プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

せりざわさんのおうち



 襖を軽く叩いて相手に来訪を報せる。
 程なくして足音が近づき、一気に襖が開かれた。

「こんにちは、大和様」
「……帰れ」

 私より随分身長の高い相手、はとこにあたる芹沢大和はそう言い捨てると再び襖に手を掛け、私を拒絶するように閉めようとする。そんなことを簡単に許す私ではない。閉まろうとする襖を手で止める。これで相手の馬鹿力で私の手が挟まれるようなことがあれば騒ぎになる。そちらの方が彼にとっては面倒なことだろうと踏んでの賭けだ。

「てめッ、手ぇ挟んだら文句言われんの俺なんだぞ!?」
「あら、そう思うのでしたら私を入れてくだされば済む話ですわ」
「絶対嫌だ。帰れクソガキ!!」
「元婚約者に向かってクソガキだなんて随分な対応ですわね。悲しくなってしまいます」
「元だろ、元! しかも婚約する前に蹴ったんだから婚約者でもない!」
「そんな躍起になって訂正するほどのことでしょうか? 結局無い話なんですから。先刻のクソガキという言葉、そのままお返しいたしますわ」

 彼はより怒りを増したようだった。
 元々仲が悪かったのだ、結婚させようという方が無理というもの。お父様お母様が寛容な方で私もほっとしている。
 いつまでもこうしていたところで埒が明かない。きゃっ、というわざとらしい悲鳴と一緒に、襖を開けようとする手の力をほんの少し緩めてみた。彼が私の手を挟むような真似をするはずがない。

「っ!?」

 私が力を緩めれば、彼の力では襖が閉まるのはあっという間だ。だから彼は一瞬の判断で、襖が閉まる寸前に自分の足を挟み、事故を阻止した。痛い思いをしなくて済んだことに安心して私はため息をつき、改めて襖を開くと彼の部屋に踏み入る。彼はなおも私を部屋の外へ押し出そうとしたが、ここまで来て下がる私ではないことをよく知っているからか、三歩も進めば諦めたようだった。

「……何の用だ、椿」
「頼りがいのあるお兄様のような存在の大和様に、是非お願いしたいことがありまして」
「断る」
「まあ。いつまでも子供のような態度を取っていてはルミさんにも嫌われますわ。大和様は意識したことがないのかもしれませんけれど、貴方以外に裕福な家庭の男性なんて星の数ほどいらっしゃるんですよ。その上、貴方より大人で寛容な方も同じようにたくさんいらっしゃいます。そろそろご自分が底辺であることを自覚されたらいかがでしょう?」
「……この猫かぶりが……!」

 それで折れるからこの人はダメなのだ。私がこの本家に生まれた方が余程芹沢のためになったのではないだろうか。この人は呆れるくらい普通だから。
 本やら何やらで散らかる部屋を進み、座布団の上に腰を下ろす。この散らかり癖は私も同じだから悪いようにいう事はできない。芹沢の一族は家事と整頓が苦手らしい。遺伝子と言うのは随分都合のいいものだ、と思う。
 彼も仕方なく私の目の前に座布団を置き、腰を落ち着ける。

「来週の木曜の夕方、大和様の通ってらっしゃる大学の見学に伺いたいんです」
「は? 何で木曜。オープンキャンパスとかあんだろ」
「私の友人がスポーツ推薦でそちらの大学に進学を決めてるんです。それで、木曜の放課後に練習を見学しに来ないかと連絡があったそうで、是非案内をお願いしたいと思いまして」
「いーやーだ」

 やっぱり。
 普通に頼んで聞き入れてもらえるとは思っていなかったけれど、ここまで頑固だとどうしようもない。こんなことで退く私ではないけれど、この態度には些か呆れてしまう。
 そうですか、と私はわざとらしくため息をつく。

