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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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ひととおり

トキヤの大恋愛エンドと恋愛エンドを見たのでおおむね満足しました。
でもSSディスク買っちゃったのでレンと翔ちゃんもやらないと……。ってことは全員やらなきゃいかんってことですよね……。レンは最後までなかなかデレてくれないという噂を聞いたので気になってます。
まあ、でも私の推しメンは一之瀬トキヤなんでもうあんまり関係ないですな。真斗の大恋愛も見ないと。





私乙女ゲーでこんなにテンションだだ上がりしたの初めてです。ビタXで先生攻略してたときもここまでじゃなかったし、DCGSも大したことなかったし。
いやもう本当にトキヤ頑張ってほしいなと思いながらゲームしてました。かっこいいなとは思わなかったけど、可哀想だから頑張ってほしいなとは思ってた。
そいで、ゲームのトキヤはAクラス落ちしないので、割とぼっちではない。レンも翔ちゃんも何かと気にしてくれるし、音也もなんだかんだで絡んでくるし。そもそも春ちゃんがSクラスだしな。
アイデンティティの危機と隣り合わせの状態で毎日を生きてて、HAYATOと自分のはざまでもがいて、なんとか自分を手に入れたくて、春ちゃんと一緒に音楽やってるときはトキヤでいられるっていうのがわかって、でも春ちゃんはHAYATOファンで、って、いう……!
トキヤの、HAYATOへの嫉妬心ってのはすごいと思うんだ。それでもちょいちょいHAYATOとして春ちゃんの前に現れるっていうのは、相当の葛藤があったんじゃなかろうかとか。
1月あたりのギリギリでパートナー継続してる状態は、なんかもう、何このふたり早くけっこんすればいいのに、とか思いながら見てました。
春ちゃんに冷たくあたって無理させてたのお前なのに微妙に逆ギレしてるところに笑う。でも倒れそうな春ちゃんに気付けたあたりのくだり、あの辺のトキヤ聞いてて宮野上手いなあと心底思った。スチルも立ち絵もなくても声にすげえ感情が乗ってるのがわかる。宮野上手いんだなやっぱ。
そしてオーディションソングからSS新曲への進化。「ついてくればいいんだ!」から「お姫様 ねえ Shall we dance?」は進化しすぎだと思う。
エンディングは目も当てられないほどデレているので、こいつらもう結婚すりゃいいのにと(ry
トキヤがたまにハヤトやって春ちゃん照れさせればいいと思うんだよね。ていうかやってると思うんだよね。
トキヤが純情少年である線を否定したくない私がいるので、なんだかんだ偉そうなこといいつつキスから先に行かないトキ春おいしいです。
「苛められたいんですか?」だの「添い寝以上のことも望んでいます」だの言ってるが、トキヤ氏にそんなこと軽々やってほしくない。そういうのは音也さんに任せればいいんです。
部屋が隣同士で、たまにお泊りって言ってもトキヤ仕事で毎日ちょう疲れてるから、結局添い寝っていうか一緒に寝るだけになってそう。朝になってからトキヤすげえ後悔するけど春ちゃんの寝顔見てたりとか、いつも一之瀬さんって呼ばれるのに寝言で「トキヤくん」とか言ってるの聞いて、まあいっか追々ってことで、って満足してそう。
何事も完璧を求めるトキヤだから、ノリとか勢いとかないと思うの。二日間くらいスケジュール空けておいて、完璧なデートプランを組むと思うの。その辺が見たいです。そんなトキヤどっかに落ちてないですか。


