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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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祈りに似て非なるもの 2


 馬車は一番地味なものを使っているから、外の装飾はあまり豪華でない。代わりに、内部装飾として王家を連想させるものがそれとなくちりばめられている。壁面に描かれている二羽の烏がいい例だろう。王族が公式の外出で出かける際に乗る馬車には屋根の上に烏の装飾がある。そんなのも特に気付くことなくこれまで生きてきたわけだが、今こんな状況に置かれて、あれだけ本を読み漁ればなるほどと思える部分も多々出てきていた。信じちゃいないが、俺を取り巻く環境がそれを肯定する。
 
「……お前、御前試合は何のために行われてるか分かるか?」
「は? そりゃあ、……すごい人を騎士団に入団させるため、じゃないんスか」
「そうだ」

 簡潔に言えばそういうことなのだろう。それは自然な流れだろうし、国にとって必要なことだ。この国にとって、御前試合は欠かすことができないもの。
 剣を振るって戦う人間が、この王国には必要だったのだ。その為の御前試合、その為の優勝特典。優勝者が王国にとっての特典と言っていいものかもしれない。毎年莫大な予算を割いて開催するに足るイベント、だからこそ廃れることがない。ただのチャンバラごっこと王族やその側近達が笑わないのも頷けるというもの。

「王が真に力を持つ者なら、騎士団への志願者ってのは自然増えるもんだ。騎士は仕事だからな、勝てる見込みのある国としか契約はしないだろう」
「王子が何言いたいんだかさっぱり……。俺、この国の騎士団だってすごいと思いますけど」
「すごいのは優勝特典と、歴代の優勝者だけだ。入ってみたら部隊長から団長から腐った奴ばっかだっただろう、違うか?」

 訊ねれば慎吾は返答に困っていた。そりゃそうだ、俺は騎士団を率いているトップの存在で、慎吾は辞めたとはいえ一応元は騎士団の一員だった。
 しかし、俺が聞いていることに答えないわけにはいかないらしく、意を決したように口を開く。

「俺はもう騎士団辞めた身なんで安易に肯定はできないっスけど、……それでも、この国の騎士団には王子がいるじゃないスか。俺だって、……俺だって一応、騎士団は王子が率いてるってんで御前試合出たんだし」

 それだ。
 『歴代の王族の中でただ一人剣を振るう英傑』
 市民からはそう持ち上げられ、城に仕える者もそんな言葉を口にしていたが、どれだけの皮肉が篭っているのか分かったものではない。
 歴代の王族が何故剣を振るわなかったのか。それは剣に代わる力を持っていたからだ。そして、その力とやらを俺は知らない。

「――だから俺は異端なんだよ」

 飛びぬけて俺が素晴らしいのではない。勿論剣の腕前に自信は持っているが、問題はそういうことではないのだ。これまで王族が必要としていなかったものを俺が持っていて、これまで当たり前に王族に備わっていたものを、俺は持っていない。
 これまで王族が手にしなくてもやってこれた力、それが武の力だ。馬に跨り、兵を率い、剣を振るって敵を殺すこと。

「……この血筋は元々剣を取るのに向かないんだろう。それに時代の流れもある。戦の回数が増えるにつれて、王族の力だけではどうにもならないってことに気付いて、騎士団を作らざるを得なくなった。領地の関係でゴマ擂りしやがる貴族連中のおかげで人数には困らないにしても、実力者がいなければ話にならない。やむを得ず開催してるのが御前試合だ」
「ちょっと、待ってくださいよ。王子はそれで分かったつもりなのかもしれないスけど、俺にはわかりません! 独り言じゃないなら俺に理解できるように話して下さい!」
「何が分からない。……御前試合の優勝者を除いた騎士団なんてのは数だけ揃えた雑魚ばっかだ、今は俺がいるからいいようなものの、俺みたいにイレギュラーな奴がいなければお前一人減っただけでも大打撃だったろうよ」

