プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

かぼちゃのおまつり



「だぁあああああッ、また負けたぁあああ!!」
「はーいはいはいチップ回収するよー、おらケレスも出すもん出して」
「出しゃいいんだろ出しゃ」

 国軍兵舎の大食堂、その一角。
 長テーブルが並ぶその場所で、三人の兵士がカードと数枚の紙幣を囲んで座っていた。
 茶髪の青年――シーマスが笑顔で手を出し勝利の対価を要求すれば、隣に座っていた金髪の青年――ケレスは眉間に皺を寄せてテーブルの上の紙幣をシーマスの目の前へ突き出し、シーマスとケレスの目の前に座っている一回り小柄な青年――空は金を引き渡すこともせずにテーブルに突っ伏す。それを見てシーマスはテーブルの上に無造作に置かれている空の賭け金を集めてまとめてからポケットにしまった。

「はい、搾取搾取で楽しい毎日、と。いっやあカナメいないと俺強いねー」
「お前が強いんじゃねぇだろ」
「あ、そうか。ソラ君が弱すぎんだよねー」
「るせぇ黙れ!! ぜってーイカサマしてんだろお前!」
「なぁに言っちゃってんの、さっきカード切ったのソラ君じゃない」

 そう言われれば空はぐっと言葉に詰まる。

「お、俺がカード配った後に俺に分からないようにイカサマをだな、」
「それを人は戦略と言うのだよ」
「つーか、イカサマ心配するより毎回カード全部チェンジすんのやめりゃいいのに」
「うるっせぇな!! いいんだよ! 全チェンジ男らしいだろ!?」
「それで負けてりゃ世話ないねぇ」

 午前の訓練を終え、昼食を取り、今は昼休みの時間。しかし今日は午後の訓練も仕事もないので半日フリーということになる。他の兵士たちは昼食を取ると城下へ出かけたり自室で過ごしたりしているのだろうが、この三人は暇な時間は大抵ここでカードを用いたギャンブルで遊んでいる。
 散らばったカードをかき集め、イカサマの痕跡がないか一枚一枚穴の空くほど眺めている空に、頭の後ろで腕を組みながらシーマスが声をかける。

「そういやカナメは? 軍医だって軍に仕事がなきゃ何もないよな?」
「あー、なんかよくわかんねぇけど、王族の誰か診に行ったんじゃねぇかな。城ん中入るの見た」
「誰か、って要が行くなら弟王子しかいねぇだろうが」
「あ、そりゃそうか」

 ケレスに言われて初めて気づいたらしい空は顔を上げると、脇に置いてあったマグに口をつける。中身はコーヒーだが、シーマスとケレスに言わせればコーヒー牛乳だ。
 三人はそれぞれ軍の中で隊長を務めている。各隊はそれぞれが単独で敵と戦えるよう、偵察から戦車のメンテナンスなど兵士たちは数種類の仕事に割り振られている。訓練となれば自分の仕事の訓練場へ向かう。シーマスはスナイパーライフルを用いる狙撃専門兵だし、ケレスはマシンガンを使う突撃要員だから訓練場は広めに、そして城からは自然と遠い位置になる。対して空が所属するのは戦車や武器のメンテナンス、負傷した兵の救護などをする部門だ。戦車は急を要する時すぐに出撃できるよう遠くに置くことはできないし、救護班としての性質を持っている以上、軍医の要の居る場所に近い場所で日々訓練が行われるのは当たり前のことだった。

「あ、こーんなとこにいた!」

 食堂の入り口からひょっこり顔を出し、ブーツのヒールを鳴らしながら近づいてきたのは、一応三人の上官にあたる瑶子だった。長い栗色の髪がさらりと流れる。
 しかし上官が来てもまるで畏まる必要を感じないほどに、立場の差というものは形式的なものとなっている。

「うわ、しっかもまた賭けてたね? 禁止っつったでしょー? して、誰が勝ったの?」
「三戦やって、ケレスが一勝、俺が二連勝」
「そこのチビは三連敗」
「チビ言うな金髪!!」
「やっぱり空君は弱いんだねー。アレでしょ、どうせ毎回カード全チェンジとかするんでしょ」
「瑶子サンはうっせーの!!」
「うっそ、図星!?」

 空の叫びを聞いて一頻り笑った瑶子は、目じりに浮かんだ涙を指で拭う。
 スカーフとマントを着用するのは会議やブリーフィングの時以外は王族と謁見する時以外に有り得ない。見張りの者を除いて休日ムードが流れている今瑶子がその服装でいるということは、王族関連で何かあったということだろう。それは三人ともが理解していた。