トキヤルートの音也が悪役すぎるwwwwwwwww
学園祭のくだりはもっとトキヤ嫉妬するかと思ったけどそうでもないのな。音也はもっとアプローチかけてもよかった。
トキヤの歌をうたってしまう音也www 止めねえ春ちゃんwwwww 大ショック受けるトキヤwwwww
春ちゃんの歌にしかトキヤとしての居場所を見出せないんだから、ショックすぎるくらいショックだったろうな。よりにもよって一番羨ましい音也に歌われたとか、何を思って春ちゃんが音也の歌を聴いてたんだろうとか、そもそもどうして歌わせたんだろうとか、本当はやっぱりあの曲音也に歌ってほしかったんじゃ、とか、ぐちゃぐちゃになるくらいたくさんいろんなことを考えたんだろう。そんなトキヤは可愛いと思います。
春ちゃんとか音楽に対しての独占欲がトキヤのアイデンティティを守ってるんだなとか。
やっぱ春ちゃんはお姫様以外のなんでもないなとか思いました。
そいで、やっぱり春ちゃんの王子様はトキヤなんだな!!!!



<結論>

・エロいトキヤは認めない


・ジャスコちょういい奴。




以上。明日ジャスコやります。はやくSSディスクやらせてくれ……!
もうAAも買うからいいよ、音也は野生の琴也だったよ……!
寝る!

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2011.08.26(Fri) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |



うたプリRepeatを始めました。
音也大恋愛エンドと真斗恋愛エンドを見たのですが、トキヤはまだか。
気が付いたらCD8枚買ってたよ! SSディスクも買ったよ! 本編終わってねえのにファンディスクとかwww
音ゲーパートが結構楽しい。キャラソンはハズレがないので聞いてて飽きないし。




音也と春たんが琴也と織夏な件……!!!!
さっきまで全然気づいてなかったけどそうだよ琴也こんなんだよ……!
織夏だったら琴也相手ならなんでもかっこいいとか言っちゃうよ……! とか思った。
琴也だと思うと多少白いキャラという目線で見れるんだけど、音也単体で考えるとどうしても真っ黒な子に見える。
音也とトキヤすげえ好きなんで、CDおいしいですありがとうございます。
BL展開はどうでもいいです。音也とトキヤが春歌と一緒にいってほんわりしてればいいです。奴らの場合多分取り合いじゃないの。こいつは俺のものって何の根拠もなく少しのよどみもなく言い切れる自信があるからお互い干渉しないんだと思う。
タラシの音也と、初心なトキヤとか、ほんと、おいしいです……。
一丁前に独占欲はあるんだけど、一緒にいられればそれでいい的な若干乙女思考なトキヤさんであればいいかなとか思ってます。トキヤルートやってないから何とも言えんが。


たまにHAYATOになるとか、おいしすぎだろ、どうしてくれるおはやっほー……。
HAYATOなら音也にも勝てる気がするんだが、どうだろう。


うたプリを嘲笑してた頃の私を返して!!
乙女ゲーやってるときとかアニメ見てるときの、主人公をルミに変換したい欲は異常……。
流風、大和、慎吾、風哉君の勉強会にルミが混じる話書いてます。奈央とか紗央が可愛がられるのはくすぐったいが、ルミは割とうちの男キャラには(……こいつ可愛いなあ)とか思われてていいと思ってるので、楽しい。


取りあえずもう寝る。明日8時起きなのに何やってるの……。

2011.08.23(Tue) | 未分類 | cm(0) | tb(0) |

書きたいのはやまやまだが

シフト終わるまで自由な時間がない気がする。
そして今度から毎週私が作るんじゃないかというおぞましいいいいいいいいいいい
いやほんと私どうなるの。冬のボーナスもらったら辞めるんじゃないの私。
私が辞めても致し方ないような事態が起きればいいのに! そしたら「手続きとか知らん! 明日から来ないからな!!」と声を大にして言うのに。
まあいいや、そんなことは。


・タっくんがルカの親父だったら滾る。
でもちょっと考えて、シンゴの方がいいんじゃないか? とも思ったが、殺すことにまるで躊躇のない人間と、絶対に誰からも何も奪いたくないと考える人間ってのがいいんじゃないかと思ってやっぱりルカ。この設定使うかはわからんが。タっくんのことだからルカ拾ってすぐ、もしかして?的なのはあると思うんだが、それでもガキに稼がすタっくん最低! ちょう最低! 褒めてるよ!!

