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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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取りあえず



 それは一ヶ月前のことだった。
 たまたまあたしとルネの休みが合って、そこにルミやみのり、椿も加わって五人で集まろうということになった。男がいるとやかましいし、第一あいつら手に負えない馬鹿だし。女だけでゆっくりお茶するのもたまには必要よね、なんてルミとは話していた。
 そして集まったお茶会当日。話題の中心はほとんどみのり。一番恋人同士らしい付き合い方をしているだろう二人は、みのりの話を聞く限り、順風満帆そのものといった感じで、羨ましさなんて通り越して若干うざったく感じるくらいだ。楽しそうだからそれでいいんだけどね。円卓で、あたしの右隣に座るルミはアイスティー、あたしはカプチーノ、左隣のルネはブラックのコーヒーを飲んでいる。ちなみに椿はロイヤルミルクティー、件のみのりはキャラメル・ラテというラインナップ。

「なんか、あたしから手繋いであげたりするとものっすごい喜ぶんですよねー。単純、っていうかなんていうか」

 嬉しいのかそうじゃないのかよくわからない発言だ。それ以前に、あたしには経験がないからわかるはずのない話でもある。

「まあ、あたしたちは子供の頃からの付き合いだから、その程度で喜んだりとかってことはないけど。そうよねー、鳥尾ってそういう小さいことでも暑苦しいくらい喜びそう」

 そう言ったのはルミだ。
 確かに、ルミは大和の腕を引っ張ってどこかに連れて行くこともよくあるし、よく見かける。手を繋いでいる、なんてそんなシンプルなものはあまり見かけないけど、いつもくっついているのが当たり前の二人だから、それくらいのことで喜んだり沈んだりするレベルはとうに過ぎているのだろうと思う。ルミの言葉に、そうなんですよ暑苦しいんです、とみのりは嬉しそうに返す。あたしやケレスにはまったくもってご縁のない話だ。ケレスは冬二とはぜんぜんタイプが違うし、暑苦しいことをいちいち喜んでくれるような人間じゃないと思う。第一感情表現が薄いのよね、冬二ほど極端にしろっていうんじゃないけど、なんていうか、もうちょっと、あたしにわかりやすくしてほしい。大和とかシーマスと馬鹿笑いするところは見ても、それ以外じゃいつも眉間に皺寄せて新聞読んでるか本読んでるか、テレビはあんまり見ないし、流風にいたずらされて怒ったりしてるところは見ても、嬉しそうにしてるところとか楽しそうなところとか、そういえばあんまり見たことないかもしれない。……あんまり、っていうか、あたしの記憶の中じゃゼロなんじゃないだろうか。
 まあ、その辺は今は置いといて。みのりの春真っ盛りな話題についていくことにしよう。そう思ってカプチーノに口をつけると、ルミとみのりの発言を受けてルネが話し出した。

「鳥尾さんは普段受身になることが少なそうですからね。そういう男性は女性からのアクションを喜ぶのかもしれません」

 ……ふうん、ルネが言うと妙に説得力がある。

「そんなもんなんですかねー。あ、ルネさんも経験者?」
「ふふ、秘密です」
「えー、ずるいっ! 響さんがルネさんの大人な魅力に動揺してるとことかすっごい興味あるのにー!!」

 あの要が動揺するところなんて、それは確かに見てみたいかも。あたしも興味ある。
 要もあたしが見てる限りじゃケレスと同じように感情表現が薄そうだ。変に人間くさいところもあるけど、差し引きするとよくわからなくなるから置いておく。ルネは普段要のどういう表情見てるのかな、なんて一丁前に考えてみたりして。あたしがどんなに察してみようとしたところで、プライベートな部分なんて全然想像つかないんだけど。

「紗央様は普段ケレス様とどのように接してらっしゃるんですか?」

 そこであたしに話を振ってきたのは椿だった。純粋無垢なお嬢様だけに、この状態のあたしを輪に入れない可哀想な子とでも思ったのだろうか。一瞬カプチーノを吹き出しそうになってどうにか留まり、ナプキンで口元を拭えばみのりの視線も今度はあたしに移っていた。それは言うなれば、ええと、……水を得た魚、って言うのかしら?

