ばし――

「……いちゃついてるとこ悪いんだけどさあ、お二人さん?」

 俺と葉山の間に割って入るように、黒い影がかかった。
 ちらりと横目でその主を確認すると、それはぴくぴくと不機嫌そうに眉を動かしながら偉そうに腕を組む流風だった。

「ほんっと空気読まないよなあ、流風? 英語より空気読めた方が実社会で役立つと思うけど?」
「な、何言ってっ、違うんだよ水城、別にいちゃついてなんかないし!」
「空気読めてなくて悪うございましたねえ。つーか、付き合い始めのカップルの邪魔なんて俺だって好きでしてんじゃねぇんだよ」

 うわあ、機嫌悪いこと。
 まあ仕方ないことかもしれない。俺は、葉山が流風に憧れていたことも、流風が葉山をそれなりに気に入っていたことも知っている。……別に付き合ってなかったんだから間男でもなければ横恋慕というわけでもなかろうとは思う。今こうして落ち着いているんだから後ろめたく思う必要もおそらくないわけで。
 流風は仕切りなおすように一つ息をつくと、葉山に目を向けた。

「ヤマト、借りていいか? すぐ返す」
「いいよいいよ、持ってって!!」

 流風の登場に余程動揺したのか、葉山は慌ててそう口にした。
 俺はジャケットの肩を流風に引っ張られ、取り合えず校内に戻される。
 髪をかきあげると、流風はじとりと睨むように俺を見る。

「慎吾が用事あるんだとよ、お前に」
「野島が? 何で俺に」
「さあ? けど生徒会がらみみたいだし、この時期だから舞踏会関係なんじゃないか? 何回電話しても全然出ねぇってさっき俺のとこ泣きついてきた」

 ……そういえば朝家出てから携帯一度も開いてないな。
 ポケットに入ったままの携帯を確認すると、着信が四件。すべて野島からのものだった。おそらく、休み時間ごとにかけてきたのだろう。

「悪い、俺優等生だから携帯はサイレントにしてんだよなぁ」
「ったく、だからって何で俺がわざわざ探してやんなきゃいけないんだよ……」
「後輩思いですこと」
「そんなんじゃない」

 この時期に生徒会からのお呼び。おそらくその生徒会も、理事長に頼まれて俺を呼び出したのだろう。舞踏会の飾りつけの話だろうか。面倒ではあるが、それなりにやりがいはあるし、娯楽は好きだ。もしその話なら受けてやろうとは思うけれど、舞踏会の時期の俺は少々高くつくだろう。

「……幸せそうだなあ、お前」

 流風はもう戻るのか階段を二、三段下りながら、しみじみとそんなことを呟いた。
 何いきなり、と壁に背を預けて問いかけると、流風は階段の手すりに手を掛けて、首だけをこちらに向ける。

「理系のくせに文学部に進学内定して、彼女といちゃつきながらランチってさ」
「僻みっスか、流風きゅん」
「違う。つくづくお前らしいなと思って」
「俺の頭は万年ハッピーだと」
「違うのか?」

 違わない。
 俺はいつだってそうやって生きてきた。
 今選べる範囲で、今自分で手に入れられる最大の幸せを、一番面白いことだけを掴んできたつもりだ。

「今楽しまなくていつ楽しむんだよ。だから俺は、流風みたいの見てっとすげえ可哀想だと思ってる。貴重な青春無駄にしてんなぁ、って」
「ほっとけ」

 そのまま、流風は階段を下りて、見えなくなった。
 俺は流風を可哀想だと思う。他の勉強熱心な奴にはこんな風に思わないが、流風は特別だ。どんなに勉強オタクだったとしても、それは多分今だけで、大学に入るなり社会に出るなりしたらきっとそれを楽しめるようになるのだろう。でも流風は、多分一生あの生き方を変えることなどない。それは楽しいことを自ら排除するように、自分で茨の道を進むかのように。楽しいことの中から苦しいことを選ぼうとする流風は、本当に馬鹿なんだと思う。俺とは正反対だ。
 幸せは有限だなんて思わない。その場に応じた最高の選択肢が即ち幸せと呼べるものだろう。質は劣るかもしれないが、どんな地獄にも幸せはある。
 鉄扉を押し開け、葉山の元に戻る。葉山はやっとメロンパンを食べ終えたようで、手の中の紙パックのいちご牛乳を飲んでいた。再びその隣に腰掛けて、何を話しかけるでもなくぼうっと空を見上げた。冬に入りつつある秋の空はどこまでも高い。
 隣の葉山がいちご牛乳を飲み終えたのが分かる。紙パックを潰す姿を横目に見ながら、俺は声をかけた。

