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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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理央さんって




 秋も深まる十月のことだった。博士課程の研究に追われながら、今日は息抜きにと大学へは行かずに自宅で本を読むことにして、朝から机に向かって研究書を開いている。起きたのが昼少し前、ブランチをとってから、今はちょうど午後三時くらい。その間、お供はマグカップに注がれたブラックコーヒーだけだ。飲み終えてはキッチンまで新しいものを淹れに行き、あまり大学に篭っている時間と変わらない過ごし方だな、と我ながら苦笑が漏れる。そろそろ本当に息抜きをするべきかもしれない。リビングで新聞でも眺めようか。
 そう思った時だった。部屋のドアが開かれて、そっと閉じられた。今日はこの家には俺一人。呼び鈴を鳴らさずに入ってこれるのは、兄さんか、今も海外に飛んでいる両親か、あるいは。
 眼鏡を取って振り返ると、今にも泣き出しそうな表情の姉さんがいた。やっぱりそうだ。両親が連絡無く帰ってくるわけないし、兄さんは俺の部屋の前でノックくらいはする。隣の家とは合鍵を預けあう関係だが、奈央なら俺なり兄さんなりの携帯に連絡を入れて在宅を確認するはずだ。アポ無しで飛び込んでくるのなんて姉さんしかいない。

「………どうしよう、りお……」
「……何が」

 本当に泣き出しそうで、辛うじて堪えているように見える。姉さんは力なく数歩歩くと、糸が切れたかのように俺のベッドに腰を落とす。
 椅子を動かして姉さんの側まで行けば、膝に置いた手がふるふると震えているのが分かった。何かあったんだろうな。それはわかる。きっと先生関係のことだ。それにしても、ここまで深刻になって飛び込んでくるなんて、どんな喧嘩やらかしたんだろう。

「……何かあったんだろ、先生と」

 俺の問いかけに、姉さんの口が動いた。
 小さく、ひとつずつ音を紡ぐ。俺はその声を拾い集めて言葉にする。

「―――………」

 そして俺は言葉を取り落とす。
 「どうしよう」なんて聞かれても、俺がその答えを持っているわけないのに。それを俺に聞いて、姉さんはどうするつもりだったのだろうか。

「……それで、どうしよう、って、何が」
「………うん」

 姉さんはまた、ゆっくり言葉を紡ぐ。俺は聞きたくなんかないと耳を塞ぐこともできずに、それをひとつずつ聞かされる。
 姉さんがどれだけ先生のことを好きなのか、素直になりきれない言葉の中でその欠片を見つけてしまう度、痛みを覚えてどうしようもない。
 
「………だから、別れた方が、いいのかなあ、って……」

 姉さんにしては頑張って考えたのだろう。よくよく見れば目の下に隈がある。
 一人で抱えて悩んで、悩んで、悩んで、奈央にも先生にも誰にも相談できずに、結局苦しくて、俺のところに来た。俺を頼ってくれるのは嬉しい、でも、俺には少し残酷すぎると思う。
 姉さんは多分、自分の考えを否定してほしくて俺のところに来ているのだ。
 思いとどまれ、と。それは間違っている、と。もっと相手を信用しろ、と。そう言ってほしくて、俺に助けを求めている。
 でも、ここまで言われて優しい言葉を言えるほど俺は優しくないし、大人でもない。はっきりとここで境界を引かれて、それでも諦めたくないと俺の中のガキな部分が喚きたてる。俺だって姉さんが好きなんだと騒ぐ。姉さんの欲しい答えがあるなら、俺じゃなく他の奴に相談に行けばいい。先生の友達だとか、他にも人はいっぱいいたはずだ。俺は姉さんの味方にはなりきってやれないのに。

「………先生は、そんなことで姉さんを突き放したりしないよ」

 ぐちゃぐちゃの気持ちを押し込んで、最初に出た言葉はそれだった。事実は伝えなくてはならない。姉さんもそんなこと分かっているとは思うけれど、誰かの同意くらいは欲しいはずだ。

「……でも、姉さんがそうした方がいいって本気で思うなら、俺はどうこう口挟んだりできない」

 俺は姉さんの家族じゃないんだから。誰かのものになるならとっととそっちに行ってくれればいいのに、こうして姉さんがまだ俺を頼るから、俺は諦めきれずにずるずると生温い家族ごっこを続けている。俺を見る気がないなら、早くどこかへ行ってほしい。別れるなんて、その気もないくせにそんな言葉使うから、どうしたって俺は期待してしまう。
 
