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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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ダンガンロンパ

買いました。結構面白い!!
2章まで進めましたが、2章かなり好みだった。1章のときよりも筋通ってるし、普通にいい話だった。
このクラス普通の学園モノでぜひ見たいんだが。兄弟+占い師でバカトリオやってほしいwwww
しかし2章……。なんとかならんかったのか……。千尋たん可愛いよ千尋たん。
櫻井のキャラが超雑魚キャラで吹いたwwww 音楽wwwとかwwww
あとさくらちゃんね、さくらちゃん。出オチwwwww しかしCVがくじらなだけある、味ありすぎ。
腐川ちゃん→十神がモロに一方通行。私、十神とセレスたんがちょっと大人っぽい関係だったらにやっとするのに。十神いいよな……。石田声のこういうキャラいいよな……。見た目ほとんどマジアカのセリオスだけどな……。理央はきっとこういう声なんだなと思って聞くことにしました。理央あんなに高圧的じゃないけどな。
あれですよ、緒方恵美と石田の掛け合いって、いつ歌がどうのこうのといいだすか分からなくてひやひやしますね。
緒方声の苗木くんはほとんどどこぞの探偵学園の人でした。


さて、そろそろ寝ます。一日中ゲームしてしまった。


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2010.11.27(Sat) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

煮詰まる

そして袋小路。眠いです。


なんか聖櫃戦争の続きをふと書きたくなったりするんだけど、いったいどこから書いたら今までのにつながるんだろう、と首を傾げる。強気な大和が見れるのって聖櫃戦争だけなんですよね。IFストーリーは腐るほど思いつくんだけどなあ。
タっくんが大和追い詰めて芹沢の当主の座を奪って居座って的な話もちょっとだけ書いてました。見たいのはタっくんでも大和でもなく、芹沢家で育てられた真紘です。どう歪むんだろうあの子。


上野行こうと思ってたけど起きたら12時だったから当然やめたwww 金曜には行かねば!
ということで暇だったので大学生エンドゥーと綾奈ちゃんとかをいろいろ考えてみる。

・嵐はコンタクトにして性格半々が混在してる感じ
・一人称が「俺」、綾奈ちゃんは「アヤちゃん」、自信ありげだけど物腰はやわらかい(意味不明)
・死ぬほど鈍感なのは高校から変わらない
・嵐は宇宙科学系の学部進んで、綾奈ちゃんは色々感化されて文学部で神話とかやってたらいい。ツキ高は万能だからそういう学部まであるって信じてる。
・付き合ってるとかそういうのはない。
・でも普段いつも一緒にいるから綾奈ちゃんはそれなりに期待してるんだけど、相手が相手なので何の進展もない。
・綾奈ちゃんが一人暮らし始めるんだけど、いつも天体観測するポイントに近いからってよく泊まりに来るとか。
・夏とか冬とか遠出して天体観測に出かけるとか。
・お金節約するためにツイン一部屋で泊まるとか。
・でも何も無い。
・綾奈ちゃんもいい加減諦めて彼氏作ろうとか思うんだけど、それは嵐としてはやはり不愉快らしい。
・コンタクト外すとアラシ、眼鏡かけるとランになる。
・嵐は教育実習行ってもいいかもしれない。地学と物理が専門。
・夢はまだ名前のついてない星を見つけて、自分の名前をつけること。


みたいな感じで、でもエンドゥーとか綾奈ちゃんって他キャラとの絡みがほぼなかったからどうしたらいいのかわからない。ただのラブコメ……有効です。


そしてもう寝ます。眠い。

2010.11.17(Wed) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

ハイパーニヤニヤタイム
う、動く黒スケきたぁあああああああああ!!!!
やべえ、アキラとか作画酷すぎるのに黒スケ気合い入りすぎてて笑うwwww あとゆかりちゃん可愛い。
黒執事はあんなに綺麗だったのにさあ、同じ枠なのにどうしてこうもクオリティが違うかね……。
ヴァンパイアバンドもこんなに酷くなかっただろ……。
脚本も脈絡ないしな。ゲームやってりゃわかるけど、初心者に優しくなさすぎ。
まあいいや黒スケ見れたし!!
猛が殺されるシーンはもはや北斗の拳だなと思ったのは私だけではないはず。


