プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

久々にご近所。



「……何やってんだ、お前ら」

 ケレスが大学から帰ってくると、家の前には見知った二人がいた。
 しかしその二人がお互いを知っているわけがないので、傍から見ればそれは不審極まりない光景だ。かたやランドセルを背負った小学生、かたや同い年の大柄な青年である。誘拐現場とでもいえるかもしれない。

「にーちゃん! お花もらった!!」

 腕に一杯の花を抱えて、花のように笑顔を咲かせて、隣家の小学生である流風は嬉しそうにケレスに駆け寄った。百合やらガーベラやら色とりどりの花がその腕には収まっていたが、これを与えた相手がそもそも何故こんな花を持ってやって来たのかがまったく見当が付かない。というか、はっきり言って気色悪い。

「あ、何。これお前が飼ってんの?」
「こんなガキ、頼まれたって飼うかよ」

 相手の男は、だよなあ、と軽く笑った。

「こんなん四六時中近くにいたら首絞めたくなっちまうもんな☆」
「対象が目の前にいる間は物騒な発言控えろ」

 流風は話が読めない様子で小首を傾げている。聞かなくてもいいことをどうして子供はこう聞こうとするのか。とりあえずは放置しておくことにする。

「で、何しに来た」
「ノートふんだくりにきた。植物生理学、とってんだろ? せめてものお礼にと思って花束買ってきたんだけど気色悪いのでそこのポチ君に」
「俺ポチじゃない!!」

 自分がポチと呼ばれていることは分かったのか、流風はじたじたと足踏みしながら目の前の男に反論する。しかし男は一瞥くれただけで何もなかったかのように再び口を開く。

「冗談のつもりだったんだけど意外とポチ君喜んでくれたんで。欲しかった?」
「要るか馬鹿」

 男は芹沢 大和という名前で、ケレスと同じ大学に通う同学年の人間だ。
 しかし学部は正反対もいいところで、ケレスは理学部、対する大和は文学部に籍を置いている。その大和が何故植物生理学などという理系もいいところの授業を履修しているのかと言えば、単純に興味があったから、ということなのだろう。そこまで仲が良いわけでもないから、この辺の屋敷に住んでいる、という情報くらいしかケレスは持ち合わせていない。屋敷なのだから金持ちなのだろうと判断はできるが、あまり金持ちらしく見えたこともなく、昼休みに賭けポーカーの面子に加えられたこともある。
 ともかく、面倒な存在が家の前に二人もいられてはかなわない。鞄の中からノートを取り出して大和に向かって突き出した。

「次の授業までに返せ」
「つーか、今日コレ授業ないのに持ってたわけ? うっわ、見かけによらず勉強熱心ですこと」
「単に入れっぱなしだったんだよ」
「なるほどねぇ。ま、字が汚いのは五千歩譲って許してやるよ」
「何様だ」

 からからと明るく笑いながら大和は無造作にノートを自分の鞄に仕舞う。人のものを借りているのだからもうちょっと丁重に扱え、と言ったところできっと聞かないのだろう。そんな文句を言う気すらケレスには起きなかった。
 どうでもいいから早く帰ってくれ、と思うケレスの服の裾をくいくいと流風が引っ張る。何事かと視線を落とせば、友達? と今更な質問をぶつけられた。

「ポチ君、俺とそいつは友達じゃないんだ、残念ながら」
「俺ポチじゃないよ!」

 本日二度目の反論を、本日二度目の華麗なスルーで決め、大和はしゃがみこんで流風に視線を合わせる。

「友達じゃないの?」
「そう。俺は今は大学生の姿をしているが、本当は魔界から来た王様でな、お前のにーちゃんは実は俺の召使なんだ」
「うっそだー! にーちゃんはそんなんじゃなくて、アメリカから来た外人さんだって俺わかってんだぞ!」
「だからそれは仮の姿なんだよ。ほら、だからさっき俺がノート貸せって言った時素直に貸したろ、性格悪いにーちゃんが」

