プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

キャラ増やした。

ユリ高設定。


・風間 幸晴 (かざま ゆきはる)
漣と同じクラス。親友レベルの仲の良さ。生徒会副会長。背は175くらいかな。
漣は「ゆき」って呼んでる。風間旅館の長男、妹がひとりいる。
成績は上の下くらい。決してトップではないが、できないわけでもない。
陽気な性格で、思ったことはズバズバ口にしてしまうタイプ。大和みたいなヘタレとも違うし、ある程度常識もあるのでいろいろわかっていて口にするタイプ。シーマスさんぽい感じなのかもしれないけどシーマスさんみたいないい男でもないしイケメンでもないし。ノリは多少似てるかも。
その点漣は馬鹿だけどちょっとは空気読む子です。
旅館は駅から近くてオーシャンビュー。通学は徒歩。たまに漣のマーレ号の後ろに乗っけてもらって、先生に怒られる。でも気にしない。副会長でも気にしない。


・林葉 晴佳 (はやしば はるか)
2年1組、ツンデレ系、幸晴と幼馴染だけど仲が悪い。仲悪いけど生徒会の書記。
林葉旅館の娘。旅館はボロくて夜には何か出そうな雰囲気を醸し出している。どっちかっていうと民宿に近い感じで、従業員も少ないけどアットホームな感じ。
弓道部所属。通学は徒歩。幸晴が漣と二人乗りしてるの見かけると怒って追いかける。部活終わって帰ったら家の手伝いをする。和服はなかなかサマになる。
幸晴とは幼馴染だが反りが合わず、生徒会や成績などで何かと衝突する。名前の文字が一緒なのもちょっと嫌。
ミーハー系。ルミにみのりのエッセンスを加えた感じ。
馬鹿にしてるけど実は穂積に淡い恋心というやつを抱いている。
家事はお手の物。お弁当は毎朝手作り。


ほっちゃんは家が百合ヶ浜から遠いので、五年前赴任した頃から仕事遅くなると旅館のお世話になってる。
ほとんど林葉旅館の世話になってるが、たまに風間旅館にも招かれる。(人手不足で雑用ほしいから)
どっちも宿泊費はタダ。すばらしい商売です。
晴佳に弓道教えたのはほっちゃん。五年前から世話になってるので、タダで泊めてもらってるお礼に教えたらしい。
なんか、晴佳から紗央のにおいがするんだがなぜだろう。
苗字は幸晴を先に決めたので、風なら次は林だろうという適当さ。でも火とか山は出ない。
ほっちゃんは大人だから晴佳のこと実は見抜いてて、でもどうにもなる気はないから踏み込まないし離れないし今までを変えるつもりがないって考え方だったらちょっとたのしい。


世界一初恋2期アニメはきっと6巻の雨のシーンで終わるんだろうなとか思ってるんですがどうなんですか。
この辺すげえ好きなんですけどどうなんですか。
高野さんマジかっけえなあ、うちにもこんなキャラほしい。キャラクターとしての私の好みストライクなんだけどこんな人作れねえ。もう本当に真っ直ぐで強いのに弱点もしっかりあるって、もう、なぜりっちゃん男なんだ……!!
ああああああああちくしょうわたしにもっと力があれば高野さんみたいなすげえいい男キャラつくれるのに……!!!!
わたしもうクリスマスとか誕生日とかどうでもいいから高野さんキャラうちにくださいサンタさん。ほっといても年末来るし忙しいならいっそそういう癒しをいただければ嬉しい。
設定だけでいくならタっくんが近い気がするのに、絶対違うと言い切れる。

スポンサーサイト

2011.10.18(Tue) | 設定 | cm(0) | tb(0) |

ユリ高設定いろいろ  (追加あり)
さっきまでいろいろ考えてました。
制服は男子:短ラン 女子:セーラーがいいなあと思ってる。やっぱり海沿いならセーラーだよね!!
生徒二人一応考えた。ひとりは引っ張っただけだから脳に空き容量があれば考える。
ツキ高の慎吾たちが2年時点ってことで。流風とかは3年。