「葉山」
「なによ」

 幸せは恐らく無限にある。

「お前が好きだ」

 一瞬面食らったような葉山の顔が見えるけれど、その表情はすぐに呆れたような苦笑へと変わる。次の一言はいつも通りか。

「はいはい」

 その返事に俺は満足した。
 何度だって伝えたくて、遠回りな方法ではなく一番の近道を、いつだってどこでだって伝えたいと思う。それをいつまでも知っていて欲しいと思う。


 幸せはきっと無限にあるのだろう。
 ただ、――時間だけは有限なのだ。




2008.11.25(Tue) | 大和中心 | cm(0) | tb(0) |

めるめるめるめる

カオスヘッドのアレルヤさんがあまりにも電波な上にこずぴーは史桜さんぽい設定という。
なんという衛宮士郎……!!!(笑)
NOAH欲しいけどXBOXって……。新曲も良さそうだなあ。志倉の作詞は意味が分からなくて大好きです!(褒め言葉)
星来たんはとらぶるのヒロインにしか見えない。


バ ト ロ ワ 書 か な き ゃ 。
授業中違うことしててもバトロワ書いてないっていう。
そういえば最近ルカと樹理も書いてないのら。(梢うぜぇええええええ)
ビート板じゃん!!!!(笑)


明日会社の説明会行くから企業研究しようと思ったのに何したらいいかわかんない!(爽)
一応民間では第一希望なんだけど。
やる気ねえなあ私。

2008.11.21(Fri) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

疲れた……


スーツの時に履くパンプスが意外と歩きやすいことに気付く。
入学式以来だったからなあ。あの時はああいう靴履きなれてなかったからすぐ痛くなったもんですが。


最近は沈んで何をしていたかと言えば、勉強ではありませんで。
大和とルミの過去話を書いてます。できるだけ長めに書いてます。
花鳥風月の学園ネタとクロスするのでできるだけしっかり書きたい。
大和の、家に対する価値観、家族に対する価値観、恋人に対する価値観、っていうのは、大和は王道のわがままおぼっちゃんキャラなんだけど王道の思考はあんまりしてないので、そこらへんを。
大和にとって一般人であるルミと恋愛することは、明らかに終わりが見えているものだけど、悲しいんじゃなくてそれが当然なんだ、ってーな感じのをぐだぐだ書いております。
勉強もします。憲法復習始めました。マクロ捨ててミクロにしようかな! とか思ってます。いや、どっちも意味不明なんですけどね。
ルミと大和の考え方の違いとかね。ルミは知らないから怖くないけど、大和は分かるから怖くて言い出せない、みたいな中二っぽいのを考えるのが大好きです!


行政学の先生は良さそうで安心した。ちゃんと全部出たいと思います。
とか思ってると説明会で最後の回だけ出られないっていう……!!!(鬱)

2008.11.15(Sat) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

もう寝なさいよ!

いとうかなことかpigstarの新曲とか手に入れてほくほくしてます。
おかげさまでゲームするの忘れてたぜ……!
また久々にボカロを聞き始めました。「椿の花」がピンポイントで大好きなんだ。和風曲は何だって好きです。カイトとメイコの「夢みることり」とか、なんか、もう、ありがとうございました。
こういうの聞くといろいろ捗りそうです!


風哉くんもお母さん亡くしてるとか、大和と風哉くんはもうちょっと違う人間だったらまた違う方向でものすごく分かり合えてた感じがする。いや、今そうじゃないわけじゃないんだろうけど、それこそ風哉くんが女だったらとか。(逆は気持ち悪い)
大和とルミの場合は、大和にない部分を一般人のルミが補って余りある感じなんだと思うけど、境遇が似てるから分かることもたくさんあると思う。そう思うと、何で大和あんな子に育っちゃったかなあ、と残念でなりません。何でああなったんだ、誰か止めてくれたらよかったのに!
ていうかルミよりもずっと風哉くんの方がわかってる部分がある気がする、っていうのをルミ自身も思ってて、だからいろんな意味で風哉くんをそれなりに頼りにしつつも、仲良くしてる二人を見ると「ああやっぱりこいつら最低だなあ」と思っててくれたらいいと思います。妄想ですか、いえ、願望です。
だって大和みたいな生まれでああいう性格って一般人じゃ全部理解しきれるわけないじゃない。
しかし大和の性格がああいう暴君じゃなくて、至極真面目なおぼっちゃんだったらいろいろ変わってきてると思うのでそれはそれで微妙だし、何よりそんな大和に伊藤健太郎は、(略)
でもそんな大和はリアルにルミを好きになりそうだ。けど結局真面目なおぼっちゃんキャラだからどうすることもできなくて以下略か。
や、本筋だって大和動いてないから大差ないか。