・琴也と織夏出す。
ルカがいる、タっくんが取り仕切ってるガキの集まり場みたいなところに琴也がいる。タっくんが荒ぶった市民暴動の時に両親亡くして、そのままここに居ついてるガキ。琴也は歌がうまいので酒場とかで歌ったりしてそれなりに稼いでる。
タっくんは一生ガキの面倒を見るつもりはないので7:3とか8:2くらいでガキにも取り分は与えてると思う。ルカは10割徴収されてると思うが。借金してるから対応が他と違う。
織夏はもともと孤児院にいたけど、家庭科スキルの高さをタっくんに見初められて身の回りの世話係みたいので召し上げられる。あとルカとか琴也みたいなガキのごはん作ったり。
実はタっくんにかなり育てられてて立派なアサシンだったら私楽しい。琴也殺してくれないかなあ! わくわくすっぞ!

・よーこさんが女装男子だったら楽しい。
テンションそっくりな男性二人組だけど、普段よーこさんはいつも女装してる。
ヤマトのところに出入りする時は女の格好だといろいろ厄介なことになるからって男の格好で入る。
よーこさんが男とか、もうシーマスさんが2人いるレベルだと思うんだ。いやまあ福山ではないと思うが。



あかん、おいらもう眠い。
取りあえず寝る。
ぴくしぶでザックスとエアリス絵が増えててにやりとする。

2011.08.15(Mon) | 設定 | cm(0) | tb(0) |




「おっ、そこにおわすは圭一くんでないの?」

 大学の図書館の前で見かけた人影に声をかける。反応して振り向いた男性はやはり、月見ヶ丘高校で英語の先生やってる、安藤圭一くんだった。今日は平日、今は夕方。出勤日には思えないから、研究日なんだろう。どうやら図書館から出てきたばかりのところだったようだ。

「照井さん」
「よーこさんでいいのに」
「いや、それは理央先生に申し訳ないなって」
「理央くんは呼び方なんか気にしたりしないよ。私が自分の名前気に入ってるから呼んでほしいだけ」

 そう言われてはなかなか嫌ですともいえないみたいだ。まったく私って嫌な奴なんだから。

「それじゃ、瑶子さん」
「おっけ。圭一くんは仕事用に何か借りにきたの?」
「まあ、そんなとこです。教科書だけじゃなくてたまにちゃんとしたのも読まないと鈍りそうで」
「わかるわかる」

 圭一くんは手にしていた数冊の本を軽く上げて私に見せた。しっかりした厚みのある本。これだけの洋書を日常的に読める先生がいるんだから、ツキ高ってつくづく教員のレベルが高い。

「瑶子さんは講義終わりですか?」
「そうなのよー。これから理央くんと夕飯の買い物行くんだけど、ちょっと遅れるって連絡あったし。圭一くん、時間あったらお茶でもどう?」

 私の提案に、圭一くんはちょっと困ったように笑った。

「いいんですか? 俺なんかとお茶して」
「うん。私モテる分には全然構わないし。何かあっても理央くんが助けてくれるしぃ?」
「あーそうでした、瑶子さんってそういう人でした」
「そうなのです、そういう人なのです。あ、圭一くんちょっときゅんとしたでしょ」
「あ、聞き取れなかったんでもう一回いいですか」
「圭一くんちょっときゅんとしたでしょ?」
「なんでボケたのに聞き直しちゃうんですか……」
「やだなあ、それが面白いんじゃない」

 圭一くんが本を手持ちの鞄に入れたのを確認してから、その足でカフェテリアへ向かう。道中話を聞けば、圭一くんも割と大学図書館を利用するらしい。近いところで専門書とかが揃うんだから利用しない手はないとか。そりゃ確かにそうだ。圭一くんと同じ理由で、理央くんもよくこっちの図書館に来る。そういう時は夕食が外食になったり、いきなり予定を変更してデートできちゃったりするわけで、誰得? 私得! なわけであります。
 ここの大学のカフェテリアは割としっかりしている。カフェテリア、っていうより、喫茶店っていう方がいいのかもしれない。私はブレンド、圭一くんはアイスティーを注文。私が誘ったんだから私が払うと言ってるのに、俺にも一応プライドがあるんで、と言い切った圭一くんに全額払ってもらうことになってしまった。なんだか申し訳ない。とある人から圭一くんの財政事情は事細かに伺っているというのに、本当に申し訳ない。

