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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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あなたの好きな色


「さて理央くん、ドライブデートだね?」
「毎日遊んで回ってよくそんな元気ですね」
「もちろん。だって理央くんと毎日一緒なんだよー? フル充電で元気なのはあったりまえでしょ?」

 助手席に乗り込んでにっこり満面の笑顔を見せる彼女には何年経っても敵いそうにない。
 一時帰国中の彼女はまず最初に紗央の部屋に一泊し、それから三日ほど俺の部屋に居座った。瑶子さんが来たので奈央は気を利かせたのか紗央の部屋へ行くと言い、軽く荷物をまとめて出て行ってしまった。俺としては変に気を使われる方が恥ずかしいのだが、瑶子さんはそんなことお構いなしで「これで心おきなくいちゃいちゃできますねえ」と、奈央が出て行った直後閉まったドアに向かって呟いたのだ。
 手紙やメールのやりとりはしていたとは言え、会えば話すことも山のようにあるし、彼女は久々の母国で、今俺が住んでいるところだからいろいろ見たい場所もあるんだー、と毎日毎日精力的に動き回っていた。そんな彼女に付き合うのもまた一苦労で、仕事の合間を縫っていろんな場所に瑶子さんを案内した。
 そりゃあ疲れはするけれど、……まあ、嫌だと言うのは嘘になるだろう。年に一度、会うかどうか分からない相手だ。会えばど直球で気持ちをぶつけてくる人だけど、会わないでいればそれは若干恋しくなるわけで。……女々しいのかもしれないけど、毎日一緒にいて楽しいってことは、俺もそれだけ会いたかったってことだ。瑶子さんはそんなこと言わなくても察しているみたいだから口が裂けても言いませんが。言ったら負けな気がする。

「でももーっとべたべたいちゃいちゃするつもりだったのになあ」
「あれだけ四六時中一緒にいてまだ足りないんですか……」
「次いつ会えるかわかんないんだよ!? 一週間ずうっと手繋いでても足りないくらいだって!! ……それとも、三日四日一緒にいたらもう飽きちゃった?」

 エンジンをかけてギアをドライブに入れる。横目で瑶子さんを見れば、しゅんとした口調とは裏腹の笑顔。
 この台詞を真面目に言うような人じゃないことはわかってる。確信犯だ。飽きちゃったんでしょ、と泣きつくような女は俺の好みじゃないし、……そもそも、飽きないし。彼女は彼女で俺を信頼しているというより、俺の人となりを理解しているからこの台詞が出てくるのだろう。ちょっとした遊び心だ。

「今度来るときには紗央ちんが一段落してるといいな。でもってきっと素敵な彼氏紹介してくれると思うの」
「紗央が? 何でまたいきなり。振られたっつってたのに」
「理央くんはなぁんにもわかってないんだ、本当に鈍いねー。そんなだからおねーさんみたいのに引っかかっちゃうんだよ?」
「それとこれとは別でしょう」

 瑶子さんへの実家へ向かって走り出す車。「“引っかかった”ってとこ否定してほしかったなあ」と瑶子さんはぶつぶつ呟いている。
 それから、理央くん、と俺の名前を呼ぶ。

「紗央ちんがね、きっと理央くんのこと頼ってくると思うんだよ。紗央ちんにはもう理央くんしかいないもん。でもね理央くん、紗央ちんがどんなに泣いてても、苦しそうでも、助けないであげてね。それじゃあ紗央ちんは多分一生そうやって理央くんに縋ってでしか生きられなくなっちゃう。それは私にとって大変ゆゆしき事態ですので」
「……はあ」
「理央くんはすごーく優しいから、紗央ちんのことに首突っ込むとずるずるずうっと付き合ってあげちゃうと思うんだ。なんてったっていとコンだもんね」

 糸こんにゃくみたいなそのネーミングは付き合う前から散々聞かされてきた造語だ。なんでも、いとこコンプレックス、の略称だそうで、「そうかあ、理央くんはシスコンといとコンを併発してるんだね」と納得されたことがある。奈央に対しても紗央に対してもそこまでのコンプレックスのようなものはないと思っているのに、回りからするとそうでもないらしい。
 一時期は本気で「理央くんいとこ同士って結婚できるって知ってる!?」と怒られたこともあったが、そんな心配は杞憂にも程がある。今では一応それを理解してくれているのか、それ以上の言葉は瑶子さんは言わなかった。
 わかりました、と返事をすれば、よろしい、との言葉。俺には想像がつかないけれど、瑶子さんは紗央と会話を重ねていろいろ思うところがあるのだろう。その山を乗り越えれば、紗央も一段落するということなのだろうか。

「しかし紗央ちんは物持ちがいいね。子供の頃のおもちゃの指輪なんてどうやったらずっと持ってられるんだろう。思い出の品だとやっぱり気持ちの入り方が違うのかな」

 紗央が随分前からおもちゃの指輪をチェーンに通して首にかけているのは知っていた。そうじゃなくても紗央は物持ちがいい。衝動買いをすることもあるけれど、大抵のものは壊れるまで使う。奈央もそうだ。たまにこれは物持ちがいいんじゃなくて貧乏性なんじゃないかと思ったりするくらいだ。
 