「それに、今は俺より姉さんの方が先生のこと知ってるんだ、俺の知らない先生を見て姉さんがそう考えてるなら尚更だろ」

 嘘だ。
 俺の知らない先生がいたって、先生が姉さんを簡単に捨てるはずない。分かっているのに。
 姉さんが更に思いつめた顔をする。そんな顔しないで欲しいと思いながらも、そのまま別れてくれたらいいのにと本気で考える自分もいる。でも、姉さんは別れたいなんて少しも思っていないことだって分かっている。
 このままじゃ姉さんはまた深刻に思いつめてしまう。精神的にも肉体的にもきっと弱っているから、下手なことをすれば体調を崩すこともあるかもしれない。
 ――退路を断ってやるしかないな。
 俺はため息をついて、まだ膝の上で震える姉さんの手を取って握った。

「姉さん」
「何……?」

 涙で潤んだ青い瞳が俺を見上げる。
 こうして俺を頼るのも最後にして欲しい。いい加減、俺に辛い思いさせんのやめてくれよ。

「先生と別れたら、俺と結婚して」
「………な、……何っ、言って、」

 咄嗟に俺の手を振り解こうとする姉さんの手を、強く握って離さない。
 逃げて欲しくない。今逃げたら姉さんは勝手に思い悩んで変な選択肢作ってひとりになるかもしれない。姉さんは一人でなんて生きていけない人だ。姉さんが頑張って作る料理を食べてくれる誰かが側にいてやらなきゃ、姉さんは幸せに生きていくことなんてできない。

「それなら、どう転んだって姉さんは一人にはならない。姉さんが俺のとこ来てくれるなら院なんて辞めたって全然構わないし」
「だからッ、何言ってんのよ!」
「もう他の男に姉さんが取られるのなんて御免なんだよ」

 手を振り解くために暴れていた姉さんが大人しくなる。 
 ……冗談だよ、って付け足してくれるのをまだ期待している顔だ。俺がこんなこと本気で言うはずないって、自分なんかを好いてくれるのは先生だけなんだって思ってる顔。

「……俺本気だよ。ごめんな、姉さん」

 顔が赤くなるのは思い当たる節があるからだろう。
 姉さんの下らない相談やら何やらに、俺だけは昔から何があったって付き合ってやってたんだ。俺はいつも、自分が姉さんの視界に入らないことを知っていて、それでも姉さんの近くにいたかったんだ。
 その俺に、今姉さんがした相談はどれだけ心が痛いかわからないほど姉さんは馬鹿じゃないだろう。

「……い、いつ、から……?」

 いつから、なんて。

「……姉さんが先生を好きになるより、先生が姉さんを好きになるより、姉さんが兄さんを意識するよりも前から、俺は姉さんが好きだよ」

 姉さんにとって弟でしかなくても、それでも俺は姉さんだけずっと見てきたんだ。
 
「姉さんが兄さんのこと好きでいる時も、先生のことだんだん好きになってくのも、俺はすぐ近くで見てた。姉さんだって俺がいたからできたこと、たくさんあるはずだ。だから、俺なら姉さんのこと支えてやれる」
「っ、そんなこと、言われても」

 退路を断てば、姉さんは飛び込んでみるか、発破かけて逃げてみるか、どっちかしかできない。
 どうせ実ることはないのに、今になってもまだ俺は、姉さんが俺のところに来てくれるかもしれない期待を振り払えずにいる。馬鹿だと思う。でもそんな自分を嫌いにはなれない。

「……理央、……本当に、本気?」
「ふざけてここまで言うほどガキじゃないんだよ」
「血が繋がってない子供の親になるなんてそんな簡単に言えるわけないじゃない!」
「姉さんが大事に思うものは、俺にとっても大事だから。そういうところは俺あんまり悲観してない」
「……っ、馬鹿じゃないの」
「姉さんのせいだろ」

