プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

ボーダーマリンの嵐


「……り、りおなんて名前だから、女の子だと思ってたぁああああっ」
「……すいませんね、こんな名前で」

 何の前触れも無く研究室に飛び込んできた女性に、理央は手にしていたペンを置いて息をついた。
 ――どうも自分は、一癖ある女性と縁があるらしい。




「いっやあ、ほんっとに助かっちゃったよー! あの財布、何よりも大事なチケットが入っててね、財布ないの気づいた時血の気が引いちゃって!」
「はあ」
「ダメ元で図書館駆け込んで見たら届いてるって言うし!」

 食堂の一角。嬉しそうに大声で話す目の前の女性は、その声量ゆえに周囲の視線を一身に集めている。おかげさまで、連れと思われている理央もそのおこぼれをあずかることになっているのだが、彼女はまるでお構いなしに喋り続ける。そりゃあ財布が戻ってきたのだから嬉しいだろうが、ここまで引っ張ってこなくとも、と思ってしまう理央であった。
 事の起こりは昨日の夕方。四限が突然休講になってしまい、五限が始まるまでの間を図書館で過ごしていたのだが、三つ離れた席に座っていた女性が財布を机の上に置いたまま出て行ったことに、彼女が出て行ってしばらくしてから気付いたのだ。気付いた、というよりは、取りに戻ってくるだろう、と放置していたという感覚の方が強い。二十分経ち、三十分経っても彼女が戻ってくる気配はなかったので、そのまま図書館のカウンターに届け出ることにした。中身を確認すれば学生証が出てきて本人に返却することもできたのだろうが、それは手間がかかって面倒だ。忘れた本人が悪いのだから、自分で探しに戻ってくればいい。中身を盗むほど理央は金にも困っていない。
 そしてつい先刻、その彼女は理央の所属する研究室に飛び込んできたのだった。おそらくは図書館の職員にこちらの名前を聞き出したのだろう。しかし、お礼なんてされたくはないし、お礼のために研究室を荒されるくらいなら、謹んでお帰りいただきたいと感じたくらいだ。とは思っていたものの、理央は従姉である紗央に毎度罵倒される通り優柔不断な性格も持ち合わせているので、そんな言葉は口にはできずにこうして『お礼』に引っ張られた。顛末は以上である。

「ほんっとにありがとうね! うんっ、おねーさん大感謝だよー!!」

 おねーさん、と自分で言っているのだから、年下だと思われているということだ。大学なんて年齢がどうだろうとあまり関係が無いのでその辺に突っ込む気は毛頭ないのだが。『お礼』にと渡された缶コーヒーに口を付ける。

「私、照井 瑶子。政治学研究科」
「研究科って、院生ですか」
「そゆこと。今は修士課程なんだけど、博士まで進もうかなって思ってる。理央ちゃんは学部生だよね。見るからに現役っぽいし、年下でしょ?」
「はあ、まあ」

 何故ちゃん付けなのだろうか。ここは突っ込みどころのような気もしたが、機を逸したような気もする。
 瑶子はにこにことテーブルに肘をついてこちらを見ている。
 腰まである長く明るい茶色の髪に紺色の太いカチューシャ。紺と白のボーダー柄のニットはカチューシャと合わせているのだろうか。夏らしい空気が漂っている。特別美人と言えるわけではないが、可愛いとも綺麗とも分けられないちょうど中間点にいるような顔立ちをしている。顔のつくりは奈央に似ているのかもしれないな、と理央は思った。
 向こうはこちらの名前や学科をもう把握しているだろうから、いちいち名乗る必要もあるまい。そう思ってだんまりを決め込んでいると、嬉しそうな顔から訝しげな表情にくるりと姿を変えて今度はこちらを睨んできた。

「こらっ、人が名乗ったら名乗り返すのが礼儀でしょ! 私は理央ちゃんの名前も学科も把握してはいるけども!」
「だったらいいじゃないですか。別に僕は」
「別に、じゃなぁああいっ! 人間関係はココロが大事なんだから! はいやり直しっ」
「やり直しって」

 瑶子は、すう、と息を吸ってから、吐いて、両手で「置いといて」の仕草をしてから、また向日葵の咲くような笑顔を作った。

「私は政治学研究科の照井 瑶子です!」

 そして、手を差し出す。握手を求められていることは、いくら理央でも理解できた。

「……理学部化学科の鈴城 理央です」

 仕方なしに挨拶をしてその手を取ると、瑶子は繋いだ手をぶんぶん振りながら「うん知ってる!」と答えた。このノリには簡単についていけそうにない。
 それから瑶子は「あ」と手を離し、傍らのバッグを漁り始めた。嫌な予感がする。

「私、院からここ来たから知り合い少なくって。理央ちゃん、メアド交換しよっか」

 ……ここで断ったら、八割方理不尽な切り替えしをされるだろう。まるでどこぞの紗央のようだ。
 どうかした? と首を傾げる瑶子に、理央はため息交じりに頷いて携帯を取り出すことしかできなかった。





いや、名乗るのは礼儀だと思うよ、理央さん。



試しによこたん。
キャラが掴めないが、ていうかできてないが、おねーさん気取りでもっと振り回してほしい。
理央は紗央に弱いので、基本的に振り回されっぱなし。血縁じゃないから遠慮しちゃうしで余計に振り回される。
な、なんかもんじゃ焼きとか食べに行けばいいんじゃないかなと今思った。もんじゃと理央ってすげえ合わなそう。理央って奈央紗央よりもぼっちゃん臭がするので庶民の食事とか、ねえ!(何)
作ってもどうしようもないんでまあ試験的にだけど。だってこの人との話とか続く気がしないし。


そろそろ寝ようかな。
スポンサーサイト

2009.07.19(Sun) | Always I Need | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/480-c798da9a
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。