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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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僕は見て見ぬ振りをする


「……こんなところで何やってんですか、瑶子さん」

 本の山の合間で、一心不乱に机に向かう女性。日曜に市内の中央図書館に来ていた俺は、広い机のあるスペースの隅でそんな奇妙な姿を見つけ、一抹の不安を覚えながらも近づいて確認してみると、それはやっぱりあの照井 瑶子さんだった。相変わらず、幅のあるカチューシャはトレードマークだ。そのお陰でわかってしまったと言ってもいい。声をかければ瑶子さんは頭を上げ、きょろきょろと辺りを見回してから、視界に俺を入れたらしい。

「ひゃ、理央ちゃんっ」
「ひゃ、って。……家、近いんですか?」

 大学でしか会わないだろうと思っていたのに、地元でも遭遇するとは。家が近くなければこんなところで遭遇することなどほとんど有り得ないはずだ。
 瑶子さんは筆記用具を仕舞い、大きく伸びをしてから、ううん、と首を振った。

「家は割と近いけど、市内ってわけじゃないの。私の住んでるところより、こっちの方が図書館大きいし。日曜は大学も図書館やってないしね」
「そうなんですか。尾行されたのかと思いました」
「理央ちゃんを? あはは、やるならこんなところ来ないで直接家に押しかけるよ、私」

 ……確かにそっちの方がしっくりくる。尾行なんて自意識過剰、か。
 夏休みに入って大学へ出かけることも少なくなり、自然と瑶子さんと会う回数は減っていた。元々学部が全く違うし、向こうは院生だ。このまま会わなくなるんだろう、と思っていた矢先の遭遇。なんともタイミングが良過ぎるというかなんと言うか。

「理央ちゃんは何しに来たの? レポートの資料とか?」
「レポートの資料が市の図書館で揃うなら世の大学生は苦労しないですよ。……とか言いつつ、レポート用の本なんですけどね」
「へー、理学部のレポートってどんな本読むの?」

 瑶子さんが小声で言って小首を傾げたので、俺は仕方なく貸し出し手続きを済ませたばかりの三冊の本を取り出してみせる。瑶子さんは椅子に座ったまま、俺が差し出した本の表紙を覗き見て、それから目をぱちくりさせた。

「……これ?」
「ええ、まあ」
「……ええっと、科学というよりも児童文学に近い気がするんだけど。しかもこれ今映画やってるやつでしょ?」
「教職のレポートなんで」

 教職の講義で、読書感想文をテーマにした課題を出されてしまった。教授が挙げた数冊の本を自分で読み、生徒がその本について感想文を書く場合どのような着眼点を評価するか考えてレポートにするというもの。俺は理科と数学の免許を取るつもりでいるけれど、こういうのは国語科の奴がやるもんじゃないのかと思っている。教授の指定した本は児童文学作品で、化学とは遠い、異世界のファンタジーものだったり、日本の民話だったりドキュメンタリーだったりと、本の所在地が固まっているわけではないので児童書コーナーをこの年の男がうろつくというのはかなり恥ずかしいものがあった。まあ、課題をやること自体は面倒ではあるけれど、そう難しい課題でもないし、課題がある代わりに試験がないのだから比較的楽な講義と言えるだろう。そっかそっか、と瑶子さんは納得した様子でしきりに頷いている。

「や、魔法バトルから化け学の何たるかを滔々と論じる、アバンギャルドな論文を理央ちゃんが書くのかと思ってちょっと期待しちゃった。それはそれで読みたいなあ」
「そんなのはどっかのトンデモ本に載ってると思いますよ」
「理央ちゃんが書くからいいんじゃない。そんなクールな顔して、“この時彼が使用した魔法を現代化学に置換して考えるとするならば、炎の作用として――”うんたらかんたらとかさ、大真面目に何枚もレポートにまとめると思ったら。人気者になれるよ」
「そんな人気いらないです」
「武勇伝ってひとつは必要だと思う」
「そんなのは武勇じゃないし伝説にもなりません」