「残念ですわ。仕方ありません、それではルミさんに大和様がどのように大学に入学なさったか教えて差し上げませんと……。心が狭い上に卑怯な人間と長くお付き合いしていてはルミさんの人生設計も台無しになってしまいますし……。そうですわね、大和様を見習って学生を金で買収する方が効率的ですわねv」
「おいお前、あることないこと言ってんじゃねぇぞ」
「芹沢なんて奇怪な一族に関与してしまったルミさんは可哀想ですもの、私はルミさんを心から慕っておりますから気が向かなくてもアドバイスして差し上げられますわ。それでは大和様、御機嫌よう」

 にっこり笑って立ち上がり、入ってきた襖へと歩く、と、

「あー!! 分かった、分かったよ、てめぇの話に付き合えばいいんだろ!? だからあいつに要らんこと吹き込むんじゃねぇよ、しかも全部事実無根だろ!」

 痺れを切らしたように彼が叫んだ。

「そう思ってらっしゃるなら放っておいたらよろしいと思いますわ。大和様も私の要求を呑むなんて面倒な真似しなくて済みますし、事実無根であれば私がルミさんに何を喋ったところでダメージはありませんでしょう?」
「お前はあることないこと常識のように言うだろうが!」

 それを聞いて、私は彼に見えないようにくすりと笑う。
 彼が心配していることなど、私がどうルミさんに伝えたところで、彼女は受け止めやしないのだから、彼の心配はまったくの杞憂と言える。
 どんなにそれらしく伝えても、彼のことに関しては自分の目で見たこと耳で聞いたことしか信じないのだという。恐らく、似たような経験を何度もしているのだろう。

「……つーか、その口ぶりだとお前も着いてくるんだろ。なんでわざわざ俺に」
「ああ、別に大和様でなくともその辺は気にしません。お友達でも誰でも。さすがに大学構内はよく存じませんので、お力をお借りしたいだけですわ」
「は? わざわざ俺のとこに来て嫌味言うだけ言って友達でもいいって何だそりゃ」
「寧ろ大学を見学できる有意義な時間に大和様の顔が近くにあるなんて不愉快ですから、お友達に依頼したいくらいです」
「椿……、お前そろそろ力ずくで口の利き方教えた方がいいか?」
「嫌ですわ、力ずくなんてルミさんに誤解されてしまいますv」

 彼は拳をふるふると震わせて、そのまま三十秒ほどキープし、ようやくゆっくりとその手を下ろした。ルミさんの名前を出すととことん弱い。芹沢の次期当主たる男が一般の女性に骨抜きにされて今後どうするつもりなのだろう。
 壁に寄りかかって彼は私の話の続きを目で促した。そういえばすべて話し終えた気になっていた。

「その例のお友達、とても可愛い子なので学校で言い寄られることも多いのですけれど、気が強いので大体のろくでもない男性は儚く散っていくんです」
「……それとさっきの話と何の関係が」
「ですけど、ちょっと夢見がちなところがあって。二人で構内を歩き回って万一迷ったりして下手に言い寄られても困りものですから」
「そんなのお前が多少我慢して、俺とあいつで付き添えばいいだけだろ。口説いたりしねぇし、第一年下に興味はない」
「大和様の興味云々なんて主張されてもどうでもいいお話ですわ。どうしても大和様が付き添いたいと言うなら話は別ですけれど」
「こっちだって大学でまでお前の面倒見るなんて御免なんだよ!」
 
 なら話は早いではないか。さっさと進めればいいのに、妙に頑固な人だ。
 呆れて軽くため息をつくと、つーか、と彼が続けた。

「俺じゃなくていいってんなら助かるし、別に友達あてがってやってもいいけど、お前はともかくその友達とやらは大丈夫なのか?」

 何がでしょう? と首を傾げれば、今度は彼がため息をついた。

「ユメミガチ、なんだろ。賢いし顔もいい奴揃ってる」
「まあ。それは大和様お気の毒ですわね、さぞかし肩身が狭いことでしょう」
「うっせえ黙れ!」
「その点は全く気にしていないので大和様もお気になさらず」