「あ、あたしは別に、」

 そう、別に、だ。
 別に特別なことなんてしていない。いつも通りをしているだけ。いつも通りご飯作って、食べてもらって、一緒にいるだけ。
 ふううううん、とみのりとルミの嫌な視線がこちらに向く。椿とルネは変わらずにこにこしているだけだ。

「え、だってケレスさんってアメリカ人でしょ? 海外ドラマの恋愛描写ってどぎついの多いからなんとなくそういうイメージだったんですけど」
「全然違うわよ!! そういうのと一緒にしないで!」
「でも案外過激なくらいが好みだったりして?」
「え、えぇ!?」

 右隣のルミが突然そんなことを言い出して、あたしの動きは止まる。 
 正面に座るみのりはこちらに身を乗り出して、うんうん、と意味深に何度も頷いた。もう、何なのよ、意味わかんないっ!

「海外ドラマみたいな女も好みだけど、紗央さんも好き、天秤にかけて今は紗央さんをとってる、ってことかも」
「期待されてるのかもしれないですよ、紗央さんっ」
「ケレスのことだから、余計なこと言うとまた面倒になるかもしれないって黙ってるだけだったり?」
「今のままで十分満足してるのかもしれないけど、察してあげるのも女の力量ですよ!!」

 ルミとみのりが交互に捲し立てる。 
 そんなこと言われたって、海外ドラマなんかそもそもあいつ見てないわよ、多分。あれ? あいつにとっては日本のドラマの方が海外ドラマなの? ……よくわかんなくなってきた。
 助けを求めるためにルネを見たけれど、相変わらずの女神の微笑み。その上、

「可能性がゼロとは言い切れませんね」

 なんて言われたらあたしには返す言葉がない。
 ……確かに可能性がゼロってわけじゃないと思うし、……れ、恋愛、に、もうちょっと積極的な女が好きとか、あるのかもしれない。でもそうやって突き詰めて考えていったら、ケレスがあたしのどこを好きなのかとか、何で、どうして、ってたくさん疑問が湧いてくる。疑問っていうのは答えがわからないものだから、つまり、不安だ。疑問が浮かべばあたしの中に不安も蓄積されていく。うーん、と考え始めたあたしの肩を、ルミがぽんと軽く叩く。

「まあ、アレよ。試しにちょっと頑張ってみたら、びっくりしちゃうケレスが見れちゃったりするかもしれないし」

 う。

「……あ、あいつにそんな時間かけてあげられるほど暇じゃないのよ!」

 さっきのルネの言葉と相まって、びっくりするケレスはすごく見たいかもしれない。
 心と裏腹に叫ぶあたしに、みのりは「ちぇー」とふてくされた顔をし、ルミは「はいはい」と苦笑した。この見透かされてる感が悔しい。
 


 ……取りあえず、帰り道の途中で買い物ついでにDVDを借りてみた。






一ヵ月後はまた追々。秋臼さんのコメント欄に貼り付けて逆視点を要求して去ることに決めました。書けそうな気がしてきたので書きます。
何借りるんだろう。フルハウスとかアルフだったら面白いのに。(笑)
ビバリーヒルズ青春白書とかかな。新しいのって何なんだろう、OCとかそれっぽい?
「Lの世界」とか、「セックス・アンド・ザ・シティ」とかでもすごく面白いです。Lの世界見てだだはまりする紗央とかカオスwww 大丈夫です、ご近所では有り得ません。


一ヶ月家でDVD見て頑張るんですね。途中は面倒だから書く気ないんですが、やっぱり引きこもったままじゃダメだから外でデートした方がいいんじゃなかろうか、と珍しく思ってみたりとか、「出かけよう」って頑張って声掛けてみたら「買い物か?」って返ってきてちょっと殴りたくなったりとか、「ば、バイク乗せて!」って言ってみたりとかあるんだろうと思う。確かに今までひきこもりだったのに突然こうなったら怖いな。構えるのも当然か。
バイク乗ったら乗ったで、そこも頑張ってちょっといつもよりくっついてみたりするんだけど、ケレスさんはこいつ最近酔いっぱなしなのかとか疑ってくれてたらいい。
うわやばいな、この人たちの温度差詰めてくとすげえ萌えるんですけど私どうしたら。
どっちかがアクション起こしても、感情を共有することがすごく難しい二人なんだろうなあ。まあ理詰めと感情って正反対だしね。だから常にどっちかが驚いてる感じがあります。うわあああ、何こいつらガキなんじゃねぇの……!!(何)
俄然楽しくなったので逆視点超求む。


そして女子連中はみのりだけじゃなくて全員がグルになりました。
その方がそれっぽいかなと思って!(爽)
ケレスさんに損はさせないのでよろしくお願いします。



風呂に入るか……。

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2009.09.12(Sat) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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