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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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おお

まだ日本人は馬鹿になってなかったんですね。よかったです。
こうなると菅もうちょい頑張れ、と思わざるを得ない。
ブラック・OZAWA・ジャパンもちょっと見たかったと思うのは私が中二病だからです。


ACUTEの設定をリバースで悶々と考える。
・高3の春に親父が死んで大和が家を継がなきゃいけなくて、高卒の確約だけもらって休学(実質退学状態)
・球技大会云々で慎吾とルミが仲良くなる
・なので流風は仲介っていうか真ん中の立ち位置
・告白イベントは臨海学校
・あとはもうなるようになれ
みたいな大まかな設定だけ考えて、真ん中はすっ飛ばしてラストだけ妄想する。
ただルミは揺れてくれるような女じゃないんだよな、っていうのが、ね!
ラストは正直慎吾の一人勝ち以外考えられないんで、流風の腹抉って殺して、ルミの首絞めて骨折って殺してエンディング、以外ないよね! 人選は慎吾よりも空がベストだけど、空じゃできないから慎吾で。慎吾だったらもう仕方ないね! 慎吾はヒーローなので何をしても私の中では正義なのが恐ろしいですな。


夏の旅行の写真をちょっとスクラップブックにまとめてます。まだ終わらないけどな。
普通スクラップブックって片面だけ使って裏は使わないと思うんだけど、それだととても1冊に収まらないから裏も使ってます。
同じ建物の写真何枚も使うわけじゃないから、両面使うと余るので共同生活中の写真もちょっと撮ってたし貼ってしまおうと思ってます。
ちゃんとした集合写真がないのはお約束です。しゃーないやんかー。
今年の夏のアルバムとしてまとめて練習したら、卒業旅行のもやるんだ! マスキングテープとかスタンプとかたくさん買ったもんね!!(何)
この部屋が綺麗になればそういう小物とかもたくさん置きたいんだけど、無理だ……。


ナントカ荘も考えるけど今のところ私は樹理のそれまでを考えるのが楽しいんだ。
ゆきたんはシーマスさんと大人ポジションとして仲良くしてたらいい!
樹理は弟から大反対されるだけで、両親はすげえあっさりしてそう。流風もローラたんからは反対されるだろうって思って切り出したのに、「樹理もそうやって大きくなるんでしょう?」とか言われて何とも言えなかったりな。しかしローラたんのことだから「けどあんまり遅くならないように帰ってきてね」とか言い出して家族全員で説得が大変そうだ。説得に結局さっちゃんも巻き込まされて、「俺はいいって言ってないんだけど!!」とか後でごねそうです。本筋だとつかめない子だったけど、こっちだとちゃんとしてるなあ。
さっちゃんはもともと流風と奈央の子供ってんで考えてた子だけど、母親の性格的に前クリチューの奈央とローラたんなら似通ってるから、ローラたんとの間でもさっちゃんはいてもいいかなとか。
すごい昔の読み返してたら前クリチューの話が出てきて、絶叫モノだったけど流風奈央の組み合わせは大好きなのでちょっと和んだ。
で、GLAYの新曲がどう聞いても流風とローラたんなんだがTAKUROすごいな。


