プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

安藤さんちと鈴城さんち。


 ふわりと漂う味噌の香り。鼻腔にいっぱい吸い込んで、俺はリビングに顔を出す。キッチンにはセーラー服の上にピンクのエプロンを纏った奈央の姿があった。

「おはよう、理央くん」
「おはよう。毎朝悪いな」
「いいんだよ。あたしもお姉ちゃんも料理好きだし、ね?」

 今日の朝は幸せな方の朝だった。起きてすぐに階下に奈央がいるのには心底ほっとする。ぱっと見は日本人とそんなに変わらないが、透き通るように白い肌、色素の薄い栗毛。奈央はほんの少しだけ外国の血が入っている、クォーターだった。まあ、顔立ちは外人ぽくないし、同い年としては日本人の中でも童顔すぎるくらいの部類に入ると思うけど。ちなみに、姉が大人びた顔をしているからなのか、本人は童顔と言われるのをものすごく嫌がる。だからあまり言わない。
 奈央は姉と交代でうちで味噌汁とおかずを作ってくれている。細かいおかずを自宅で作って持ってくるのも交代だ。いつのまにかこんな習慣ができてしまっていて、申し訳ないと思いつつも俺はありがたいのですんなりと受け入れている。

「圭一さんは? まだ寝てるのかな」
「さあ? 昨日遅くまでDSで美文字トレーニングしてたな、そういえば」
「へ? 圭一さんって大学で英語やってるんじゃなかったっけ。なのに漢字の練習?」
「ゲームなら他にあるだろ、と思うけどな。まあ、俺が言うのも何だけど、兄さんの字はまだまだ改善の余地がある」

 高校の制服である学ランの姿のまま俺がいつもの席に着くと、すかさず奈央は俺の目の前にコーヒーを出す。お砂糖一個入ってるからね、と笑顔で付け加えてくれる。いつも兄さんの座る、俺の隣の椅子には今日の朝刊がもう用意してある。奈央の姉が簡単には許さないだろうが、こういうことを毎日てきぱきやってくれる奈央は将来いいお嫁さんという奴になるんだろうな、とよく思う。

「今日はね、お姉ちゃんが煮物持って来てくれるよ。昨日下ごしらえしてたからよく染みてると思う」
「毎日毎日よく違うもの作れるよな、お前ら」
「日常のマンネリ化は食事から始まるのよ! ってお姉ちゃん言ってたよ」
「なるほどな。一理あるかも」
「えへへ、だよねっ」

 何より、奈央の姉の言いそうな話だ。そんなことを思いながら、コーヒーを片手に新聞の一面を眺める。まあ、まだ高校生でそもそも理系の俺には一面に経済の話だとかが載っていてもよく分からない。いつもちゃんと見るのなんて天気予報程度だ。続いて地域面くらいは見ようかと紙をめくると、上から階段をゆっくり下りてくる足音が聞こえ、その音がリビングに近づいたところで、ちょうど玄関のドアが開く音。ちなみに、玄関の直線上にあるのが階段なので、多少距離はあれど階段と玄関にいれば鉢合わせというか、綺麗に真正面で顔を合わせる形となる。

「圭一ッ!! またあんた寝坊!?」
「いや、寝坊でなく下りてくるのが少し遅いだけで」
「同じようなもんでしょうが!!」
「起きてたし」
「言い訳無用! あたしの可愛い妹がこんな家でアホ兄弟に虐げられて料理させられてるっていうのにあんたらは申し訳なさの片鱗も感じないってわけ!?」
「申し訳ないと思ってるから数年前から別にいいのにって丁重にそれとなく断り続けてるんですけど」
「人の行為を無碍にしようっての!?」

 お姉ちゃん来たね、と奈央が小声で俺に言い、苦笑する。ほんと、騒々しい人だ。兄さんのこと悪く言うのはいいけど俺まで巻き込むのはやめてくれ。俺だって申し訳ないとは思ってる。新聞を畳んで床に置き、コーヒーに口を付ける。毎日のように繰り返されるこのやりとりは、大体兄さんの発言で終わる。

「なんかもう毎日面倒だな……。まあいいや、おはよう紗央さん」
「あ、う、うん。おはよ、圭一」

 それまでどんなやり取りを繰り広げていても、開き直って普通に挨拶されてしまうとこの人は弱いらしかった。真っ黒で腰までの長い髪に、奈央と同じ透き通るような白い肌、それに、奈央とは全然違う青い瞳。それが奈央の姉、紗央の姿。




 いただきます、と全員が手を合わせて食事が始まる。
 俺の右隣に、兄さんの圭一。今十九歳で大学二年くらい、だったと思う。何故かそれなりに有名な大学の文学部に進んでいて、専門にしてるのは英語とか聞いたけど、あんまり干渉しないから実際何やってんのかはよくわからない。俺もわかんないところあったって質問なんかしないし。
 で、俺の目の前にいるのが幼馴染の奈央。今高三。姉と一緒でクォーターで、よくよく見れば確かに日本人っぽくない感じはする。学校では合唱部で、それなりに歌はうまい。けどびっくりするくらい勉強はできないという典型的なタイプ。試験勉強中なんかにそういうネタでからかうと、どこで聞きつけてきたのか奈央の姉が「勉強なんかできなくたって可愛くて料理できたら十分じゃない! 何、不満!?」とブチ切れてきたりする。奈央よりもこっちの方が断然厄介だ。
 奈央の隣、兄さんの目の前に姉さん(って俺は呼んでる)の紗央。年の差はたった二つなんだし、ガキの時から知ってるんだから呼び捨てだって構わないだろうと俺は思うけど、姉さんは馬鹿がつくくらい真面目で年功序列とか重んじてそうだし、何よりも俺の兄さんが姉さんを「紗央さん」なんて呼ぶもんだから弟の俺が呼び捨てにするわけにもいかないって話で。姉さんは兄さんと同い年で、高卒で就職している。公務員と言えば聞こえはいいけど、職種は警官だ。何ともハードな仕事だと思う。馬鹿がつくほど真面目な上に、馬鹿がつくほどシスコンで、馬鹿と呼ばなきゃならないほど頭の方も弱い。ここは姉妹で似過ぎている。とか言うと殺されかねないので絶対言わないが。

