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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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なんとなーく。


やはし追記で。


この後1週間後の慎吾と大和が出てきたり出てこなかったりするのですが、眠いので今日はこの辺で?

「流風が動かなくなったらお前のせいだぞ、野島。俺の3年間きっちり返せよな」

というセリフを是非大和に言わせたくて。


もう寝よう。



 放課後、職員室にも司書室にもいない担任を探しに化学室まで出かける。
 校内は相変わらず無法地帯というか何と言うか。
 とん、とん、とゆっくり音をさせながら階段を下りると、案の定こちらに向かう金髪

を発見した。おい、と声を掛けようと思って、やめる。担任の後ろに、慎吾がくっつい

ていた。

「おいっ、いい加減返事したらどーなんだよ!! 俺はあんたが好きだってずっと言っ

てんだろうが!!」

 ……無視か。
 そうだよな、そりゃあそうするよな。
 俺は声をかけようとするのをやめて、隠れるように壁に背中を押し付けてやりとりを

聞いていた。せんせーに纏わり付く慎吾なんてそうお目にかかれるものでもないし。

「顔だけだろあんな奴!! ――それとも何? やっぱ華奢だと手出しやすいの?」

 ……こいつ、正気に戻ったら半殺しにしてやる。
 そう言う奴もいることはわかっているけど、慎吾に言われるとものすごく腹が立つ。

「あいつの何がいいんだよ……。勉強もスポーツも何だって1番で、あいつだけあんた

とやたら親しくて、そういうのあいつは全部、自分の特権みたいに、ステータスみたい

にしか思ってないのに! そういう奴が一番腹立つんだ、自分だけが特別みたいに! 

気持ちなんか付いてきてないくせに、ちょっと要領いいからって何でもかんでも自分の

ものみたいにしてて!」

 後頭部を、がつんと何かで殴られたような気がして、痛くて、爪を手首に、だって慎

吾が、あの慎吾が、俺をそんな風に、伸びた爪が耳鳴りが

「こんだけ好きなんだ、押さえるなんて普通に考えたって絶対無理。あんなのほっとい

て、あんたは黙って俺を選べばいい」

 聞こえない。聞かない。耳に入らない。
 俺が2人に背を向けたのと、何かとてつもなく鈍く大きい音と呻き声が聞こえたのは

ほぼ同時だった。



 ダッシュで教室に戻る。
 それから、鞄を引っ掴むと、逃げるように門まで走った。
 校門を出たところで、初めて後ろをついてきた足音に気付く。もしかしなくても、そ

の気配は慎吾のものだった。

「……何だよ、慎吾」
「お前みたいな中途半端な奴には絶対渡さねぇからな!! 俺はマジなんだから!!」
「そうかよ。欲しいならいくらでもくれてやる。第一俺のじゃないしな。俺が本気出し

ても落とせないもん、お前になんか無理だと思うけど?」

 敵意剥き出しの慎吾の視線が、現実感を伴わない。
 俺はまた右の手首に爪を立てた。痛みだけが現実に引き戻してくれる。
 夢じゃない。慎吾が、俺を憎んで、俺をどうしようもない中途半端な奴だと軽蔑して

いる。
 ああもう、何のためにまたちゃんとバスケを始めたんだ、俺は。どうしても保守的に

なってしまう。嫌だ嫌だと思いながら変えられない。一番でいれば何もかもがどうにで

もなるとでも思ってるのか? 一番欲しいものには届かないのに。
 爪を立てる。爪を立てる。伸びた爪が、痛い。このまま手首を掻き毟って血管を傷つ

けて出血多量で死ぬことがあれば、慎吾は正気に戻るだろうか。俺にこんなことを言う

のは慎吾じゃないじゃないか。正気に戻してやれば俺ももうこんなにずたずたな気分に

ならなくて済む。掻き毟れば。爪で。首の方が確実? やってみようか。

「な、……何、してんだよ……」
「引っ掻いてるんだ」
「何で!! っ、おい、血が、」
「血を出すために掻いてるんだから当然だろ?」

 慎吾は一度引きつったような表情を浮かべてから、勝手にしろ! と言い残してさっ

さと校舎に戻っていった。
 俺は手首の痛みと一緒に帰宅することにした。英単語をぐるぐると頭の中で反芻しな

がら。
 痛いのに、しばらくすると痛いのが病みつきになって、引っかかずにいられなくなる

。ああ、痛いな。俺は死ななきゃ治らないんだろうか。あんなに後悔して、あんなに泣

いて、ようやく見つけた居場所で、また俺は同じこと繰り返してる?
 第一気持ちって何だよ。全部に意志だの希望だの込めなきゃなんないのか? 最近の

人間は誰も刹那的だ。俺だけじゃない。ああああああああ、嘘をつくな。気持ちはあっ

ただろ、単に、バスケが上手くなりたいって思ったじゃないか。それだって慎吾は中途

半端だと言ったんだ。

「……は、あ、はは、どうしたいんだよ、俺……?」

 手首を引っかいて、噛み締める唇の端を噛み千切って、次はどこから血を流せばいい

んだろう。
 せんせーとの間に気持ちなんか無かった、どう考えたってそんなもの存在しなかった

、人間は刹那的だって言っただろ? 目先の欲望に気持ちなんて関係ないんだよ。


 帰宅して、階段を駆け上がって、最初に、机の上を荒らして、次に、拳で鏡を割って

、その破片を、握り締めた。
 慎吾に言われたら、本当にもう、俺なんていない方が余程いいのかもしれない。
 大きくて尖った破片を握ったまま、ベッドに座って、数時間、ぶつぶつと自分でも認

識できない言葉を喋っていた。

「流風」

 父親が部屋に入ってくる。惨状にひとつため息。
 それから、俺の隣に腰掛けて、笑った。

「可哀想に。気にしなくてもいいって分かってるのに、他人が何言ってるか気になって

仕方ないんだよな」
「…………」
「顔は俺似なのに、そういうメンタル的なところは驚くほどちぃに似てるな。いいよ、

好きなだけ壊れてな。お前がしてること、根本的には俺とは関係ないから」

 扉の閉まる音を聞いてから、体を倒して、手首をまた、



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2007.05.25(Fri) | 未分類 | cm(0) | tb(0) |

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