 それを聞いてはっとしたように流風がおそるおそる顔をこちらに向けたので、ケレスは盛大にため息をついて、目の前の両者の頭を叩いた。
 子供嫌いとか言っておきながら結構相性はいいのではないかと思わざるを得ない。

「お前は何信じてんだよ」
「だ、だってなんかしんぴょーせーあるし」
「どこがだ! ねぇよ!」

 叩かれた頭を押さえながら、流風は涙目でケレスを見上げる。一般の人間が見れば可愛いのかもしれない代物も、流風をよく知るケレスからすればどうでもいいもののひとつでしかない。
 同じように頭を叩かれた大和は平気そうなもので(当然だが)、膝を叩いて立ち上がるとまたへらりと腹の立つ笑みを浮かべてきたので、今度は脛に蹴りを入れてやった。痛ぇ!! と今度こそ声が上がる。

「用が済んだなら帰れ」
「お、そーだった。これから逢引、もといデートなもんでv」

 なら余計に早く帰れと思ったが、言わずとも去っていくだろうとその言葉は飲み込んでおく。そういえば彼女がいると随分前に聞いた気がする。幼馴染だとかいう話らしいが、幼馴染相手だとは思えないほど溺愛しているという。考えただけで気色悪い話だ。

「適当なことばっかりしてるとそのうち愛想尽かされるぞ」
「残念ながらそりゃないなあ。断然愛してるし。あ、横恋慕とかしたら殺すからv」
「誰がするか。寝言は寝て言え」
「はいはい。んじゃ、退散しますかね。またなポチ君」
「俺ポチじゃない!!」

 大和はぽんぽんと流風の頭を軽く撫でてからひらひらと手を振って、駅の方向へと歩いて行く。やっと騒がしいのが去った。ひとつ息をついて家に入ろうとすると、再び裾を引っ張られる感触。

「……てめぇは家に帰れ」
「腹減ったっ! ホットケーキ焼いて?」
「それくらい自分でできるだろうが」
「ひとりであんまり火使っちゃダメって言われてる」

 一難去ってまた何とやら。
 大和が去ったところで、無邪気な笑顔を振りまく流風からはしばらく解放されそうになかった。






大和とは同い年なら結構普通に友達でいられると思うんだ。タイプかなり違うけど。
私の頭の中ではシーマスさんとケレスさんと大和と、あと何故か要君の4人で大学生活謳歌してそうなイメージが。
4人で賭けポーカーとかやって、要君当然のように負け無しで、あと3人で争ってればいいと思う。負けた奴がハーゲンダッツ奢りとか、学食奢りとかで。ポーカーフェイス得意そうなんだけどなあ、みんな。
そんな4人組で大和だけが特定の彼女持ちとかいう設定楽しいんですけど。
「あー、残念ながら俺これから彼女と待ち合わせなんで失礼しますわ。とっかえひっかえの人にはわかんねぇ幸せな時間楽しんできますよ」
とか言って抜けて欲しい。要君やっぱり医学部かな。接点ねぇよ(笑)
けどこんな4人組、かなり目立ちそうでもってかなりちゃんと大学生してそう。ナンパとかな! 大和は彼女いるんでMCで。青薔薇よりよほど大学生ぽい。
平均身長が180くらいってすごい集団だな。なのに学部バラバラとか。
要君とケレスさんはかなり面倒見てやる側な気がするので、大和とシーマスさんが二人で飲みに行ったあと突撃お宅訪問とか。
ごめん楽しくなってきた! 
「え、何カテキョのバイトしてんの? うわー、犯罪だそれ絶対」
「えー、何それ初耳だなー。綺麗系? 可愛い系? つーか年下制服趣味だったなんて意っ外☆」
「女ってこと前提で喋ってるだろお前ら……」
という会話をしてほしい、それを横目に見ながら要君はゆっくり本読んでてほしい。
テンション上がりますな。誰か書いてくださいそんな学生生活。
アンドゥー混じる? 混じるか!? 肩身狭いぜ絶対!!(萌)

スポンサーサイト

2008.10.22(Wed) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/231-ace2d9bc
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。