・園田 漣(そのだ れん)
2年2組、園田サイクルの息子。毎朝ローカル電車と競争しながら登校する。
愛用のMTBは中学卒業+高校入学祝いで父親にもらったもの。名前は「マーレ号」。
成績よくないので結構受験勉強頑張った。高校入学と同時に受験勉強の知識はどこかに落としたらしい。
やればできると思っているが基本やらない。補習と遅刻は常習犯。得意教科は保健体育という典型的バカ。
部活入ってない。呼ばれればどこにでも顔を出すが、友達も多いので放課後遊ぶのも好き。
夏は水泳部に混じって海で泳ぐのが好き。
短ランの下はTシャツとかトレーナーとかパーカー。ボタンするのが面倒くさい。
実家の自転車屋でバイト中、看板息子。


・桜 千咲(さくら ちさき)
3年1組、女子バスケ部副キャプテン。実力は部内一番だが、目立つのが好きじゃないので副キャップのポジションにいる。通学は新百合ヶ浜駅から徒歩。
スポーツだけでなく成績も優秀なので教師からも一目置かれている。寡黙だけど言うときはざっくり言う人。
昨年不本意ながら出場した地域のミスコンで優勝してしまい、現「ミス百合ヶ浜」。
卒業後は体育大に進学予定、本格的にバスケに打ち込むつもり。
3歳年上の大学生の彼氏がいる。
千咲さんはなんだかCV:沢城みゆきって感じがしてきた。多分ミラの髪型のせい。



漣は私、頑張ってかっこいい方に分類してあげたいのに、三枚目オーラしか感じない。
千咲さんの学生時代は書いてみたかったのでちょうどいい。この子が慎吾と結婚するのかあ、と思うとその後を想像するのがすごく楽しい。あと先生か。先生ねえ。
漣はきっとそんなに背が高くない。千咲さんのが高い。
漣:170cm 千咲:172cm くらい。
花火大会イベントとかきっとたのしいな。百合ヶ浜花火大会www



千咲さんの彼氏はユリ高卒業で弓道やってて、大学でも弓道やってて、すごくかっこいい人で付き合い始めたんだけど、彼氏さんが肩壊して弓引けなくなってから千咲さんへの献身が異常になって、気持ちは嬉しいんだけどどうしても重荷で、それでも大学入るまで付き合うんだけど大学入って全日本決まってから膝壊しちゃって千咲さんがバスケできなくなっちゃったらすげえ冷たくなって散々罵倒した挙句に捨てるようなクズだったらいいなって思ってる。
だから慎吾が出会う千咲さんは、高校時代の千咲さんよりずっと冷たい感じがするんだろうな。そいで慎吾をずっとサポートして世界まで持ってって、最初は自分の夢を慎吾に託してたはずなのに慎吾が自分の力でずっと遠くに行っちゃう気がして、置いて行かれたくなくて、バスケとか抜きで自分を傍に置いてほしいと思うようになったり。慎吾は慎吾で千咲さんのこと好きだけど、すごく好きだけど、女性として見るのは千咲さんに失礼だしすごく怒るだろうから、ってずうっと憧れの選手として見てる。慎吾にとっての千咲さんは選手だけど、千咲さんの態度がだんだん変わってきて、どう対応したらいいのかいろんな葛藤とか煩悩とかに悩まされる慎吾は大いにアリだと思ってます。
まあどんなクズな展開でも私慎吾ならどうにかしてかっこいい路線に戻すんでなんだっていいんだけどね!


(追加)

・河合 実結(かわい みゆ)
1年2組。一人称が自分の名前。ウザい系のしゃべり。
男子女子問わずべたべたするが、渡会先生には手厳しい。
ウザいけど割と常識人。部活とかは保留。
百合ヶ浜駅利用。短いツインテール。髪留めは毎日凝っている。集めるのが趣味。


