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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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決して触れ合わない




「――あ、」

 流風はゆっくりと頭を上げた。
 制服はすっかり雨に濡れている。軒先に座り込んでいたとはいえ、乾くわけでもない。
 キャラメル色の髪の先からはぽたぽたと雫が落ちた。
 目的の人物は地上、透明なビニール傘を差してこちらを凝視している。しかしやがて睨むことも面倒になったのか、階段の近くまでくると傘を閉じ、鉄製の階段をかんかん音を立てて上ってきた。
 流風は目だけでその動きを追う。

「……邪魔だ」

 流風が背をつける扉、この部屋の主は流風の目の前まで来るとそう告げる。
 ん、と流風は小さく頷きを返してから、

「……おかえり」

 全く見当違いな言葉を落とした。






 時折、世界に自分はひとりで生きているんじゃないかという錯覚に陥る。

「なあ、俺ってメーワク?」

 きっかけは簡単で、すごく小さい。
 自分は何とも思っていない、肩書きだけの恋人に振られた。
 全国模試の得点がいつもより少しだけ落ちた。
 たったそれだけのことなのに、何十億人も人間が生きているこの世界に自分だけ見放されて生きているような気がして、誰かに縋りたくなる。
 相手が返事をしないので、都合のいいように話を進めることにする。

「じゃあさ、なんで俺のこと見捨てねぇの? 生徒だからとかそういうの、気にするタイプじゃないだろ?」

 都合よく解釈してしまう。

「嫌ならさ、嫌って言ってくれればいーじゃん? メーワクだって、あんたがばっさり言ってくれたら」

 この世界で、自分を見つけてくれる人がいるんじゃないかと、期待してしまう。

「……俺は、言われたく、ないけど」

 自分を見つけて、拾ってくれる人、捨ててくれる人、がいるんじゃないかと。
 拾ってくれたら嬉しい。でも捨てられたっていいと思う。この世界で見つけてくれるなら。

「……あんたに言われるなら多分、結構嬉しいと思うんだ」

 自分を否定してもいいと思えるのは、見つけてくれた人だけだと思う。
 上辺だけを見て、みんな同じ顔をして近寄ってくる大勢の女のうちの一人や、機械が印刷した紙切れではないと思う。
 そんなものには否定されたくないのに、そんな小さなことでいちいち自分が揺らいでしまうのは脆い証拠だ。

「だからあんたのこと、待ってた」

 否定して。
 受け入れないで。
 切り刻んで。
 どうせなら痛い方がいい。
 それでもいいと思えるから、

「……待ってた」

 








なんかそんなような話が書きたくなったんです秋臼さんごめんなさい。(土下座)



この前の追記かなんかに書いた奴。
流風は発作的にこういうのが結構あったらいいなあと思っている。
しかし今「HANAJI」聞いてるからもう隠さずに言うけれども、流風ってどう考えてもドMだ。
痛いのとか辛いのとか苦しいのとか、自分が許した相手に与えられるなら受け入れられるらしい。
ケレス先生は何も返事しないで部屋の中に入っちゃえばいいと思ってる。
お約束で風邪引くってのもアリだけど鬱状態で風邪引くってそれもまた鬱。(爽)
普段の流風が迷惑云々言われたら思いっきり食って掛かるけど、鬱状態入るとすんなり聞き入れそうです。鬱状態書くのは情景が浮かんで楽しいです。


タピオカを探しに行きたい。
どこに売ってるんだ……。

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2009.02.15(Sun) | Title | cm(0) | tb(0) |

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