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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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スノウメモリー 19



 僕は、心底気持ち悪いと思っていた。
 お父さんにそっくりな後輩。バスケ部所属。去年同じクラスだった友人は、そいつの家に居候中だという。ご愁傷様だ。その後輩が、僕を見かけると、その友人を見かける時と同じように明るい声で挨拶をしてくるのだ。
 加えておくけれど、僕はそいつが心底嫌いで、苦手で、同じ学校にいるってことも嫌だし、なんかもう同じ空気吸ってるのも嫌だ。なのに向こうはものすごく好意的だ。それが、気持ち悪くて仕方ない。

「よかったじゃないですか。樹理さん、学校で人と関わろうとしていないんでしょう? 可愛い後輩ができて」

 どこまでも性悪な父親を持った椿は遺伝子からかやっぱり性悪だ。これの外見に惑わされる奴はどんな理由があったって阿呆としか言いようがないと思う。
 三日ほど来なかっただけなのに、既に椿によって散らかり始めているリビングのソファーで僕は脱力した。日曜の昼からこんな部屋を見せられると疲れる。

「どこが可愛いんだよ、あれの。無法地帯があるならぶん殴ってやりたい」
「可愛いでしょう? 中学でもずっと人気でしたもの。お父様は有名な方ですし、明るいですし、バスケットの腕も良くて、学業もそれなりに。その上あの外見ですから」

 椿は、最後の一項目をやたらと感情を込めて言った。
 やっぱりこいつ、性格悪すぎる。野島より先にこっちシメてやりたい。

「……椿、あいつと中学一緒なんだっけ?」

 腹が立つのでわざと話を逸らした。
 椿は特に突っ込むこともせずに僕に話を合わせてくれた。

「ええ。樹理さんは少し離れた中学に通ってましたものね。家は野島先輩と割と近いのに」
「うるさい。あれと同じ学校行くんだったら遠いところに通ってた方が余程楽だ!」
「結局今は同じ学校ですけれどね」
「そんなことわかってるっ」 

 僕は、駅の裏側のマンションに住んでいる。面倒なことに、そのマンションはこちらと市が違っていて、どう考えたってすぐ近くに公立中はあるのに僕は住んでいる市の中学に通わなければならなかった。
 ……まあ、どっちにしろあの中学には行かなかったろうと思う。あそこにはお父さんの知り合いの子が多いから。だから、あの中学に行くことになっていたら、私立中を受験したような気がする。

「……それで?」

 椿が僕のすぐ隣に腰掛けて、にっこりと笑いかける。 
 ……薄気味悪。殴られるのは嫌だから言わないけど。
 それで?って? とわざとらしく返してみた。

「どうして野島先輩にそう好意を持たれるハメに? 樹理さんがあまりにも敵視しているから、あちらだって苦手だったんじゃありません? 樹理さんのこと」

 それはそうだ。
 ほんの数日前まで、僕たちはたまに目が合えば睨みあっていた。
 最初は僕が一方的に。それに向こうが気づいて、いい気分はしなくて、向こうもお返しとばかりに睨み返していた。その視線がやっぱりお父さんに似ていて、悲しくなったのをよく覚えている。

「……なんていうか、さ」

 痺れを切らしたのだ。向こうが。
 僕がずっとバスケ部の練習を遠くから見ているのを知って、そしておそらくは都筑くんから、僕がバスケをやるということを聞いて、突っかかってきた。

『なんで俺のこといっつもそんな睨むんですか! 俺が何したって言うんですかっ!!』

 ほんと、その通りだと思う。あいつがあの顔でなければ、あの声でなければ、あの名前でなければ、僕は見向きもしなかっただろうに。

『腹立つんで勝負してもらえませんか。バスケ、するんでしょう? 俺が勝ったら睨むのもうやめてください。不愉快です』

 僕だって、同じことをされたらきっと不愉快だろうと思う。
 僕はその申し出を受け入れて、お父さんによく似たその声に殺意さえ覚えて、……負けてしまえば楽だったのに。そうすれば、約束を守って、僕から向こうに近づかなければいいだけの話だ。
 夜のバスケコート。思い出す、ドリブルの音。負ければよかったのに、僕はその時、目の前の人間は決して『水城流風』ではないのだと認識した。
 負ければよかったのに、僕は、勝ってしまっていた。彼のバスケは、そう、僕も好きな、野島慎吾にやっぱり似ていると思った。似ているけれど、それはやっぱりまだまだ若いからなのか、僕には彼のガードは『ガラアキ』に感じたのだ。もちろん、僕の方が背が高いというのもあるかもしれない。でも僕は背が高いだけであって、筋肉の付き方だとかはずっとバスケをしている彼に敵わない。
 勝ってしまった。負けてはいけないと思った。負けるわけもないと思った。僕の攻撃を止めたいなら、そんな隙だらけのガードじゃ意味がない。

「……頭おかしくなったんじゃないのかな、あいつが」

 椿は煮え切らないといった顔で僕を見る。
 だからって、この前あったことをこのお嬢様に説明したところで全てを理解してくれるとは思わないし。

「納得できません」
「ならできないままでいいよ」
「それなら最初から愚痴らないで下さいます? 迷惑ですから」
「それはすいませんでしたー」

 何を思ってか、あのゲームの終わった後、野島流風は泣いていた。
 悔し泣きとか言うんじゃなくて、声を上げて泣くその様子は、なんていうか、そう、僕が初めて彼を見て、動揺して泣いた、その時の雰囲気によく似ていた。
 放っておいて帰ればよかったと今では思うけれど、その時僕は動くことが出来なかった。僕はわかる気がする。彼が泣いている、その気持ちが分かる気がする。どうしようもない絶望に襲われて、本当にどうしようもなくて、気持ちの行き場がどこにもなくて、ただ、泣くしかできない、そんな感情。
 まあ、理解できていようと僕が彼を嫌いなことに変わりはない。他人のくせにお父さんと同じ顔をしているなんて、僕からしてみれば腹立たしいことでしかないわけだし。