ということで大和はエンジ君可愛いと思ってるよ、というお話でした。(どこら辺が)
できのいい娘がいるんだから出来のいい息子も欲しいと思ってたよ絶対。
でもって奥様同士は仲良しがいい。ルミと千咲さんとか地味に書きたいんですけど。
ルミと千咲さんと紗央は仲良さそう。あとは奈央と梓かなあ。まったりお茶してそうだよ!


散々昼寝したから眠くなかったんだけど、さすがに眠くなってきた。
バイトあるし寝るかー。髪切りにいかなきゃなあ。

2008.11.09(Sun) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

やっぱりこっちかぁああああ!!


ポチくんのキャラソンがめちゃめちゃキャラソンなので明るい曲なのに涙腺を緩ませつつ。
やっぱりこだまさんはキャラソン作るの上手いなあ。さすがです。


ロマンチカの4話を見て大分触発されまして、この二人。
結婚式挙げてないんですよ、忙しくて!!!
バイト先の社員さんができ婚とかめでたくないだろと思ってたのにやってた慎吾。(笑)
いいんだ、あの人もっと悪いから。
エゴ組の二人みたいに、4つも離れてないし追いつく追い越すの話もないし、けど野分の犬具合は慎吾に共通すると思うんだ……!!
何回も言ってる気がするけど、絶対千咲さんの方が大きい気持ちで接してると思うんだ。
何かの二次創作のサイトさんで、こいつの愛100個分の重さで、こっちの1個分に相当する、みたいの書いてあったんだけど、そんな感じ。
夫婦としては一番幸せそう。芹沢さんちみたいに家が複雑ってわけでもないし。
千咲さんは照れたりとかないから、結婚してからデレ具合が飛びぬけてるといいな。
慎吾はスタートラインにやっと立てた、ってところで千咲さんがデレるとか、千咲さんとしてはそこまで慎吾が頑張ったことでもういっぱいいっぱいになったんだろうなあ。
とか思うと千咲さん可愛いなあとか思います。あんまり書く機会ないんだけど。


達央さんのソロ曲がいい声すぎてどうしよう……。あとは羽多野のイケメン具合に動揺しています。
早く最上LOVER!聞きたいんだけど稜平とっておくぜ……!
待ってろ腹黒弟め! 成敗してくれる!!


つーことで、珍しく慎吾と千咲さん追記。
別にいかがわしいから追記というわけではない。

2008.11.07(Fri) | 未来話 | cm(0) | tb(0) |

どうしようかなあ



バトロワを書かなきゃいけないんだけど。それは分かってるんだけど。
個人的にがーっと書きたいものがふたつあって、どうしようか迷い中。

大和とルミが結婚する前、大和から別れ話切り出すってな話と、樹理のお母ちゃんがお盆に戻ってくる話とどっち書こうかなって感じ。
何故お盆に戻ってくるのかってもうそんなのいいじゃないか別に。日本だから。(何)

大和とルミも書いてて楽しいんだけどね。本編のルミは多分それはそれはカッコよく啖呵切ってくれると思うし。
樹理のお母ちゃんがケレス先生にご挨拶するような話書きたいなあってのも前々から思ってたし。

うーん。


よし、初音島行ってくる!(爽)

2008.11.06(Thu) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

そんな妄想


 とある日の放課後だった。
 鞄に教科書を詰めて帰り支度を終えてから、俺はノートを手に席を立つ。
 数学の質問をしに行くためだ。ちなみに清浦に質問してやる気はない。聞けば意外なほどわかりやすく教えてくれるのは分かっているけれど、それが癪なのだ。清浦のくせに教え方上手いなんて生意気な。だから大抵数学の質問は担任か理央先生にすることにしている。今日は多分理央先生いる日だから聞けば教えてくれるだろうと踏んで。
 教室を一足早く出ようとしていたヤマトが俺に気付いて、なあ、と声をかけた。

