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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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あの青い薔薇は今日も咲く 4



す い ま せ ん で し た … !



何か、ね! ほら、私こういう展開好きなんだよね!(爽)(もう隠す必要もありません)
先生、こっから1年あるんですよゲーム期間! いろいろ考えて楽しくなってしまいます。(しかしほぼ破綻)
千鶴さんは何かあれば、この人が強引で、って言うつもりなんだと思いますが、なんかもういろいろ面倒になったと思うのでケレス先生は最初から何も言う気とかないんだと思います。


あ、あのケレス先生死亡ルートの流風のテーマソングはUVERworldの「Colors of the Heart」かなとか思いました!
でもちょっと「え、今の誰?」みたいなの混じるんで奇妙です。歌詞見てて楽しかったんだけどね!



いや、今までも内容どうしようもなかったんだけど隠させてください。
テンション高くないのに良く頑張ったな私。
ケレス先生引っ越し屋バイトとか萌えました、ありがとうございます魔王様!




 案の定、千鶴は真っ直ぐ歩くこともままならないようだった。
 こうなった人間を相手にするのは男女問わず面倒以外の何物でもない。きもちわるい、と背中を丸めながら千鶴は言った。自業自得だ、そうケレスが返すと、むずかしい言葉知ってるねー、とやはり気の抜けた笑みを向けられた。重症だ。
 力の入らない千鶴の腕を自分の肩にかけて歩きながら、どうするべきか、一応ケレスは迷った。



「落ち着いたら帰れよ」
「それは明後日くらいでも平気かなぁ?」
「良識の範囲内で考えろ」

 何故部屋になど連れてきたのか。
 千鶴のバッグを漁ってみれば現住所を確認できるものくらい出てきたかもしれないし、別れたことが千鶴の原因でないと思っているなら陸に連絡をとってみることもできたはずだ。
 そうしなかったのは何故か。バッグを漁ってみても確認できるのは本籍だけかもしれないから? 陸に連絡しないのは、陸がすぐに連絡を返してこれる状況にないかもしれないから?
 ともかく、千鶴をこうして自室に招いたのは、店からケレスの部屋までがそう遠くなかったからで、バッグを漁るのは気が引けたからで、何か理由があって千鶴から離れた陸を頼るのも憚られたからだ。これだけの要素が揃っていなければ酔った女を部屋になど連れ込んだりしない。この行動は、面倒を呼び込みたいのではなく、面倒なことにならないための最短の策なのだ(と思うことにする)。
 電気もつけないまま、散らかった部屋の中で、壁によりかかって煙草に火をつける。台所の流しの前にしゃがみこんで俯いていた千鶴が、顔を上げる。

「部屋で煙草、吸うの?」
「悪いか」
「ううん」

 この部屋、ケレス君の匂いがするなあと思って。
 千鶴はそう付け加えた。酔ってんのか、とケレスは返そうとして、その通りであることを思い出し、口を噤む。ただ煙を吸い込んで吐き出す行為に専念した。
 酔って気分が悪くなっても吐くようなタイプではないのか、千鶴はしゃがみこんだまま動こうとしない。何かを待っているというのか。部屋まで上げたからといってこちらが手を出すとでも思っているのだろうか。生憎とそんな都合のいい男になってやるような心の余裕はない。

「……部屋連れ込んだのに、手、出さないんだ」
「…………」
「……あなたって強引だから、もっと短絡的なんじゃないかと思ってた」
「……安く見られたもんだな」
「そうでもないわよ。皆一緒だもの、私から見れば」

 なんとなく話が読めてきて、ケレスはため息と一緒に煙を吐いた。
 この女の方が余程短絡的だ。しかも、どうしようもなく追い詰められている。相手が強引だったから、という免罪符なしには少しも動く気になれないほど。そのくせ陸以外の男は皆同じと言う。馬鹿も休み休み言って欲しいものだった。
 煙草を一本消費して、千鶴に、というよりは流しに近づく。シンクに残った水滴に吸殻を押し付けて、千鶴のすぐ脇に置いてあったゴミ箱に投げ入れる。
 そこから離れようと思った瞬間、千鶴と目が合った。不味い、と直感的に思ったが、遅かったようだ。やや強い力でケレスのシャツの襟を引き、千鶴は自らの体を床に横たえる。ケレスはそんな千鶴を覆う形で止まっていた。

