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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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つづき


 大学の教職課程での講義を終えた流風は芹沢邸へと歩いていた。何か買って持っていくべきかと毎回考えるのだが、いい案も浮かばなければ、相手は流風とは比べ物にならない富豪なのだ。自分が心配するべきことではないだろうと今日も手ぶらだ。
 月に一度、芹沢大和のもとへ顔を出す。大和は毎日毎日離れの縁側に座って、椿を見ている。花の咲いている時も、葉だけのときも、いつも。母屋に向かうことはほとんどないのだという。毎日縁側のすぐ側で寝起きをし、一日中何をするわけでもなく椿を眺める。食事は手に届く場所に置かなければとらない。食事をするということは取りあえず生きる意志はあるということなのだろう。それはきっと残される椿のことを思ってだ、と流風は思う。
 かつて自分が通い、今は教師として通勤している高校の門の前を通り過ぎると、芹沢邸の方角から見知った顔が近づいてくるのが見え、流風は足を止めた。

「よう、嬢ちゃん」
「もう四十手前の男捕まえて何言ってるんですか。誰にもウケませんよ」
「俺ん中じゃコレで定着しちまってるからな」

 許せよ、と豪快に笑う巨躯の男は、流風がこれから会いに行く予定の男とよく似た顔立ちをしている。
 声も、性格も、大和が以前のままならば本当によく似た二人だ。さすが兄弟、といったところだろうか。

「大和の世話か? 大変だな、親友も」
「貴方こそ、そっちから来たってことは様子見でしょう」
「まあな」

 顔見て笑ってきた、くらい言いそうなものだったが、桜井拓海という男はそういう真似はしないようだった。もっとも、本当は大和の顔を見て指を差して笑ってもそれを口にしない限り本当のことは流風にはわかりようがないのだが。

「椿は今いくつだ」
「貴方の娘と同い年ですよ。次の二月で十一歳」
「つーことは何だ、もう六年になるのか」
「そういうことです」
「椿はどうしてる」
「会いたがってるようには見えませんね。そろそろ俺がお父さんになる準備進めた方がいいのかもしれないです」

 少しおどけた調子で言ってみれば、そうかもしれねぇな、と拓海も笑った。
 この兄弟は似ているのだ。見た目もそうなら、中身も。
 家を捨てた兄ではあるが、こうして大和を気にかけている。それは大和自身が気になるというよりも、寧ろ。

「貴方も耐えられませんか、奥さん亡くしたら」
「まあな。うちには出来のいい馬鹿息子と母親似の可愛い娘がいるが、それでも俺一人で育てられるとは思えない。あの環境に依存して生きてきたあいつなら余計生きていけないだろう」

 流風も同じように樹理の母親を亡くしているが、拓海の言うような感情に気付いたのは樹理を連れてこの国に戻ってきてしばらくしてからのことだった。いるべきはずの人がいない喪失感は、あまりにも唐突に襲ってきた災厄だった。

「……でも俺は、樹理がいたから生きてこれた」

 樹理がいたから味わった喪失感ではあったけれど、樹理がいなければ生きてこられなかったことも実感している。自分の遺伝子など本当に受け継いでいるのか疑問に思うくらい、樹理は手間のかからない子で、文字通り一人で育ったようなものだ。その樹理の存在にどれだけ救われたことか。

「嬢ちゃんとあいつじゃ、心の鍛え方が違うんだよ。金持ちの息子だ、元々軟弱にできてる」
「そんなの一番に否定しそうなのに」
「どっかでは分かってたと思うけどな。直面して実感したってこった」

 拓海が、はあ、と大げさに息をつく。大和に自分の姿を重ねてきたのだろうか。一歩違えば自分もああなるかもしれないという漠然とした不安。

「嬢ちゃんの根気を分けてやってくれよ、あいつに」
「できるものなら」

 根気だけには自信がある流風である。苦笑を返して、拓海とはそこで別れた。




 遅く落ちた椿の花が土の上で朽ちているのが見える。離れの縁側から男――芹沢 大和がそれをぼんやり眺めている。青く茂る椿の葉を一家の主が何をするでもなくただ見つめているだけ。このままでは家が衰退していく一方だと芹沢の者も気が気ではないだろう。何せ、もう六年以上になるのだから。