「職員室行くのか?」
「そ。数学の質問しに」
「じゃあ俺も行く」
「用も無いのにくっついてくんなよ」
「バレー部の顧問に用事ですー」

 ヤマトはもう部活を引退しているが、内部進学が決まっているから顔を出してちょっとした運動がてら後輩に付き合っているらしい。前主将ということもあるから、その関係で顧問に用事なのだろう。その理由なら納得できた。俺も男バスの前キャプテンとして顧問とそれなりに話したりする。まあ、うちの場合現キャプテンがちょいと頼りないってのもあるかもしれないけど。



 揃って職員室に来て、扉を開く。いつものように、失礼しまーす、と思ってもいない軽い挨拶。ヤマトが先に入り、俺がその後に続く。職員室は入って左のエリアが三年、中央が二年、右が一年の教員と分かれていて、一年の教員に混じって講師の先生の席が設けられている。
 男子バレー部の顧問は確か二年の先生だったと思う。理央先生は当然講師だからもっと向こうだ。そう思って理央先生の姿を目で探すと、俺が見ていた方ではなく三年の教員のいるエリアで手招きしている人影があり、一番奥の席にいる人物が、どうやら俺を呼んでいるらしかった。

「水城ー、ちょっと」

 アンドゥーこと安藤先生だ。空先生、夢先生、うちの担任もそうだけど、この学校は名前で呼ばれる先生が多い。その中でも、この人と清浦ほど名前で呼ぶのが似合わない先生はいないと思う。多分それは校内の生徒の共通見解だ。

「ヤマト、ちょっと行ってくっから」

 どうせ元々目的は別なのだから断りを入れる必要ないだろ、と言ってから思った。ヤマトは不思議そうな顔をして首を傾げた。

「アンドゥーにまで手ぇ出してたのかよ流風。手に負えないな」
「そんなんじゃねぇよ」

 これじゃ部分否定みたいだ。他の誰かには手ぇ出してます、みたいに聞こえる。もちろんどっちでもあるわけがない。
 ともあれ、俺は招かれるままアンドゥーの机に近づく。アンドゥーの手には見覚えのあるレポート用紙が五枚ほどあった。ああ、この前っていうか昨日添削頼んだ奴だ。もっと時間かかるかと思ってた。意外と仕事が速い。

「俺に頼むの間違ってると思う」

 俺が目の前に来るや否や、アンドゥーはそう断言した。
 添削頼んだと言っても英語の長文の作文だ。だから英語教師に頼むのは順当だろうし間違ってはいないはず。

「や、英語教師っしょアンドゥー。期待してんだって」
「んなこと言われても専門分野じゃないし。見ろこの辞書! 学生時代以来だぞこんなに引いたの! しかもわざわざ図書館で借りてきた辞書だし!」
「あー、ご苦労さまデス」
「他人事のように労うな!!」

 アンドゥーの机には厚めの洋書が一冊、付箋がたくさん貼られた状態で置いてあった。確かに、英語教師が今こんなに辞書引くことなんてないだろう、あんまり。
 自分の持ってる辞書じゃ到底書けない内容だから、俺も別の英英辞書を使っている。担任が昔使ってたようなのをちょいと借りてるんだけど。
 専門用語ばっかの内容だから、単語ひとつとっても外人だってこんな単語日常じゃ絶対使わねぇよ、ってのがたくさんある。当然、学生の俺は英英辞書だけで足りるわけないし、専門の辞書以外に英和だって死ぬほど引いた。
 赤ペンを指で器用にくるくる回しながら話していたアンドゥーは、そのペンを机に置くとふかーくため息をついた。それからじとっと俺を見る。

「ケレス先生の代役は俺じゃ荷が重い」
「あー、やっぱバレてたか」

 代役、ってわけじゃないけど。アンドゥーと理央先生が二人揃ってくれてたら話もわかるかなあとか思ってたけど、生憎昨日は理央先生いなかったし。
 そもそもうちの担任が突然休むからいけないんだ。何も言わないで休んだから何事かと思って部屋行ってみたけどいなかったし。せんせーがいれば最初からそっちに頼んだっての。

「当然。こんな専門用語だらけの長文、いくら英語できるったって日本人、しかも専門知識ない人間にはちんぷんかんぷんだって。まあ、一応頼られたからには英語教師の端くれとして添削したけど」