「なんか、ありがとうね。奢ってもらっちゃって」
「いいえ。代わりに結婚式のご祝儀の中身が少なくても見逃してください」
「圭一くんの私たちへの気持ちってそんなもんだったんだなあ、ってちょっと悲しくなるだけだからいいよ別に」
「ちょっと、その微妙に追い込む感じやめてもらえますか」

 人に奢ってもらうコーヒーのなんとおいしいことか。口をつけたカップをソーサーに置いて、圭一くんを見る。学生客の姿はそう多くない。それは今日に始まったことではなく、ちゃんとしたコーヒーを楽しみたい教員の方が来客としては多いんだろうと思う。なので私と圭一くんが座っていたところで浮いた感じはない。あ、そうだ、浮いたといえば。

「圭一くん、浮いた話のひとつもないの? 私が認識できるくらい近場で」
「まず聞いておきたいんですけど、どうして今現在俺には浮いた話がないことが確定してるかのような言い方なんですか?」
「しまった、私としたことが」
「フォローのひとつもないんですか! うっわ、地味に傷つきましたよ俺!」
「ごめん、私嘘とか苦手で☆」
「ソースはわかってますよどうせあいつでしょうあのスイミーでしょう!」

 ご明察。圭一くんの財政事情もスキャンダル情報もそのスイミーからいただいたものです。
 いらついたようにとんとんと指でテーブルを叩きながらアイスティーのストローを咥える圭一くんに、私は手を合わせる。

「弁解させてもらうとね、私聞いてないのに積極的に流してくれるのよスイミーが! 私ってば賢いから聞いたらぼんやり覚えちゃうんだよね、てへ☆」
「はい、明日スイミーが海の藻屑と消えますので乞うご期待」

 グッバイスイミー、もとい、瀬川くん。君のことは忘れないよ。奈央ちんには要くんあたりを紹介しておくから許してね。
 と、そんな感じで遠い瀬川くんに思いを馳せる。おそらく今頃くしゃみでもしてるんじゃないだろうか、盛大に。

「え、じゃあ浮いてるの? 浮いてるの、圭一くん」
「それはなんかニュアンスが違って聞こえます。いやまあ、別に、浮いてないですけどね」
「なんだ、やっぱり浮いてないんじゃん。計画通りです」

 圭一くんは「計画通りってなんですか!」と言い出しそうな顔をしていた、というかもう言い出しているオーラは放っていたけれど、口には出さなかった。言い出したら終わらない気がしたのだろう。もしそうなら奇遇だ、私もちょうどそう思っていた。

「俺の浮いた話なんて関係ないでしょう、近々ご結婚される照井瑶子博士には。式の日取りとか場所とか、早めに教えてもらわないと俺着ていく服あるかどうか」
「知らないかもしれないから言ってみるけど、理央くんって世界的な宝飾会社の副社長ご子息なんだよ」
「へー、初耳ですけどまああの雰囲気なら納得……あれ、じゃあ奈央さんも」
「そうだよー」
「紗央さんも?」
「もちろん」
「へー…………って、宝飾会社!? ご子息!? 何それ俺初耳なんですけど!!!!」
「ほんと、ぶれないねえ圭一くん」

 この反応を待っていた私としては嬉しいことこの上ない。圭一くんは「そもそも俺招待されんのか!?」と頭を抱えている。大丈夫だよ圭一くん、面白そうだから圭一くんだけは全力でご招待するから。最近理央くんとちゃんと話をし始めて、具体的な日取りとかはまだまだだけど、式の規模くらいは聞いたことがある。理央くん自身は慎ましい人だから、身内だけでの式で全然問題ないみたいなんだけど、やっぱりおうちの関係上それなりに大きくしないと体裁が悪いらしい。瑶子さんはステージ慣れしてるから平気でしょう、と言われたのがまだ記憶に新しい。まあ確かに研究の発表とか? ステージ慣れはしているけれど、あの言い方はまるで私が目立ちたがり屋みたいだ。否定はしないけど。否定はしないけど!!
 