『……俺、っ、普通に、喋りたい、です、……先輩、と』

 先輩というのはもしかしなくても僕のことだろうか。
 普通に喋りたい、なんて、僕はそんなこと少しも思っちゃいないのに。
 思っちゃいないのに、僕は妙なことを口走っていた。

『……勝手にすれば。どーでもいいし』

 嫌だ、と答えればよかった。
 ああ、こいつとのやり取りの中で、僕は後悔ばかりしている。
 どうして、後悔するくらいなら、その時にその言葉を口にしなかったのか。
 
「……それでも、拒絶できないんでしょう、樹理さん」
「知った口利くな」
「知ってますもの。……あなたのお父様が、野島流風の父親をどうしても拒絶できないように、あの無邪気さを邪険に扱うことなどできなかったように、あなたも同じ轍を踏んでいるのですわ」
「そんなこと、」

 お父さんは、野島慎吾を邪険に扱えなかった。
 今でも野島慎吾はお父さんの支えだろう。
 だからって、お父さんの息子である僕が、野島慎吾の息子である野島流風を、同じように感じるかと言ったら、否だ。

「そんなこと、あるわけないだろ」

 否だ。
 当たり前だ、そんな風に思えるものか。

「馬鹿だね、椿も」

 僕がそういうと、椿は薄く笑って、

「樹理さんみたいに成績優良ではありませんから」

 それ以上は、語らなかった。





 芹沢邸からの帰り道、学校の前を通る。
 シャツの襟を直して、ショルダーバッグの位置も軽く直しながら歩いていると、寒気のするような大きな声が少し離れたところから聞こえて、僕は、ゆっくり首を回した。

「水城せんぱーいっ!!! 奇遇ですね、こんなところで会うなんて!」

 奇遇なものか!
 分かっていたら通らなかったのに!!
 思ったって仕方ない。バスケ部は熱心に活動する部だし、芹沢邸に行く以上ここを通るのは必然だ。

「一緒に帰ってもいいですか?」

 嫌だ。絶対嫌だ。
 とは思うものの、ちらりと横目で見た時の、この、野島流風の屈託のない瞳は。

「……勝手にすれば」

 僕に、そう言わせるのだった。




ムーミンママ(笑)
新谷良子のセンスは素敵だと思った。
神谷のテンションすげえ。
何でもいいけどこれがユキヒトだと思うと私どうしようどうしようってな感じで私の中でユキヒトのイメージを固定させるのでいっぱいいっぱいです。
だからもう、ユキヒトの声は郁ちゃんなんだって思わないと。素の声なんてどうでもいいんだよ、郁ちゃんの声なんだよ! あの冷静な声は郁ちゃんの声です、はい。エンディングは無視することにします。あの裏声の「バカっ!」は思い出すだけで吹きます。
たまに思い出すと、ヘヴンの設定はやっぱりいいなあと思います。
生徒会と会計部の火花散らす対立……。年増の理事長が年齢詐称で学生に紛れ込む……。意味不明のMVP戦……。うん、神設定。(笑)
何かのゲームなら、ツキ高のキャラと声優かぶるから全部トレースできるんじゃなかろうか。
ちょっとヘヴン考えたけど肝心の舐め男がいないのでやめました。
やっぱあれかな、遥かあたりかな! リアルにコルダは岸尾と石川さんいればコンプ行けそうだよね。
リアルに欲しい声は緑川と鳥海ってとこですか。(増えた)
黒執事の鳥海はあの悪役でしたな。妹と見直して、「っ!」とかの音で判断。喋ってる声とか私聞き分けられない。

「玉ニュータウン」の「俺たち検定」はかなりそっちの人たちを喜ばせる内容ですよね。
いやいいんだけどさ。あの番組に櫻井必要ですよね。櫻井いないと鈴村突っ走って止まらなくなりますからね。(爽)
市長室コーナーだとまださをりのストッパーを鈴村がやってるからいいとしても。今回スベってたなあ……。


ちなみにコルダ配役。
ツキモリモ・パッソ=創兵くん
ザ・土浦=大和
プリキュア火原=慎吾
エンジェル志水=壱朗くん
あるぇ?加地くんじゃなぁい?=聖くん
オールドボーイ王崎=光くん

はい、素敵ですね!(爽)
大和がピアノってのだけが気色悪い。あとはどうにかなりそう。
まあそもそも土浦ピアノかよ!! とか思うわけですが好きなので構いません。
慎吾がトランペットとかそれなりにサマになりそうです。
岸尾がいないから華がないよ!!(笑) フルート! 誰かフルートを早く!
そういえば声的に言えばむっちゃんが「あくまで、(略)」というセリフを吐くのか。そりゃ萌えるな。
叡一くんの声は櫻井でぴったりだと思います。あの、クロマティ高校とか見てるとものっそい思います。(何か違う気が)
アリスは結構いけそうな気が? いないの誰だ、最上と堀内賢雄と、子安、フォロ方十四フォローさん、そんなもんか。フォロ方さんは作りようがないじゃない。剣持たせにゃ。

誰か私が納得する鳥海キャラ作ってください。
納得条件
→「………」「……!」「っ!!」多用キャラ
以上。(笑)

言いたいこと言ったので寝ます。

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2008.10.16(Thu) | 未来話 | cm(0) | tb(0) |

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