プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

少女の休息 (1)


 鏡台の前に立って、髪を結い直す。外は雪だ、外出すれば当然髪型は乱れるだろうが、やはり出かける前には欠かすことの出来ない習慣だった。
 彼女の父であるヤマトが、突然ツバキに午後の休みを与えたのだ。定期的に休みを貰ってはいるが、こうして突然暇をもらえることは珍しい。きっと、隣国の事件との関係や、ヤマトが持ってきた植物の成分解析などで最近は忙しかったことをちゃんと分かってくれていたのだろう、とツバキは思った。
 ツバキは家事以外ならなんでもこなす。政治的な調整のために会議に出席することも多いし、まだ早いということで外交の場に立つことはないが、実行できるだけの力量は備えている。ヤマトがツバキを娘とした頃からずっと、ヤマトは毎回の会議にツバキを連れてきていた。それでこういったことはすべて熱心にヤマトが教え込んだのだ。また、当然のようにヤマトの秘書としての役割も任されている。ツヅキも似たような立場にはいるが、厳守が要されるスケジュール管理を得体の知れない存在にすべて任せるのはどうか、と、これはツバキ自身が進言したことだった。加えて、薬師としての勉強もしている。今はまだ薬の調合ができる程度だが、ゆくゆくはこの国の人々をしっかり看てやれるようになりたいと考えていた。
 やらなければならないことや、やりたいことが多すぎるために休みをもらっても特別な用事以外では勉強のために屋敷に篭っていることが多い。だが、折角こうして特別に休みがもらえたのだ、その特別な時間を普段通りに使うのは少し面白くない。

「お休みでっか、ツバキはん? ええなあ、俺も休みたいわー」

 ツバキのずっと後ろの扉に寄りかかる金色の髪が鏡に映る。ヤマトの側近のツヅキが扉に背中を預けて立っていた。ここはツバキの私室だ。ツバキの部屋はヤマトやツヅキの部屋と違い、処刑場の真反対、つまりは地下に設けられている。用でもなければ誰も近寄らない場所の上、地下は廊下だろうとどこだろうと音がよく響く。誰か来たのなら足音ですぐに気付くはずだ――いつの間に入り込んだのか。
 だから得体が知れなくて嫌なのだ。ツバキは内心そう思っていた。

「……女性の部屋に無断で入るなんて感心しませんわね。すぐに出て行っていただけます?」
「あっははー、誰かさんと違うて女性として見とらんからなあ」
「ありがたいことですわ。貴方に好かれるなんて吐き気がしますもの」
「永遠に在り得へんから安心しときー」

 ツバキは、ヤマトがこの男をこの国に受け入れた時から好きになれなかった。
 ツヅキと会うよりも先に“彼”を知ってしまったからだろうが、それにしたって落差がありすぎるのだ。顔が、声が、すべて似ているのに、同じといっても良いくらいなのに、ツバキの心がツヅキを拒絶する。受け入れられない。この人間は自分たちとは違う。そんなひょうきんな表情を作って、軽口を叩いて溶け込もうとしても、騙されたり、しない。

「彼と貴方とでは天と地ほどの差がありますのね。あまり長く喋っていては悪いものがうつりそうですわ」
「何とでもどうぞ。あの腑抜けと同じ扱い受ける方が癪やし、それに、……コレが仕事の俺と比べれば、ツバキはんの方が余程堕ちとるし野蛮やと思うわあ。俺の見解やから聞き流してくれはって結構やけど」

 ツバキの表情は意識せずとも翳る。
 だから嫌なのだ。ヤマトと彼以外には話したことがないのに、どうしてそれをこの男が知っているのか。
 ツバキの表情の翳りはほんの一瞬のことだったが、ツヅキはその一瞬を見逃さなかった。

「ヤマトはんにくっついて、若いのにぎょーさん仕事して、それで贖いきったとでも? はッ、まだまだ子供やなあ」

 二つ三つしか年の違わないツヅキに子供扱いされるのはかなり不愉快なはずなのだが、どうしてもその言葉の響きにはどこか説得力があって、ツバキの反論する余地を奪う。

「いくらここで働いたところで浄化されるわけもない。それはツバキはん自身よう分かっとることやろ? ヤマトはんかて分かっとるやろなあ。ツバキはんが義務感と罪悪感に塗れて足掻いとるの見て楽しんどるだけなんとちゃう? あのお人」