「圭一くんそんなに面白いのに浮いた話のひとつもないなんて意外だよ」
「面白いことと浮いた話がないことを等式で結ばないでください」
「最近は顔よりも面白さなんだよ、圭一くん自信持って!」
「俺は芸人かっ」
「芸人が板についてる、そんな圭一くんが好きです私」
「ああそうですか、うれしゅうございますねえ」

 とても嬉しそうには見えない顔で圭一くんはそう言う。それからグラスの中のアイスティーを少しだけ飲んで、あ、と目を見開いて一文字声を上げた。どうやら私の後ろに何かいたらしい。
 振り返ってみれば、それは仕事を終えた理央くんだった。大学のカフェテリアにいることはメールしてあったから、特別返信はしないでここまで直接来たのだろう。なんにせよ、私にとってはお待ちかねの人だ。
 
「理央くん! お疲れさまぁ」

 私の声に続いて、圭一くんも「どうも」と軽く挨拶をする。
 圭一くんという暇つぶし相手がいたとは言っても結構待った気がする。嬉しくて自然と声が高くなった。でも、理央くんはこの前私とケレス君が話しているところに居合わせた時のような瞳のまま、なかなか返事をしてくれない。

「理央くん?」 
「あ、すいません。瑶子さんもお疲れ様です」
「私なんかぜんぜんだよ。理央くん何か飲む? 圭一くんがおごってくれるって」
「いや、まあ、いいですけど。何か飲みますか、理央先生」
「そんな気を遣わなくていいですよ。すぐ出るでしょうし、瑶子さんの分奢ってもらってその上長話に付き合わせちゃったんですから、僕が奢るくらいじゃないと釣り合い取れません」
「ちょっと理央くーん、何それー! 圭一くんに迷惑かけたみたいな言い方に聞こえます!」
「違わないでしょう」

 理央くんが私の隣に腰かける。困ったように私を見て微笑む姿に私は安心する。ずうっと前から、理央くんは理央くんのままだ。優しくて頼りがいがあって、結構自分から苦労引き受けちゃって、それでいて、私のことが大好きな理央くん。

「前から思ってましたけど、仲良いですねえ、瑶子さんと理央先生」
「でしょー? 羨ましい? 羨ましいよねー」
「ちくしょう、否定できない自分が恨めしい……!」
「ごめんねー、私がフリーだったらちょっと考えてあげたかもしれないけど」
「そんな同情票いらないやい!」

 圭一くんをいじるのってなんでこう、とてつもなく面白いんだろう……。私リア充でほんとによかった!
 ちらりと理央くんの表情を窺う。見られていることに気づいたのか、理央くんと目が合った。

「まあ、安藤先生がいくら羨ましがっても瑶子さんはフリーにはならないんで」

 そんな台詞もさらっと言ってしまう。照れた様子も戸惑う様子も少しもない。何年も日本で待っててくれてた理央くんは、こういう理央くんで、こういう理央くんだから私をずっと待っててくれたんだと思う。私も同じくらい理央くんが大好きだ。理央くんの気持ちに何度でも何度でも応えてあげたいと思う。