「あ、圭一。今日帰り何時ー? 夕飯食べるなら適当に見繕って買ってきてほしいんだけど」
「ん、分かった」
「あたし今日遅いから作るの奈央なんだからね! 本当に適当なもん買ってきたらただじゃおかないわよ」
「ここ数年でそんなもの一度も買ってきたことないんですけど」
「念押しよ!!」

 ひじきの煮物をつまみながら兄さんと姉さんのやりとりを聞く。傍から聞いてる分には夫婦みたいなもんだが、そんなの冗談じゃない。あのやかましい姉さんが家族になってみろ、俺と兄さんに人権はなくなってしまう。

「圭一さんとお姉ちゃん今日も仲良しそうでいいね」

 毎朝毎朝それが言える奈央も毎日能天気さに磨きがかかって良いと思う(棒読み)。
 なんでこうも毎朝この姉妹がうちに料理を作りにくるのかというと、それは単純明快、男は料理ができない(と姉さんが思い込んでいる)からだ。すべてに馬鹿がつくほど真面目でシスコンで普通の馬鹿で、その上頑固で頭ん中ステレオタイプときた。奈央はかなり抜けているので姉にそう言われたら隣の家の兄弟はいつか飢えて死ぬとでも思ったんだろう。姉さんも奈央も料理だけじゃなく洗濯とか掃除までしてくれる。だが俺たち兄弟の名誉にかけて言わせてもらうと、俺も兄さんも料理できないわけじゃないし掃除も洗濯も人並みにできる。できるからこそ兄さんは随分前から「別にやってくれなくてもいい」という意味の言葉をオブラートに包んで姉さんに言っているわけだけど、姉さんも奈央も俺たちに料理を振舞うことで自分たちのレパートリーを増やしている部分があるようで、そうなるとあまり強く言えない。俺たちが作るより断然美味いのは事実だし。

「理央くんは今日帰り遅い?」
「まだ分かんないけど、図書室でも寄るかもな。問題集とか目通したいし」
「あ、そうなんだ……。うう、どうしようかなあ」
「無理に待ってなくても。お前図書室苦手だろ」
「ほ、本とか好きなんだよ!! ほんとだよ!!」
「いい加減ピーターラビットの絵本は卒業しろよ」
「ううう、理央くん酷い……。名作なのに……」

 名作云々は関係ない。好きでいる分には構わないが、あの絵本レベルの文字数しか受け付けないというのが問題だというのに。……とか言ってると、来た来た、姉さんの痛い視線。
 白米と味噌汁をかきこんで、早々と席を立つ。食べるのが遅い奈央はびっくりしたみたいに俺を見た。

「ちょっと理央、奈央のことくらい待ってなさいよ」
「無理。俺のクラス早朝学習あるから」
「え、う、嘘! あたしそんなの聞いたことないよ、理央くんっ」

 嘘だ。うちの学校にそんな高尚なものはない。
 でも俺は大抵奈央を置いて、少し早く家を出る。

「邪魔しちゃ悪いと思ってんだろうなあ、あいつ」

 兄さんがそう呟く声が聞こえた。続いてあたふたしたような奈央の声。
 ったく、マセガキなんだから。という姉さんの声もする。うっさい、ほっとけ。
 ――まあ、けどつまりは、そういうことだ。






すいませんすいませんすいません、点呼どんのが何か面白そうだったから勝手に捏造。
しかもアンドゥーと理央の兄弟設定とか何か楽しそうじゃん、とか思って捏造捏造。
すべての関係者にすみませんでした。


どっちの両親も海外赴任とか楽しいよね!
どっちの両親も外資系の仕事で、しかもライバル社とか。でも家族ぐるみで仲良し。
書いてて「この理央、キモいな」としみじみ思いました。奈央は可愛いと思います。
ご近所のケレスさんは引っ越し屋バイトじゃなくて理央の家庭教師とかどうですか。
理系目指してるし。英語は兄貴に聞けばいいのに聞かないという、ね!!
夕飯一緒に食べたりね!! そしたら流風から携帯に連絡入ってきたりね!!(ウザい)


理央はいつも奈央と登校してたけど、途中でいつも空がチャリでやってきて、奈央を後ろに乗っけていい感じなのを知ってるから自重。今続けて書いてるやつに展開は似てるけど理央から奈央に恋愛感情は一切ないと思うのでその辺は普通に兄貴な気分なんだと思う。
けど紗央にはちょっと憧れてたりしたら面白いかもな。そういうの好きなんです私。


こんな妄想してる暇あるのか私! ある!!(何)
スポンサーサイト

2008.04.24(Thu) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/115-95b02c22
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。