バトロワ話は、真紘が相当酷いってことを知ればみのりは浮上せざるを得ないと思うのですが、そんな浮上の仕方したって後で病むだけだと思うんだよね。



とか言ってる間にうみねこPS3移植キタァアアアアア!!!!
ひぐらしはクソゲーwwだったけど私嫌いじゃないよ! だってフルボイスなんだもん!
原作そのままフルボイスなら言うことないです。しかも選択肢ないんだろ? ニヤニヤが止まらない……!
ルドルフVSベルフェゴールを、マジで、フルボイスで、見せてください……!!
あと音速だか光速のキリエさんを、是非。
天草もフルボイスなんだろ、エンジェとランデブーとかもうニヤニヤですよね。
出題編のみ収録みたいだけど、ちゃんと完結したら散も出るってことだろう。
出題編だけで9000円弱とか、ごめんフルボイスなら全然惜しくない。
小此木の声優成田剣に戻ってるwwww さすがゲーム版wwww
霞さんの声島本須美とかむwwwだwwwwづwwwかwwwwいwwwww
あんな顔芸キャラやんの……? ナウシカが……? 無理だろ……。許容範囲超えてんだろ……。
でも買うよそんなの。小此木ひぐらしの時よりずっとかっこいいもんね! あいつどこで一枚噛んでんだろう!
ひぐらしは発売日延期したんだっけか? 延期したのはフェイトか。
予定通りの発売なら冬コミ前ですね。どっちも予約することにします。原作ももう終わりかあ。
私どっちかっていうと散の移植版が欲しいです。ウィルの声的な意味で。あと理御の声的な意味で。
別に中井和哉にしろとは言いたいけど無茶は言わないからさ、軽い声当てるのだけはやめてほしいんだよね……。妥協点が小西なんだがどうだろうか。あ、いいな小西。小西ならいいよ私!(何)
いやいやいいけどね、伊藤健太郎とかでも、ね!(出るかもわからない続編への妄想は尽きません)
追加エピソードとかいらないよなあ。竜騎士が全部書くんでないなら追加しても意味ないと思うし。
ひぐらしみたいにクソゲーwと言われないといいなあ。グラフィック綺麗だし、音楽も原作いじってないし、それでいてあの立ち絵の差分の数ったらないですよね。平気そうだと思うけど。主題歌は原作も後半から志倉サウンドだし!
うわあ、うきうきしてきたよ! スチルとかキャプとか結構見れるってことはそれなりにできてきてるんですね。


うきうきしたまま寝ることにしよう!
久々に細かい作業したら疲れたよ!
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2010.09.15(Wed) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

魔女いるんですね

まさかあの碑文が1年前にもう解かれていようとは……。
解いた人が一番驚いてるだろうなあ。
我が名を讃えよはわかったよwwww
いろんな考察サイトとかwikiとか見て、なんとなーく分かってきた感じです。
しかし動機というのか、うみねこではホワイダニットというのか、そっちはさっぱり。
とりあえずEP2が解決できました。納得。
つまりろざさまはマリア連れて逃げるっても方向間違えたわけね。海に出ようとしたんだもんな、確か。
やり直したい気はするんだけど、やり直せるほどの時間はないっていう。


暇ではないが暇なので(何)、まあいろいろ考えるんですが。
大和の家で慎吾が勉強教わるとかいう名目で、大和と慎吾と流風に加えてルミまでくっついてきて勉強会みたいのいいと思う。頭の足りない子2人に大和と流風が教えてやればいい。そのうちルミが慎吾の解いてる問題覗いて、「……あれ? こんなのやったっけ?」とか言い出して流風先生が怒ります。
でもってしばらく勉強したら「休憩する!!」って言い出してソファーで寝てしまうとかな。
こいつら本人目の前で寝てるのに普通にボーイズトークしそうである。
しかしこいつら程度の低い話しかしそうにないwwwwww
秋臼さんとこの柔軟さと点呼どんのとこの賢さが欲しいwwwwww
休憩中に慎吾が突然、「……葉山先輩胸おっきいっすね」とか言い出して3秒後に流風が飲んでたお茶吹き出す。大和は被害者。そいで慎吾がひたすら弁明する。
「ちっ、違うんスよ!! 普段はそんなこと思わないっスけど、ホラ、夏服でもないしワイシャツ一枚だと、なんつーか、胸んとこきつそうだなっていうか!」
「違わねぇよ、まんまだろうが!!」
流風は何故か激怒するに違いない。一応遊んでるイメージで通してるくせに、自分から言い出す以外のそういうネタにはとことん弱そうだ。
ちなみにルミはそんなに胸とか大きくないしそこまでスタイルいいってわけでもないと思う。普通だから!
慎吾にそんな台詞を言わせるのがいい。慎吾が言うのがいい。


うわいかん、もう眠い眠すぎる。明日続き書くか。

2010.09.06(Mon) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

書き忘れた

うみねこの話ですが。
ウィルがジェシカに挨拶するとき跪いて手にキスしてましたがやべぇなあれ。
タっくんもああいう人でいてほしいけどちょっと遠いww
ケレスさんなら自然にしそうな気がします。ケレスさんそんなイメージだけどウィルのベクトルではない、絶対違うww
奈央がスカートの端摘んで綺麗にちゃんと挨拶とかしたら、タっくん芹沢の子だけど洋風にご挨拶するよ。すげえ眉間に皺寄せながら笑顔つくるとおもう! タっくんと奈央はやっぱり犬猿だよね!


