プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |



「花鳥の連中がこっちに挨拶に来るだぁあああああ!?」
「昨日の放課後、向こうからそう連絡が来たらしいよ」
「俺はんな事聞いてねぇぞ……!! 侑、お前いつから知ってた!?」
「朝。玲子先生に呼び出されて。高木君も一緒にいたから知ってるはず」

 淡々と事実だけを述べる侑太郎に、誠司はわなわなと拳を震わせた。
 女嫌いの誠司にとって、ここまで淡白な侑太郎はかなり好感の持てる相手なのだが、だからこそ侑太郎とは仲良くやっていきたいと思うのに、肝心の侑太郎は誠司相手にも淡白な部分がある。そこが気に食わないのだ。会長と副会長なら親密で協力しあうものではないか。それでこそではないか。

「なんで煌一が聞いてて俺が除け者なんだ!!」
「だって、朝に誠司が一緒に聞いてたら、昼休みで帰るとか言い出すだろ。逃亡防止」

 それは否定できなかった。
 昼休みまでいたかもわからない。聞いた直後には早退していた可能性の方が高いような気がした。

「……煌一は」
「先方が来る前に誠司が逃げ出さないように、門番してる。廊下でね」
「………っだぁあああああぁ……、どうして俺がこんな目にぃ……!!」

 流石は実質生徒会長の侑太郎。抜かりがなさ過ぎる。
 頭を抱えて誠司は机に突っ伏したが、他に突破口があるとは思えない。大人しく従うより他ないらしい。
 誠司が観念したのを悟ったのか、ふう、と一息ついて侑太郎は誠司の頭をぽんぽんと軽く叩いた。

「こっちが向こうに行くんじゃいろいろ問題あるだろ? 俺たち男子だし、そもそもお前女嫌いだし。それ分かってて向こうから来てくれるって言うんだから大人しく会長しろよ」
「……大人しく会長したらお前は何のご褒美を俺にくれると言うのかぁ……」
「試験勉強くらい付き合ってやる」
「んなの褒美になるか馬鹿ー!!」

 しかし、これ以上駄々をこねると侑太郎が怒り出すのは目に見えている。ここは大人しく従っておくべきだ。……なんだかいいように操られているような気もするが、あまり深く考えないでおく。
 それでも当然気乗りはしない。男子校だから誠司はこの学園に入ったのであり、合併の話なんてひとことも聞いていない。同規模の男子校と女子校が合併するのだ、誠司が入学する頃に話が出ていたっておかしくはない。それに、担当教員ですらも「今日初めて聞いた」と言っていたのだ。何だ、その週末に喫茶店で長話してたらふとそんな案出たから実行しちゃえ、みたいなノリは。怒りをどこにぶつければいいのかわからずに、誠司は落ち着くことができず指先で机をとんとんと叩いていた。

「前園さん、羽村さん、花鳥の連中来たみたいですけどー?」

 どうやら廊下の窓から校門の様子を覗いていたらしい、一年の高木 煌一がドアを少し開けて声を掛けた。瞬間、誠司の体がびくりと強張る。
 煌一はその誠司の様子を見て笑みを深くすると、今度は扉を全開にして生徒会室に足を踏み入れる。明らかに人工的に染め上げられた、赤茶というよりもだいぶ赤に近い髪が揺れ、まだ一年生なのにかかとが潰された上履きがぺこぱこと床を蹴っていた。

「やっぱ挨拶代わりにバリケードは必須だと思う人ー、はーい!」
 
 悪戯っぽい笑顔が標準装備の煌一は、一人で楽しそうに生徒会室の備品である机を廊下に持ち出そうと、隅に置いてある机に手を掛けた。

「――高木君、選挙期間中部活できないように手足使い物にならなくしようか……?」

 そこを、ゆらりと立ち上がって煌一の後ろについた侑太郎が、シャツの襟首を掴んで動きを止める。
 
「羽村さんちょっと頑固すぎですってー。ちょっとした冗談だし☆」
「今その冗談言うのは誠司の精神上悪い」
「前園さんだって冗談とそうじゃないのくらい聞き分けられますって! まったく、共学化を機に可愛い彼女のひとりやふたり作っちまえばいーんですよ!」
「学校は学問の場であって出会いを求めるところじゃないだろ」
「けど、学校でしか出会えない人ってたくさんいるでしょう」

 それを言われるとさすがの侑太郎も言葉に詰まっているようだった。

「たまたま共学化して、たまたま出会った子が羽村さんの運命の人かもしれない!」
「そう簡単にうちの有能な副会長を渡せるか!! 煌一、バリケードだ!!」
「あいあいさー!」
「って、ちょ、話を戻すな馬鹿共!!!」

 侑太郎が誠司と煌一の襟首を再び掴み、抵抗して暴れると侑太郎も若干苦戦しているようだった。
 花鳥の女だ。その生徒会となれば、お堅い連中ばかりだろう。侑太郎はきっと普通の女子が好きであろうとは思うから、余計な心配などする必要はないのかもしれない。
 でもむしゃくしゃするのだ。自分が女嫌いなのが影響しているのは分かっている。侑太郎は有能な副会長で、誠司の親友で、めちゃめちゃ優しいのである。だからどんな女が相手であろうときっと優しく接するだろう。それがわかるから我慢ならない。一刻も早くバリケードを作らなくては。
 煌一とふたりがかりで暴れて、侑太郎の手が離れ、真っ先にドアに向かったその時、ちょうど生徒会室の扉ががらりと開かれた。






やっぱり主役は侑さんです。
設定考えてても侑さん愛されすぎ。
いや、私がこういうキャラ好きなだけなんですけど。
小夜ちゃん可愛いから許す。小夜ちゃんは誠司にやたらと狙われればいい。でもってその度に侑さんが守ってやって誠司が大打撃受けたらいい。


あー、大和と会わせたいなー。
絶対反り合わない。いいね、剣道勝負とか。大和は剣道多分中学の授業とかでしかやったことなさそうだけどどうなんだろう。
「いっそすごろくにするか?」とか提案して「ふざけるのやめてもらえますか」とか言われてると楽しい。
ほんとに侑さん愛されすぎだなあ。楽しい。

スポンサーサイト

2008.07.31(Thu) | 絶対終わらない学園ネタ | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/175-090aa475
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。