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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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闇夜にひとつぶを



「あれ? 流風くんこんな時間にお出かけ?」
「んー、ガム切らしちゃってさ。あれないと仕事捗らないわけ。すぐ戻るよ」
「気をつけてね」
「あいよ」

 リビングの掛け時計が午後九時を告げた。部屋を出て階段を下り、リビングを横切った俺は奈央とそんな会話をする。
 ガムを切らすことなどほとんどない。いつも部屋にはボトルガムを常備しているからだ。ところが今日は、学校にそいつを持っていって置いてきてしまったから自室にガムがない。これはもうどっちにも置いとく手に出るほかなさそうだ。ジャケットの襟を正して玄関へ向かうと、どたどたとやかましい足音が近づいてくる。この家でこういう美しくない音を立てる人間なんてひとりしかいない。

「あたしも行くわ。護衛しなさい」
「出かけるならどーぞご勝手に。つーかお前警官なんだし寧ろ守って欲しいくらいなんですケド?」

 紗央に背を向けたままそう告げると思いっきり太ももを後ろから蹴られてつんのめる。この家で暴力的な人間はこいつしかいないし、加減を知らないのもこいつしかいない。加減する気がないんじゃなく、加減そのものを知らないのだ。

「ってぇ……、そんなだからその見てくれで男いないんだよ、いー加減自覚した方がいいと思うけど?」
「うるさいわね、必要ないもの今のところ」
「そうほざいてるうちに人間は年を取るんだよねぇ」
「あんたもね」
「俺には将来を誓い合うスイートハニーがいるから」
「誓い合う“予定”でしょ? あたしも理央もそんなに優しくないわよ?」

 続いて紗央が黒いパンプスを履く。どうやら本当に着いてくるらしい。
 マジかよ、と目で訴えているうちに紗央はさっさとドアを開いて、

「早くしないと置いてくわよ」

 立場逆転。めんどくせぇ女だ、ホント。




「で? どこ行くつもりだったの、あんた」
「あー? ボトルガムだし、コンビニで十分だろ」
「コンビニ行くならスーパーにしなさいよ。せっかく二十四時間営業してるんだし」
「どっちだって変わんないと思うけど」
「家庭持つ気があるなら『節約』『倹約』って言葉を覚えることね、流風クン?」

 春の終わり、夏は間近だが夜はまだまだ肌寒い。外灯の明かりもなんだかちかちかしていて心もとない感じがする。その中を歩く俺と紗央。目的地は近くの二十四時間営業のスーパーだ。
 元々接点ゼロだった俺たちがこうして買い物行くんだから不思議なもんだ。俺が鈴城家に居候するようになったのももちろん不思議なことだが、紗央が居候しているのもおかしな話だし。

「つーかお前何買いに行くわけ?」
「電池」
「なんで」
「部屋の掛け時計が動かなくって。あんた後で直してよ」
「やだ。そういうのはおにーさんの専門」
「雑用は居候のすることだ、って言われたわ」
「なら自分で直せば? お前も居候だろ」
「違うわよ、あんたと違って血繋がってるもの」
「人類みな兄弟って言葉もありますよ、おねーさん」
「は? あたしあんたと兄弟なんて死んでもごめんよ」
「……さいですか」

 この反応は多分そんな言葉自体聞いたことないんだろう。これだから馬鹿の相手は困るんだよなあ。
 紗央はそれなりに綺麗な奴だと思う。そのプラス要素をここまで下げる性格してんだからほんと珍しい。強気なだけならまだしも馬鹿でシスコンで、そんなんどーしろと。奈央は綺麗っていうより可愛い系だし、馬鹿なんじゃなくて抜けてるだけでオールプラス要素、ノープロブレム! 料理上手なのはどっちも同じだけど、多少血が繋がっててこれだけ違うってすげえな。

「時計、でちょっと思ったんだけど、」

 かつかつとパンプスのヒールを鳴らしながら、紗央が俺の顔を覗いて口を開く。

「時間、巻き戻せるならいつがいい?」
「巻き戻しねぇ……。俺、そーゆーのあんま好きじゃないのよ」
「なんで? 回りくどいことしないで、高校の時に奈央口説いちゃえばよかったじゃない」
「高校の頃告ったって多分断られてたよ。俺みたいのより、おにーさんとか瀬川の方が大事だったろうしね」