さていろいろ吐き出すことにします。
うみねこやって思ったが、うちの空奈央ってうみねこの譲治紗音にすげえよく似てると思うんだ。
空って臆病で卑怯だと思うんだ。マイナス部分が人間味あるんだ。あとは他人のイメージに沿って自分を作ってるので器用っちゃ器用。
そう思えば思うほど、安易に空と奈央ってくっつけちゃいけないなと思うわけで。
ひぐらしとかうみねこ的に言えば、空が記憶喪失になって云々のカケラに出会える確率ってすごく低そう。
記憶喪失イベントないと奈央は空と付き合ってるのにいつか他の誰かを好きになったりするんだ。で、空は何かにめちゃめちゃ八つ当たりして、でも奈央が好きだから身を引くと。
空が悪役なのは我慢できないからです。空はマイナス面にこそ魅力がある子だよね、私にはわからないけど!
慎吾は自分の中で昇華できる。性格似てるけど、空ほど経験値が高くないからこそ自分の中でどうにか噛み砕ける。あと、当人じゃないものに当たるってこと絶対ない。リベリオンもそうだ。言いたいことは本人に言う。聞いてくれるかは別にして。


話を変える。
空には多分奈央だけなんだけど、奈央にとってはそうじゃない。
理央はなんか、うーん、微妙だな……。瑶子さんもそうじゃないと思う。
大和にはルミだけど、ルミにはそうじゃない。
タっくんには100%確実に紗央じゃなきゃダメだけど、紗央はそうじゃない。
女キャラに自由が許されてますな。女の子で確実にこの人!って決めてるのって、うーん。
個人的に椿には炎而くんだろ、と思ってる次第です。
あ、みのりに冬二くんもガチだよねwwww
(※本筋ベースなんでご近所否定ではありません)
タっくんに紗央レベルの美人会わせたらどうなるんだろう。いやどうにもならんな。
紗央と同じくらいのツンデレレベルと料理スキルないと心動かないよあの人。


ルミ逆ハーレムでコルダ状態を作る。
大和は最初に脱落するの見えてるんですが、流風と慎吾ならどっちかなあ。
流風は高校からルミと付き合ったらアメリカ行かない気がするんだよなあ。
いや私ルミが流風とくっつくルート好きなんだ結構。
学生結婚してルミ大学辞めてアメリカ来て、流風がまだ大学生のうちに子供生まれて、そこからきっと流風すごい頑張るんだ。勉強も勿論疎かにできないけど、バイトもすごい頑張るよ。院出るまでは陸さんとかに助けてもらうだろうけど、後で恩返しする。苦学生の頃の子供とか可愛くて仕方ないだろうなあ。そのうち講師やるようになって、大学で教えて、若いうちに教授の話とか出て、その頃日本に戻ればいい。このルートの流風ちょう強そう。でもバトロワになったら負けそう。大和にも負けるよ多分。
個人的に上手く持ってくのが流風で、最後に掻っ攫うのが慎吾なんですが。
流風がどんだけ上手く立ち回っても慎吾はルミなんか軽くお姫様抱っこして、「すいません先輩。こればっかりは譲れないんで」って持ってっちゃう感じがする。
バスケ部の部室でガンガン迫る慎吾とか見たいです。書きたいんじゃない、見たいんだ。



きづきの4書いてます。
大和気持ち悪い☆
いやもう眠い。寝るか。


2010.09.04(Sat) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

ゆらぎ  3


 メイド服なんてバイトでいつも着てるんだから全然恥ずかしくないです。
 ええ、だって不特定多数に見られるってところは一緒なんだから、クラスの誰よりも華麗に着こなしますですよ。
 ひらひらのスカートにひらひらのエプロン。ひらひらのカチューシャ。ええもう着けなれてますとも。
 ファンデーション塗るくらいの薄いメイクはいつもしてるけど、アイメイクとかできるのもこういうイベントの時くらいだし、この前買ったアイシャドウもこの機会に試してみたり。
 うん、あたし全然恥ずかしくないよ☆