「あの、理央先生、一回でいいんで殺させてくれませんか」

 憎々しげな圭一くんの声。もちろんそれには私が反論する。

「させませんっ」





 その後圭一くんと別れて、理央くんと買い物をして、いつもよりはずっと早めに家に帰った。私は家を出る前に干したままだった洗濯物を取り込むためにベランダに出て、理央くんは部屋で仕事をするみたいだった。広いベランダで洗濯籠に乾いた服を入れていくと、途中で理央くんがベランダのガラスの向こう側にいるのが見えた。理央くんはベランダに近づいて、きょろきょろと辺りを見回している。きっと私のことを探しているんだな、と思ったので、見える位置まで移動してみる。すると理央くんは微笑んでまた自分の部屋へと戻っていった。いないから心配になっちゃったのかなあ、可愛いなあ、なんて思いながら、うきうき気分で洗濯物を取り込んでいく。
 ベッドシーツやら大判のものもいろいろ干していたから、そこそこ重さのあるカゴを抱えて、ベランダを出ようと扉に手をかけると、

「………あれ」

 開かない。
 外からカギは掛けられないんだから、私がかけたってことはありえない。何か引っかかってるのかもしれない。そう思って何度も力を込めて開けようとしてみるけど、やっぱり開かない。理央くんに電話しようにも携帯はバッグの中に入れっぱなしだから連絡できない。理央くんがリビングに戻ってくるのを待つしかない。
 ベランダに立ち尽くしたまま、ずいぶん長い時間が流れる。……おかしい。理央くんは、夕飯作る時はいつも手伝ってくれる。早めに家に帰れた時は、部屋で仕事をしてても遅くたって七時半くらいにはリビングに顔を出す。もう私がベランダに出てから一時間が経つ。そろそろ七時半。腕時計を見て確かめる。
 だんだん気温も低くなって、肌寒くなる。薄着だったから寒さをダイレクトに感じてしまう。何度くしゃみをしても、なかなか理央くんは顔を出さなかった。
 理央くんに、何かあったのかもしれない。体調崩しやすいから、もしかしたら、熱出しちゃったとか、私が駆けつけないと危ないとか、もしかしたら。そう思ったら急に不安で不安で仕方なくなって、何度も何度も扉を叩いた。

「理央くん……!!」

 もう泣きそうな声で扉を叩き続けると、ひょっこり理央くんが顔を出した。全然大丈夫そう。仕事、すごく忙しかったのかな。
 理央くんがリビングを見回して、その後、ベランダにいる私を見つける。理央くんがこちらに駆け寄って鍵を開ける。

「大丈夫ですか、瑶子さん」

 扉が開いたら、ほっとして涙がぽろぽろ流れた。そんな私を理央くんは軽く抱きしめて背中をぽんぽん叩いてくれた。その温かさに安心する。

「大丈夫、ごめんね」

 


 その後はいつも通りに夕飯を作って、食べて、理央くんもいつも通りで、私もいつも通りだった。
 でも、何度ベランダの扉を見ても何かがつっかえていたとか引っかかっていた様子はなくて、……そもそも、あの時理央くんは、私が開けっ放しにしていたはずの鍵を、開けた。いつ閉まったのか、考えても考えても、私にはわからなかった。



2011.08.10(Wed) | 未分類 | cm(0) | tb(0) |

ステアリングウィズレイン  1


 あれ? なんかおかしいぞ?
 と思ったのは、遡って考えてみれば結構前からだった。
 最初はあれです、私が理央くんの働いてる学校に突撃した時。でも突撃自体は初めてじゃなかったから、ある程度私もこの学校に慣れてしまった頃。
 放課後は理科教員室で待ってれば理央くんが来るってわかってたから、その時もその部屋にお邪魔して、理央くんよりいつも早くここに来るケレス君といつも通りくだらない話とか、学者同士(専攻は違いすぎるけどね)くだらなくもない話とかして時間を潰していた。ケレス君は私と話をしながらノートパソコンに向かっていて、試験問題だったら怒られるかなあ、とか思いつつひょっこり覗いてみても怒られなかったので、そのままじっと眺めていた。チラ見した限りでは何に使うものかわからなかったけど、全部英語で、体裁は論文チックだった。ふうん、と思いつつ視線を外す。文章って書かないと書けなくなるもんだから、たまに書いてるのかもしれない。高校の先生なんて一番時間取りにくそうなのにこういうことできてるって、やっぱりケレス君には一目二目くらい置いとくべきなのかも。

