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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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幸せそうなコーラに泣きました


「よう、今帰り?」

 制服から着替えて交番を出ると、大柄な男に声を掛けられた。紗央が振り向くと、そこにいたのは芹沢 大和。こうして一人で会うのは初めてだ。

「そうだけど。ナンパならお断りよ?」
「あー、悪い。俺全然興味ないから関係ないわ」
「そ。なら安心ね」

 華道の一流派の跡継ぎということで、金持ちのお坊ちゃんだという話はルミやケレスから聞いていた紗央だったが、実際どんな人間なのかはあまり話したこともないし把握できていない。その上、今大和は何故かスーツを身に纏っている。似合わないわけではないが、一発で学生だと見破るのは困難だ。金持ちらしい自信に溢れたオーラは放っているとしても。

「なんでスーツなの? 就職活動?」
「まさか。野暮用で出かけた帰り」
「普通黒塗りの車で送り迎えって奴なんじゃないの? お坊ちゃんなんだし」
「飽きたから来させなかったの。たまに公共機関使うのもいいだろ」

 上等な黒のコートが冬の風に揺れる。公共機関使うお坊ちゃんなんているんだ、と紗央は頭の中で少しだけ感心した。庶民派なのはいいことだ。

「せっかく会ったんだ、噂の彼女の話も聞きたいとこだし、どっか入らないか?」
「いいけど、もちろんあんたの奢りよね?」
「ナンパじゃないから折半が望ましいな」
「じゃあナンパってことにして、図らずも付き合わされたあたしは払ってもらう権利があると」
「すげえ不本意な設定だな。ま、いいけど?」

 付き合って長いとルミもこういうのを嫉妬の対象にはしないのだろう。相手が大和ならケレスもまず何も思わないことは確実だ。先を歩き出す大和の革靴の音に、紗央もブーツのヒールを響かせながら後を追った。





「仕事柄このへん詳しいけど、ここ選ぶなんて意外。随分洒落た店知ってるのね」
「前にルミに連れて来られた」
「なるほどね。覚えておくのはいいことだわ」

 紗央は仕事柄、駅周辺から町の情報には詳しい。一応駅前にあるこのカフェは、人通りの少ない細い道を通らなければならず、一般の大学生の知名度が高いとは言いにくい。紗央もたまに足を踏み入れるが、若者が騒ぐというよりは年配の人がゆったり本を読んだりするのに適する、落ち着いたカフェだ。その割にメニューが豊富で、今日メニューを開いて紗央も悩むほどだった。店員にキャラメル・ラテを頼むと、大和は続けて同じものを注文した。

「キャラメル・ラテなんて飲むの?」
「あ? 疲れてるし甘いものもいいだろ、嫌いじゃないしな」
「ふーん……」

 大和は甘いものが嫌いではないという。圭一や理央もそういうタイプの人間だが、いつも見ているのがケレスである分、その友人である大和がそうであるというのはなんだか違和感がある。
 空いているからかすぐにドリンクが来て、早速口をつけると、その様子を見て大和がにやりと笑った。

「ま、ケレスばっか見てりゃ驚くよなあ」
「うるさいわね、仕方ないじゃない!」
「付き合いたてで浮かれんのは分かるけど、あんまり彼氏中心で考えない方がいいぜ」
「何よ、そんなんじゃないんだから!!」

 どうだかな、と大和が笑い、それが紗央を不機嫌にさせる。ケレス中心で考えたから大和の嗜好が意外に感じたのは事実だけれど、大和の言うように浮かれているわけではない。心外だ。
 キャラメルの甘い香りがテーブルの周囲を漂う。薄暗く落ち着いた店内ではクラシックが控えめに流れていた。

「本題に入る前にさ、俺あんたのことなんて呼べばいい?」
「は? 呼ぶことなんて多くないでしょ、そのままでいいんじゃない?」
「そうか? あんたはケレスと付き合ってて、あんたとルミは割と喋るだろ? そのルミと俺は付き合ってて、俺とケレスは大学の同期。何よりケレスの家って溜まり場だからな、顔合わせることは少なくないと思うけど」
「呼びたいように呼べば? 気にしないもの、そういうの」
「よし、じゃあ俺のことは大和様でいいから」
「あんたなんて呼び捨てで十分よ! 敬称つける価値ナシ!」