 ため息混じりにアンドゥーはそう言うと、俺が渡したレポート用紙とは別のコピー用紙を寄越した。B4サイズの紙の左半分は俺のレポートのコピーで、右の余白に赤ペンで添削した部分が書き込まれている。
 ……え、なんか、リアルにちょっと感動するんですけど。つーか一日でこれ全部やってくれたのかこの人。おかげさまで寝不足だ、とアンドゥーはぼやいて、こきこきと首を鳴らす。

「やっぱり受験英語感が抜け切らないよなー。まあ、それは日本のカリキュラムの問題だし、いずれ論文になる代物なら堅苦しくてもいいんだろうけど、こればっかはいろんな本読んで言い回しを自分のものにするっきゃないな」
「痛いくらい承知してマス。さんきゅ、アンドゥー。見直した」
「勝手に見損なってんなよ! 傷つくだろ!」
「あー、ごっめんごめん。株が上がったって言うんだよな、こういう時は!」
「お前絶対わざとだろ……!」
「そんなことないって! 俺理系だから語彙少なくってさ☆」

 ま、国語も一応全国模試は上の方にいるつもりだけど。
 普段教えてくれる担任のせんせーはああいう人間だから、たまに他の人に教わるとこっちに主導権来たみたいで嬉しいんだよな。いつもの人は有無を言わせませんから、ええ。

「じゃ、俺ちょっと数学の質問あるから行くわ。また頼るかも」
「次は有料な」
「うっわ、知識欲から金取ろうっての? ひっでー」

 レポートとコピー用紙をひらひらと振ってアンドゥーの席から離れる。ヤマトはまだ顧問と話している様子で、今度は机で何か作業中の理央先生に近づく。理央先生の隣の席の講師の先生は今日は休みらしく、俺はその席を陣取ることにする。 
 理央先生はノートパソコンのキーボードを軽快に叩きながら、俺に目を合わせることなく口を開いた……と思ったらそれは意外にもあくびだった。

「寝不足? 珍しい」
「久々に英文と辞書と格闘したからな」

 ……何、……それはもしや俺への苦言ですか。もしかしなくてもそうですか?

「専門家でもないのにあれ一日で仕上げたんだからもうちょっと敬えよ、先生を」
「う、」
「いいけどな。学校は勉学の場だから。頼られないよりは頼られる方がいいし」
「……なんてーか、……アンドゥーと理央先生って揃って結構オトナ?」
「今頃何言ってる」

 理央先生が笑った。
 あー、やっぱり先生は先生ってことなのか。俺がいつまでも単に生徒なのかガキなのか。
 とにもかくにも、この学校にはレベルの高い教員が揃っているらしい。ありがたいことだ、こき使わないと損だと思う。

「数学の質問か?」
「ん、教えてくれる?」
「それが終わったら、そのエセ論文を根本の理論から叩き込んでやる」
「………は!?」

 たんっ、とエンターキーを押して、先生は椅子を回してこちらを向く。それから俺の手からノートを奪うと、これなら十五分あれば終わるな、と呟いて、次にさっきアンドゥーに返却してもらったレポートを取り上げた。

「わざわざ英文の添削させてそのままなんて言わないだろ?」
「や、それはもちろん書き直すけど」
「書き直したのは責任持って安藤さんが見るだろうから、書くための骨子を根本的に叩き直す。いいな」
「……何、そんなに酷いの俺の書いた奴」
「ずっと一人の人に教わってるから考えが偏ってるんだ。心配するな、安藤さんと俺と二人がかりならケレス先生の足元くらいには及ぶだろう」

 俺のこと気にかけてくれてんのか、単にいびりたいだけなのかわかんないな……。
 けどせんせーがいない間教えてくれるってのはいろいろありがたいかもしれない。そういう言葉には遠慮なく乗っかっておく。
 あとでアンドゥー騒ぎそうだな。騒ぎつつも面倒見てくれるのがアンドゥーか。

「何、お前理央先生にまで手ぇ出してたんだ? やるねぇ、さっすが流風☆」

 ようやく顧問と話を終えたらしいヤマトがこちらに来て顔を出した。
 何か話の流れとしては俺が手出したってより出されてる感じあるけど、まあ結果は一緒か。

「今日これから理央先生と放課後の個人授業なんでv 邪魔するなら帰れよ」
「帰る帰る。帰りついでに生徒会にお前が職員室攻略始めたって情報与えてくる」
「お前毎日楽しそうだな……」
「おかげさまで☆」

