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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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Home Sweet Home





 今日は部活が長引いてしまった。クリスマスに市のホールで発表会があるから、その練習のためだった。冬って日が落ちるのがすごく早い。今日ももう七時過ぎ。合唱部の仲間と別れて家までの道を歩き出す。
 空君はいつも「俺待ってるから一緒に帰ろ?」と言ってくれるけど、最近は本当に遅くなるから丁重にお断りしている。空君が用事があったり勉強で残っている時は遠慮なく待っててもらうけれど。誰かと帰らないと、なんだか寂しくていられない。こうして帰りが遅いから、圭一さんや理央くんと一緒に夕飯を食べるのも躊躇ってしまう。もういろんな怒りは収まったけど、顔を合わせづらいのも事実だし。お姉ちゃんが家を飛び出してしまって、あたしはひとりでご飯を食べることが本当に多くなった。ひとりで寝起きする家はとても大きく感じて、冬の朝のリビングの寒さも、お姉ちゃんがいた頃よりずっとずっと冷えて感じられる。
 お姉ちゃんはいつ帰って来るのか。怖い思いしてないかな。泣いてないかな、どうしてるかな。いつもそんなことばっかり考えて、でも様子を見に行くのはやっぱり躊躇ってしまっていた。お姉ちゃんが頑張ってるなら、あたしが邪魔しちゃいけない。
 あと三分もすればうちに着く、というところで鞄の中の携帯が震えた。慌てて確認してみると、理央くんからのメール。『うちで一緒に夕飯食べよう』って、それだけの文面。お誘いがあるならその方がいいかもしれない。真っ直ぐ歩いて、家に荷物を置くこともせずに制服のまま、理央くんの家に向かう。インターホンを押すと、ぴんぽーん、という軽い音。家の中がばたばたして、足音がこちらに近づいてくるのが分かる。
 ドアが勢いよく開いた。

「奈央っ!!」
「あ、」

 勢いよく開いたドアの向こうから、誰かがあたしに抱きついてくる。ふわりと香る、あたしとは違う匂い。髪の艶が前と変わって見える。

「……おねえちゃん……?」
「ずっとひとりにしてごめんね、ごめんね、奈央……」
「おねえちゃん、……帰ってきたの?」

 エプロン姿のお姉ちゃん。あたしに抱きついて、首に腕を回して離してくれない。
 
「今日いきなり帰ってきたんだよ。で、夕飯作るから食べようって」

 お姉ちゃんの後ろから理央くんが顔を出して、ため息混じりにそう言う。
 お姉ちゃんの作るご飯なんていつ振りだろう。もうずっとずっと食べてない気がする。
 玄関先でそんなやり取りをしていると、今度は後ろから誰かの影。振り向けばそれは大学帰りの圭一さんだった。

「お、紗央さん帰ってきたんだ! もうずっと顔見てないから気になってた」
「生憎とぴんぴんしてるわよ。お気遣いありがとう」
「やっぱり紗央さんいないと沈んじゃうんだよなあ、俺たち。紗央さんいないと奈央ちゃん夕飯に誘っていいものかすごく悩むし。怒られるんじゃないかなって」
「兄さんは気にしすぎなんだっての」
「気にするって! ほら、奈央ちゃん可愛いし、紗央さん帰ってきた時にどやされるんじゃないかなとか」
「寧ろあたしの可愛い奈央をひとりで放っておいた方が重罪。何かあったらどーするつもりだったのよ!」
「姉さんにそれ言われたら俺も奈央も心配損だな」

 理央くんの台詞に思わず頷いてしまう。お姉ちゃんがひとりで出ていって、どれくらい心配したことか。あたしに何かあるかどうかを心配する前に自分のことを本当に心配してほしかった。
 お姉ちゃんがびっくりするほどいつも通りで、みんな拍子抜けしている。圭一さんだけが何もなかったみたいに接していて、この人はすごいんだな、と思う。一番お姉ちゃんのことわかってて、誰よりも一番信頼しているのはこの人なのかもしれない。お姉ちゃんも多分それを知っているんだろう。だから、圭一さんにとってもお姉ちゃんにとっても、お互い大事な家族なんだ。
 圭一さんの一言に律儀に全部反応するお姉ちゃんがいて、それをまるごと広い心で受け止める圭一さんがいて、それを見て「どうしようもないね」って笑うあたしがいて、同意してくれる理央くんはずっとずっとお姉ちゃんを見ている。あたしたちってそれでいいのかもしれない。お姉ちゃんがいなければ成立しないけれど、もうこれ以上密になることもないんじゃないのかな。

「ま、いいや。取り合えずおかえり、紗央さん」
「もう暴走して勝手な行動取るなよ、姉さん。おかえり」
「あたしお姉ちゃんのレモンパイ食べたいな。……おかえり、お姉ちゃん」

 お姉ちゃんの青い瞳が嬉しそうに細まる。

「うん、……ただいま」

 そう言ってまたあたしに抱きつくお姉ちゃんの髪から、あたしとは違う香りがする。ほんの少しの寂しさを覚えながら、相変わらずまっすぐでさらさらで羨ましいその髪に指を通した。









短くこんな感じ。
ケレスさんの家を出るまでは書き上げたけど載せませんでした。書きたい会話とかやりとりがそれなりにあったので書き上げたら満足しました。(笑)
奈央さん今はこう言ってるけど一週間もすればイライラするに決まってるんです。それを「まあまあ」と宥める理央はアンドゥーの弟らしいなあと思う。

「あたしの作ったディナーなんだからありがたく食べなさい!」とか言い出すと思います。
でもって理央とアンドゥーが食べて「いつもと味付け違わない?」がベタで大好きです。奈央もちょっと複雑そうな顔してるといい。自分で食べてみて、こんなに違っちゃうのか、と実感してればいいと思います。
家に帰ったら奈央に「お姉ちゃん全然違うシャンプー使ってるでしょ!? せっかく綺麗な髪なんだから大事にしなきゃダメだよ!!」とお説教受ければいい。奈央のチェックが厳しくなりそう。
「ちょっとあいつのところ顔出してくるから」って言っても「うん、何時に帰るの?」を笑顔で言ってくれる子だと信じています。
それ聞いたらケレスさんは帰してくれない人だと信じています。私はケレスさんをなn(ry)


うちの教授はメール送ると学生の名前に「さま」をつけて返してくるんですけどそれがどうも慣れないってかぞわぞわする。あんた教授だろう……!! と思ってしまう。
ハロプロの作業用BGMが懐かしすぎて涙が出てきます。5期が加入する直前くらいまでの曲が好きです。「I WISH」とか超好きだったなあ。1枚目のベスト盤がすごく好きでした。
突如ネタが切れましたので周囲の活動を温かく見守りたいと思います。

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2009.03.28(Sat) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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