「ケレス君、手おっきいねえ」

 ノートパソコンのキーボードを覆う手を見て、私はそう言った。書きかけの文章についてとやかく突っ込むのは野暮ってもんだし、何よりも専門外だから多少訳せても専門用語のとことか意味不明だし。化学は齧った程度だから聞いたってわかんないし。でも私が沈黙に耐えられるのってそんな長くないし。だから自然とそんなどうでもいい話を振るしかなかった。

「お前が小せぇんだろ。コビトサイズ」
「私が可愛いってことですね、わかります。かの嫌な女であらせられる清少納言も言ってましたものね、ちいさきものみなうつくし、って。やだぁもうケレス君ってばぁ、ホントのこと言うの上手なんだからぁ」

 軽くケレス君の腕を叩くと、ケレス君は私の手を払うように腕を動かした。その手首を掴んで、自分の手のひらを重ねてみる。やっぱり外人さんは大きいんだよなあ。ケレス君はこれで箸とか使えちゃうんだからすごい。

「うちのダイ兄より大きいな、うん」

 ダイ兄は照井家の長男でもって畑を継いだでっかい兄ちゃんだ。私が四人兄弟の末っ子とかいう話はこの場に何も関係ないのでケレス君も深くは突っ込まない。私も細かい説明を避ける。
 理科教員室の扉が開いていたことと、そこに理央くんがいることに気づいたのはその直後だった。私とケレス君が手の大きさ比べをしている光景を見て、理央くんは驚いたような、よくわからない不思議な表情をして、それからいつものように困ったみたいに笑った。眉を下げて、仕方ないなあ、って顔。私に甘い、理央くんの顔だ。

「すいませんケレス先生。また瑶子さんが仕事の邪魔したみたいで」
「ああ、やかましいから早く持って帰れ」
「そうしたいのは山々なんですが、俺も多少雑務が残ってて」

 理央くんがケレス君の真向かいの席に座る。私はケレス君のとなりの席に腰かけたまま、ケレス君がキーボードを叩く様子と、理央くんが雑務とやらをこなす様子を見ていた。うふふふふ、眼福ってやつですね。疲れ目にイケメンですよね、わかります。

「瑶子さん、仕事はいいんですか?」
「ん? いいのいいの。院生の論文添削も面談も終わったしー、逆に今ひと段落ってとこなの。だから直帰じゃなくてデートがいいなあ、って思って、じゃあこっちで待ってた方がいいかなー、とか」
「メールくれればいいだけの話じゃないですか」
「ついでにケレス君が常々私としたがっていたドクター同士の高尚な会話とやらに付き合ってあげようかなって」
「さりげなく人巻き込んでんじゃねぇよ」
「さりげなく会話に耳を傾けてくれてるところがなんとも憎めないよねぇ、ケレス君って」

 
 私がそう言うとケレス君は下らないものを見るかのような視線を私に向けて、それからまた画面を見つめた。

「ねえねえ理央くん、今度ケレス君とことダブルデートしようよー! 博物館とかばっかりじゃなくって、たまにはみんなで遊園地行くのもいいと思います!」
「遊園地って……、明らかにケレス先生キャラじゃないじゃないですか」
「行かねぇから安心しろ」
「なんと奇遇なことにこれからチケットを4枚手に入れますので」
「ただの計画的犯行って言うんですよ、それ」
「だぁいじょうぶよ理央くん。ケレス君みたいなタイプはねー、チケットがそこにあって、あと可愛い彼女の一押しがあれば8割方折れるから」
「どっから来るんですかその確率は」

 私の経験的判断です、と言ったら理央くんはどんな顔するんだろう。どれだけ男性の意思折らせてきたんですかー、とか言うんだろうか。うん、多分言うね。
 その後は平和だった。日取り決まったら連絡するから空ける準備しといてよね、とケレス君に言ったけどスルーされた。ま、でもこの手のタイプってどうでもいい話も結構ちゃんと聞いちゃってるんだよね。
 椅子に腰かけたまま、二人が仕事をこなす音をぼんやり聞いていた。