 にっと笑って一通り言いたいことを言い終えたらしいヤマトは荷物を肩にかけて職員室を出て行く。変な情報あることないことリークされんのには慣れてるから特に引きとめようとも思わない。
 それよりも、せんせーがいなくてもちゃんと勉強しなくちゃな。
 そう思って俺は襟を正して、理央先生に向き直ったのだった。








2008.11.03(Mon) | 未分類 | cm(0) | tb(0) |

流風と樹理補完@BRパロ


 大事なものをいくつも失う予感がする。
 強くこの手を引いてくれる父の背に、僕は何と言葉をかけたらいいのかわからない。
 父に迷いはなかった。少しもなかった。銃弾が肩を傷つけても、それでも殺意を絶やそうとしなかった。殺す気なら殺してやる、と。死にたいのなら殺してやる、とあの時の父の背は語っていた。

「お、とう、さん、休んだ方が、」
「疲れたか?」
「僕じゃなくて! ……肩、痛そうだし」
「弾抜けてるから平気だよ」

 そうは言っても、右手で僕の手を取り、残った左腕は撃たれた右肩を押さえている。消毒とかができるわけではないし、休んでもただ痛みが増幅するだけなのかもしれない。そう思っても、歩き続けることの方が父に負担を与えるのは確かだろう。迷いがなかったとはいえ、親友を殺したのだ。今しがた例の放送がされたばかりだし。
 お父さんが平気だと言うのなら強くは言えない。握られた手を軽く握り返すと、お父さんは歩く速度を緩めて、やがて立ち止まると振り返った。

「……ありがとうな」
「? ……うん」

 何に対してのありがとうなのか。
 取り合えず休もうという意思表示であることはわかったから、僕はひとつ安心した。





 椿まで殺そうとするとは思わなかった。
 大和さんを殺すかもしれないというのは十分想定の範囲内だったけれど、椿をも手にかけようというのは僕にとっては想定外の話で、正直、信じられなかった。
 迂闊に口に出せる問題ではない。お父さんは僕の為にそうしようとしてくれたのだから。
 さっきと同じように木の幹に背を預け、デイパックの中に入っていた水のボトルを手で遊びながら、僕は沈黙した。

「……軽蔑するか?」

 しばらくの静けさのあと、先に口を開いたのはお父さんだった。しかも自分からその話題を僕に振る。僕がお父さんを否定できるはずはないのに。

「……どうして」
「お前、椿のこと好きだったんじゃないのか?」
「冗談。あれだけは無理」
「仲良かっただろ、結構」
「女子と仲良いからってすぐ恋愛に結びつけるのは浅はかだよ」
「確かにな」

 お父さんは笑った。僕が仲良かった女子って基本的に椿か黎くらいなものだから余計にそう思ってしまったのかもしれない。それとも、この場を和ませるために? 逆効果だ、椿の父親はお父さんが殺した。椿だって殺していたかもしれないのに。

「……椿なら、きっと都筑くんがどうにかしてくれる」

 都筑くんは最初の場所にはいなかったけれど、椿を傷つけるような人間は、最初に集められたあの場にはいなかったから、椿が帰れるのなら都筑くんが支えてくれるはずだ。あそこまでどうしようもないお嬢様を支えてやれるのは、どうしようもないくらい面倒見がよくて懐の深い都筑くんくらいしか考えられない。

「……樹理があそこで出てこなかったら殺してた」
「後悔してるの」
「さっきヤマトと離れた時は殺さなくてよかったと思ったけど、……今思うと殺しておけばよかったと思う。……わかるだろ、お前なら」
「…………」

 椿が最後に大和さんとどんな言葉を交わしたのかは定かでない。わからないけれど、きっと大和さんは一番最後に今まで言えなかった、一番大切な言葉を椿にあげたはずだ。
 人間の最期の言葉が持つ、逃げ出したいくらいに重い鎖のような力。縛られる、呪われる。僕もそうやって生きている。椿もきっと、大和さんの最期の言葉に一生縛られて生きるはずだ。
 それは幸せなのか。
 心を通じ合わせることなど不可能だと思っていた父親から、例えば「愛している」なんて最期に言われたら、椿はどうなるのだろう。幸せだろうか。僕ならそんなに楽観的にはなれない。自分は本当は愛されていたんだ、なんて幸せな考えには到底至れない。
 その苦しさを僕はなんとなくわかる。そしてお父さんは、もっと。
 『お父さんを恨まないで』『困らせないで』
 何度だってリフレインするその言葉。
 ずっと僕を縛ってきたもの。けどその言葉は本当に僕を縛るために吐き出されたものだったのだろうか。

