プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

きみのとなえる呪文



「いいわねえ若い子は」
「私と紗央様だって、ひとつしか違いませんわ」
「それだけ学生と社会人の差は大きいってことよ」

 ここは紗央様の自宅。
 少し用事があって大学帰りに出かけ、帰宅する時に屋敷の車を呼んだ。その車を待っている最中に偶然会ったのが紗央様で。暇ならうちでお茶でもどう? と声をかけられ、今に至る。
 てっきりケレス様のおうちへ行くのかと思っていたのだけれど、案内されたのは紗央様の自宅。小さな庭はきちんと手入れが行き届いていて、花の苗にはいくつも可愛らしいつぼみがついている。
 目の前に出されたミルクティーを一口飲む。普通の喫茶店で出される安いものより余程美味しかった。
 紗央様はパイを私の前に1ピース、自分の前に1ピース切り分けると、私の目の前の席に腰掛けて、同じようにカップに口をつけた。現在の議論の中心はこの前私がシーマスさんと一緒に行ったゲームセンター、そこで撮ったシールの写真だ。実物はテーブルの中央に証拠品として提示している。シーマスさんから流れた話を聞いているのだろう。

「紗央様はこのような場所には?」
「行かないわよ。あたしの仕事何だと思ってんの?」
「けれど、制服をお召しになっていなければ、私と同年代の女性ですわ。そのような女性はあの場所にたくさんいらっしゃいますし」
「若者の多いところって苦手なの。あそこにいる女の子たちはあたしみたいなのとは別物。夢があって希望があってきらきらしちゃって」
「紗央様も輝いて魅力的な女性ですわ」
「真面目に返してくれなくていいのよ。ありがと」

 紗央様は苦笑して、切り分けたパイにフォークを入れる。白いふわふわのメレンゲに焦げ目がついていて美味しそうだ。初めて見るパイだけれど、紗央様は作りなれているのだろう。一口食べると、クリームが固かったわね、と反省の言葉を口にした。

「レモンパイ、初めて?」
「レモンパイ、ですか? ええ、初めてです」

 レモンを使ったパイらしい。表面はメレンゲで覆われているから、何が使われているのかわからなかった。
 レモンの果汁を絞ってカスタードに入れて、更にそのレモンの黄色い皮を摩り下ろしてカスタードに混ぜているのだという。得意なお菓子なのだとか。フォークを入れて一口食べてみると、メレンゲの甘さと、少し酸味の強いカスタードがパイ生地と合わさっていろいろな風味が楽しめる。私にとっては珍しいお菓子だけれど、この家ではもう当たり前なのだという。

「椿は料理、……ダメなんだったわね」
「はい、残念ですけれど成長の余地がありません」
「あんまり堂々と言うことじゃないわよ、それ」

 でもそうなんだから仕方ない。私は事実を言っているだけだ。

「男の方は料理が出来る方の方がお好きなんでしょうけれど、料理は私には少し荷が重いと言いますか」
「料理できなくたって見た目可愛くて中身も可愛げがあればいいんじゃない? あんたみたいに」
「私はそう言っていただけるほど可愛い人間ではありません」
「可愛くなきゃシーマスに目つけられるわけないじゃない。相当経験あるあいつのお眼鏡にかなったってことでしょ?」
「う、んと……、……あの方のことは、正直まだよくわからないので」
「わからない?」
 
 シーマスさんは、よく私を連れ出してくれる。いろんな場所に連れて行ってくれる。はぐれたって泣いたりする年じゃないのに、わざわざ手を繋いでくれる。優しい人なんだろうな、とは思うけれど、やっぱりよくわからない。ただ優しい、それだけの人なのかもしれないし、すごく裏のある人なのかもしれないと思う。どちらだって構わない。私に見せてくれるのは優しい表情ばかりだし、特別踏み込んで見たいとも思わないからだ。少し距離があるくらいがちょうどいい。

「楽しければそれでいいかな、とも思ってますし」
「あたしが言うのもなんだけど、あんまり鈍感だと愛想尽かされるわよ」
「その時はその時だと思っておりますわ」
「即答? あたしにはこの写真、随分楽しそうに見えたんだけど?」

 再びカップに口をつけた紗央様が、視線でテーブルの上の証拠品を撫でる。
 あの時取ってもらったぬいぐるみも、ベッドの上にちゃんとある。そうでなければ部屋が汚すぎてぬいぐるみが二次災害を被りかねない。
 必然的に抱いて眠る形になっても、それはシーマスさんがあの日言っていたように、シーマスさんだと思って眠ったりはしない。それって、これ以上近づくことに必要性を感じない、そういうことなんじゃないだろうか。

「自覚する頃にはもう遅いってこともあるのよ」
「? すみません、響きませんわ」

 私が首を傾げて答えれば、今度は紗央様はため息をついた。
 
「せっかく可愛く笑ってるのに、あんたがそれじゃ可哀想ね」

 あの時を小さく切り取ったようなその写真の中で、予想以上に私は笑っている。
 きらきらときらびやかな小さい四角の中、私はどうしてそんなにも顔を綻ばせたのだろう。
 パイを一口頬張って、静かに私は首を傾げた。









何を書きたかったんだかわかりません。途中一時間くらい寝たのが悪かったんだな。
身長伸びてたー!!(笑)


椿は最後に連れ出してもらえるまで頑なに線を引き続けるから、ひとつひとつ積み上げていっててもそれは自分とは関係ないって言い張る。考えを変えようともしない女はウザいすな。シーマスさんが動き出すのも仕方ない。
線を引いた上でならキスだとかも普通に受け入れそうだからこの椿は怖いですね。ある意味紗央よりも扱いにくいかもしれない。この子きっと襲われたって自分と関係ないことだってどっかで思ってそうです。ダメだこいつはやくなんとかしないと。
気付いた時にはもう遅いってそれどっかの美咲さんが言ってましたよね! あ、違う、ヒロさんだった!(爽)


私は戦国時代苦手だしアクションゲームも苦手だしカプコンの手先になるつもりも毛頭ないんですけど、でもBASARA2が気になる。(笑)
前田慶次!! 前田慶次がCV森田なんですけど私この森田の声が超絶好みでして!
慎吾ってこういうトーンがいいなあ、と思う次第。真田幸村は緒方恵美じゃなきゃダメなんです……。


眠いから寝ます。うーん、眠い。

スポンサーサイト

2009.04.02(Thu) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/376-7d1f443d
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。