 うわひでえ、と言いながら大和はカップに口をつけた。かなりキャラメルの風味の強いラテだが、嫌そうな表情は見せない。本当に甘いもの平気なんだ、と紗央は納得した。ケレスじゃこうはならないだろう。まず飲んでいるところが想像できない。

「でさ、俺たちが一番気になってること聞いてい?」
「嫌よ、あんただけでも嫌なのに複数ってところが気に入らないわ」
「んなこと言いなさんなって。ぶっちゃけさ、あいつのどこ気に入ったわけ?」
「ほんっとにくだらない質問するのね」
「それで結構。まさか好きなところがひとつもないってんじゃないだろ? 仲間内の関心なんてそんなもんよ」
「拒否権とか黙秘権は?」
「この店俺持ちだからナシ」

 にこやかに大和は言いのけると、またラテを啜った。

「……そんなの聞いてどうするのよ」
「単なる興味だよ、好奇心。ケレスがあんたに惚れるのは男として想像つかないでもないけどさ、逆はどうなのかなって」
「意味わかんない。想像したらいいじゃない」
「あー、わかってねぇな、男は他人と比較して自分はより上にいると思いたい生き物なの。短所、悪いところ、欠点は浮かぶとしてもいい所を考えてやるようにはできてねぇの。お分かり?」
「なら別に知らなくたっていいじゃない。いい所知っちゃったら落ち込むかもしれないわよ?」
「それは絶対ないから心配すんな。俺たちって普通の男よりそーゆーの図太くできてんの」

 そう言われても素直に答えるような話ではない。当人にだって言わないことばかりだ。他人に、しかもそう喋ったことのない男に教えてやれる情報ではない。
 カップを手のひらで握って、手全体をじんわりと温める。

「………あんた、ルミと付き合って長いんでしょ? ならあんたはあっさり答えられるわよね、同じ質問に」
「おう、全部だ」
「……安直過ぎて答えと認めたくないんだけど?」
「仕方ないだろ。ガキの時からの付き合いだ、いい所も悪いところも癖も全部分かってる。悪いところ含めて全部ルミで、まるごと愛せなきゃ続いてねぇよ」
「自信家ね」
「世界で俺以上にあいつを好きな男はまあこれからも存在しないな」

 言い澱むこともなく断言できる大和は、多分この台詞を言い慣れているのだろう。歯の浮く台詞は大嫌いな紗央だが、大和に嫌悪はしない。その台詞は日常的に、ひとりのためだけに発されるものなのだ。
 ケレスじゃまず有り得ないな、と紗央は思う。こんな台詞言い出したらどうしよう、絶対有り得ないけど、ちょっとドキドキしてしまうかもしれない。

「そいでー? 俺にこんな恥ずかしい台詞言わせたからには見返りが当然ある、と」
「恥ずかしい台詞言って欲しいなんて誰も言ってないわよ」
「結果を見ないとな、結果を」

 非常に不本意ではあるが、大和は紗央の質問にしっかり答えたのだ。相手と対等な関係を望む紗央としては、ここで引くわけにはいかなかった。
 けれど言葉がなかなか思いつかない。大和はその辺はあまり気にしないようで、のんびりと紗央の言葉が紡がれるのを待っている様子。

「……家族より、あたしを馬鹿だと思ってくれちゃってるところ、かな」
「は?」

 カップを手に、大和が素っ頓狂な声を出す。言ったわよ、と紗央が言うと、もう一回、と大和が要求。そんなものに答えてやるほど紗央の心は広くない。

「嫌。言ったもの、ちゃんと」
「なら俺の耳が正しかったとして、……それでいいわけ? いや、いいから付き合ってんだろうけど」
「いいのよ」

 そして多くを語る気もない。本当のことを知っているのは自分だけで十分。ケレスにだって一言も伝えたことがない。向こうが伝えないのなら、こちらが伝える気も今のところない。それが紗央のスタンスだった。