オリジナルの設定だけ考えてニヤニヤしてます。殺人犯に対する刑をどうのこうのって昔に考えた気がするんだけど、その時は政府とか現代的なものじゃなくて死神使おうかと思ってたんだな、懐かしい。
キャラだけ作って放置多いな最近。書きかけのだけでも書いちゃいたいんだがなかなか進まない。
それにしても最近琴也と織夏が書きたくてですね……! 何の迷いも無くバカップル書けるってすばらしいねとか思ってます。琴也と織夏は完璧にシンデレラだと思うんだ。ディズニーのきらきらしたやつね。
タっくんと紗央は七夕っぽいかなとか。
真紘と水希ちゃんはラプンツェルだったらテンションあがる、と思っていろいろ突き詰めて考えたらよくわかんないけど風哉くんが魔王ポジションになりそうだったので私の想像力って貧困だなと爽やかな気持ちになりました。
水希ちゃんが旅人を塔に引き入れて、炎而くんが殺して、お父様に献上みたいな。真紘とかどうでもいいからその設定だけ誰かアニメにしてください。



よし、そろそろ寝るぞ。

2010.11.13(Sat) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

ふおおおお!!
ヴァルキュリア3、買うの見送ろうと思ってたのに山寺出ると聞いて買わざるをえないと思いました。
なんなのほんと……。早く言えよ……。
しかも苗字が見当たらないってことはダルクス人なんですかね。にやにやします!


まず私は2クリアせねば……。今頃運命のPSP花札やってる場合ではない。

2010.11.11(Thu) | 未分類 | cm(0) | tb(0) |

衣替え談義




「はよーっす!!!」

 いつものことだが琴が朝からハイテンションで教室に入ってくる。こいつの寝起きの良さは半端じゃない。ガキの頃から互いの家に泊まることがよくあった俺はそのことをよく知っている。つーか琴がテンション低いことってほぼないからな。
 それにしたって今日は上機嫌だ。なんでそんなことがわかるかと言うと、目に見えてニヤニヤしながら、しかも半分スキップ状態で自分の席(俺のすぐ後ろだ)にやってきたから。

「真紘っ、おはー!!」
「うるせぇよ、おはよ」
「織夏もおはよう!」

 ついでに琴は俺の隣の席の塩見にもテンション高く挨拶をする。塩見も塩見でいつも通り、一度びくりと肩を震わせてから小さく「おはよう鈴城くん」と返す。

「いっやあお二方! 寒いねえここ最近」
「そうか?」
「真紘クンの皮膚はゾウさんの皮膚だから寒暖の差がわからないんですね、わかります」
「お前別に朝早く登校してるわけでもないだろ。何寒がってんだよ」
「いいじゃない! 帰る時は寒いんだもの!!」

 そいで逐一オネエ言葉を挟む。
 そりゃあまあ遊んで帰ってるんだから帰る頃には真っ暗だし寒いんだろう。……あ、そういやこいつ。

「鈴城くん、今日からコートなんだね」

 俺が言う前に塩見はちゃんと気づいていたようだ。塩見の指摘が琴としては嬉しいものだったようで、「あ、気づいちゃったぁ?」と体をくねくねさせている。大変気持ち悪い。

「俺はさあ、思うわけよ」

 まだコートを脱ごうとしない琴は荷物を机に置き、わざわざ俺の目の前の席まで来てそこに腰掛ける。俺は別に何も気にしちゃいないが、塩見は少し体勢を整えたようだった。

「夏服への衣替えの時期と、冬服っつーかコート着込む時期って、モテるチャンスなんじゃないかって」

 ……俺はともかく、だ。こんなことを大真面目に言い切る男に惚れているらしい塩見は今どんな顔をしているのか、気になって横目でちらりと塩見を見やる。
 想像通りぽかんとした表情をしている。けれどそれも一瞬で、すぐに神妙な表情へと変わった。おそらく、琴の言ったことを噛み砕いて自分の中で理解しようと必死なんだろう。悪いな塩見、お前が思ってるほどこいつは何か考えて発言したりしないぞ。

「……お前、塩見が呆れてんだろ。戯言言うのは俺の前だけにしろよ」
「さっ、桜井くんっ、あの、私別に、呆れてたりとかはっ」
「うわ、何お前ら、真理を突いた俺の発言を下らないとか思うわけ!? ちょ、お前ら俺を馬鹿だと思ってんだろ!」
「少なくとも俺は」
「ふ、俺の高貴な思想に真紘如きがたどり着けるとは最初から思っちゃいなかったけどな」
「あー、さいですか。そりゃよかった、同類扱いされなくて」

