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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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うるわしきひと  1



 最初の印象? うーん、……変質者、かも? って感じ?
 都会の町で椿と二人で道に迷っていた時のことだ。あたしはともかく、椿は見た通りのお嬢様。女の子が二人で歩いてるところに声を掛けてくるなんて、悪いセールスマンかナンパかどっちかに決まってる。どちらか見破るのは簡単だ。セールスマンなら商売のことを持ち出すだろうし、ナンパなら絶対どこかへ連れ込むはず。本当なら交番に飛び込んで正しいルートを教えてもらうところなんだけど、運の悪いことに交番もどこにあるのかわからないような状態だったから、声を掛けられたら常に相手を警戒せざるを得なかった。
 少し喋ると、自分はバイトでバーテンをやっている、と相手が言った。あたしはまだお酒の飲めない未成年だし、家の近くにバーなんて洒落たものなかったから、その職業はドラマの中にだけあるような気がしていて、ほんのちょっと興味が湧いた。店に来るかと聞かれると、惹かれるものももちろんあるけど、そういう場所って普通未成年入ったらいけないものでしょ? それに絶対薄暗くて、第一それって連れ込もうとしてるのと同じなんじゃないの? と思っていたら先に椿が肯定の返事をしてしまっていて。ああ、悪いナンパに引っかかった。と思った。バッグの中、なんか武器になるようなもの入ってたかなあ。足には自信あるからいざとなったら椿を連れて全速力で逃げる! 鳥尾冬二と名乗った男はご丁寧に学生証まで見せてくれた。……なんだ、あたしの志望大と同じ。そう思ったら緊張は少し緩んだ気がした。
 ナンパ男か変質者か、そうとしか思えなかったのに、バーで働く姿が異様に似合っている。こういう人もいるんだなあ、と思った。きれいなカクテルを出してくれた相手は、最初の印象より三割増でかっこよく見えた。




「よう、どうしたよ浮かない顔して」
「うううう、今はそっとしておいてぇえ……」

 カフェテリアの隅。冬二も所属(?)する、いわゆるF5の指定席。あたしと椿が入学してからちょっとだけ領土拡大したらしいそのテーブルの一番端にあたしは突っ伏していた。サイダーのペットボトルを手にやってきた冬二は、そう言われてもなあ、と困った表情で少し離れた席に着く。
 鳥尾冬二という男と再会したのは、入学して間もなくのことだった。駅への道が分からずに迷って、バーに連れられて行ったあの時も、冬二は椿のはとこである大和さんのことを知っているような口ぶりだった。それが事実であったことが証明されたわけだ。それも学内でも有名な五人の男子に名を連ねている――うん、普通にかっこいいと思うし、不自然ではない、かな。知り合いがそれだけ有名人というのは鼻が高い気分ではあったけれど、ちょっと困ったのはこのF5と知り合いであるだけで他の友人にも違う目で見られてしまうこと。大和さんと親戚の椿と違って、あたしは全然関係ないし、学部だって他の皆とはまるで縁の無い体育学部。けど冬二を始め、シーマスさんとかルミさんとかも普通に招いてくれるからついつい甘えてしまうのだ。
 突っ伏したあたしに冬二はどうしたらいいのか分からない様子。言葉を選んでいるのかもしれなかった。ちらりと顔を上げると、すごーく心配そうな冬二と目が合った。何か言いたそうで、でも何を言ったらいいのかわからない、そんな表情は心配される側のあたしの方がなんだか可哀想な気がしてきてしまった。

「……タイムが落ちて……。推薦で入ったのにこのままじゃ最初の大会も勝ち上がれるか不安で……」

 ぽつりと呟いてみる。相手は無反応。くだらないと思ったんだろうか、うう、いいもん別に……。自分の悩みなんて他人からすればくだらなくてなんぼのもんですよ、どうせ。あたしの悩みなんて世間一般の女の子とはちょっとずれてるわけだし。 
 そう、タイムが落ちてしまったのだ。伸びないだけならまだいい、落ちたら最悪。小学校からずっと陸上やってるけど、伸びないことはあってもこうがくんと落ちることってあんまりなかった。やっぱり高校と大学じゃ全然違うから、環境の違いがそうさせているんだろうか。なら尚更早く慣れなきゃ。