「……いやいやいや、そんなわけないっしょ」

 女子トイレの鏡に映った自分の姿を見て即セルフツッコミ。やっぱりバイト先で着るのと学校なんて場所で着るのとじゃ雲泥の差だ。バイト先はこの着用を義務付けられてるから、嫌でも着なきゃいけないわけで、白い目で見られたとしてもいくらでも言い訳ができるわけだ。しかしなんですかこの格好は。文化祭といえど校内をこんな服で闊歩しようものなら奇異の目で見られるはず……! あ、でも着ぐるみもどっかのクラスにはいるだろうし、女装とかもいるかもしれないし? ……いやいやいや、無駄な想像はやめなさいルミ。そりゃあ可愛い子がこれ着て歩いてれば、クラスも素材生かしてるなあくらいで済むだろうけど、あたしですよ……? 

「ルミー? どーかしたぁ?」

 ひょっこりあたしの後ろから鏡に映ったのはクラスメイトの茅。すらっと高身長な茅は頭は馬鹿だけどスタイルはいいので羨ましい限り。この服もしっかり着こなしてる。
 学力はね! あたしとどんぐりの背比べ状態だし、ね!

「茅ぁ、あたしやっぱ着替えた方がいいんじゃない!?」
「はァ!? なーに言ってんの、チョー似合ってるし! ベストドレッサー賞ってカンジ?」
「茅に褒められても全然嬉しくないんだよねあたしっ」
「ちょっとぉ、ナニそれぇ! ソラせんせーも似合うって言ってたよ、お腹抱えて笑いながらー!」
「やっぱり褒められてないじゃなーいっ!!」

 褒められたいわけじゃないけど、これはもう、なんていうか、衆人監視っていうか。
 もう文化祭始まっちゃってるしお客さんも入ってるみたいだから長々こんなところにいられるわけないんだけど。

「茅はいいなあ、頭馬鹿でも可愛いもんねー」
「なんなのよう、さっきカラ!」
「あたし茅みたいに可愛くないからなあ。トイレから出るのにもHP50000くらい使わないと」

 廊下を歩く人は今はまだ校内の生徒ばっかりだけど、後三十分もすれば外部の人もたくさん入ってくる。うわぁああああ、恥ずかしい……! こんな企画提案するんじゃなかったよもう!

「茅はちょっと離れて歩いてね、スタイルとか比べられたら悲しくなるから」
「ルミは卑屈になりスギ! 普通に全然可愛いしっ、ご指名バンバンだって!!」

 離れて歩いてって言ってるのに茅はあたしにべったりくっついて教室まで歩いた。
 廊下を歩く人にちらちら見られてる気がしてなんとも居たたまれない。自意識過剰かなあ?



 正午を回る頃、うちの喫茶店はなかなか盛況のようで人の入りも多かった。あたしも微力ながらばたばた教室を駆け回る。そろそろお腹も空いてくる頃だから、クラスの子をかわりばんこで休憩に行ってもらったりしてやりくりする。実を言うとあたしは実行委員ではないので指示は普通貰う側だ。でもって、この後合唱部の練習も十分くらいだけど入ってるから、と伝えると実行委員の女子は爽やかな笑顔で「じゃあ休憩行ってきていいよー」と言ってくれた。忙しいのにごめんね、と挨拶をしてから教室を出る。
 高校見学を兼ねた中学生の集団なんかもいて、すごく懐かしい気分になる。中学の頃かあ。ここの文化祭は来たことなかったなあ。初々しい中学生に、あたしのメイド服姿なんて申し訳ないものを晒しながら廊下を歩く。階段を下りようと角を曲がったところで、どん、と誰かに正面からぶつかった。

「うあっ、すみませんっ」

 思い切りその人の肩口に鼻をぶつけ、手で鼻をさすりながら頭を下げる。
 何だか珍しい服装。浴衣? 違うなあ、これは袴だ。

「その服装で何急いで走ってんだよ」

 袴といえばA組。
 でもってこの声は。

「うわ、芹沢だっ」
「うわ、って何だよ、うわ、って」
「いやだってこんなとこでぶつかると思ってないしさあ。あ、これA組の衣装だよね!! そっかそっか、A組は上の和室貸し切ってるんだっけ」

