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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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初恋シュプール 4


「なんかすごく変な気分」
「わかる」

 教会の一番後ろの席に二人並んで座って、ぽつりと呟いたルミの言葉に、大和は頷いて返した。

「ずっと教わってた先生の結婚式なんて」
「娘を嫁にやる気分だよな」
「そんな感じかも」

 新婦は文句なく綺麗だし、新郎ももっと七五三染みてるかと思いきやそれなりに格好良く仕上がっていた。何となく空の背が伸びたように見えているのはシークレットブーツのせいなのか目の錯覚なのか何なのか。
 本当に綺麗で羨ましい、と大和の隣でルミは再び呟いた。

「一般家庭に生まれた女子にとって結婚の形ってこれなの」
「乙女の夢か」
「うっわ、気色悪い。でもそういうことかな。森の奥の教会で、真っ白なドレス着て、ってね」
「まあ、間違いなくその逆を行くだろうな。人は多いし、屋敷だし、お前は白無垢俺は袴だ」
「別にいいけどねー。人生どう転ぶかわかんないってことで」

 ルミ以上に大和こそがそう思っていた。
 一般の女と結婚することになろうとは思ってなかったし、そうしようと思うまでに自分の心が動かされることもないだろうと思っていた。人生何があるかわからないものだ。

「……お前、似合うしな、こういうの」

 純白のドレスに身を包む奈央を見ながら大和がぽつりと呟くと、ルミは「はぁ?」とでも言いそうな顔で大和を見上げていた。

「何言ってんのよ、いきなり」
「俺が見立てれば、な」
「結局自画自賛ですか、そーですか。否定しないけど」

 舞踏会とかでも散々いいもの着せてもらったしねー。
 割り切るように言うルミの声が、少しだけ大和に罪悪感を覚えさせる。
 ごく普通の家庭で育った女が思い描く、ごく普通の結婚式の姿。それが乙女の夢という奴なのだと言う。
 大和でなく他の誰かなら、文句なくその夢を叶えてやれただろう。というより、他の誰かなら、こういう形の式以外を考慮に入れないだろうと思う。相手が大和であるというだけで、ごく普通だったはずの夢が砕かれる。
 それは、彼女にとって幸せなことなのか。
 だからといって他の男にくれてやる気などない。大和の傍にいるからには、望む幸せはもちろん、これ以上必要ないといわれるほどの幸せを一方的に与えてやるつもりだ。
 ――そんな小さな夢も叶えてやれない男だったのか、芹沢大和という人間は。
 大和は笑った。そんなこと、あってたまるものか。当然だ。

「今日、ひとり家族を紹介する」

 式が進行する様子を見ながら、大和は告げた。

「え? ……お義父様とお義姉様と、あと家の人、もう結構会ってるけど……。新入り?」
「いや、俺が生まれる前から芹沢の人間だった人だ。今は違うけどな」
「はあ?」

 その上、大和のこれまでの人生で、流風を超えるお騒がせな男だ。
 一昨日の夜初めてその相手からの電話を受け取って、自分とあまりに似ているその声に珍しく驚いてしまった。
 母親の葬儀の時も、後姿を見かけた程度でとても会ったとは言えない。
 教会の列のずっと前の方に座る、黒髪の女性。青いドレススタイルのその女に目を向けた。

「だ、誰その黒幕っ、……もしやお義父様以上のラスボス……?」
「まさか。敵じゃないし、雑魚キャラだ」
「年上相手にそんなこと言っていいのあんたっ」
「ん? だあって俺の方が社会的地位上だもん」
「だもん、じゃないわよ……」

 ずっと年上で、芹沢の人間ってのが緊張要因らしい。全然そんな緊張することないのに、と思いながら、大和はルミの頭に軽く手を置いた。
 





別に必要な話じゃないんだけど、途中まで書いて止めてある大和の結婚式話に使おうかなあと。


次は理央かなー。タっくんかなー。どうしようかなー。


ていうか、駐在って絶対家族が一緒じゃなきゃダメで、離婚すると飛ばされるらしいんだよね。
てことはタっくん結婚してたんですかね。(笑)
その辺無知だが仕方ない! 帰ってきたタっくんは警部補。


玉置成実がアルバム出すんですけどー!!!!
Revoが梶浦さんとプロジェクト始めるってマジですかー!!!!
Revoの方は発売日が6月だからいいとして、Romanのコミックスが4月に発売みたいなのでそれは買おうと思います。そういえば山善も買っていない私。
りぼん読んでるからなあ。


そういえば書いてる自分もスルーしてたけど、大和ってお母さんいないのね。
性格的にも、ひとりだけ離れに住んでるっていうの考えても、いそうにないなあとは思ってたけど、本当にいなかったんですね。
多分中1か中2くらいの頃死んでるんだろうと思う。泣いてなさそう。
お姉さんもお兄さんも年が離れすぎてるから一緒に住もうと思わなかったんだろうし、第一兄貴その頃とっくに家出てるし。
父親はもう父親って感じ全然しないんだろうなあ。でも不自由してないから別にいい、ってのが言い分かな。

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2008.03.31(Mon) | 初恋シュプール | cm(0) | tb(0) |

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