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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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ひさびさに

「これ、椿ちゃんと樹理くんに」
「子供にばっか優しくて俺に優しくする気はない、と。上等なスーツの一着もプレゼントしてもらえたら夕飯も張り切って作るってのに」
「なんで僕がお前にまで優しくしてやんなきゃなんないんだよ」
「そりゃあ昔からの付き合いってことで」
「却下」

 最近は入れ替わり立ち代わりで人が来る。今日の来客は樹崎 ミナトだ。椿と樹理に渡して、と手渡された紙袋の中身を見れば上等なブランドの服だった。サイズが合っているのかどうかは知らないが、そういうミスをする男ではないだろう。来客のため、樹理と椿は自主的に部屋に下がっている。夕飯のときにでも渡そう、と流風は紙袋を床に置いた。
 今日の夕方のことだ。流風が勤務する月見ヶ丘高校に、ミナトがふらりと立ち寄った。流風自身も、そして流風やミナトが学生だった頃の担任なども酷く驚いていた。当然だろう。ミナトは親の仕事の都合でアメリカに引っ越し、そちらで就職したと聞いていたからだ。

「今度から東京の支社で仕事任されることになってさ。下見かねて小旅行、みたいな」
「みたいな、じゃねぇよ。連絡くらい入れろ」
「水城に会う気はほとんどなかったんだから仕方ないだろ」

 ミナト用と自分用、ふたつのマグにコーヒーを注ぐ。砂糖とミルクはどうする、と問えば、いらない、との返答が聞こえ、流風はそのままマグをミナトの目の前に置いた。ネクタイをきっちり締め、眼鏡のよく似合うミナトは典型的なインテリに見える。それでも俺の方が頭はいい、と声には出さず流風は思った。

「芹沢の屋敷行ったら拍子抜けしちゃってさ。水城にでも会うか、って」
「俺は息抜き用でもなんでもないぞ」
「けど、……ルミに線香あげるついでだったのにさ、相変わらずあれじゃあ気が抜けるって」

 マグを両手で包むように持って、ミナトは苦笑した。大和に会ったのだろう。葬儀からもう六年、あの葬式の時と変わらない大和を見、未だに椿が流風の元にいるのを見て、ミナトは気落ちしているに違いなかった。 
 
「……死にそうな顔してた、芹沢」
「あの頃の豪傑はどこへやら、だろ?」
「何言っても聞きそうになかった。何も考えてない目で、ぼーっと椿の木見てるだけでさ。椿ちゃんいないみたいだったし、住んでそうな感じもなかったから多分いないんだろうなって思って。……芹沢にとって椿ちゃんって、娘でしかないのかな」

 手のひらを暖めるようにずっとマグを手にしているミナトを目の前にして、流風はコーヒーを一口啜った。舌に伝わる熱と苦味。それから流風もミナトのように目を伏せる。

「……水城には全然わかんないのか? 芹沢の気持ち」

 それは、流風もまた伴侶を喪う経験をしたことを知っているから出た質問だろう。同じ質問はたくさんの人にされた。拓海にも、紗央にも、奈央にも、空にも、椿にも。
 
「解らない」
「同じじゃないってことか」
「同じじゃない。――樹理の母親は、遠くないうちに死ぬことがわかってた。樹理を産めばそれまでの時間がもっと短くなることも」

 そう、だから、訪れた死が突然であったとしても、受け入れることができた。何もしてあげられなかったけれど、それでいいと彼女が言ったから。樹理と流風と三人で、家族になることができたのだからそれでいいと。けれど大和は違う。無限の未来を描いて、これから三人の時間をもっともっと作ろうとしていた矢先だ。立ち直れない大きな傷になるのも致し方ない。

「……それに、葉山は芹沢の生き方を変えた。自分さえ良けりゃいい、自分が生きてりゃどうにかなる、って奔放に生きてた奴だったのに、」
 
 結婚の許しを請う時、大和は言ったのだという。
 葉山がいなければ、真っ当に生きていくことができない。だからこの人が必要だ。
 と、戸惑うことなく言ったという。

「……俺が樹理の母親のことを愛してなかったとか、俺が薄情者だとか、そういうことじゃないんだ。ただ、金持ちのぼっちゃんは基が脆いからな、耐え切れないんだと思う」
「それは解る。理解はする。……でも、納得はできないし、ルミも天国で離婚届に判押したくなってると思う。……椿ちゃんを放ったままなんて、どうかしてる」