「……僕じゃなくて、お父さんの方が分かるよね」

 お父さんが黙る。

「お母さんはただ、……ありがとうって言いたくて、気持ちが大きすぎて綺麗な言葉にできなかっただけで、……お父さんのこと大好きだっただけなんだな、って、今、思うよ。だって、死んだ人が生きてる人間を縛るのは、プラスの方向に気持ちが通じてたからだと思う、し」

 ただ、子供だったから。
 お母さんは子供だったから伝えられなくて、椿は子供だから受け止められなくて。

「……だから、ガキにガキ育てんのは無理だっつったんだよ」
「……けど、僕はいるよ。……お父さんが許してくれたから」
「俺もガキだったんだよ」
「なら今は?」

 夜に慣れた目で見ると、お父さんが俯いているのが分かった。


 お父さんは、僕を許してくれることでしか、伝えられなかった。


 なんて馬鹿な人たちだろう。お父さんも大和さんも。
 伝えたいくせに、受け止めて欲しいと思ってるくせに、自分から潰して回っている。お父さんが椿を殺さないで本当によかった。椿がお父さんに殺されたら、僕はきっと世界に否定されてしまう。

「……苦しいけど、縛られるから繋がっていられるような気がしないでもないから、多分椿も、死にたいとは思わないよ」


 僕がそうだから、わかる。
 

 お父さんから血の匂いがする。
 それがどんな色をしていたって僕は受け止めようと思った。軽蔑なんかしない。この人はそうやって僕と生きてきたんだろう。
 そう大真面目に言ったら大和さんは何て言うかな。あの人の軽口がほんの少し恋しくなった。




2008.11.03(Mon) | パロディ | cm(0) | tb(0) |

足が寒い。




「おはようございます、おばさま、おじさま」

 屋敷では一番最初に、大和の両親に挨拶をする。
 広すぎるという言葉では言い表せない広さを持った屋敷。でも小さい頃からよくお世話になっていたから、その二人がどの部屋にいるのかはもう分かっている。
 屋敷の広間にいる二人に、正座して挨拶をすると、二人はいつものように笑って出迎えてくれた。

「いらっしゃい。わざわざ挨拶なんてしなくていいのよ?」
「そうそう、せっかくアレに付き合ってくれているんだから、親に挨拶なんて煩わしいことは割愛しなさい、ルミちゃん」
「いえ、やっぱりお付き合いさせてもらっている以上はおじさまおばさまにご挨拶しないと。毎日のことですし」

 いろんな意味で日本を背負うような大きな家なのに、おじさまもおばさまもすごく人が良くて、ドラマの中みたいに庶民のあたしをいびったりするようなことは少しも無い。その上、大和なんかで本当にいいの? と顔を合わせるとよく言われたりするのだ。そ、それはこっちの台詞なんですけど……。

「大和さんはお部屋に?」
「今日はまだ顔を見てないから部屋だろうな」
「あの子最近部屋で朝食を取るものだから。ルミちゃんからも朝食くらい一緒にって言って頂戴」
「私が言って聞いてくれるかはわかりませんけど、言ってみますね」

 そんな会話をして、頭を下げ、広間を出る。
 二人に挨拶をするのは自発的なことだ。おじさまもおばさまも、大和よりずっといい人。あたしも大好きな二人だ。けど、ご両親には毎回挨拶しなさい、ってうちの両親がうるさいんだ本当に……!!! 苦じゃないし寧ろあたしも当然だと思ってるから毎回挨拶はするけど。
 広くて長い廊下を歩き、いくつか角を曲がって、一番奥の部屋が大和の部屋。ここもだだっ広い。廊下何回か曲がらなきゃいけないとか、そりゃあ部屋で朝食とりたくもなるだろうなあ、と思わないこともないけど、大和ってだけでちょっと腹立つから一言言ってやろうとは思う。
 襖を開ける。大和は畳の上にごろりと横になって本を読んでいた。