 それは、一般の人間の考えることだ。
 そして、ツヅキはヤマトがそんな人間ではないことを知って、あえてツバキを挑発するためにそんな発言をしているのだ。ヤマトに忠誠を誓うツバキを怒らせたいがために。
 本当のヤマトを知っているくせに、そうやって貶めるように言うことは許さない。ツバキは鋭くツヅキを見据え、一歩ずつ歩み寄っていく。

「私のことをどうこう仰るのは構いませんが、お父様のことを適当に発言するのは許しません。私はお父様を心から信じていますもの」

 ヤマトはそんな人間ではないが、ヤマトがもしツバキを見てただ楽しんでいるだけだったとしても、それはそれで仕方ないと思うし、自分を救ってくれたヤマトがそうしたいのなら構わないと思う。
 けれどヤマトはツバキを娘だと言ったのだ。父が娘をそんな目で見るはずが無い。

「そんな風に私を見て楽しんでらっしゃるのは貴方でしょう、ツヅキさん? どうとでもお好きなように考えればいいですわ。けれど私は、私を救って下さったお父様を心から信頼して、この国に尽くすだけ。それだけです。……では、失礼します」

 言いたいことはすべて言い切った。ツヅキの横を、凛とした表情で通り抜ける。本当に、ツバキにとってこの生活は、仕事は、それ以上でもそれ以下でもないのだ。

「どうぞ、ごゆっくり?」

 部屋を出ると同時にツヅキがからかうような口調で言う。
 ツバキは立ち止まって振り向くと、少しも睨まずにやわらかな笑顔を返した。
 やはり、この男は好きになれない。寧ろ、大嫌いだ。




本当はエンジ君と教会が出るまで続くんだけど長くなるから切る。
でもきっとそんなに長くない。(何)


ツバキは自分で望んで地下に住んでます。真反対に処刑場があって、普通にそこで処刑が行われるわけで、地下だから音も声も響くわけで、それでもいいからって地下に住んでます。アホです。
エンジ君とはバカップルです。酷いです。
一回でいいからどっかでツバキがツヅキ君とエンジ君間違えるような話書きたいなあと思ってたり思ってなかったりします。もちろん、ツヅキ君をエンジ君と間違える展開じゃなきゃ面白くないわけですが。あ、逆もそれなりに面白いかも?
でもってツヅキ君大爆笑すればいい。
その後ツバキは数日部屋から出てこなくなればいい。ツバキいないとヤマトは大分困ると思う。


ツバキのバックグラウンドはそのうち。まあお察しの通り。
ツバキはお父様至上主義で、ヤマトの言う事なら馬鹿みたいに何でも聞きます。愚直というかバカです。
ルカが屋敷にいるようになったらルミのことはルカに任せて、ツバキ連れて外に行ったりすることもあるんじゃなかろうか。親子旅行親子旅行。
4つしか離れてないけど、こいつらはやっぱり親子じゃなきゃ面白くないなあ。妹って感じじゃないし。
だって薬師の勉強とか、金なきゃできるわけないじゃない。ヤマトが全部快く金ばら撒いてんですよ。


エンジ君と教会出てくるのと、あとシンゴとケレスさんの話と、適当に進めているアンドゥーとルカの話と。日曜までに書けたらいいなー。
この前キッズステーションでツバサ見てたんですけど、(笑)みたいな感じでした。
黒鋼さん好きだ畜生……!! 角松……!! おかんが黒鋼さん見て、「あんな顔して刀持ってるのにゾロの声じゃないんだ」と言っていました。なんだ、やはりああいうキャラは中井和哉の専売特許なのか。
桃矢の声がどうして三木眞一郎なのか疑問です。何でですか。どうしてなんですか。
関でいいじゃない!! 智一でいいじゃない!! 桃矢は智一なんだよ!!
ついでに言うと雪兎の声も緒方恵美のままが良かった……。
サクラの声はよく似てるよねえ。

スポンサーサイト

2008.07.10(Thu) | rebellion | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/156-97359706
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。