 俺にもまだよく分からない。正しいのか、正しくないのか、正しくていいのか、正しくなくていいのか、信じるべきなのか目を背けるべきなのか。

「……剣を取るのに向かない血筋、だから王子が異端なんだって言うのは何となくわかりました。けど、じゃあこれまで王族はどうやって力を示してたって言うんスか? 力がなければ国は治められないでしょう」

 ――どちらにしても、俺が父親を始め、城のご老体にとって厄介な存在であったことは確かだ。知るべきことを知らされていなかった。この年になっても、だ。
 父である現国王はきっと、俺が生まれた時から、俺がこれまでの王族と違うことに気付いていて、国王向きの血が流れた子供でもまた生まれればそいつに継がせようと考えたのではないだろうか。でも国王となるには正妻と王との直系の子供である必要がある。運が悪い、国王の正妻、つまり俺の母親は俺を生んでしばらくして亡くなった。国王になれる資格を持つのは俺しか存在しないわけだ。それなのにここまで隠蔽されちゃあ国が滅ぶ覚悟でもしてたっつーことか。冗談キツいぜ。
 これまで当たり前に王族が持っていた力、それは、俺が持たない力、縁の無い力。

「魔術だろ、多分」

 魔の力だ。





「南の町の奥に金山があるのは知ってるだろう」
「あ、はい。盗賊の撃退なんかも任務でありましたし」
「そこの黄金がそもそも発端なんだと」
「発端?」

 窓の外についさっきまで見えていた町並みはない。どんどん人気がなくなり、すぐ側に山が見える。この辺まで来てしまうと、あとは山の回りをぐるりと回って北の町に着くまで何も無い道が続くだろう。
 きちんと舗装されているわけでもない道はがたがたと町中以上に揺れる。

「――元はあの金山のあたりは別の国が治めてて、うちとずっと領地争いをしてたらしい。金山の地下には悪魔が眠っていて、ある時侵入者によって黄金が盗まれたんだ。それで悪魔が目覚めてしまう」
「それは、……童話とかでありそうな話ですね」
「だろ? 王は国を挙げて悪魔を封じようとしたが、その国の連中じゃ歯が立たなかった。それどころか逆にやられて国は壊滅状態、そこで、長いこと勢力争いをしていたうちの国が悪魔を封印することを買って出た。国はぶっ壊れてる、どうせ自分のものになる領地ならトラブルは排除しておくべきだからな。――悪魔に負けた王族は、ひとつ条件を出して領地を手放すことを了承した」
「条件?」
 
 慎吾が首を傾げる。
 
「伝家の宝刀ってやつをうちに差し出したんだ。これに封印しろと」
「は? 何でそんなこと、すごい剣を悪魔封じるために使うなんて」
「魔術師の王族が悪魔を自由に操って自分達を滅ぼすことを食い止めようとしたんだろう。封印できるってことは、ある程度自由にできるってことだ。差し出した剣は、真に腕の立つ者しか握ることができない、神の力を宿した剣。剣を握ることに向いてない魔術師に突きつけるものとしては妥当だな。結局こっちもその要求を呑んで、剣に悪魔を封印した。ひとつの国が滅んで、こっちの領地が増えた。以来金山はうちの国の管理下におかれ、剣の封印は国王が継続させていくことになっている」

 だがそれは、魔術師の王が、だ。
 俺は相応しくないと言われているようで腹が立つ。これだから伝承の類は嫌いなんだ。

「……なんでそんな話、俺にするんスか? 家臣にぺらぺら喋っていいこととは思えないんスけど」
「重いか」
「いえ、……なんていうか、王子が話すことなら俺は聞きますけど、聞いていいのかな、と思うだけで」

 確かにこんな話、普通は家臣にしたりしないだろう。俺には隠されていた話だ。その上資料を集めるのに学者を訪ね回らなければならないような話。
 そうだな、と俺は口を開いてから馬車の天井を見上げ、考えた。

「お前が俺付きの使用人だからだろ。逃げねぇしな、お前」
「そりゃ逃げるなんてことしませんよ、当然っス」
「国王の側の爺さんも知ってる話だ、俺にもそういう奴がいたっていいだろ。……それに、眉唾モンだが続きがある」