・渡会 穂積(わたらい ほづみ)
勤務五年目、政経の先生。ノリが軽すぎて信用薄いため、担任任せてもらえない。副担止まり。
政経の先生だが、たまに歴史も教える。ただし地理は無理。いわく、「地理は理系だろ」。
眼鏡をかけるとうさんくさい人に早変わりする。微妙にホストくさい。でもホストにも見えない。そもそも視力いいので眼鏡いらない。でもかけたいお年頃。だからかけてるときは伊達。
わたちゃん、とか、ほっちゃん、とか生徒に呼ばれてる。そして教頭とかに叱られる。別に気にしない。
チャラくてノリ軽いくせに弓道部の顧問やってたりする。
部活で千咲さんの彼氏の面倒見てたこともあるので千咲さんとも結構面識あり。密かに狙っている。無理だろ。


・園田 征洋(そのだ まさひろ)
漣の2つ上の兄ちゃん。現在大学生。経済学やってる。家は出ているが二週間に一度くらいは帰ってくる。兄弟仲すごくいい。見た目は漣を知的な大人にした感じ。弟と違って賢い。
漣がユリ高入れたのは兄ちゃんのご指導のたまもの。漣のチャリの「マーレ号」の名付け親は征洋さん。



園田ブラザーズは海系で名前統一しようとして頑張った。本当は一文字がよかったんだけど、この名前の字面がすごくかっこよくて好きなので、征洋さんにした。
ほっちゃんはこれで意外と慶応出とかだったらいい。ステータス上がるはずなのに生徒からは「ふかわwww ふかわりょうレベルの意外性www」みたいに言われて毎日ショボーンしてたらいい。頑張って入ったはずなのにね。きっと中学からのエスカレーターとかで、実はおぼっちゃんだったりするんだ。
みゆみゆはウザいのに言うことしっかりしてたらいいな。漣とほっちゃん馬鹿確定したから常識人ほしいwww


さて、寝るぞー!!!


2011.10.10(Mon) | 設定 | cm(0) | tb(0) |

かばん買ったー
やっぱ東武のホープセンターはいいな。あの辺の雑貨屋は好みだ。
ジュード編だけ先週クリアしました。イバル君をパーティーに加えてジュードとリンクさせたかった私の野望は砕かれました。イバル君ちょう好きなのに。そしてぴくしぶのアルエリタグがおいしいです。ED後アルエリ以外は勝手に成長して勝手に素敵な大人になっていくと思いますが、ひとりぼっちのあいつらは確かめながら一緒に成長するのがおいしいと思います。まあエリーゼは内面しっかりしてるからどうとでもなるけどさ、問題はあの屑だろwww 26歳児のくせに生き方よくわかってないからさ。エリーゼたんと一緒に成長しなよ。いつか年相応になるといいね、ってそんな感じです。
ぴくしぶで上がってた銀さんとの対比とてもいいと思います。普段かっこつけだけどいざとなるとクズな男と普段クズだけどいざというときはやる男wwww 確かにwwww
でも私、プレザさんもすきです。もうなんでもいいです。
ガイアスの秘奥義かっこよすぎだろ。食らうとうざいけどな。
あとピクシブはみんなカゲロウデイズ描きすぎwww カゲロウデイズ最初きいたとき「これなんてシュタゲwww」と思ったものですが。


アイリーンとオリヴィアとみのりの三人が一堂に会したらどうなるのかなとか。
アイリーンとみのりはあんまり性格合わないと思うんだ。アイリーンとオリヴィアも合わないと思うんだ。
そうなると基本的にアイリーンは一匹狼なんだけど、アイリーンもみのりもオリヴィアには敵わないと思うんだ。
けどリーダー的存在なのはアイリーンだよねきっと。みのりは愛されキャラだって信じてる。
ていうかオリヴィアの馴染まなさは異常。
パロ世界の桜井さんちの双子兄弟はきっとアイリーンとかみのりとか好みだと思うんだよね。芯がしっかりしてる系。どっちにしたって紗央の血だな、なんだお前ら、やっぱりタっくんの子供だな。
ご近所未来の枢君なんかはオリヴィア見ても「アイちゃんの方が可愛いと思う!」って言うと思うんだ。みのりはまあおかんだからな、省く。