 真面目に考察したら面白いと思うんだけどなあ、と結構真面目に言ってるからこの人は怖い。
 見せていた本を仕舞うと、勉強は終わりですか、と一応聞いてみる。すると、理央ちゃんと出くわしたから今日はもう終わろうかな、という返答。終えてくれなくていいのに。寧ろ勉強してくれて構わない。推奨する。しかし意に反して瑶子さんは机の上のノートやらペンケースやらをバッグに仕舞い始めたので、俺はこの人といる時にはもう慣れてしまったため息をつく。

「……本、戻すの手伝いますよ」

 どうせ俺がそう言い出すのを分かっていただろうに、瑶子さんは何故かいつも目を大きくする。

「あ、うん。ありがとう理央ちゃん」

 そう言って笑う瑶子さんは、――何を考えているのかよくわからなくて不気味な気がしているのだ。




なんとなく続く。この後紗央に出会う。
よこたんって誰かに似てる気がするなあと思ってたら、なんとなく眞鍋かをりだった。そうなんだ、ああいう人のイメージなんだよね、よこたんって。
よこたんが友達に恋愛相談する話を書いてみたくて仕方ないけど文章に出来る気がしないので、頭の中で会話だけさせて楽しんでる。
続き書いてたんだけど、部長が上げたものを見たらちょっとテンションが下がったのでいろいろ考えてしまうはめに。この後に出てくる紗央は初期設定の紗央に近いので、「何よ理央、アンタバカぁ?」みたいな「だからあんた理央って呼ばれんのよ!」な台詞を多々吐き出す予定なのでベクトルが違っちゃって。
ドシリアスの方が考えがいがあって楽しいので大好きです。


本筋の紗央は、傷つく経験をたくさんしているので、できるなら他人を傷つけることはしたくない。いえ、普段から悪意に満ち溢れている子だとは思いますが、シリアスな場面では人を傷つけたくない。
ただ、ここは引っぱたかなきゃダメだ、と思う時は迷わずそうすると思います。ダメな男相手とかね。そういうのは傷つけるカウントに入ってない。
そう考えると、ああいう展開で衝動的になることはこれまでなかったのかもしれない。多分、衝動的に動きたくなっても、いろんな不安とか怖い気持ちとかがあって結局踏み出せないパターンだったんじゃなかろうか。
そしたら衝動的にアンドゥーを引っぱたいたことについては、それまでになかった出来事として新しく不安に思うのも道理だなと思う。
やっぱりあれだよね、意識してるのにお互い踏み込ませる気がないんだから無理だよね。一時の慰めにはなるのかもしれないけど、どっちも馬鹿みたいに真面目だから、結婚の想像はできても永遠を誓うような想像はできないに違いない。どっちか片方だけでも自分の気持ちにいろいろケリをつけて真っ直ぐになれるなら振り向かせることもできるのかもしれない。でもそういう人たちじゃないような気がするんだよね。


理央奈央紗央って、両親の愛情に餓えてる勘違いをしている痛い子なので、惹かれる人はどうしても父性や母性を感じられる人のような気がしてきました。(ご近所は設定が別だから違うけど)
父性とか母性っていうと難しいけど、単純に考えると、無条件で自分のことを好きでいてくれたり待っていてくれる人だと思う。奈央にとっての空なんてまさしくそれだと思う。紗央にとってのタっくんだって多分そうなんだろう。紗央とタっくんが一番父親と娘っぽい感じがします。自分に対して盲目的になってくれる相手に引き付けられて、でも生温く甘えたいだけじゃない、っていうのが奈央だとか紗央の相手なのかなと思う。
理央にとって、ってのはいろいろ難しいんだろうなあ。瑶子さんとの話を書いてみても理央って薄い反応しかしてくれない。理央は紗央以上に自分に蓋をしている子だと思うので、紗央との約束を思い出せなくても、どっかに引っかかるものがあって、その負い目があるから目の前のものをしっかり見れなくなってるんじゃなかろうか。
紗央が可哀想だから、自分が楽しい気分になるわけにいかない。ってどっかで思ってたら楽しいなあ。


ゲルマン神話に手出したらどこまで掘り進めればいいものやら。
泥沼化しそうwww

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2009.08.04(Tue) | Always I Need | cm(0) | tb(0) |

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