 どちらかというと、こちらを慎吾に伝えたかったのかもしれない。
 背もたれに体重を預け、足を組みかえる。

「滅んでしまった王族は直系がほんの一握り生き残る程度。そいつらは元々宗教の力で国民を統治していたが、国が滅んだことによって一から伝道する流浪の民となった。悪魔を封印する触媒になった剣は、一度鞘から離れれば決して攻撃を外すことがなく、その剣によって作られた傷は一生癒えることがないっつー代物だ。そいつは腕の立つ奴しか握れなくて、それまで持ってたのは国王だろ? つーことは、国全体が戦うことに長けていたんだろう。神の力云々とか抜かして、平気で挙兵する奴らだ。自分が正しいと思う道に反するものに容赦なく切りかかるような」
「……それって、……例の、あの、姫君がいる!? でも、あの組織は流浪の民なんて小さなモンじゃないです! 大挙して攻めて来る、そして殺していく! おかしいじゃないスか、悪魔を封じることで領土を手放したんでしょう? なら何で今ああやって逆らうような真似するんスか!?」

 珍しく慎吾が激昂する。
 父と母を奪い、自分と弟妹を孤独にした元凶だ。あんなことさえなければ、慎吾は騎士団に志願したりしなかっただろう。のどかな村で平和に一生を終えたに違いない。

「――追いうちをかけるような真似を、魔術師の王族がやらかしたんだろう。武に長けている一族だ、きっと魔術師と相性が悪い。鬱憤もあったろうし、国が滅んでからも諍いが絶えなかった。最近そいつらは信者を増やし、一丁前に組織立って攻めて来るようになった。っていうことになってるが、どうだか」

 認めていない。だが、ここまで話して話さないわけにいかなかった。ただ、俺は信じていない。話すほどに真実味を帯びたとしても、それでも俺は信じない。
 信じてしまったら、慎吾の境遇を作り出したのが俺であることになってしまう。そうじゃない。俺は認めない。

「……でも、王子は信じてないんスね」
「当たり前だ。信じてたらわざわざ東西南北回るかよ」
「王子が信じないこと、俺が信じるわけにいかないっスから。……もし本当にそうでも、俺が王子にお仕えする限り、俺は信じちゃいけない」

 壁に飛ぶ二羽のカラスが見える。塗りつぶしてやりたい気分だ。
 俺はそんなものを信じるわけにはいかない。自分の腕の力、足の力でしか勝利を得ることはできないと信じている。

「……だから、嘘八百だってことを調べに行くんだ。有名な話なら宝石商にでも聞けばわかるだろう」
「宝石商って。何を聞きに」
「そもそも奪われた黄金なんてのが存在したのかどうか」

 揺れる馬車は、何も無い道をひた走った。







オーディンの末裔というのをそのまま使ってみることにした。
オーディンって神様っていうよりも、魔術師ってイメージがあります。知恵のために右目犠牲にしたり、神様が痛い思いをして何か手に入れるってのが北欧神話って独特な気がする。同じ主神でもゼウスみたいに全知全能じゃないんだぜ! バルドル愛しすぎてるんだぜ! 奥さんすげえ策士っぽいし仲悪いんだぜ仮面夫婦なんだぜ!
二羽のカラスはオーディンの両肩に止まってるフギンとムニン。(確か) 意思と記憶を意味するんだそうですが細かいところはあんまり使う気がありません。
黄金は首飾りになって紗央の手に渡るわけですが、紗央をフレイヤに見立てるといろいろ齟齬が発生する。でもその辺気にしないよだって妄想だもん☆
ブリージンガメンを手にしたからフレイヤの旦那はいなくなったわけで、紗央とは順序が逆転するのですが、「自分のためにそれが欲しい」って気持ちは同じかな、と。