「あんたねぇ、おじさまとおばさまが心配してるわよ? 起きてるなら朝食くらい家族で取りなさいよ。そうじゃなくても、起きたら顔出すくらい」
「顔見たいなら向こうから来るだろうよ」
「広いんだから若者が動きなさい、若者が!!」

 襖を開けっ放しで騒ぐのは問題なので、部屋の中に入って後ろ手で襖を閉める。
 ……相変わらず汚い部屋。
 片付けようって努力のあとは見えるんだけど、どうも勝手に散らかっていくらしい。その片付けをするのはいつもあたしだ。慣れたけどね。汚いって言っても本が散乱してるだけだし。
 膝を折って、だだっ広い部屋に散乱する本を一冊ずつ片付ける。寝転がったまま文庫本を眺める大和は、あー、とやる気が微塵も感じられない声を出してから、ちらりとあたしを見た。

「……何よ」
「お前、うちの親の前で俺のこと“大和さん”って呼ぶのやめろよ、いい加減」
「仕方ないでしょ? 一応あんたおぼっちゃんだし、あたしは庶民だし、何よりもうちの親がうるさいの。形だけでもきちんとしておけって」
「寧ろそっちの方がうちとしては微妙らしいけど?」
「は?」

 大事な息子さんだろうからさん付けして呼んでるんだけど、何かそれが問題だっただろうか。大和はため息をついて立ち上がって、ぼりぼりと頭を掻きながらあたしに近づく。そして、あたしの目の前で再び畳に腰を下ろした。

「『ルミちゃん、いつもあなたのことさん付けで呼んでるの? そんなよそよそしい態度取られるようなことしてるの? お嫁さん来ないなんて嫌よ、大和』」
「……それ、おばさまが?」
「父様は後ろで頷いてた」

 ……ややこしいことだ。頭が痛くなる。
 いびられたいわけではないけど、あたしと大和では家の格が違うのは確かなことだから、どれくらいの線引きをしたらいいのかが難しい。ご両親の前でさん付けして呼ぶくらい普通かと思ってたけど、おばさまはそれさえも心配の要因らしい。

「あんたがややこしい宣言してくれるからおばさまが心配するのよ……」
「何がだよ。家は継ぐっつってんだから問題ない」
「そういう問題じゃないでしょうがっ」
「そういう問題だろ。お前、家継ぐだけのために生まれたなんて発狂モンだろうが。どうやって、誰と、生きるかくらい選択させろ」

 大和は全く悪びれもせずに、堂々とそう言う。
 大和は、あたしのことが好きだ。昔からそうだ。
 あたしはそれを嫌だと思ったことがない。選択権がなければ発狂ものだと言う大和の生きる世界で、大和自身が狂わないために選んだのがあたしだというのなら、それは何と言うか、すごく恥ずかしいけれど、すごく嬉しいことでもある。
 大和は何だって言葉にする。何だって、すぐに分かるように伝える。一番分かりやすい言葉を選ぶ。

「俺はお前以外と結婚する気はない。お前が拒むなら一生ひとりで生きる。何が悪い」

 似たような言葉はもう何度も聞かされている。あたしは慣れていても、高校の卒業式なんて節目の日にそれを息子から聞かされた親はびっくりしてしまったことだろう。
 昼ドラの中ならあたしは攻撃の対象だろうけど、おじさまおばさまにそういう気持ちはないらしい。それが大和の親らしいかな、とあたしは結構ほっとしている。
 決めの一言に黙ったあたしを見て、大和は満足そうににやりと笑った。そういうところは本当に意地悪い。人相悪い。

「何、今日は別に用もないのに親に挨拶して俺の顔見に来たって? いやあ、殊勝な心がけで。流石は未来の芹沢夫人」
「うるさいっ、まだ決まったわけじゃないでしょ!」
「うわー、芹沢の次期当主に向かって何つー言葉を。……ま、いいけど?」

 あたしの顔を見ながらくすくすと笑う大和は、……いつもながら性格悪い。
 けどその表情は、それでも別にいい、と言っているように見える。昔からそうなのだ。大和の世界は、もう決まっている。そういう生き方しかしないと決めているのだろう。
 その真っ直ぐさは一般人のあたしにはものすっごく恥ずかしいから、あたしが耐えかねて目を逸らすと、大和はもっと可笑しいものを見たように笑い出すのだった。





2008.11.02(Sun) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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