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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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スノウメモリー 16



 どうしてか、俺は目の敵にされているらしい。
 俺は身に覚えなんてないし、第一その人とは一ヶ月くらい前に校門で一度顔を合わせたきりだ。目立つ人だからよく覚えてる、黒の入り混じった金髪に、薄いグリーンの瞳。ハーフなんだろう。
 始業式の後だ。校門でエンジさんを待ってたら、エンジさんと喋りながらその人は来て、すぐに校舎に戻ってしまった。俺とエンジさんが知り合いだから居づらい、って空気じゃなかったと思う。俺がいることそのものが嫌みたいに。
 ――拒絶された?
 名前も、何も知らない人に。何も知らないんだから別に深く落ち込む必要なんてないのに、俺も気にしないことにしようと思ってたのに、その人は校舎や校庭で鉢合わせる度に俺を睨むように見てくる。
 練習の時だってそうだ。バスケ部でも何でもないくせに、たまにコートの近く通りかかっては俺を見て、忌々しげな目で俺を見る。
 何だよ、何だってんだよ、俺が嫌なら見なきゃいいだけの話なのに。近づかなければいいだけの話なのに。こっちは少しも近づきたいなんて思ってないのに。
 その人が俺のバスケを見る時の、まるで格下を見るような目が気に入らなかった。エンジさんと同い年ってことは、俺の方が年下なんだろう。それはわかる。でも、バスケを見下されることは許せない。あんたなんかより数百倍俺は上手い自信がある。根拠もなく俺を睨んで、見下してるような奴よりは絶対上手い。それだけの練習を積んできたつもりだ。
 天才じゃなくたって、それなりに上手いプレーは、できる。
 
「っ、くそ……!!」

 すっかり陽が落ちて暗くなったコートで、俺はボードに向かって思いっきりボールを投げつけた。 
 部員は皆もう帰ってしまった。俺も校門までは一緒だったけど、練習したくて適当な理由をつけて戻ってきたのだ。
 ……俺の何がそんなに気に食わないんだ。
 俺のこと一番気に食わないのは、他の誰でもない、俺自身なのに。
 バスケのことを考えるといつも苛立つ気持ちが募ってしまう。それが嫌で、深くは考えないようにしているのに、あの人はそんな俺の気持ちを抉ってくる。最悪だ。
 わかってるよ、どうせ俺はそれなりに上手いプレーしかできない。そんなの、あんたに睨まれる前から、ずっとずっと前から分かってた!!
 


 中間試験も終わったある日の夜、俺は意を決してエンジさんに尋ねてみることにした。
 夕食の後、エンジさんの部屋のドアをノックする。勉強の邪魔になったりしたら嫌だな。

「ルカか? いいよ、入って」
「すいません、お邪魔します」
 
 エンジさんは床で軽くストレッチ中だった。小さくお辞儀して部屋の中に入り、後ろ手でドアを閉める。でも、どこにいたらいいかわからなくて俺はドアの前に突っ立ったまんま動けずにいた。エンジさんが苦笑する。

「何突っ立ってんだよ。座ったら?」
「あ、はい」

 エンジさんは椅子に腰掛けて、顎でベッドを示した。促されるままベッドに腰を落ち着ける。

「授業でわかんないとこでもあった? 俺が分かるとこなら教えるけど」
「あ、そうじゃなくて、……エンジさんに聞きたいことあって」
「俺に?」

 エンジさんが首を傾げた。思い当たることがないのだろう。それは当然かもしれない。俺だって、……俺だって、別に聞きたくないんだし。

「……始業式の日、エンジさんと一緒に校門まで来てた人、いるじゃないですか」
「始業式? 随分前の話持ち出すな」
「俺、その時しかその人にちゃんと会ってないんで」

 もっとも、向こうはずっと俯き調子だった気がするけどな。……そうだ、俯いていた。最初は俺のことちゃんと見ようとしなかったくせに、なのに、俺のこと今では睨んでくる。ぐっと拳を強く握った。
 エンジさんは友達が多い。突然始業式の日と言っても思い出せないのだろう。

「……金髪に、緑の目の人です」
「あー、ジュリか。そういや始業式の日途中まで一緒だったな」
「……ジュリ?」
 
 ……女みたいな名前。
 俺だって人のこと言えないけど、でも俺の名前は一応オリジナルがいるわけだし。その人は男だし。

「そ。ミズキ ジュリ」
「みずき、って、水城先生と同じ水城?」
「苗字で呼ぶことないからどういう字だったかはわかんないけど、そうなんじゃないか? 名前は樹木の樹に理科の理でジュリ」