Fate/zeroを見てると、いろんなコンビを想像します。
タっくんと炎而くんとかダークホースだろwww どう転ばしても面白いぞここはwww
あとみのりとケレスさんとかも割と面白いんじゃないかなと思う。どうやっても普通の女の子とイケメンというのは。
今ちょっと叡一くんと琴也を考えたが、叡一くんの反応がほぼ対宮内さんになりました。
要くんと椿とかなあ。
私タっくんとアイリーンのコンビはきっと面白いと思って前書いてたのにデータ全部消えたし。アイリーンは紗央の子だからタっくんみたいの放っておけないよ。タっくんと組ませて黒くならないのはアイリーンくらいだと思うんだよね。貴久さんと紗央はまだ組ませたことないな。会話想像できん。シーマスさんと樹理なんてのは私おそらく好みだと思います。ルネさんと慎吾なんていう意味わかんないのも今出てきた。
なんか楽しそうだな。


ということで風呂入る! そして寝る!
鎌倉のちっちゃいガイドブック買った! 鳩サブレ!!

2011.10.07(Fri) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

影すら愛おしくて もう


「お! まぁたパンの差し入れ来てんだ!!」

 顔を洗いに水道へ行き、控室に戻ってきた俺を、三人のメンバーが迎える。テーブルの上には空の紙袋と、その中に入っていたのであろうパンが八個。メンバーの数を考慮しての数なんだろう。
 この差し入れは、俺たちがバンド組んで高校で活動を始めた一番最初のライブの時からもらっている。毎回毎回同じものなので、きっと同じ人なんだろうなということは分かるけれど、手紙もなければ差出人の名前もないので、いったい誰がくれるものなのか、俺には見当がつかなかった。高校の校内でやるライブの時も、ライブハウスでやる時も絶対にもらう差し入れだから、多分、高校の関係者なんだろうなとは思うけど。しかもこのパン、俺の大好物。パンにつぶあんとマーガリンはさんだ奴。コンビニので大満足なのに、これはどうも手作りっぽい。高校ん時、「これ小豆炊いてんじゃね?」とメンバーと驚きながら食べた覚えがある。
 高校を卒業し、大学に上がり、一時休止していたバンドを再結成させた。大学構内では細々と、活動のメインを外に移して、あちこちライブハウスに出かけては歌ってきた。小さなライブは何回もやっているのに、その度差し入れは控室にあった。どんな子がこれをくれるのか、毎回想像する。女なのか、男なのかもしれない。若いのか、俺の声が死んだ子供に似てるとかいう理由かもしれない。高校の関係者から洗い出せば絞り込めるような気もするけれど、俺が高校の時からバンド活動応援してくれてた奴って割といる。その中の誰なんだろう。いろんなことを考えて、一度会ってみたいなあと思う。お礼言わないのって卑怯くさいじゃないか。毎回毎回応援してくれてんのに、俺はその人に対しては何も返せていない。
 もし女の子だったら? きっと俺はその子のことを好きになる。でも、ライブでの俺を応援してくれてるだけなら、いつもと変わらないな。ステージの上にいない俺は、多分それほどカッコよく見えないだろう。それは舞台の魔法という奴で、俺が悪いんでも、相手の目が悪いんでもない。スポットライトが眩しすぎるだけの話だ。
 パイプ椅子に腰かけて、まだ流れる汗を首にかけたタオルで拭いながら、テーブルのパンを手に取る。これだけで十分美味いこのパンは、差し入れをもらった最初は焦げてたり形がいびつだった。それがだんだん形もきれいに、焦げることもなくなっていった。もしかしてパンから手作りなのか? そんな話もした気がする。それだけの手間をかけてくれる人って、本当に、いったい誰なんだろう。
 俺がパンにかぶりつくと、メンバーは三人して俺を冷たい目で見ている。とてもクリスマスライブを成功させた後とは思えない温度だ。

「……何さ、お前ら」
「何さじゃねぇよなあ。お前、毎回コレ貰ってて礼のひとつも言ってねえの?」

 ミネラルウォーターのボトルをべこべこ鳴らしながら俺にそう言うのは、ドラムやってる大輔で、ほかの二人もその言葉にうんうんと頷いた。なんつーか、どう考えてもアウェイです。