「来たぞ。元気か?」

 流風がそう問うたところで答えがあるとも思えなかったが、一応慣例として声を掛けると縁側に座る大和の隣に腰掛け、鞄を横に置いた。
 ここを訪ねると、反応のない相手に椿の近況を話す。反応がないといえど、きっと聞きたいはずだと思ってそうしていたわけだが今日は少し趣向を変えてみることにする。珍しくすぐそこで拓海に会ったのだ、珍しいことがあった時くらい対応を変えてもいいだろう。これで大和の何かが少しでも前に進めばいい。

「俺も出世したよなあ。今日大学で講義してきたよ、教職課程でな」

 まずは今日の出来事から。
 午後から仕事だから午前は家でゆっくりしていたこと、大学での講義、学生の様子。大和は大学時代教職は取っていなかったから、教職課程がどんなものなのかも話して聞かせる。とにかく、今日は報告の内容から椿に関することを尽く排除してみたのである。
 大和はいつも通り何の反応も示さない。椿の木を眺めながら流風の話を聞いているのかいないのか、ただじっとしているだけ。

「で、一応研究室顔出してみたんだけどさ、」
「椿はどうしてる」

 その言葉を大和が発したのは、流風が今日の出来事を語り始めてからたっぷり二十分ほど経ってからだった。さすがに痺れを切らしたか、と流風は苦笑する。それでも、一応想像通りの反応をもらえて満足だった。

「……お前さ、抜け殻装うのも結構だけど、気になってんならそっちから聞いて来いよな」

 もちろん、あの一言を大和が発しただけで十分嬉しくはあるのだが。流風は大和の肩を叩きながら言ったが、大和がそこから先言葉を発することはなかった。






タっくんは流風のことを「嬢ちゃん」って呼んでそう、というどうでもいいイメージができたので実践してみた。ごめん多分最近BASARAのやりすぎなんだと思います、刀持ってそうな人は中井ボイスで再生されるんですサーセンww
しかし筆頭の倒れ方はエr(略)


可愛い椿を書きたいなあ、という試みです。
樹理と一緒に流風の取り合いしてくれないかなあ。父親のことを心配に思ってても、やっぱり育ての親に寄せる信頼の方が今のところ大きいはず。
寧ろ中学上がったらちょっと少コミぽい展開になるというのも一向に構わない。(何)
椿は芹沢の子なのでそれなりに顔が整ってる子でもって、中学くらいになったら年甲斐もなく流風がちょっとドキドキしてたらなお面白い。


はじめの一歩見て思ったけど、あんなカッコいい声でルドルフやられたら私本当に死んでしまうかもしれない。と思うくらい鷹村カッコいいですよね。
でもホークも何気に声大塚さん!! ということでいい声の応酬でどうしたものやら。
千堂さんみたいなのが風哉くんだと思えばいいんだろうか。でも風哉くんもうちょい軽いよなあ、多分。
個人的には木村と青木がものっそい好きです。一番好きなのは宮田くんです。イケメンだよイケメン……!!
この前コナン見たら高木刑事がやたらといい待遇を受けていたのでそろそろ殉職した方が人気上がるんじゃないかなあとか思ってしまった次第。(笑) 覗いてる少年探偵団、どうなの。
最近毎日キッズステーションでジャぱん見てますが、子安声の黒柳さんが22歳だという事実に驚きを隠せません。1つしか違わない、っていうかまさか同い年……!? 余程苦労してきたんだろうなあ。


30日にもう一回プラネタリウムに行きたいところです。
クラシックと星空云々の番組見たいなあ。来月は解説番組を見に行きたいです。
そして国2の試験が……。
6月の集まりはどれくらいに連絡したらよいものやら。

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2009.05.27(Wed) | ほんとうのさいわい | cm(0) | tb(0) |

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