「……よかった、話してくれて」

 突っ伏すあたしの頭に、優しく声が降ってくる。
 その声があまりにも優しくて、心底安心しているように聞こえたから不覚にもあたしはちょっとドキドキしてしまう。

「……べつに、今ここに冬二しかいなかったから喋っただけ」
「いーよ、それでも」
「冬二に喋ったんじゃなくて、ここに居た人に喋っただけなんだから」
「いいんだよ、別に。俺は今ここに来てすげえラッキーってことでさ」

 ぷし、と炭酸の抜ける音がした。見れば冬二がサイダーの蓋を開けて中身を飲んでいるところ。ひとくち、ふたくち、甘い香りのするそれを飲むと蓋をしめて、冬二はあたしと視線を合わせるように同じようにテーブルに突っ伏してこちらを見る。

「人に話すとちょっとはすっきりすんだろ」

 小さく頷くあたしに、よかったよかった、と冬二は笑う。

「せっかくだからみのりの悩み、昇華されるまで付き合うぜ」

 傍から見たら異様な光景かもしれない。テーブルに突っ伏す新入生と、金髪の大男。
 付き合うって言われてもなあ。そう思っていると、買い物でも、練習に付き合うでもなんでもいい、と言う。ストレス発散、ってこと?

「……じゃあ、」
「じゃあ?」

 むしゃくしゃしているわけでもないから、ストレス発散、というのにはあまり用がない。それでも冬二が付き合ってくれるというから、何もなく断るのは厚意を無碍にしている気がして、言葉の続きを催促する冬二からほんの少し視線を逸らして呟いた。

「……気の利いた言葉であたしを励まして」

 言えば冬二は、うーん、と少し悩んでから口を開く。

「みのりの足なら虹も消えねぇな」

 ……虹?
 想像していなかった単語にあたしが上体を起こせば、同じように冬二も体を起こして頬杖をついた。

「虹の女神ってのはさ、足が速かったらしい」
「虹の女神が? どうして?」
「空に架かるとすぐ消えちまうからなんだってさ。……みのりの足なら、ゴールテープ切ってもまだ消えない。イリスもびっくりの俊足、って俺は思うよ」

 それは、あまりにもチープで、気障ったらしくて、聞く人が聞けばうえええと砂を吐きたくなってしまうくらい甘い台詞。
 でも、落ち込んでる時ってそれくらいがいい。思いっきりくすぐったい台詞。その点で言えば冬二の台詞は合格点どころか満点だろうと思う。

「虹の女神様なんて、綺麗ね。嬉しい……!」

 テンプレートなその台詞を、一文字一文字紡ぐごとにだんだん嬉しさが押し寄せてくるのがわかる。
 すべての文字を言い終わるときには、多分顔が綻んでしまっていただろうと思う。
 な、なんだろう、虹の女神様なんてあたし、本当に嬉しいかも――。
 
「お、おう、気に入ってくれて、よかった」

 冬二は少し戸惑った表情でそう答える。
 照れくさそうに頭を掻いている様子は、二つ年上でもなんだかちょっと可愛く見える。うーん、これって進歩よね。
 冬二にかけてもらった言葉が想像以上に嬉しくて、早く走りたくて両足が疼く。

「ねえ、練習付き合ってくれる? ううん、練習じゃなくてもいいの。電車・バス無しで遊びに行こう?」
「それは、……デート?」
「へ、え、あ、べ、別にそういうんじゃなくって、でも、」

 デートなんて全然そんなつもりなかったから突然そんな単語を持ち出されて、焦る。でも、……でも、どうなんだろう。
 デートって恋人同士だけがするものじゃないよね。それなら、……それなら。

「……で、デートの、定義によっては」

 あたしの言葉に冬二はひどく嬉しそうな顔をして、そっか、と笑った。




確認しておきたい。みのりのF5メンバーに対する呼び方なんだけど、

大和さん、ケレスさん、シーマスさん、響さん、……冬二?

