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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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もどかしい距離


 その日、実家の兄貴から電話があった。


「ちぃ兄から電話してくるなんてめっずらしー! どったの?」

 ちょうどお風呂上りだった私は首にかけたタオルで髪の先を拭きながらカーペットの上に腰を下ろす。
 ちぃ兄から電話してくるなんて本当に珍しい。いつも電話してくるのは心配性のお母さんとか、お母さんに似て心配性のカズ兄かどっちかなのに。

『おふくろがたまには電話してやれってうるせえんだよ』
「へー、うるさいって言ってるくせに結局折れちゃったわけ。ちぃ兄もしかして私の声聞きたかったんじゃないのぉ?」
『あぁ? 寝言は寝て言えよ、ばぁか』
「馬鹿はそっちでしょー!! 学も無いくせにえっらそうに!!」

 両親は優しいけど、私の兄貴たちは基本的に意地の悪い馬鹿ばっかりだ。大学まで進んだのも私だけ。一番上のダイ兄は家継いで農家やってるし、二番目のカズ兄は地元の郵便局で働いてる。そして電話の相手、ちぃ兄は大工さん。社会人の先輩ではあるけど、私の学力に敵う人はいない。兄貴たちに勉強教わったことなんて一度もないもんね。

「ダイ兄とカズ兄、元気?」
『あー、元気だろ、多分。もう寝ちまったけど』

 その言葉に時計を見ると、もう日付が変わる頃。ダイ兄もカズ兄も朝が早い仕事だから、寝るのも早い。まだ私が実家から大学に通っていた頃も寝るの早かったからなあ。ちぃ兄はそんなことなかったけど。多分ちぃ兄は明日がお休みなんだろう。そうじゃなかったら電話なんかかけてこない。しかもこんな時間に。

「お父さんとお母さんは?」
『この前親父が腰痛めたって騒いでたけど、もう治ったみてえだ』
「お父さんそんなに頑張らなくてもいいのにねー。ダイ兄がいるんだからもうちょっと気抜いたっていいのに」
『ってカズ兄がダイ兄に言ったらしいんだけどよ、親父が手ぇ抜いたら俺の仕事が増えんだろ!! ってキレられたって』
「わーサイテー」

 情景が目に浮かぶ。ほんとーにサイテーだなあ、ダイ兄。カズ兄が可哀想。そんなこと言うなら家継いだりしなきゃよかったのに。カズ兄がやる気だったのに、変に長男ぶって、変なの。まあ、見た目的には農作業が一番似合うのはダイ兄だと思う。見た目からのチョイスは間違ってない。

『ああ、瑶子』
「なに?」

 携帯電話の向こうから聞こえる声に聞き返せば、くすくすと笑い声が聞こえた。堪えようとしてるけど無理、みたいな感じに聞こえる。

『おふくろが、そろそろ結婚考えて男見つけろってさ。今カンペが出た』
「カンペ!? 別にいーじゃん私なんて、ほっといてよ」
『そっち行ってから男いねぇのか』
「お勉強が忙しくてそんな暇ないんです! それに私は吟味する派なの。とっかえひっかえしてる誰かさんと一緒にしないでくださーい」
『おまッ、俺のこと言ってんのか!?』
「さーて誰でしょうねー」

 二つ年上のちぃ兄は今がまさに遊びたい盛り。結婚もまだ全然考えてないみたいだし、それ以前に、私が実家にいる頃から何人彼女を連れてきたことか。浮気性ではないと自分では言っていたけど、実際どうなもんなのやら。私はそういう男には引っかからないのでよくわからない。
 しかし結婚、ねえ。結婚が女の幸せと呼ばれる時代はとうに過ぎたはずだ。研究の道に身を置く私は人よりも数倍出会いが少ないだろうから、お母さんが憂えてくれるのはありがたいんだけど。やりたくてやってることだし、研究が好きなことも受け入れてくれる人じゃないと。そうなると、研究者の結婚相手は研究者と大体一般論と実態も合致してくるわけだ。けど、研究者と結婚したら毎日そんな話題ばっかりになるのかな。それは面白く無さそう。そんなことなら一生フリーで遊んでた方が気が楽かもしれない。
 ……無論、今好きな人もいるけれど、どうも脈がない気がする。あれは天然なんじゃないだろうか。