「……俺が強引だから、俺が手を出せばお前は抵抗できなくて、最後には陸が嫉妬でもして戻ってくると思ったか」

 何も分かってはいない。陸が千鶴から離れたのは、陸個人の理由だったのだろうと説明しても理解しきっていないのだ。この出来事はあまりにも千鶴にとって痛手で、今までも出来ていたか怪しい正常な判断をできなくさせている。
 ケレスには間違いなく言える。そんなことをして戻ってくるような男ではない。付き合いの短いケレスがそう思えるのに、ずっと傍にいた千鶴に何故それが理解できないのだろう。

「私を、浅ましいと思う? 卑しいと思う?」

 傍から見れば押し倒されているような状態のまま、千鶴は自嘲気味に言った。

「ああ」

 すぐにそう落とす。
 こんな言葉で傷つくような女ではないことはわかるから、何かもっと、下らない話がしたいのだろう。次の言葉が予想できるような、下らない話を。

「……でも、あなたは、」


 私のこと、好きでしょう?

 
 そう続いた言葉に、思わず目を細める。本当に下らなかった。誰もがお前に心奪われていると思ったら大間違いだ。そんな言葉で目の前の男に縋るしかなくなるのなら、自分のための恋愛なんてやめてしまえばいいのに。
 黙って立ち上がろうとする。この女を早く帰して、陸に文句の電話のひとつも入れたいところだ。
 しかし、相川 千鶴という女は、自分が惨めになる形では何事も終わらせない。

「っ、……!!」

 再び襟元を掴まれて、引っ張られて、首に腕を回されて、強引に唇を押し付けられる。
 こうする以外の方法を知らないのか、この方法すら、今さっきの土壇場で思いついたように思える。周りに都合のいい男ばかりがいたのか、ケレスという存在が千鶴にとってあまりに異色だったのか、そこまでははっきりしなかったが。 
 唇を離した千鶴は笑っていた。ただ、その瞳からは涙が流れていた。
 どちらにせよ惨めになることがわかったのだろう。それでも退けないようだった。彼女なりの決意なのかもしれない。

「……手、出してよ……。据え膳食わぬは、って言うでしょう?」

 綺麗に巻かれていたはずの髪はぐちゃぐちゃになって床に散って見えた。 
 ここまで自分を壊して、晒す相手は違うはずだろう。陸にこそ汚い自分を見せなければならないんじゃないのか。
 言ったって聞かないだろう。陸の前で一番美しくある自分が好きなのだろうから。彼女は真性のナルシストだ。
 こうなるともう面倒の範疇を超えていた。彼女がいつもさせる甘い香りが、アルコールの香りと一緒に漂って、カクテルの中にいるような錯覚をさせる。

「……なら、キスの仕方と誘い方くらい覚えろ」

 彼女の頬を撫でて、髪を梳いて、目尻の涙を舐め取ると、ケレスの首に腕を回したままびくりと彼女が震えるのがわかった。誰よりも彼女が一番、覚悟ができていない。
 こんなことをして陸が戻ってくるはずはないのに、自分を据え膳に貶めてまで執着するなんて、単なる馬鹿だ。

「……教えてくれるんでしょう? ……ケレス君、優しいから」

 優しいものか、とケレスは思う。
 いくら据え膳であったとしても、こんな面倒なものはご遠慮願う。今回の場合、据え膳のくせにランクが特別だ。ただ、それだけだ。
 彼女はやっぱりわかっていない。口で言うほど覚悟もできていないに違いない。
 そして、滅多にお目にかかれない面倒な存在だ。


 欠点だらけで面倒で、しがらみが多くてどうしようもない目の前の『据え膳』である女を特別だと思った自分もどうかしている、と頭の片隅をそんな考えが過ぎっても、深く追求しないことにした。




___________________________________


千鶴さんは計算づくで完璧装ってるけどそこまで全部完璧なわけないだろ、とか思って前々からそんな設定が。
ていうか陸さんはあんまり手出してない気がする、というのがあるんだろうなあ。
だからケレス先生が色々とびっくりすればいいと思ってたりする。
なんかもうあとはなるようになるだろうと思ってます。ああ、眠い。


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2008.03.27(Thu) | Title | cm(0) | tb(0) |

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