 準備しててギリギリになってから和室の方が雰囲気出るとかでごり押しして和室借りたって噂をちらりと聞いた。さすがはA組、横暴さに定評があります。(褒め言葉です)
 芹沢も特に否定する様子はなく、そういうこと、と相槌を打ってくれた。

「で? 今から休憩か?」
「そう。一時からちょっとだけ合唱部の練習あるから、それまでにご飯食べちゃわないと。芹沢は?」
「俺も休憩」
「へえ。水城一緒じゃないんだね」
「後夜祭出るからな。あいつ完璧主義だから教室篭って練習中」
「あー、そうだ、後夜祭出るんだっけ。100%話題掻っ攫うよねー」

 気づけば自然と一緒に階段を下りていた。うん、悪くないよねたまには。あたしの服装も和装の芹沢が一緒なら多少目立たなくなるだろうし。
 一階に下りると、芹沢が「何食うんだ?」と聞いてくる。外に出れば出店がいっぱいある。ま、時間が時間だからどこも混んでるけど。

「何? 買ってきてくれるの?」
「んな事言ってねぇだろ」
「うわ、優しくない。あんな人だかりに放り投げられたら合流できなくなるよ!」
「もっともらしいこと言いやがって、面倒なだけだろ葉山」

 芹沢はちょっとだけ睨むようにあたしの顔を見る。目が合うと、芹沢が何かに気づいたみたいに「あれ」と声を漏らした。でも特別何か言われるでもなく、芹沢は仕切り直すように咳払い。

「焼きそばとかでいいのか?」
「いやもうなんでもいいんだよ。全部おいしそうだし」
「野島のクラス、出店で闇鍋出してるらしいぞ。じゃあお前それで」
「ちょい待ちー!! それはOK出す生徒会役員揃い踏みのクラスだから無法地帯なだけでしょ!? 芹沢と同じのでいいから! あたし食堂で席とって待ってる!」

 闇鍋なんて妙なもの食べられるかっていう話です。芹沢の背中をぐいぐい押して人ごみに向かわせ、あたしは食堂に入って自販機の前でどれを買おうか悩む。
 この前のお返しでカフェオレでもいいかなあと思ったけど、お昼時だしってことで無難に烏龍茶にしておいた。
 多分歩きながら食べる人が多いんだろう。食堂は普段ほど混んでいない。長テーブルの一番端を陣取って、食料調達係の帰りを待つ。

「お前なあ、もうちょっと見つけやすいところ座れよ」
「あ、ごめん。そういうの失念してた」
「人に買わせといていいご身分ですこと」
「大変感謝しております、もちろんですっ」

 芹沢が小さな袋の中から、よく見るパックに詰められた焼きそばを二つ取り出す。片方をあたしに差しだしたので、遠慮なく受け取って、買ったばかりの冷たいお茶の缶を代わりに渡した。

「おう、悪ぃな」
「これくらいは当たり前でしょ? 貢いでもらえるお姫様じゃないしね、あたし」

 文化祭の焼きそばってあれだよね、海の家効果と同じものがあると思う。
 寧ろ慣れてない人が作ってる分海の家のよりおいしくないはずなのに、イベントごとだと思うとすごくおいしそうに見えるから不思議だ。イベント恐るべし。
 あたしの目の前に芹沢が着席し、割り箸を持って手を合わせて「いただきます」の挨拶。一口食べて、うんやっぱりおいしいなあと実感する。一年生のクラスが作ったものらしい。初めての文化祭だからきっと気合い入れたんだろうなあ。
 そしてあたしは男女の差というものに驚くわけです。芹沢が体育系の部活しててこの体格だからかもしれないけど、食べ終わるのがあっという間だった。見た目通りって言えばそうだけど、ミナトはこんなんじゃなかったし、水城もそこまで早くは無さそうだと思う。

「芹沢それだけで足りるの?」
「午前中いろいろ摘んだからな」
「闇鍋も?」
「あのクラスは勇敢で馬鹿な男子連中にウケてるらしい。流風も俺も聡明だから近づいてねぇよ」
「わ、可哀想。野島くんって水城追っかけ回してる子犬みたいな子でしょ? それと、関西弁の金髪くんと芹沢って仲良いんじゃなかった?」
「あいつらとじゃれるのと自分の命となんて秤にかけられるわけねぇだろ。俺も自分の胃の方が大事なんで」