「……相手が自分のどこを好きか、とか、気になんねぇの?」
「あんまり」
「すげえ自信家ってわけ? 俺ばりに」
「あんたみたいな図太いのと一緒にされちゃ困るわ」

 ケレスは奈央でなく紗央でなきゃ家に入れていないと言った。紗央にとっては、その言葉で十分だったのだ。
 自信があるわけでも何でもない。ただ信じているだけ。 
 紗央が息をついてカップに口をつけると、なるほどねえ、と大和は声を上げる。

「俺たちの域に達するにはまだまだだな」
「当たり前でしょ。比較するだけ無駄よ」

 そんな簡単にルミのようになれるとは思っていない。というよりも、土台無理な話だ。この二人の方がおかしい。普通では考えられないほど長くお互いを見てきて、それでもまだ一緒にいられるというのは、諦めや妥協や、ただ単に好きという気持ちだけでどうにかなるものではない。
 
「紗央がケレスのやな所しこたま見つけられるように祈っとくか」
「改めて思うけど、性格悪いわね」
「これが持ち味なんだよ」
 
 それならこの男にキャラメルなんてやっぱり似合わない。冷めつつあるラテを一口飲んで、紗央は心からそう思った。






この二人は仲良くなれると思うんだ。
F5の間で嫉妬したりだとかいう気持ち悪いことはまずないので普通に連絡取ったりしそうです。
奈央の合唱の発表会に贈る花選んでもらったりとかな。こっちの大和もアレンジメントに興味あったりしそうです。
紗央は全員名前を呼び捨てだと思います。ルネさん相手だとどうかわかんないです!(笑)
ルミは基本大和以外は苗字呼びなんだけど、ケレスさんとシーマスさんは苗字長いし名前で呼ばれる方が断然慣れてると思うので名前呼び。
みのりはやっぱり年上相手だから「さん」付けて。椿は様つけて呼びますね。

思ったんだけど、付き合ってしばらくして、また同じようにカッコよくカクテル作ってくれたらみのりは完璧に落ちるんじゃないだろうか。ギャップだよね、ギャップ!!
秋臼さんが大和を端折らざるをえなかったようなので大和到着後を書いてたんですが、コーラがやっぱり生きてたので感動してこっちを上げます。
話はよくわかんなかったけどコーラやっぱり生きてたよよかったよ、ブシドーどうした!!!(笑)
しかも劇場版って! マクロスも劇場だし、なんか劇場補完多いなあ。
グレンラガンはめちゃめちゃ見たいんですけどどうしたら……。

椿は放っておいたらF5とその彼女に囲まれてても「?」ってな感じな子なんだろうか。凄まじくKYですね。抜けてるのが周囲からバレバレだから、ひとりでいる時にいろんな奴に声かけられてればいい。話しかけられるの別に嫌じゃないからいろいろ喋ったりな。ひやかし半分で声かけてきた奴は面食らいそうだと思います。
大学通いのみなさんは仲良さそうですよね。お昼にカフェテリア行って、集まってるのがどの面子でもわいわいやってそうです。


奈央の同級生とそのお兄ちゃんで一組キャラ作るかな。
紗央の職場をちょいと広めたい感じがあります。
妹のはなんとなく普通の子で決まったので、お兄ちゃんを声イメージから選びたいです。(笑)
紗央の職場なんで警官。紗央より上、っていうか大卒で。正義感か……。
ふっつーの男キャラが欲しいですね。やはりここは念願の岸尾を入れるべきなのか。
素敵なお兄様からドS真っ黒キャラから単なるアホから女装男子まで幅広くできる岸尾か……!!
タっくんとはまるで違う、普通の若造が欲しいんです。アンドゥーみたいにいろいろ悟った感じじゃなくて!(笑)
そういうことで考えておきます、はい。

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2009.03.29(Sun) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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