 塩見を巻き込んで俺と一緒くたにしてしまうと、それはそれで塩見が可哀想なのでこういう時は自分だけの話にした方がいい。塩見はおろおろしながら俺たちの間にどう入るべきか考えているようだし。

「だからさあ! うちの学校私立で夏服もコートも金かかっててデザインもなんかそれなりじゃん! 中学ん時みたいに、ワイシャツが半袖になっただけー、ってんじゃないじゃん! だからこう、衣替えの時期はプチモテ期、みたいな」
「へー、そーなんスかー」
「気のない返事しやがって……!」

 だんだんっ、と悔しそうに琴は俺の机を叩く。机に馬鹿がうつったらどうしてくれるんだ、と言うと、ええいうつっちまえ!!とか言い出すので、こいつの馬鹿は無機物に伝染するらしいことがわかった。

「で、でも、」

 でも、という切り出し方で、塩見がおずおずと口を開く。本当に小さい声で俺も聞き逃しそうだったけど、そういうの、割と琴はちゃんと聞こえていたりする。

「わたし、わかるよ、……鈴城くんが言うこと」

 塩見の目はちゃんと琴を見ていて、塩見のことだからきっと、琴が教室に入った時、自分が声をかけられる前から琴がコート着てることに気づいてたに違いない。俺にはわからない、本当にどうだっていいことでも、塩見は見ている。ほんの少し髪型が変わったこととか、体調悪そうな時とか、気づいてるけど自分からはなかなか声をかけられないらしい。そんな細かいとこまで気にしなくたって、と俺は思ってしまうレベルだ。

「ほら、織夏はわかってくれるってさー! それでさっ、この理論は女子にももちろん適用されると思うわけよ! 制服でも私服でも女の子の厚着って俺好きなわけ! 制服なんか特にそーなんだけど、こういうさ、セーターの先からちょっとだけ指先出す感じ!」

 嬉々として目を光らせながら塩見の手を指差してみせる。指定の白いセーターの袖、その先から少しだけ指が覗いて見える。

「うん、やっぱ可愛いわコレ。織夏だからかなー、いつもより余計可愛く見える」

 ぼっ、と音がしそうな勢いで塩見が顔を赤くする。琴はこれを深く意識しないでやってるから、すごいっつーのか、何つったらいいのか。無意識なんだから塩見もここは怒っていいところだと思うんだが、毎回律儀に照れてくれるんだから、ほんとしょうもねぇ二人だ。
 顔を真っ赤にした塩見を見て、琴はたははと笑う。

「俺としたことが……。つい天性の才能で口説いてしまうところだったぜ」
「お前ちょっと黙ってろよ……」
「真紘さんがどんなに言おうと、織夏は恋する乙女だから俺の心情を察してしまうのさ……。な、織夏?」

 赤面したままの塩見はぱたぱたと顔の前で激しく手を振って、がたんと音を立てて立ち上がった。

「わ、わわっ、わたしっ、学級日誌と出席簿っ、と、とってくるねっ」
「お、ちょっ、織夏、それ今日俺の当番だし!」
「い、いいよ! 用事が出席簿で日誌と私が委員だからっ、職員室は鈴城くんでゆっくりしてて!!」
「へ!?」

 慌てているのは十分伝わるのだがそれにしたって並べ替えてもまともな日本語にはなりそうにない言葉を残し、小柄な塩見は一目散に教室を出て行った。俺と、まだコートを脱いでいない琴がぼんやり呆けながら塩見が走っていった方向を見つめる。つーか、それ以外に何ができよう。

「あ」

 琴が何か思い出したように声を上げる。なんだよ、と声をかけると、琴はまた、たははと笑った。

「いやあ、厚着確かに可愛くて好きなんだけどさあ、脱がしづらいのがアレだよなあってのを思い出して。夏は夏で適度に露出してくれる子が増えるんでそれまた眼福だってのも言い忘れた」
「………はあ」

 ホント、絶妙にタイミング読んでるよなこいつ。これが無意識なんだから恐ろしい。言い忘れて大正解だ。

「どーだっていいけどさ、そーゆーの、他の女子はともかく、塩見の前で言うんじゃねぇぞ」
「は? 織夏は俺の良き理解者だからだなあ、」
「塩見みたいのは貴重なんだからお前の毒素で汚すんじゃねぇよ」
「何よ人をばい菌みたいに!」
「似たようなモンだろうが!」