 和服姿できっぱり言い切った芹沢は、お茶の缶に口をつけた。今にもお茶のCMのオファーがきそうなくらいハマっている。 
 そういえば、芹沢ってやっぱり和服似合うなあ。お祭りの時も思ったけど、着慣れてるからか着こなしてる感がすごい。

「男子の衣装全員分芹沢が貸してるの?」
「俺の成長に合わせて呉服屋が腐るほど送ってきてたからサイズも選び放題でな。全員に着せて宣伝させてる」
「和服も目引くもんねー」
「C組ほどじゃねぇだろ。その服、よくお似合いですよ葉山さん」
「何その言い方。嫌味ー?」

 とんでもない、と芹沢は笑いながら言う。その態度のどこが「とんでもない」だっていうのか。まったく、この芹沢大和さんは変に優しかったりツンツンしてたりあたしを馬鹿にしたりと忙しい。まあ、芹沢にとってあたしなんて、――? 単に水城の知り合いで、からかいがいのある奴ってだけ……だよね多分。それにしちゃ最近出くわす機会が多いけど、知り合いになったからよく目に入るようになっただけだろうし。

「C組は人入ってんのか?」

 芹沢に問われ、はっとして頷きを返す。

「忙しいんだけどねー、サボる奴もいるからてんてこまいよ。仕方ないのかなあとは思うけどね、出し物が出し物だから苦手な奴もいるだろうし。だから一応提案しちゃったあたしは頑張らないといかんわけ!」
「んな奴ぶん殴りゃいいだろ」
「あんたと一緒にしないでよね……」

 それができても溝ができるだけだ。こっちからはちゃんと説明したんだから、あとは相手の良心に賭けるしかない。それでもダメなら、同意を得られない提案をしたあたしが頑張るのは当たり前。ま、楽しいからあたしは全然構わないんだけどね。文化祭で忙しいなんてやりがいあるしいい事じゃない。最後の文化祭なんだし、思いっきり働かないと!
 そう自己完結で納得して、割り箸を置いてお茶を飲む。目を伏せてちびちびと缶の中身を飲むあたしを、芹沢は凝視している。うん、こればっかりは自意識過剰とかじゃないよね、見られてるよねあたし。

「……何、さっきから」
「……いや、なんか、いつもと雰囲気違う気ぃすっから、何かなと思って。喫茶店いる時とも何か違うだろ」

 頬杖をついて芹沢があたしを見る。
 う、……なんか、食べづらいっていうか、なんていうか。

「べ、べつに特別なんにも変わってないよ!!」
「そうか? そんなことないと思うんだけどな」
「変わってない! いつも通りっ! 髪型だって同じだし、服だって喫茶店と大して変わってないし、メイクもちょっと目元に色入れただけで他は変えてないし!」
「目元?」

 芹沢の目がよりじっとあたしの目を見ている。わ、あ、目合ってるよ、目ぇ合ってるー!!!! 緊張する……!!

「あー、そうか。それでか。目だな、目」
「へ? 目なの?」
「よく見りゃそうだな。あー、すっきりした」

 疑問が解消してよかったよかった。あたしはまだちょっと緊張してる。あんなにじっと目見られることなんて普段ないもん、しかも相手芹沢だしっ、緊張するのなんて当たり前じゃん、変じゃないよ。
 芹沢がまだあたしを見るので、あたしは焼きそばを食べ進めることができない。

「め、メイクとか許されるのってこういう時くらいじゃない! イベントだし! 仮装だし!」
「何だよいきなり。誰も聞いてねぇよ」
「先手を打ってんのー!」
「は? 何の」

 何のとは恐れ入ります、芹沢が今おそらく思ってることに決まってるじゃない!

「背伸びして慣れないことしてんじゃねーよとかっ」
「慣れてるとかそうじゃないとかは知らないけど、落とした方がいいとは思った」
「ほら! もうっ、いいじゃない別に、今日だけ許してもらえるんだし、試したかっただけなの!」
「別に似合わないっつってんじゃねぇよ。普段より色気あるから不味いだろ」

 ……ん?