 意味わかんない、と紗央がつまらなそうに膨れる。でも事実だ。
 高校の頃もすげえ楽しかったし、大学入ってから奈央とちゃんと付き合うようになって、鈴城さんちに居候させてもらって、家族ごっこもできてるし、戻りたいなんて思わない。強いて言えば、巻き戻すならまた同じ生活を送って、今度はもう少し上手く瀬川に伝えられたらいい、とは思う。それだけ。時間を巻き戻しても、奈央と一緒にいるなら同じ生活を送らなければならないと思うから。

「紗央は?」
「あたしは高校の頃、戻りたいけどなあ」
「へー、まあ俺お前の高校時代とか残念なくらい興味が持てないんで」
「持って欲しいなんて思ってないわよ、あんたなんていっぺん死んだらいいのに」

 馬鹿は大概口が悪い。一日数回は口の端がひくひくするのを感じるわけで、俺は今猛烈に奈央に会いたい。紗央の母親の血はどんだけ凶悪なんだ。父方で血ぃ繋がってる理央奈央は清楚なおぼっちゃんお嬢ちゃんじゃないか。

「まあ、じゃああれだ、時計なんか直さないで針巻き戻してろよ。つーことで帰れ、イライラするから」
「馬鹿ね、電池ないんじゃ巻き戻したって止まったままじゃない。針が逆に向いて動くように作ってくれるわけ?」
「体感時間は戻せないけど針が逆に進むだけなら普通に十分可能ですけど」
「なんだ、それじゃあ面白くないわね」
「どこの誰が時間戻せるんだってーの」

 ああ、イライラする。こりゃ早くガムでも買って、帰りはなるべく会話をしないようにしなければ。
 時間を巻き戻せるなら、もうちょい早く家を出とくんだった。そんなとこか。






前クリチュー。流風がなんかちゃんと若者として生き生きしてる気がする。
ツキ高の流風は若者として生き生きしてないと思う。勉強ばっかりとかダメだよ絶対!!
高校卒業して一人暮らしでジャンク生活な流風とか若者らしくて嬉しいです。前クリチューの流風は何でもこなすけど、料理もそれなりにできるけど、面倒だと思ったらやらないタイプ。ジャンク生活は若者の基本でござる。
そこを自力で探して会いに行く奈央とか少女漫画パワー全開でいいと思います。流風と奈央ってどう見ても少女漫画な組み合わせです。空と奈央はあれですよ、スクエニ系の雑誌で出てきそうなカップルだと思います。
前クリチューはあまりにも空が報われないのがちょっと哀れなんだけどあまり気にしてない。その代わり別のところで死ぬほど出張ってるからww リベリオンのソラとかあいつ何者ww(設定だけはある)
前クリチューの居候時代も楽しいんだけど、前クリチューはやっぱり高校時代が楽しいです。みんなでお弁当とかな。作ってあげる奈央とかな。


前クリチューでも紗央は警官だから、タっくんいるんだろうな、と思った。
時間巻き戻せたら絶対捕まえて離さない。前クリチュー自体そんなに書いてないからスタンスが微妙だけど、アンドゥーいないしあんまり心揺らぐ要素がない。筋が通ってるのかな。かみさま話の紗央はえぐい感じで自殺しててそれもそれで好きですけど。
紗央と流風は仲が悪い。どっちも居候のくせに、何かと紗央は従姉だから!って主張するのが腹立つんだと思う。


ご近所の女メンバーの夏旅行の服とか妄想してたらまた5時ですよ、今日こそ新井白石読まなくてはと思っていた私はどこへいったwww
バイト行こうとして玄関に向かったら足の小指を強打して、家にひとりしかいないのに「痛いですねぇ……」とひとり光秀した自分、プライスレス。死ねばいいのにww

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2009.06.25(Thu) | Title | cm(0) | tb(0) |

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