 ルミさんからたまに話に聞くことがある、彼の友人はきっと彼の言うように容姿も頭脳も平均よりずっと高い人たちなのだろう。それは想像に難くない。けれど、私はその辺はあまり心配していないのだ。

「大和様のお友達でしたら見た目はともかく、ろくでもない方でしょうから。あの子は見た目に流される子ではありませんわ」

 それを聞くと彼は、まずどこを否定するべきか軽く迷ったようで、私の目を見てきょとんとすると、しばらくして、

「あ、そう」

 と気の抜けた一言を発したのだった。





最早喧嘩だな。
みのりさんは椿のお友達。見た目の設定は未来話と同じですが、紗央との血縁関係はナシ。
椿は大和のはとこ、で婚約者未遂事件。(何)
そんな感じで見学の付き添いをするのが冬二くんだったらいいな、と思いました。もちろんF4みんなっていうのもアリですよね。

みのりは見た目には流されない子です、が、少女漫画に憧れるのでどう転ぶかわかったもんじゃない。眼鏡取ったら美形、な流れにも弱い気がします。
だからきっとシーマスさんは眼中にない気がするんだ。こういう人なんだなー、と思ってそう。
F4の中で言えば要くんとかに憧れちゃうタイプではなかろうかと思います。頑張れ冬二くん、ちょう頑張れ。でも何だかんだで優しい人が一番好きなんだろうな。
でもってごくごく普通の子なので危ないこととかには引いてしまう。
危ないことしてる人に普通の子って勿体無い気がするよね、でもそのギャップがいいんじゃないか、どんと来い!
未来話と違って、みのりから見える冬二くんっていうのが、「何故か高校で見かける高校生じゃない不思議な人」じゃなくて「ここの大学生」って表面的にははっきりしてるので、未来話に比べれば拒絶されないんじゃないかと思う。あくまでも大学生として話したりする分には。
あ、でも勧善懲悪とか好きですよきっと! アンパンマンとか水戸黄門とか好きだと思う!(何)


ご近所は瀬川さんちの兄弟とか書きたいかな。思えば空はまだ一度も出してない。
みのりだけ誰ともつながりが無いって寂しいから瀬川さんちに入れてもいいんだけど、みのりだけいきなりオッドアイ設定が出るのってびっくりだよね。16分の1とかいうことにすれば問題なかろうか。(笑)
そしたらスポーツマン一家になりますね。水泳、バスケ、陸上と。
けど空と慎吾のところに入れるならオッドアイ設定でもいじめられるとかなさそう。あ、つーか今みのり高3設定なら空よりも上じゃないか? 空が高2で慎吾中学生だよな確か。おねいさんか……。
でもいじめられないな。気ぃ強いな、あの子は。


みのりは多分、その人にしかない人間離れしたすごい部分、というよりも、自分を好きになってくれる人の人間らしさに好意を持つような気がします。奈央さん似かな。
その割に少女趣味だからすごい人がいれば騒いじゃうんだろうけど。ジャニーズなら相葉あたりに熱を上げてそうです。
ベタな展開に弱いので、道ではちゃんと内側を歩かせてくれたりだとか、迷子の面倒見るとか、おばあちゃんの荷物持ってあげるとか、そういうの見るとポイント上がりそう。ベッタベタだなあ。


この世界だと椿さんの方がみのりより無知っていうか無自覚と言うか無防備な気がします。
性格に裏表は一応ありそうだけど、本筋よりずっと普通のお嬢様だし、裏表きっついのは大和に対してだけだし、その大和に対して裏表なく大嫌いだし。で、ルミのことはお姉さんみたいに思っていろいろ心配したりして、それ以外は本当に普通のお嬢様なんじゃなかろうか。
スポンサーサイト

2009.03.02(Mon) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/306-3eb566ca
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。