「ご、ごめん、今聞き取れなかった」
「二回も言うかってんだよ、馬鹿」

 拗ねてるみたいに芹沢が言うから、あたしの顔は一気に真っ赤になった。い、意味分かんない!!!! このタイミングでその発言意味不明だからほんと!!!
 な、なんなの!? 芹沢ってなんなの!? あたしのこと馬鹿にしてるの!? そう思わないと心臓に悪くて困るよ本当に!!
 芹沢はどこか呆れたようにお茶を飲み干し、立ち上がった。

「一時から練習なんだろ、早く食わねぇと遅れるぞ」
「あ、う、うん」
「俺流風の様子見に行くから先に出る。お茶ごちそーさん」
「あ、あたしこそ、ごちそうさまです」

 和服姿の背が小さくなっていくのを見送る。もしかしたら、自分がいるとあたしが食べられないからって気を利かせたのかもしれない。
 もう、なんていうか、そういう問題じゃないよね。あいつ言葉選ばなすぎだよね。正直すぎっていうか、……いやいやいやいやいや、正直でも困るでしょあんな発言。
 なんていったらいいかなんてわかんないよ、そんなの。
 変にドキドキしてしまって喉を通りづらくなった焼きそばを無理矢理押し込んで、お茶も飲み干す。時計を見ると一時になる十分前。気持ちを切り替えるようにぴしゃりと両手で頬を叩いて、リハーサル場所であるホールへと向かった。




 練習を終えて急いで教室に戻ると、何だかがやがやと騒がしい。
 入り口に溜まっていた人を掻き分けて中に入ると、部屋の中央に一際背の高い黒い影が見える。そいつはうちのクラスの男用の制服を纏っていて、それで、優しい声色で「おかえりなさいませ、お嬢様」なんて言ってる。さっき拗ねた表情を見せたあの男と、同一人物なんてとても思えない。

「ルミちゃんっ」

 実行委員の女子があたしに駆け寄って、少しだけ嬉しそうに事の顛末を説明する。

「二十分くらい前に芹沢くんが来てね、人手足りてないなら手伝うって言ってくれたの! 男子って裏方はいるけど給仕係は全然いないじゃない? それで、一番サイズ大きい服着てもらったらぴったりだったから!」
「で、でも何で芹沢がいきなりっ」
「え? だってルミちゃんが約束とりつけたんでしょ?」
「ううん、そんな約束してないよ?」

 おかしいなあ、と彼女は首を傾げて、コーヒーのカップを運ぶ芹沢を見つめた。

「芹沢くんが言ったんだよ、“葉山が手伝えって言ってたから来た”って」
「そんなことあたし言って、」

 ……あれ、言った?
 でもあんなのただの冗談じゃない。
 夜の帰り道に付き合ってくれた芹沢に、言った、かもしれない。

『実行委員が稼ぎ頭なんて羨ましい。芹沢、あんた文系なんだからいっそうちのクラスで働いてよー!!』
『本気で言ってんなら考えといてやるよ』

 あんなの、ただの冗談だよ? 真に受けなくていいのに。
 芹沢は、変なとこよく覚えてるし、変なとこ気にするなあ、って思ってた。思ってたよ。着眼点おかしいなコイツ、って思ってた。
 けど多分、そうじゃないよね。着眼点がおかしいんじゃなくて、多分、あたしだから覚えてて、あたしだから気づいたんだ。
 ――あたしが知覚してるよりずっとずっとあたしはこの人に見られてるんだ。
 そう思うとまた心臓がどくどく早鐘を打ち始める。
 ふと視線を上げたちょうどその時に芹沢がこちらを見る。あたしを見つける。

「はーたーらーけ」
「は、はいっ」

 駆け寄って近づくと、やっぱり芹沢は呆れたみたいに笑う。
 ――芹沢は水城のこと気にしてたけど、あたしからすれば当然全く違う二人だ。
 芹沢の方が、なんていうんだろう、すぐに手を握れそうな気がする。そこにいる、って感じがする。
 だから嫌じゃない、かな。なんて思ったり。
 ……絶対顔赤いよ今あたし。変に思われなきゃいいけど。



2010.09.03(Fri) | きづき/ゆらぎ | cm(0) | tb(0) |

ウィルとかイケメンすぎだろ……

うみねこEP7読了。
なので一応畳んでおきます。



そいでルミ視点書いてくるー。


2010.09.03(Fri) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

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