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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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揺らぐ蒼




 誰かと歩くあいつの姿を、夜毎夢に見る。
 こうなっちゃったんだからもう平気、仕方ないことだと自分に言い聞かせてもなかなか聞き入れてくれないらしい。理性で感情を抑えこんで、起きてるうちはそれで我慢できるし満足してるからいいけど、夢に見るんじゃ対策の打ちようが無い。そうして夜毎泣いてしまう。あいつという存在を近くから失うことは、あたしにとって、これまでの人生が消えてなくなったのと、ほぼ同義だからだ。
 毎日、毎日、夢を見て深夜に目を覚まし、泣いて、泣き疲れて眠って、まだ慣れない天井を視界に入れて朝に目を覚ます。その繰り返し。

(毎日夜勤だったらいいのに……)

 そんなの体が持たないのはわかっている。疲れるから夜勤も好きじゃない。でも結局睡眠不足になるなら、無理して眠るより眠らない方がいいんじゃないか、なんて思ったりするのだ。
 朝日が薄くカーテンの隙間から床を照らす。上体を起こすと、眠いようなだるいようなふわふわした感覚が体を包んだ。睡眠不足のためだろう。ここ最近は毎日そうだ。
 ベッドから出て、手櫛で髪を梳かしながらリビングに向かった。




 テレビをつけると、朝の情報番組が始まっていた。時刻はちょうど六時を回った頃。今日は非番だし、この家の住人はまだ起きてこないから、ゆっくりする時間がたくさん取れそうだった。
 考える暇もないほど仕事に追われればいいのだが、そうもいかない。こういう休みの日は思い切り好きなことをするに限る、と思う。キッチンに一通りの設備は揃っているのだから、これを活用しない手は無い。一日中お菓子作りというのもなかなかできないことだ。
 朝食の準備をするにもまだ早い。ソファーに身を沈め、手近なところにあったブランケットを引き寄せて、テレビを眺めた。

「…………」

 金髪の男の家に上がりこんで、もう三日になる。自分がやられたら絶対追い出すレベルだ。いくらあたし自身強引なキャラしてるからって、これはやっぱりやりすぎた?
 でも、こうじゃなきゃあたしは頭がおかしくなっていたかもしれない。ここじゃなくても、どこかに逃げないと。割り切ることができるのと、向き合えることは違う。今までの自分が可愛いから、否定したくなかった。鬱屈とした気持ちのやり場に困ってしまう。こんなこと今まで無かったから余計にだ。相談してどうなるものでもなければ、大体のことはこの家の住人にも、理央にも奈央にも知られている。吐き出したから楽になるものじゃない。できれば思い出したくない。あたしを見てくれないなら一生会いたくない、なんて子供みたいだけれど、その方があいつにとってもあたしにとってもいい方法なんじゃないだろうか。
 ブランケットを膝にかけて、ソファーの上で体育座りをする。
 窓から射す陽射しが少しずつ強くなって、睡眠不足が祟ってか、そのまま横になってみる。ここでなら眠れそうだ。まどろみ始めたところでブランケットが床に落ちる。けど拾うのも億劫で、あたしはそのまま目を閉じた。




 次に目を覚ますと、陽射しはずっと強くなっていた。寝転んだまま壁の時計を見れば、もう九時近い。そのままごろんとソファーの背に向かって寝返りを打つと、体にブランケットがかかっていることに気付いた。

「寝るなら部屋で寝ろ」

 低い声がかかる。また寝返りを打って180度回転すると、テーブルの向こうでマグに口をつける男の姿があった。自分でブランケットを拾った覚えはないから、多分あの男がかけてくれたのだろう。
 男の方を向いて、ブランケットを体にかけ、横になったまま膝を曲げて体を縮める。

「変なことしなかったでしょうね?」
「誰がするか」
「へえ、それは奈央に対して喧嘩売ってるの?」
「耳鼻科行ってこい」
「必要ないわ。聴力には自信あるもの」
「なら精神科だな」

 さく、とトーストを齧る音がした。
 昨日はあたしが作った。今日も作るつもりだった。それがあたしの生活だったから。夜勤明けの日以外で、自分で作らなかったことなんてない。自分の分はもちろん、人に振舞うのだって、子供の頃からずっとやってきたこと。
 体を起こしてブランケットをたたみ、朝食を取る男に近づいて、勝手にマグのコーヒーをいただく。睨みつける視線も別に怖くは無い。朝食のメニューは、スクランブルエッグに焼いたベーコン、それからトースト。

「……普通ね」

 理央だってあいつだってきっと、これくらいの食事は作れるんだろう。手は込んでなくても、手早くはできなくても、馬鹿じゃないから、自分達で食べるくらいのことはできる。
 我が侭だったんだろうと今は思う。煩わしかったんだろう、とも思う。でも、でもあたしは、あたしがあいつがいてくれなきゃダメだったみたいに、あいつにもそう思って欲しかった、それだけだった。料理以外のことはてんでダメなあたしは、料理でしか自分を主張できなかったから。