本当はこんな話にするつもりじゃなかったんですが、書いてたら、いち宗教団体というよりも、元々宗教で国を作っていたって方がしっくり来るっていうか話を進めやすい気がしたので。
奈央は時代が時代ならお姫様。もうそれでいいじゃない。
神様に授けられた武の力で戦う宗教勢力と、魔術で国を守る王族。
その宗教の中で奈央は霊が見える、極めて魔的な存在で、大和は大和でその逆。生まれるのが逆だったらよかったのにね!
奈央は直系で初めて女が生まれたとかでもいいなと思った。
書いててそうなったので、きっと背景としては、どっかで血が混じったんだろうなあ、って感じか。(他人事) 純血だったら多分こういうことになってないよな。どこで混じったのかわかんないけど、それがバレると困るから王族としては大っぴらにできなかった。
まあ大和さんバカなんでまだそこまで考えてないですが。



暇だあああああああああああ
なんか雨意外と降らないっぽいし……。火曜水曜とバイトないし……。暇すぎて嫌になる。
ていうか雨降らないじゃない! 雨の音聞こえないよ! 
雨というので昨日考えようと思って結局挫折したのをちょっと考えてみた。
「今日泊まってもいい?」ってのをご近所の紗央はどう言い出すのかという考察。
ケレスさんはドライかつ途中から確信犯でいいと思ってる。

「雨降ってるわね」
「降ってるな」
「これじゃ服濡れちゃうわ」
「傘持ってけよ」
「借りたら返すの面倒じゃない」
「……じゃあ送ってく」
「あんたの手を煩わせるのも申し訳ない気がして」
「どの口が言うんだその台詞を」
「仕方ないわね、ここを一晩の宿にしてあげるわ。客人は盛大にもてなしなさい?」

結論に至るまでが長い。
そして絶対雨は大したことない。でもってこの作戦は雨の時しか使えない。
可愛く言ってみるなんて選択肢は皆無なんだろうな。本筋の紗央ならアンドゥーとかタっくんに素で使いそうな手段もご近所の紗央には発想すらない。発想がないのはケレスさんの反応を私が想像できないからかもしれませんが、対抗意識の強い子だから「誰がへりくだってやるものか!」みたいな感じなのかも。どうなんだ。とにかく怒り以外の気持ちをストレートに言う事ができない仕様になってます。
これ途中で雨止んだらどうするつもりなんだろうww 絶対ツッコミポイントだろそれwwww 雨が止んで逐一ケレスさんにいじられたらいいと思います。あれでも紗央にとっては精一杯だと思うので、結局涙目になってキレて「もういいっ、帰る!!」って飛び出せばいいと思う。
帰宅したらどう考えてもケレスさん死亡フラグなんですが見てみぬ振りをしますよ私。
ちょっと思ったんだが本筋の奈央ならケレスさんと紗央が仲良くしてても「お似合いだねー」とか言うんじゃなかろうか。誰か取り替えて! ご近所と本筋のを入れ替えてあげて!!


ヴァルキュリアは実においしくいただきました。
ザカが出てきた瞬間「ほわぁああああああ!!」と叫んだのは私です。後悔はしていない。
ウェルキンが咆哮もとい号泣するシーンはちょっとじーんと来たんですが。アリシアとこれで仲直りできるかな告白の返事とかどうすんのかなザカどこにいんのかなー、とか思ってたらあいつら手ぇ繋ぎやがったのでちょっと冷めた☆
ファルディオ派なんだよ私ファルディオじゃダメなのか……!!
アリシアがヴァルキュリア人だとファルディオにどう関係あるんだろう。興味の意味が変わっちゃうのかな。研究対象かな。
エーデルワイス号に乗り込んだのがザカとウェルキンで「なんというしんせんぐみ……!」と思ったのは私だけではないはず。ザカかっけーよ制服似合わないよもうお前ロージー攫っちゃえよ……!
ダメだわたしはやくなんとかされないと。
ザカとロージーにはもうフラグ立てないんですか。アニメであんだけバリバリなのにゲームで全然フラグ立ってないってのが悔やまれる……!
ザカが好きだ。渓流釣りとか海釣りとか似合いそうで。


ちょっと落ち着くことにします。私が暇な間誰か頑張らないかなー。(笑)

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2009.08.11(Tue) | 聖櫃戦争 | cm(0) | tb(0) |

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