 その樹理がどうした? とエンジさんが続ける。

「……その人、バスケ、するんですか?」
「? 部活入ってるって話は聞いたことないけど。バスケ部にはいないだろ?」

 頷く。いてたまるか。あんな人が部活にいたら部活が地獄になる。毎日あんな目で、しかも間近で睨まれると思ったらたまらない。
 バスケしないくせに俺をああいう目で見るなら、余計に腹立つ。でも、エンジさんはしばらくして、あ、と声を上げた。

「してんのかな、やっぱり。……けど中学の時も部活入ってなかったって言ってた気するしな……。ちょっと離れたところにさ、バスケのゴールあるでかい公園あるだろ? 前、休みの日ランニングしてたらそこでシュート練してんの見たことある」
「そう、ですか……」
 
 それくらい、手近にボールがあって、公園通りかかったらするだろう。たまたま友達と遊んでたとか、そんな感じなんじゃないだろうか。
 エンジさんはもうひとつ何か思い出したようで、話を続けた。

「去年俺あいつと同じクラスだったんだけど、球技大会バスケで出てたよ、確か。俺はバレーだったからわかんないけど、結局総合優勝取ったしな。部活入ってないくせにバスケ部の壁楽に抜いたとかいう話で櫂が相当テンション上げてた。本人は相手が疲れてたんだよ、とか言ってたみたいだけど」

 ――そんな馬鹿な言い訳が通用するものか。
 俺は俯いて、口の端を上げた。どれだけ邪悪な顔をしているだろう。
 そうやって、部活に入ってないからって上手いともてはやされるのがそんなに楽しいか。同じ調子で俺を見下すのか。冗談じゃない。
 普通、いくら相手が疲れていたとしても、練習を積んでいるバスケ部部員の壁を抜けるのは簡単じゃない。雑魚部員だったって可能性もあるけど、そんな部員のいるクラスはそもそも決勝まで上がれないだろう。
 だから、水城 樹理は、部活に入っていなくともそれなりにバスケが好きで、それなりにバスケに触れていて、それなりに練習を積んでいる。
 ……だからって、俺は自分がそいつに劣るなんて少しも思えない。

「……ありがとうございました。すいません、いきなり変なこと聞いて」
「いや、いいよ。……けど、急に樹理のことなんて聞いてどうしたんだ?」

 ベッドから立ち上がって、俺は笑顔を作ってエンジさんに答えた。

「バスケするなら、仲良くなりたいなと思って」

 ――絶対、ぶっ潰す。




これからバトロワ企画始まるのにあんな長いスレ更新できねぇよ、ということで暫定的に。
バトロワわくわくします。今日何故かオリバトサイト見てにやけてました。すいません頭悪くて。
狗ラジの福山編も聴きました。
「ケイスケだって生きてるんだから」は励ましの言葉なのか。あいつらの中のケイスケの認識って……! しかも杉田真似対決とか激しく不毛……!!(笑)
杉田、咎狗現場でもきっと肩身狭いんだろうなあ。あ、谷山と同じくらいか?
……(調べてる)……あ、全然違う。6こも年下じゃないか。福山よりも2こ下なのね。そりゃあ肩身狭いわ。ビタミンの現場も考えるだけで可哀想だけど。銀魂とかもかなり可哀想だけど。
取り乱しました。黒スケ大好きなんです。


そういう黒い部分があるのは慎吾ってよりもルカだな、と思います。
鷹から生まれた鳶です。ルカは流風と一緒で凡人。
だから、お互い顔を見た時から、もうお互いの存在が負担になってるルカと樹理です。
和解前のルカは黒くてなんぼ、暗くてなんぼのもんです。
本当は黎書こうとしてたのにワンクッション欲しくて。これ黎書いたらその後書くんだろうか私。多分試合なんだけど。

考えれば考えるほど、こいつらお互い大っ嫌いだな、と思います。
だからこそ懐いた後を考えるのも楽しいわけで。単なるツンデレの樹理を考えるのも楽しいわけで。
一人称が「僕」なのにツンデレなキャラなんて作ったことないよ、っていう。
流風と慎吾にはさせられないことをいろいろさせられるから楽しいです。慎吾は絶対できない「クールにキメる」という技をルカは使うことができます。
文化祭とか絶対メイド服とか着せたがる。中身慎吾だから。でもって全力で拒否されて、むしろお前が着ればいいのに、と周りに思われてたりすればいい。
なんか、よっぽどこいつらの未来話の方がケイスケとアキラに近づいた気がします。ルカはあんなにうじうじしないけどな。


えーと、ガールズシンフォニーでもしてこようかな!(爽)
今度こそ渓さん落とすぞー! 真壁財閥のおぼっちゃんは後回しで……! 息が荒くなりそうです。

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2008.09.28(Sun) | 未来話 | cm(0) | tb(0) |

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