 琴はその後「モテ期を逃したくない」とチャイムが鳴るまでコートを脱がず、塩見はそのチャイムが鳴るまで戻ってこなかった。 




2010.11.10(Wed) | 未来話 | cm(0) | tb(0) |

きたきたきたぁああああ

貴志さんの「新世界より」買ってきました。密林の評価高いwwww
明日からはまずルリボシカミキリ読みます。理系ではないが文章が上手いと評判なので、ていうか最初だけ読んだけどなかなか面白かったし。


咎狗見てました。先週先々週と仕事で千葉だとか錦糸町だとか行かなきゃいけなかったんで、金曜夜更かしできなかった。明日は1時出勤なんで問題なし!
来週からケイスケのターンですね……!!!!!! アキラとの口論シーン見ながらにやにやが止まらない私。
「お前見てるとイライラする……!」を聞いて思わず声をあげて喜ぶ私。
豹変ケイスケ楽しみですにやにやします!! ほんともうあの子理想の慎吾(リベリオン版)だよ……。
動く黒スケが見られるなんて感動です。しかし何であのアニメはアキラだけが残念なんだろう。
リンはリンルートにさえ入らなければいつも可愛くていいポジションのキャラだと思うんだけどなあ。


さてそろそろ寝ますか。

2010.11.06(Sat) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

何度聞いても

この前あまりにも暇だったんで、ニコ動でエルシャダイ検索して再生数順にいろいろ見てたんだが、笑点のテーマとおジャ魔女で吹いた。「あいつはダメノック」と「神は明日から小遊三」で耐え切れずにいつも吹く。
ワールズエンド・エルシャダイのPV版もすごくいいと思う! なんてスタイリッシュな爪楊枝wwwww


さて、お昼休みにちまちま読んでた「悪の教典」なんですが、あともうちょいで上巻読み終わるなあと思ったんで持ち帰って読んだところ、気がついたら下巻まで全部読み終えてました。下巻はなるほどほぼバトロワでした。
上巻もさ、ページめくるごとにナチュラルに人が死んでるもんだからいっそ爽やかな気持ちになります。主人公すげえなここまでくると。
てっきり美彌ちゃんにガキでもできてるエンドかと思ったんですが、そこまで絶望的にはしなかったんですね。
いやあ本当にただえげつない話だった。
タデはもうちょっとがんばると思ってたのになあ……。意外とあっさり。タデと怜花が助かる感じかな、と思ってたんですが。
これ映画化でもいいけど、HOTDみたいにアニメ化してもいいと思うんだ。その場合ハスミンの声はぜひ三木眞一郎にお願いしたい。あの声でハスミンやったらもう、本気で、私テレビにイヤホン繋げると思うよ。
AEDのシーンは読み返すとしんみりします。初見であのシーン読んだ時、「うわもうマジでえげつねえコイツ……」と思ったものです。でも三木眞なら許す。
読むものがなくなったので、読みたかった「ルリボシカミキリの青」を明日買いに行こうかと思います。あと貴志さんの一個前の作品。アマゾンの評価見たらえらい高評価だったから、ブックオフでも見に行く。
上野に行くのは来週かな!


うみねこをやり直したいなあと思ってますがそこまでの時間がない。
EP7だけでもやり直したい。あー、でもヱリカ出てくるところもやりたいんだよなあ。
次で終わっちゃうんだなあと思うとちょっと寂しい。まあCS盤買うけどさ。散も出してくれないと困るよ……。ドラちゃんとウィルと理御の声的な意味で……。ドラちゃん誰になるんだろう。ひぐらしキャストもっと使うのかなあ。ウィルの声大川透とかだったら吹き出すしかないんだが……。かといって日野とかになったら発狂する自信があるんだが、全国のお姉さま方はどう思ってらっしゃるんだろうか。


とか考えつつ、もう眠いので寝ようと思います。
神のみぞ知るセカイのOPは神がかってると思う。すごい。

2010.11.05(Fri) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

世界の果てと柔らかな永遠  1



「お嬢様! 朝食のお時間ですよ、起きて下さい」

 ――懐かしい感触。ふかふかで無駄に広いベッド。薄く目を開くと、シルクの光沢が真っ先に目に入る。
 自分の長い髪がシーツの上に散っているのも見える。ああ、懐かしい。ここは、高校時代まであたしが住んでいた家。実家だ。