どうして冬二くんだけ呼び捨てなんですかこの子wwww
でもそれ以外思いつかないし、さん付けで呼んでるのも変だから呼び捨てでいいかなと思ってる。


大和とルミ、ケレスさんと紗央、シーマスさんと椿、っていろいろ書いてきて、この二人だけフォロー少ないなと思うわけで書いてみる。書いてて思ったけど、みのりは冬二くんのアピールをわかんなくてスルーしてるんじゃなくて、どっちかっていうと早く告白してほしいんじゃないのかなあとか。
椿よりは分かる子だろう、と思った。月9に踊らされ、少女漫画に踊らされる子なら尚更。
好きだー!! って面と向かって言ってくれなきゃはっきりはわからないじゃない、と思ってる。本音が聞けたら今までの態度とか全部ひっくるめて信じるので、紗央ほど面倒ではない。かといってルミほど境地に達してるわけでもない。普通の子です。
だから、最初に会って助けてもらって、きれいな名前のカクテル飲ませてくれて、それで印象がだいぶよくて、でもって冬二くんはみのりに特別に接してくれるならなんだかんだでほぼ両想い状態かなとか思うよ。
この、絵に描いたような少女漫画展開、書いててすっっごく楽しいです、ええ。
みのりくらいは普通に可愛い子でいてほしいなあ。
ルミも紗央も実質的にほぼ使い物にならないから、相談相手が意外とF5メンバーの誰かとかだったら面白いよね。大和とか要君も一途すぎて使えなさそうだからシーマスさんとかケレスさんとか。相談に乗ってるところをルミに見つかって、「あんた今度はみのりちゃんにまで……!!」とか言われたら心外だよね! シチュエーション考えるのって楽しいなあ!
「嫉妬は恋を美味しくするスパイスだよ☆」っていうどうしようもなく使い古されたような台詞を是非シーマスさんに吐いてほしいと思うんだよなあ。「お前、言えばいいってもんじゃねぇだろ」とケレスさんにツッコミ入れられるのもデフォルトでお願いしたい。でも嫉妬ってやりすぎるとキリエさんみたいにかっこよくなっちゃうから!!!!


取りあえずみのりは冬二くんと藍子ちゃんが仲良くしてるの見かけたら、っていうかシーマスさんあたりから話聞いたらあんまり面白くないと思うんだ。そういう話が読みたい。
こういう少女漫画一直線な話を書くときは、いかにかわいい単語を出すかで苦労します。かわいいものと縁が無いのでこれがなかなか出ないんだ……! ずっと心情描写だけの話とか無理だけど絶対苦労する。このピンクでキラキラな感じをどう文字で表現したらいいの!


タイトルはいろいろ考えたけどいきものがかりからそっくりもらいました。
なんかさ、歌詞がね。点呼どんが書いてた数学の定理云々とかほざいてた(笑)ときの冬二くんとみのりだなああああ、と思って。
夏の旅行のあたりとか、取りあえず告白シーンまで書こうかなと思うので続き物です。
電波電波の筆休めに。
こんな二人がさ、「あーもうほんっとにみのりは可愛いな!!」「もう冬二ったら!」ってなるんだからぶん殴りたいですよね。わかった、お前らみっちーとよしりんって呼んでやる。


うみねこ見た。
三歩歩いて振り向いて、って西部劇テイストのルドルフイベントがカットされてるうううううう!!
音速だか光速だかってイベントも消えてるううううううう!!!
でもキリエさんがものっそいカッコよかったのでOKです、小娘が!!!
いやああああ、かっこよかった。あれはよかった。あれは滾る。
ベアトかわいいよベアトwww


よっしゃ、音楽の力は偉大です。ワンクッションどうしよっかなー。


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2009.10.16(Fri) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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