「礼っつったって、俺これくれる人に会ったことねぇし」
「ついさっき来たばっかだよ」

 ギターの翔太がテーブルに頬杖をつく。
 
「……何、お前ら。知ってたの、誰がコレくれてんのか」
「んー、まあ俺たちは高校ん時からばったり会ってたし。どうしても琴には黙っててほしいって言われたのもあるけど、どんだけ琴が鈍感だからってさすがに気づいてんだろうと思っててあえて言わなかった」

 そう言うのはベースの達樹で、やっぱりほかの二人は頷いていた。なんだよ、こいつら三人して俺に隠し事しやがって……!
 気づいてんだろうって!? わかってねえから想像するしかなかったんだろうが! 馬鹿かこいつら!! いやここまで言われると俺も反省すべきなんだろうけど!!

「じゃ、じゃあ誰なんだよ!! 教えろよ! 今度ちゃんとお礼言わねえと、」
「「「今度じゃなくて今行けっつってんだよ!!」」」

 突然ハモりやがったので(しかも大声)、耳がきーんとする。いつも喧嘩してばっかなのにこういう時だけ団結しやがって、ちくしょう。俺だけ除け者かよ!

「白いコートで小柄な女の子。俺たちよりお前のがよく知ってんだろ」

 どくん、と一際大きく心臓が脈打った。
 認めようとして、認めたくなくて、椅子に掛けっぱなしだったジャケットを急いでTシャツの上から羽織った。

「ついさっき出てったばっかだからすぐ追っかけなよ」
「ったく、何年世話焼かせんだよお前ら」
「毎回ライブ来てんの自分が一番知ってるくせに誰がくれたかわかんねぇとかwww」
「自演乙って感じだね」

 馬鹿どものコメントは最後まで聞かずに部屋を飛び出した。
 どくどく心臓が鳴っているのがわかる。会ったらどうなるんだ俺、どうなっちゃうんだ。
 白いコート。小柄な女の子。俺と高校の時から関わりがある子。瞼を閉じるとひとりの女の子の像、それしか見えてこない。その子しか、いない。
 ライブの時、会場にいるの見えた。後ろの方、すみっこで、でも見ててくれた。だから俺、ステージからあの子だけにウインク送った。そしたら控えめに小さく手を振ってくれて、気づいてくれてよかったと思った。あの子がいつもライブ来てくれてるの、知ってるよ、知ってたよ。
 ここは駅から少し離れている。駅へ行くには、近くの公園を突っ切っていくのが一番安全だ。
 走るとぽわぽわ白い息が浮かんで消える。寄り道なんかしないだろうから、駅へ向かう。公園を突っ切る。公園の出口に白い人影を見つける。小柄な後ろ姿。息が止まりそうなくらい、自分がドキドキしているのが、わかる。柄にもなく、すげえ緊張しているらしい。

「待って!!」

 走りながらでかい声で呼び止める。小さな肩がびくりと震えて、その歩みが止まる。白いコート。小柄な姿。薄いピンクのマフラーをしっかり首に巻いて、その子はゆっくり振り返った。その顔を見て、俺はひどく納得して、落ち着いたはずなのにまたどくどくと心臓が鳴った。
 ――ああ、織夏だ。
 ゆっくり近づくと、織夏は急に慌て出して、更に先へ進もうとする。なので少し足を速めて、コートの袖を掴んだ。

「……待ってよ、織夏」

 織夏は、マフラーに顔を埋めて、小さく頷いた。




 織夏を駅まで送って、そこで別れた。
 何話したかなんて全然覚えてない。ただ、差し入れを毎回もってきてくれていたのは織夏なんだな、って、本人に確認して、織夏はやっぱり小さく頷いて、そのまま「ごめんなさい」とでも言いそうな空気だったから、何よりも先にありがとうを伝えた。織夏のおかげで頑張れた。こんなに長いこと、毎回応援してくれてる人もいるんだな、って、思えたから頑張れたんだ。
 織夏はほとんど何も言わなかった。ただ顔を赤くして、それが照れなのか寒さからなのか俺にはわからなかった。あと、「おつかれさま。ライブの時の鈴城くん、普段よりすっごく生き生きしててかっこいいなってずっと思ってたよ」って、どもりながら、一生懸命俺にそう言ってくれた。誰に言われるより、ずっと嬉しかった。