「お嬢様!!」

 それが分かれば声も聞きなれたもので、あたしの身の回りの世話をしてくれている家政婦さんのものだとわかった。その声も何年聞いてないかしら?
 上体を起こすとぱさりと黒い髪が一房胸に向かって落ちる。ああ懐かしい、寝るときにいつも着ていたネグリジェだ。寝ぼけ眼で家政婦さんを見れば、よく知ったイライラ顔であたしを見た後、レースのカーテンを一気に開ける。朝の日差しが眩しい。少し冷え込んでいる秋の朝の空気に、両腕を摩った。

「何をしてらっしゃるんですか、紗央お嬢様。お父様とお母様が食堂でお待ちですよ」
「う、ん……? ……だって、パパとママは、仕事でフランスに……」
「まあ、寝ぼけてないで顔を洗ってらっしゃい! お父様もお母様も、先月こちらにお戻りになったでしょう?」
「……ふえ?」

 パパとママが、家に戻ってくる? だってずっとフランスで仕事してたのに。
 ううん、そもそもなんであたし実家にいるわけ? 今日も朝から仕事があるのに――。

「ッ!!」

 一気に頭が目覚めて、部屋をぐるりと見回す。
 いつもの部屋じゃない。実家の部屋だ。大きい机には、あたしが家を出るときにすべて捨てたはずの教科書の類がまだ置いてあって、ドアの前のコートハンガーには、制服が一式、かかっている。
 長袖しか着たことがない、高校時代の制服。

(――ああ)

 今のあたしは、高校生なんだ。




「おはよう、パパ、ママ」

 緩い螺旋の階段を下りると、懐かしい両親の顔があった。パパの顔は相変わらず理央奈央のパパの顔にそっくり。ママはハーフで、あたしと同じ青い瞳をしている。二人とも朝食を終えたらしく、食後のコーヒーを楽しんでいるところだった。食卓の定位置だった場所に腰掛けると、程なくしてオレンジジュースとサラダ、コーンスープが運ばれてきた。いつもはこの後卵料理が運ばれてくる。そんなにお腹が空いていなかったあたしは、「卵はいいから」と次のプレートを辞退してフォークでサラダをつつき始める。あたしの言葉に、む、とパパが顔をしかめたのがわかった。

「朝はちゃんと食べないと駄目だろう、紗央」
「お腹空いてないんだもの、いいの」
「駄目よ紗央ちゃん、男性の前でお腹が鳴ったら恥ずかしいでしょう? しっかり食べなさい」

 男性?
 ピンポイントなママの言葉に、あたしはトマトをぷつりと刺しながら首を傾げる。

「男性って? パパのこと?」
「紗央ちゃんったら、今日のために私たちが帰ってきたこと忘れちゃったの?」

 心底可笑しそうにママは笑って、パパを目を合わせてもう一度笑った。
 何のことだかさっぱり分かってないあたしの前に、ゴーサインが出されたからかオムレツが運ばれてきた。一応配慮はされているようで、普段より少し小さめのオムレツ。これくらいなら食べられそうだった。
 ……今日のためにパパとママが帰国した? となると、何か大きな発表会だろうか? 帰ってくるのなんてそれくらいしか考えられない。けど、あたしにも関係があることって?

「ねえママ、今日って何があるんだっけ? あたしど忘れしちゃって」
「そんなこと言ってたら先方に怒られてしまうぞ」
「そうよ紗央ちゃん。これからめいっぱいおめかしするんだから、ちゃんと気合い入れなきゃね」

 だから何に対して? あたしがおめかしするって、

「前から言ってあっただろう? 今日は見合いをしてもらう、と」

 ――お、見合い?
 パパとママは至って上機嫌で、いい縁談だってのがよくわかる。でもあたしは高校の頃にお見合いなんてした覚えはないし、結婚なんてしないで就職したし!

(――まあ、でも)

 あたしの知らないあたしの未来を見るのも、悪くないかもしれない。
 だってあたしはつまり本編を知っているわけなんだから、これは夢ということで間違いないの。
 温かいコーンスープを啜って、他人事みたいにそんなことを思った。



2010.11.03(Wed) | Title | cm(0) | tb(0) |

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