「瑶子さんだって」

 その話題から俺が瑶子さんに話を振ると、少なからず驚いたようだった。「私?」とまるで思い当たる節がないらしい。

「そのカチューシャ、ずっとしてるじゃないですか。思い出の品ですか」

 出会った頃から彼女のスタイルは変わらない。染めたミルクティーカラーのストレートヘア、そこに紺色の太いカチューシャをいつもしている。たまに色が変わることもあったが、それでも深緑とか暗い色。普段は紺色がダントツで多かった。今もそうだし、いつもしているから、それはきっと何か思い入れがあるのだろうと思っていたところだ。まあ一応、……男からの貰い物だったりしてな、という想像もしている。というか、八割方その線で合ってるんじゃないかとも思っている。
 しかし瑶子さんは、はぁああああ、と呆れたような馬鹿にしたようなため息をついた後で、「理央くんね、」と諭すように言う。

「みんながみんな思い出の品を身に付けてると思ったら大間違いなんだよ。私のこれは、自分でしたくてしてるの。だから色変えることだってあるでしょ? 可愛いデザインあったらすぐ買っちゃうし」
「そうなんですか?」
「そうだよー。太めのが好きだからかさばるし旅行にはひとつしか持って行かないけどね。結構コレクターだと思うんだな、自分でも」
「けど、いつも紺色ですよね。たまに色変えてたりはしてましたけど」
「あー、ちょっとは成長したみたいだけど、やっぱり鈍いねえ理央くん」
「……今の話と鈍いの鋭いのって何の関係があるんですか」

 そう事あるごとに鈍い鈍いと言われるのは言われ慣れていても面白くない。この人のことだからそれなりに理由があるのだとしてもだ。一応この人のことに関しては鋭いつもりでいるのに。

「それはね、理央くんは落ち着いた色がきっと好きだろうなあ、って思ったからだよ」

 フロントガラスの向こうに続く道路を眺めながら、瑶子さんは優しくそう呟いた。
 赤信号が見えてブレーキを踏む足に思わずいつもより力が入る。
 
「そりゃあ赤もピンクもオレンジも持ってたよ。服に合わせて明るいのだってしてたけどね、理央くんはピンクって感じじゃないなって思ってたから。理央くんといる時に紺が多いのは、初めて会った時にしてたからかな。あ、そういう観点からなら思い出の品っていうのも強ち間違ってないのかも」
「別に、……俺はそういうの気にしてませんでしたよ」
「だから、紺ばっかりしてるって気づいてたところはちょっとだけ成長したなって思ったの。でもやっぱりまだまだだねっ」

 まあ、そこまで察してる理央くんはらしくないと思うけどね。と何気に失礼な台詞を上機嫌で言ってくれる。 
 ……確かに、そんな小物にまで気を使っていたとは、あんまり考えてなかった。……つーか俺何考えてこの話題振った、バレたらからかわれるどころの話じゃ――

「そんなわけで、きっと理央くんが考えてくれてたみたいな、前の彼氏からの贈り物とかではないので!」
「う、」

 とか思ってるところにもれなく先手を打たれた。
 ね? と嬉しそうに笑顔を作られては太刀打ちできない。

「……わかりにくいんですよ、瑶子さんは」
「理央くんが分かりやすすぎるんだよ」
「俺は別にっ」
「あ、ほら信号変わったよ」

 睨むように瑶子さんを見たけれど、彼女は「早くしないと後ろに迷惑かかるよー」と俺の視線を軽くかわしてしまう。
 これでこれからこの人の実家に向かうのだから気が重い。どんなに気合いをいれて彼女と一緒に歩く覚悟を決めたって、俺は何年かかってもこの人の真っ直ぐさには、きっと一生敵わないのだ。




磁石の番外。
理央が瑶子さんを実家まで送ってあげるあたり。
瑶子さんはもっとべたべたいちゃいちゃするつもりだったんだ。紗央が予定狂わせてくれたので、次に会う時はフルボッコ、もしくは全力でからかうかどっちかだと思う。
ご近所は慎吾あたりを書くのが面倒なので(笑)、すべて吹っ飛ばして大学のシーンから書こうかなと思っている次第。


あの世界の科学力はもはやヴァルキュリア設定をそのまま持ってくればいいと思ってる。
なので通信は無線ですね。飛行機はあると面倒なので無しでいいと思う。
あのまま続きで冬二くんの国を制圧するってんで招集かけられる瑶子さんとか、急に隊長が国王になって驚いてる隊員(モブキャラ)とかも書きたいかなと思うが、その頃アンドゥーとか紗央とか理央奈央はぽやーってしてんだなあと思うと笑ってしまう。
どす黒い人生ゲームやりたい(笑) 約束手形が半端ないことになりますね。
実際の人生ゲームのギャンブルゾーンみたいに大戦ゾーンがあって、負けると賠償金を支払わなきゃならない上にマルクの大暴落みたいな感じで手持ちの金の価値が10分の1になったりする。ペリカだ! ペリカだわこれ!!
椿のティアラ云々のあたりは書こうかなと思ってる。
ローテブルクは人がいっぱいいるから後回しにしているっていう。過去話書こうにもほぼ王族だし、空くらいかなあ。


ナチュラルイケメンマートwwwwww
うみねこアニメ見てて、アイリーンの声は佐藤利奈でよくね? と思った次第。
風呂入ってくるwwww
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2009.11.08(Sun) | 未分類 | cm(0) | tb(0) |

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