「なあ、高校ん時からさ、ずっと同じ差し入れ貰ってるって言ったじゃん」
『あー、言ってたな』
「あれ、織夏だったんだ」
『………ふうん』

 ベンチに腰かけて、俺は真紘に電話した。クリスマスイブだというのに真紘はやっぱり特に何もなかったらしく、ひとりで部屋にいるんだそうだ。
 真紘の言い方からすると、あいつも気づいてたっぽいな。ほんと、わかってなかったの俺だけなのな。

「……こんなの、俺、自惚れるって……」

 自惚れる。だって俺、織夏がこうしてずっと応援してくれてんだってわかって、すげえ嬉しかったんだ。
 中学からずっと一緒のクラスだった女の子。全然そんなタイプには見えないのに、毎年一緒にクラス委員をやった。バレンタインも毎年くれた。内気で、引っ込み思案で、俺と話すといつもどもってて、……そういうの全部、そういう意味に取っていいのかな、って思ってしまう。
 電話の向こうの真紘は、はあ、と俺に聞こえるように溜息をついた。

『自惚れるだ? ざけんなよ、そんなの俺が許さない』

 突き放すような言葉。俺はぐっと拳を握る。

「なんでだよ、だって、そういう、ことじゃないのかよ」
『違う。塩見は他意も何もなく、ただクラスメイトを応援したいだけで、パン差し入れしたのもただ優しいからだろ。お前だって塩見の性格くらい分かってんだろ、誰にだってすげえ優しいって。あいつ、俺がバレー部のピンチヒッターで試合出た時も応援来たぞ』
「……けど」
『お前が自惚れるってことは、これまでと何も変わらないってことだろ。付き合いたきゃそうすりゃいい、塩見は断らないだろうしな。けど、お前が自惚れてるなら、いつもと同じで三か月もたない』

 反論したいけどできない。真紘の言うことは、間違ってない。
 織夏は断らない。織夏は優しいから。だから、俺に対する優しさも真紘に対する優しさも全部同じで。
 ……真紘の言うことは、織夏が俺のこと好きじゃない、っていうんじゃない。俺に、ちゃんと認めろって言ってんだ。

「……俺、織夏はヒロのこと好きなんじゃねぇかなあと思ってた時期がありますた」
『お前それ、塩見に土下座しろ』
「だってさ、ヒロとは割と普通にしゃべるしさあ。妬くぞ俺」
『自惚れたり妬いたり忙しいな』

 真面目な話をしようとするとついつい意気込むので、昔の癖でヒロって呼んでしまう。まあ別に名前間違えてるわけじゃないしいいんだけどさ、でも後から考えるとちと気恥ずかしいものがある。
 
「甘えてたな、俺」
『そうだな』
「織夏なら俺がどこ行こうと一緒にいてくれるんだって甘えてた」

 織夏は無条件で俺のそばにいてくれたから、特別な関係にならなくても一緒にいられるって甘えてた。だから他の女の子とだって余裕で付き合えた。そいつらがいたっていなくたって、織夏は俺の傍にいてくれるって、思ってたから。つまり、見ないふりをしていた。その“無条件”を装うために、織夏がどれだけのことをしてくれていたのか、俺は知らない。それを見たら、知ってしまったら、絶対に織夏は俺の特別になってしまう。それに、まだ織夏が自分を変えるために俺と一緒にいる、って線も否定しきれなかった。

「クラス委員ずっと俺と一緒にやってんの、内気克服したいのかなとか、思ってたよ、ちょっとはさ」

 織夏の頑張りを、俺の自意識過剰に含めちゃいけない。そうやって穿った目で見るのは、織夏にすげえ失礼だ。
 そうも思っていたから、織夏に軽口叩くこともできた。織夏すげえ可愛い。もしかして俺と付き合いたいとか!? って、結構な発言してきた。織夏がどうとも返せないのわかってたのにさ。