 俺が姉さんを追い詰めることにならなければいい。少しは取り乱してしまうのかと思ったけれど、この様子からすると取り合えず理解者を得たようで安心しているのだろう。

「……よく考えて、それでも別れるなら俺のところに来ればいい。俺なら奈央だって騒がない、多分」

 ここまで言って俺の所に来るなんてこと、万に一つもないだろう。これで姉さんは短絡的な判断に走ったりしない。今までよりもずっと、もっともっとよく考える。そうしたら、きっと今度こそ俺は必要なくなる。今度こそ俺との間に決定的な境界が引かれる。寂しく感じる気持ちももちろんあるが、やっと終わる、という思いも想像していたより強い。
 何だかんだで、一番に俺のところに飛び込んできたくせに、結局姉さんは泣かなかったのだ。それは多分、自分で不安に思っているよりずっと先生のことを信頼してわかっているからだ。なら最初から俺のところになんか来なければよかったのに。俺だって結局、好きだ好きだって言っても、姉さんとしか呼べない。染み付いたものはなかなか取れないんだろう。
 来た時よりは幾分か晴れた、けれどまだまだ不安の残る表情で姉さんは俺の部屋を後にした。もうすっかり冷めたコーヒーを啜りながら、俺はまた本に目を落とす。……内容なんか全然入って来やしない。

「……留学でも考えるかな……」

 背もたれに体を預けて天井を見上げる。 
 白い天井が、なんだかぼやけて見えた気がした。







銀魂って腐ってる人たちにすごく優しいアニメですね。公式は土銀押しなんだね、わかったよ。


誰かにバラされるよりは自分で言った方がいいのかな、とか思った。
ケレスさんと紗央はでき婚だというので、じゃあそのタイミングが一番言いやすいのかな、とか。
ケレスさん子供嫌いそうだし面倒な女と思われるのが嫌で、でも紗央はケレスさん好きだから、紗央のアホな頭で考えて、一度は絶対「別れる」って選択肢が出てくると思う。それが紗央だ。
そんなの相談される理央はすごく可哀想だと思う。何言ったって絶対自分には靡かないのに、別れる別れないってふざけんじゃねぇと思ってるはず。けど怒れないし。万が一紗央がケレスさんと別れることがあって、その後の自分を考えて、秤にかけたらもう他の男に取られるところを黙ってみてるわけにいかない、と思うんじゃないかなあと。
そいで結婚することになったら理央は留学するか別の大学に編入するとかして家から遠ざかるんじゃないかなと思う。さすがにそれでも近くにいられるほど強い子でもないし、粘着質でもないし。
しかし確かにでき婚ぽい人たちですよね。ほとんど夫婦みたいな生活してるから特別に名前つけなくてもいいかなとか思ってるだろうし。


でもこの話を聞かされたアイたんは、「ちっ」て舌打ちしそうな気がします。(笑) お母さんと二人暮らしがよかったとか本気で思ってる子。舌打ちして即紗央のところ行って、「今なら私が母さんを支えるから」って聞かされた方は全く意図の読めない発言をして去っていくと思う。
父親が最大のライバル、いいなあ。アイたんはいつか本気でお母ちゃん口説くんじゃないだろうか。そんなんちょっと楽しい。一緒に買い物行く時はデートだと自分では思ってるんだろう。


アイたんとかなたんは放課後には芹沢の離れで寛いでそうです。寧ろ授業サボってくつろいでそう。
「……お前らはうちを休憩所か何かと勘違いしてんのか?」
「「……違ったのか」」
っていうハモりをやらかしてくれそうです。
葵は取り合えず芹沢の子なんで、必要な時には俺様理論発動してくれるといいな。あと学校で面倒押し付けられそうになったら、「俺跡継ぎなんで☆」で逃げる。
ルミあたりはサボってるの発見したら怒りそうな気もするけど最初だけで、「どうせこいつら勉強できんのよね……」ってことで諦める。アイたんなんて先生してるケレスさんが諦めてるってかほぼ容認状態なんだから仕方ない。
やることやってりゃ文句は言わない親御さんが多いですな。
芹沢さんちの離れが溜まり場。で、葵が迷惑する。


シャルたんはね、「アイリーンお姉様!」「奏お姉様!」って女の子には下手に出るけど、お兄様以外の男はクズだと思ってりゃいいと思います。鳥尾さんちの男性陣と葵はパシりに違いない。しかも呼び捨てだと思います。
あとは鳥尾さんちの五本槍なんですけど、女の子はいいとしても男3人もいるとキャラ作り難しいなあ。


来週前半が頭おかしくなりそうなほど暇になる予定なので、この機会にコイビト遊戯をまたインストールからやりなおそうかと画策。
Mどりかわお兄様うぜぇえええええきもいぃいいいいいい、と騒ぐ予定です。滝沢! 諒さん! 蛇! 蛇だよ!!(何)

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2009.07.16(Thu) | 未来話 | cm(0) | tb(0) |

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