 私が帰国してからもう半年近い。戻ってきたのは今年の4月。なるべく早く理央くんに会いたかったから、私の処理能力限界いっぱい使って残務を片づけた。晴れてドクターの肩書きを背負って空港に降り立った私を出迎えた理央くんは、真っ白なバラの花束を抱えていた。ほんと、王子様みたいなことをさらっとやってしまうのだ。理央くんのそういう妙に真っ直ぐな部分に、おねーさんはきゅんとしてしまうのでした。はい、惚気です。そしてその場で正式なプロポーズ。留学前にそれとなーく、帰ってきたら結婚を前提に、的なことは言われてたけどその時の私はすっかり忘れてたもんだから本当に驚いてしまって。
 そこからはもう、とんとん拍子。ただいまわたくしの左手の薬指に光っておりますのは、エンゲージリングでありまして、帰国してすぐ一緒にホテルでディナーを楽しんでいた時に頂いたものであります。帰国してどれくらいすぐかというと、翌日でした。翌日の夜。だからつまり彼は、指輪を注文した上で私の帰国を待っていたことになる。なのにリングのサイズもぴったりで、しかもしかも前に一緒に直営店を覗きに行った時に呟いた、ハートのデザインが可愛いなあ、って言葉を覚えててくれたみたいで、まさに私が欲しかったリングそのものだったのです。
 しかもバンドリングまでセットで、それだけでも相当したはずなのに、理央くんはすまなそうに笑っていた。

『結婚指輪は、その、うちの指輪を贈ることになると思うので、せめて婚約指輪だけは瑶子さんの欲しがってたものを、と』

 そういえば理央くんのおうちは宝飾会社さんなんだった。その会社のジュエリーを贈らないというのはかなり体裁が悪いのかもしれない。……ま、私は何貰ったって嬉しいんですけどね。
 私は、理央くんが私の欲しがってるものをちゃんと覚えててくれたこと、それがとっても嬉しい。いつもいつも人任せで、自分の感情では動かなくて、妹や従姉のことばっかりで、たくさん女の子を傷つけてきたであろう理央くんが、私のためにこれを用意してくれた。一緒にお店見に行ったのなんてこっちの大学にいた頃だから、かなり前だ。そんな些細な事でも覚えていてくれて、本当に嬉しい。

『……もう。断られたときのこと考えてなかったんだ? 私がブロンズのイケメンとでき婚してたらどうするつもりだったの?』
『……それは、ない、って思ってましたから』

 意外なほど穏やかな表情で理央くんはそう言った。
 私は、テーブルの上のグラス、その中で揺れるロゼを一口飲んだ。

『どうして?』
『……瑶子さんが、要らないものを持ったまま留学なんてするはずないですから。近くにいないからこそ、俺は信じて待ってることしかできなかったんです』

 これですよ、これ。純粋というより寧ろピュアという三文字の方が似合うだろうこの台詞ですよ。
 理央くんといい奈央ちんといい、この子たち無菌室で育ったんじゃない? ってくらい、なんにも混じってない綺麗な心をしてる。
 理央くんが可愛いことを言ってくれる度に、私はきゅんとして、そして、ほんの少しだけ物足りない。理央くんの心に、一滴でも黒いインクが落ちたら、どうなっちゃうんだろう、って思ってる。
 私はそんなに信用されるほど綺麗な人間じゃないし、疑ることもたくさんある。何回か浮気もされてるし、したことだってある。そんなに私のこと信用して大丈夫? そんなに私のこと好きで大丈夫? って、婚約してるのに思ってしまう。
 確かに、要らないものを持って留学なんてしないタイプだ、私は。重荷になると思ったら理央くんとだって別れてから出発しただろう。自分の心が安らげるように、私には理央くんが必要だった。



2011.08.03(Wed) | 触発されました | cm(0) | tb(0) |

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