『あんな面倒くせぇ仕事、面倒くせぇ相棒と六年続けてなんてできっかよ。内気直すならもっと他にもいろいろあんだろ』

 そう、そうなのだ。
 節目ごとに俺は自惚れそうになって、でもダメなんだと自分に言い聞かせて、今回の差し入れのことだった、俺は、きっと、ずっと前から気づいていたんだ。
 気づいていて蓋をした。見ないふりをした。見たら、知ったら、どうしたって俺は気づいちゃうだろ、織夏はずっと俺の特別だったって。
 初めて織夏を見た中一の春。織夏は覚えてないのかもしれないけど、入学式の朝、教室一番乗りしようとしていた俺より早く、織夏が教室の前にいた。教室にはまだ誰もいないのわかりきってるのに、誰もいない教室のドアをあける手は震えているように見えた。扉に手をかけて、大きく深呼吸して、それから凛とした瞳でがらりとドアを開けた織夏を見て、綺麗だなって思ったし、この子ほっとけねえなあ、って、思った。実際ほっとけなかった。
 急に面白くなって、俺は笑い出した。電話の向こうでヒロがぎょっとしているのがわかる。頭大丈夫か? とか聞かれる。大丈夫じゃない。大丈夫なんかじゃなかった。

「あー!!!! ダメだ俺! 織夏のことちょー好きだわ!! 何コレ、なんで俺今まで何もしてこなかったんだろう!」

 見ないように蓋をした。気になって蓋にちょっと触れたら、吹き零れた。
 なんで俺他の女と付き合えたんだろう、なんだよ、俺、自分がこんなに織夏のことばっかり考えてるって、思ってなかった。
 自惚れる要素なんかなくたっていい。だって、俺自身が織夏のことこんだけ好きなんだって、痛いくらいわかってしまった。

「ごめんなあヒロ、俺先にリア充になるわ!」
『玉砕という可能性は考えてないのか。おめでたいなあ』
「ないな! なぜなら俺は、」

 わかるだろ、今の俺はすげえんだ、星とったマリオみたいな感じなんだ。超強いんだ、無敵なんだ!

「俺は、ちょーカッコイイからです!!!」




2011.10.05(Wed) | Title | cm(0) | tb(0) |

あら大変

新入りのバイトにいろいろ一から教えてて、でも今日人数いるから残業しないで帰れそう、と思ったら計画時間を一時間半も上回った。残業分+一時間半。馬鹿かと……。でもいいんだ。割としっかり教えたし。人がいて時間があるときじゃないとできないから、これでちゃんと覚えてくれるなら私は痛くも痒くもない。
もうシフトめんどくせえ……。なんで私毎日シフトしてんだ。


昨日は琴也と織夏の話を考えてました。
琴也+真紘+織夏の関係は、空理央奈央によく似てるなあと思いました。
琴也と織夏はどっちかっていうと流風奈央の空気なんですが、琴也と真紘は空理央だなあとか。
琴也にはバンドメンバーとか、そのほかの友達とかたくさんいるけど、でも一番大事な話を真っ先にするのは真紘なんだろうなと思う。
バンドのライブの度に同じ差し入れくれてたのが織夏だってわかったら、琴也はまず真紘に電話すると思うんだ。真紘は全部知ってたけど初めて聞いたようなふりをして、全部話聞いてやるんだろうなあ。
となると、真紘は琴也を頼るべきなんだろうけど、残念ながら真紘にはそういう考えはない。だから水希ちゃん関連のごたごたがあったら琴也は真紘を殴っていいと思う。
織夏がおたおたしながらなんか言う度、ふたりして織夏マジ天使とか思ってればいいと思う。真紘も普通に思ってそう。



なんかちょっと舞踏会見たくなってきた。壁の花してて、理央に誘われて超慌てる織夏を見てちょっと心配な真紘と、織夏がおとんに誘われててちょっと不愉快な琴也とか。
理央はね、ダンス上手いと思うんだ。ツキ高の舞踏会とかふつうに参加だろ、若い頃はwww
瑶子さん毎回乱入してそうだし。知り合いと一通り踊る。飽きたらスイーツ食べる。




さて眠いから寝るかな。何かしたいんだけどネタがないよどうしてくれよう。


2011.10.01(Sat) | しゃべり隊 | cm(0) | tb(0) |

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。