「で? 瑶子少佐は何のご用で?」
「あ、そうそう。元々空君とケレス君に用事だったんだけど。ちょうどもう一人暇そうなのがいたからちょうどいいわ。仕事です」

 もう一人暇そうなの、というのは消去法で明らかにシーマスのことだ。当然、シーマスはだれてみせる。仕事と言われケレスの眉間にも皺が寄った。
 
「これからすぐ出かけるみたいだから、そのままの格好でいいわ。護衛のお仕事なんだけど」
「あー、じゃあケレスに用事って姉姫様のご指名なわけだ。で、カナメは外出前の問診に行った、と」
「護衛って、行き先は」
「畑って言ってたけど」
「「……はたけぇ?」」

 予想外の単語にシーマスとケレスは揃って素っ頓狂な声を上げ、だよねえ、と瑶子も苦笑を漏らしていた。
 カードをかき集めながら、ひとり蚊帳の外の空は「いいなー、楽しそうで」と呟く。空にも用事があると言っていた割にそれについての説明はまだなされていない。

「アトランティックジャイアントとコネチカットフィールドを採りに行くんですって」
「何それ! なんか新種のアイテムか何かの名前にしか聞こえねぇんだけどっ」
「はいソラ君黙ってー。それってカボチャの品種でしょ? でっかいやつ」
「ご名答! ま、そこまで分かればあとは自ずと、ねえ」
「……姉姫様、イベント好きだもんなあ……」
「軍が半日休みって聞きつけたみたいで、なら今年は自分で行きたい、って。ついでに弟王子も引っ張ってくるみたい」

 それを聞いてケレスがあからさまなため息をついた。最近よく護衛の指名を受ける身としてはため息のひとつもつきたいような護衛理由だろう。 

「そんで? 瑶子サン、俺の仕事はー?」
「ああ、去年もやったでしょ? ちょっと派手なことしてほしいって。兄王子が作業見せて欲しいって言ってたわ」
「うっし、なるほどな。飴玉入りグレネードを作れ、と」
「子供向きでお願いね」
「だぁいじょうぶ、クラッカー程度の衝撃に抑えるから。んじゃ、俺お先に作業場戻るわ。カボチャ採集頑張れよー」

 カードをケースにしまい、そんじゃ! と片手を上げて空は自分の作業場へと戻っていく。
 その背を見送って、残された男二人は瑶子の前で大きく伸びをする。

「手当てはつくんだろうな」
「その辺はお仕事ですから。当然」
「俺のオフは高いよー?」
「勿論規定の分しかつかないわよー」
「少佐俺のこと絶対嫌いでしょ」
「そんなことないない。部下はみんな平等に愛してるよー。じゃ、君たちは護衛もとい力仕事頑張って。腰痛めて明日の訓練に支障出したりしないように」

 それだけ告げると瑶子はひらひらと手を振って食堂を出て行った。嵐のようにやって来て嵐のように去っていく上官である。

「あーあ、俺まで巻き添え食った。ケレス、後でなんか奢れよ」
「何で俺がっ」
「監督不行き届き」
「何のだ!!」

 しかし王族を待たせるわけにはいかない。これでも王国直属の軍隊の一員なのだ。
 仕方なしに重い腰をあげた二人も揃って食堂を後にしたのだった。





点呼どん仕事早ッ!!!
絶対まだ上がらないと思ってハロウィンネタ書いてみたけど間に合わなかったwww
この後ちょっと市民ぽい服装でお姫様と王子様がご登場、と。
三人+瑶子さんはこんな感じでいいと思ってる。シーマスさんと瑶子さんのやりとりは結構楽しいんじゃないかな。
瑶子さんは少佐クラス、三人は大尉とかでいいんじゃないのか、もう。そしたら瑶子さんが二個降格になったらちょうど一個下になる。三人ってちょうど帝国軍の三将軍みたいでいいな。
空が作る飴玉入りグレネード見てみたい。投げるとぽんって可愛い音がして飴玉が飛び出す。
畏まった服を着るのは城の中に入るときとか式典のとき。護衛自体は隊長クラスだけがやるわけじゃないし動きやすくないと困るから普通の服で。と思ってる。


タっくんにいいイメージがあるのは聖櫃戦争のせいな気がするよ。
私のことなので今回も要らん設定をつけて結局人間染みた感じにしてしまいそうだ。
ならないようにがんばる。タっくんは鬼畜でいいんだよ! 外道だよ!
アンドゥーが指揮とって攻めてきたらどうすんだろう。けど兵器の面では敵わないだろうし、最悪紗央殺せばいんじゃね、とか思ってたらいいな。よくないな、どうしよう。


とりあえずお風呂入ってくる。話はそれからだ。

スポンサーサイト

2009.11.01(Sun) | 近代戦パロ | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/608-fe8d7455
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。