 ミナトはルミの近くにいて、大和のことを良く知らない。ルミの側に立った意見を言ってしまうのも仕方がないこと。
 ミナトの発言を流風は理解はするが、とても納得はできない。離婚届に判など押さない。ルミはきっと、ほんっと仕方ないわね、と大和が自分で立ち上がるのを気長に待っているはずだからだ。

「芹沢に言い分があるのも分かる、ルミが大事だったのもわかる、すごくわかる、でも、椿ちゃんはルミが勝手に産んだ子じゃないだろ」
「……そうだな」

 どうして椿を連れて行かなかった、と泣きながら叫んだ大和を、流風はまだよく覚えている。
 その声は悲哀に溢れていて、病院に駆けつけた流風も紗央も思わず目を背けた。ただ、痛ましかった。父親の慟哭を聞く椿のあどけない表情も、正直、流風には直視できなかった。
 一人になれば死ぬことができたのだろう。妻と娘を一度に喪えば、大和も後のことなど全く気にせず、自分勝手に死ねばよかった。でも、椿を殺すことはできない。椿を生かすことは、ルミと、他の誰でもない大和が決めたこと。椿を殺すことはできなかったのだ。

「ヤマトのこと、庇うわけじゃないんだけどさ」

 マグが段々ぬるくなっていく。

「……ヤマトは、本当に本当に、葉山のこと愛してたんだ。逆もそう、どんだけわがままでも、葉山は受け入れてくれた。葉山だってヤマトのこと、すごく好きだったと思う。俺はああはなれないな、ってよく思ったよ。だからさ、やっぱりヤマトの中で、椿は二番なんだ。一番はずっと葉山だ、死んだって繰り上がるわけじゃない。そう思ってたから、葉山が死んだ時ヤマトもすぐ死ぬんじゃないかって思ったんだけどさ、結局今まで生きてるんだよな」
「……当然だろ、父親なんだから」
「そうでもない。ヤマトは基本的に自己中心的なんだよ、自分さえ良きゃいい。本当はいつ自殺したって全然おかしくない、でも生きてる。ってことは、」
「一応椿ちゃんのことを考えてる、だから生きてるって? あんなの、生きてるうちに入らない」
「俺もちょっとはそれ思った。いやあ、だけどさ、これで俺が育てた大事な椿に母親の影を見出して変なことでもされたら、と思うとぞっとするんだよな。ヤマトには悪いが可能性を否定できないもんで」

 流風の言葉に、ようやくミナトはぷっと吹き出した。
 
「ま、それやられたら僕も怒る」
「だろ? そういう俺の父親的事情もあるわけで、ヤマトが全部整理できるまでは時間をやってもいいのかな、と思う。何よりも椿がそう言ってる。だから平気だ」

 テーブルに肘をつき、ミナトは感心したようにため息をついた。
 ルミを大事に思っていた者が、大和を生かしたい気持ちは分かる。そして芹沢の人間が当主を生かしたいという気持ちも、わかる。
 だが、それでは大和の味方が誰もいなくなってしまう。突然樹理を連れて帰国した流風を、笑って出迎えた大和だからこそ、流風は自分だけでも味方にならなくてはならないと今痛切に感じた。
 他の誰が大和を急かそうとも、自分だけは傍で味方になってやらなくてはならない。傍に誰も必要ないというのなら、残された椿は責任を持って自分が育ててやろう。
 椿を引き取って育てているのが、同情ではないことが確かにわかった。どうして自分だけが本当に椿を愛してやれるのかもわかる。芹沢大和という人間が、歪な形をして生きている水城流風をそのまま受け入れたからだ。

「……ヤマトのこと許せとは言わないよ」
「……いいよ、ちゃんと話せるようになったらぶん殴る。水城に愚痴っても仕方ないもんな、他人の子ここまで育ててるお前には言っちゃいけないよな。悪かったよ」
「いや、それはいいんだ、別に」
 
 それ以上、流風とミナトの間に大和の話題は出なかった。マグの中のコーヒーを飲み干すと、ミナトは話題を切り替えるように明るい声を出す。

「椿ちゃんと樹理くんに会わせてよ。ちゃんと会うの葬儀以来だ」
「そんなになるか……。椿は母親似だぞ、かなり」
「ルミに似てもいいことなさそうだけどね。……話に聞く限りじゃ両親に似ず聡明だね」
「そこは俺の影響」
「流石は二児の父。否定はしないよ」

 今日は水城家に宿泊するというミナトに、どんな夕飯を振舞うべきか。
 喋りたいのなら鍋物にでもするべきだろうか。そんなことを考えながら、流風もまたマグを空にすべくコーヒーを喉に流し込んだ。