「起こしてくれたらおいしいご飯作ってあげたのに」
「アホ面晒して寝てた奴が何言ってやがる」
「あ、また奈央に喧嘩売ったわね!?」
「お前いい加減容姿の話に妹出すのやめろ!!」
「何よ! 奈央が可愛くないってーの!? 殺すわよ!?」

 ブラックコーヒーの苦味は口の中いっぱいに漂っている。舌がぴりぴりする。目が覚めるほどに苦い。刺激が強いから嫌いなのよ、ブラックは。紅茶の方がずっと好き。薫り高くて、優しくて、あったかくて、誰にだって受け入れられるの。
 相手のマグをテーブルに置くと、力を入れたつもりはないのにごとんと大層な音がした。

「……こんな苦いものよく飲めるわね」
「勝手に飲んだんだろうが」
「やっぱり人相に関係してるわよねー。こんなの飲んでるからそんな顔になんのよ」

 男の隣に立って、その頬を両手で摘む。その手を軽く振り払うと、人の話聞く気一切ないだろお前、と言われてしまった。 
 そんなことない。ここにいなかったらあたし、こんな風に喋ったりもきっとできなかった。
 でも、前を見てちゃんと話をしようと思ったら、心のどこかがいきなりぽきんと折れて泣いてしまいそうで怖い。それは、今度はあんたに“煩わしい”という感情を余計に植えつけるんじゃないかと考えてしまう。あんたにとってのいつも通りのあたしでいる以外にどうしたらいいかわからない。
 あたしって対人恐怖症なんじゃないの? 真っ直ぐに目を見られると怖くてすぐ逸らしてしまう。

「あんたなんかとっとと学校行っちゃえばいいのよっ」

 あんまり喋ると泣きたくなる。
 テレビの音がやけに遠く聞こえた。






いろいろすっ飛ばして書くのが楽しかったです。すいませんでした!!(土下座)
アニマックスで銀魂見てて、土方さんとお妙さんとか安心して見てられていいコンビだなと思いました。あんま接点なさそうなのが良い。


深夜に買い物行くって行ったら着いてきてくれそうですね、ケレスさん。
紗央の容姿云々と絡めてそんな馬鹿っぽいのも書いて見たいなあと思いました。
11時頃に紗央がひょっこり部屋に顔出して、「ちょっとコンビニまで買い物行ってくるから」とか言ったら、一応「何で」と聞いてくれそうです。
文章だと面倒なので以下↓私が召喚した流れ。

「洗顔買っておくの忘れちゃって。メーカーとか気にしないからコンビニでいいの」
「んなの石鹸で十分だろ」
「あんたの顔と一緒にしないでくれる? あ、あと歯磨き粉もないなと思ってたとこ」
「その辺の適当に使えよ」
「だってあんたが使ってんのからいんだもん。歯磨き粉は決まったのじゃないとやなの」

面倒な女です。歯磨き粉はなんとなく、ケレスさんとこはアクアフレッシュなイメージがあります。ならば紗央はクリアクリーンかと。
シャンプーとかは紗央はあんまり気にしません。
でもってじゃあ一応着いていくかと腰を上げると止められます。

「別に迷ったりしないわよ。それとも何か買ってくるものでもある?」

さて面倒な女です。ここで「煙草」と答えても紗央は引きません、多分。

「それくらいあたしが買ってくるわよ。銘柄は?」
「言ってわかんのか?」
「そう思うなら空き箱でも用意したら? 人にもの頼む態度じゃないわよ」

とんでもなく面倒な女です。ここまで書いて満足しました。つかず離れずバカっぽいのが紗央だと思ってます。自分が興味ある方向以外は見ようともしない人なので、そういう方向からアプローチが来るとは思ってない。疎いとかじゃなく最早馬鹿の次元です。
紗央とケレスさんは赤と黒のチェックが似合いそうな気がしますな。ハトアリの世界みたいだ。
紗央って万年こんな感じなのにここからどうやって一歩踏み出せるのかが全く想像できん。何が起きるんだ。椿とエンジ君ばりに動かない人々だと思うのですが。
紗央が来たらケレスさん弁当持たされそうな気がするんですがどうだろうか。拒否りそう。


でもって、高卒すぐ警官になったなら今頃は10ヶ月間警察学校入ってるはずなんですが無視します。女性は確か最初は署に配属だった気がするんですがそれも無視します。一番でかいのは、警察学校入る時に女子も髪を短くしなきゃならなかった気がするんですが、それも無視します。だってそうじゃないと話が進まないから。
歌ネットの作詞家紹介でBOUNCEBACKが出てて嬉しくなりました。Realize大好きだからなあ私。


へ や が さ む い … !

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2009.02.22(Sun) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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