ルミが死んで大和があんなんだったらミナトはどう思ってんだろうな、みたいな。
椿のことは姪っ子くらいな気持ちでいてほしい。あんまり会ったことなくても。
そいで、これ書きながら考え直したら、流風が椿を引き取るのは椿のためっていうよりも大和のためなんだろうな、ってふと思ったのでそんな流れにした。
自分の両親にさえ樹理は受け入れてもらえないだろうな、って時に馬鹿みたいに受け入れてくれたのが大和とルミ、ていうか主に大和で、大和のそういうすごい大雑把であんまり気にしないところに流風はいろいろ救われてたんだろうな、とか。流風は気にしすぎだからなあ。流風くらい味方がいないと大和も可哀想だ。全部終わったらミナトと流風にフルボッコにされればいい。


杉田ロノウェ!!!!
いつもきゃいきゃいしてる福山のルルーシュ声を初めて聞いた時の感覚に似てます。
え、す、すごく低いよね? 確かに地声だと軽すぎる感はあるけど、頑張ってるなあ。マクロスFの三島でもだいぶ低いかな、と思ってたけどそれ以上で来るとは。
真面目な杉田さんのことです、きっと勉強して役作ってくれたんだろうなと思います。笑い声好きです。ベアトともっと絡んで欲しいー!!!
OPの絵が変わっててびっくりしました。シエスタと七姉妹!!! ワル様!! えんじぇぇええええ!!!! エンジェ好きだ……。可愛いじゃないか……。
やっぱり中原麻衣かなあ、そろそろ。天草はお願いだからたにy(ry


ゲームの話。

『絶対迷宮グリム』

プリンセス・ナイトメアとか断罪のマリアとか出してるんですが、やってみたいと思いつつやってないメーカーです。全年齢対象でPSPで出すみたいで、その上グリム童話モチーフなのでちょっと今回気になってます。
ていうかグリム三兄弟やべえよ攻略させてくださいっていうかサンプルボイスはまだか……!!
三兄弟、年長から成田剣、平川大輔、水島だいちゅうですよ。いえ、最後の人あんまり知らないけど、あれだよね、アニメ学園ヘヴンの双子の片方だよ、ね……?
成田氏と平川氏で研究者の兄弟とかポイントですよね。個人的には赤ずきんな柿原とかもツボるわけですが。
蛙@岸尾には永遠に蛙でいてほしいわけで! 主人公がキスするとイケメン王子に戻るとかそんな演出は本気でやめてほしいわけで!(蛙の王子様である意味がない)
だって岸尾にイケメン王子ってもう、テンプレート……!! 蛙くらいをやってる方が新鮮味あるよ、うん。ていうかごめん、蛙にいい声求めてない。あ、いや、スワンプリンセスに出てたカエルはばいきんまん声で素敵でしたけど。
取り合えず恋愛AVGって言うんだから、しかも兄たちを探す旅ってんなら誰でも兄狙いだろう。
平川だとベルナール兄さんぽい感じで想像はつくんだけど、最年長の兄貴は衣装がどう見てもドレスなので想像がつきません。心の闇ですか、ありがちで大好きです!(爽)
こいつは買うかもわからんな。






と思ったらこんなの見つけた。こっちはBLゲー。

『君の中のパラディアーム』

ちょ、中の人豪華wwwwwwwww
そしてテーマがピンポイントで私好みwwwwwwww
主人公の人知らなかったけど、あとは大体? ていうかちょっとグリムと被ってるしな。
絵も綺麗だし、スプーン氏が一条氏を尻に敷く勢いとか咎狗ファン的ににやにやすればいいんですかどうなんですか。
PIL/SLASHの新作もテーマからして気になってるんだけど、詳細なかなか出ないなー。真面目にコレ買いそうな自分が怖い。
私はBLゲーでしかお目にかからないんですが、犬野さんってすごくいい声ですよね。いや私最初に聞いたのがKOKIさんだったので、オカマ言葉と男らしすぎる声と使い分けてるのくらいしか印象になかったんですが、ここのサンプルボイス聞いたら改めていい声だなあと。
うわー、なんか滝沢に会いたくなってきました。檜山……!
KOKIエンドの滝沢が見たい。でもまた攻略し直しなんだよな、アンインストールしたし。うーん……。
10月2日発売か。ちょっと様子見ようかな。よさそうだったらこのキャストは買いだわ、うん。咎狗的に。

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2009.09.18(Fri) | ほんとうのさいわい | cm(0) | tb(0) |

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