「ねえちぃ兄? せっかくだから相談に乗らせてあげてもいいよ」
『あ? なんだよ』
「今ちょっとだけ狙ってる人がいるんだけどね、その人と飲みに行ったの」
『お前と飲むとかそいつもツイてねぇなぁ』
「うるさいっ」

 自分がお酒に強いことも分かってたし、理央ちゃんと飲むのなんて初めてだし一応気になる相手なわけだしセーブしようと思ってたのについいつもの調子で飲んだら潰しちゃったの。私もちょっとは舞い上がってたってことよ、だってダメもとで誘ったら平気な顔で「いいですよ」なんて言うんだもん、理央ちゃんのばかっ、鈍感、イケメン!!

「それでね、まあちょっとその彼が酔っちゃって、介抱ついでに公園で酔い覚まししてたんだけど」
『襲われたと』
「人の話を最後まで聞かないからちぃ兄は生涯私に馬鹿って呼ばれるんだよ」

 受話器の向こうで怒り狂う声が聞こえたけど、それは無視。当然だ。

「私みたいなタイプは苦手、って言われたの。でも私は嫌いじゃないんだって。男としてこれってどゆこと?」
『普通脈アリって解釈すんだろ』
「だよねー、でも違う気がしてさあ」
『どうせいつもと同じで年上なんだろ、さっさと告って取りあえず付き合ってみりゃいいじゃねぇか』
「違うのー! 今回は年下なの! しかも超鈍感でねっ、妹といとこの女の子すっごい大事にしててね、そのくせ賢くてイケメンなの!!」
『なんでまた、わざわざそんな面倒な男を』
「それがね、顔とか雰囲気がむちゃくちゃ好みなの……」
『単純』
「うるさいよ、自分だって面食いで振られてるくせに!」
『るせェよクソガキ!!』

 そうです、理央ちゃんは年上でこそないものの、なんていうか、雰囲気が年上っぽいっていうか、あの感じがとにかく好みなのだ。
 だからと言って最初図書館に財布を忘れたのまで計算というわけではない。あれは運命なの。あれは偶然の賜物なんだから!
 実際理央ちゃんはあんまり年下っぽくない。奈央ちんや紗央ちんがいるからだと思うけど、お兄さんすることに慣れすぎてるんだろうなあ。年下としか付き合ったことないって言ってたけど、年下からのお願いを断れないだけだったりして。そんな中で、私はどう思われてるんだろう。妹、だとは思ってないと思うんだけど、お姉さんだと思われてるかって言われるとそれも微妙。妹でもお姉さんでもなく、私みたいなタイプは苦手と明言しているにも関わらず、理央ちゃんはほんとに優しい。選択の余地をあげてるのに、最後まで私につきあってくれる。素晴らしいジェントルマンだ。でも、理央ちゃんは多分、その優しさが人を傷つけることもあるってわかってないんだろう。私はきっと、彼の優しさに近々傷つくことになるんだろうなあ。

「私も一応頑張ってるんだけどさー、どうも超絶鈍感みたいで。これからどうしてくれよう、みたいな」

 はあ、と聞こえるように大げさにため息をつくと、ちょっと待てよ、と声。
 何を待てっての? 一応黙って待っててあげると、

『カンペが出た。お前の選ぶ男は見た目は確かだから頑張れってさ』
「何それ見た目第一なワケ!? 言っとくけどね、その人はかなり常識人よ!」
『シスコンでいとこまで構ってる男を常識に当てはめるのはいかがかと思うぞ?』
「う、……で、でもね、重い荷物とか持ってくれるし、呼んだらすぐ来てくれるしね、すごく律儀だったりね、とにかく素敵なんだからっ」
『だぁから、それなら告ってみりゃいいだけだろ。当たって砕けんのはお前得意だろ』
「それはちぃ兄でしょ!! 私砕けたのなんてそんなにないもん!!」
『うるせぇな俺だってそんなに砕けてねぇよ!!』

 そんなくだらない会話をまだ数分ぐだぐだと。
 そのうち兄貴が「眠くなった」と告げて、その夜はお開きになった。今度実家に帰ったらシメてやる、ちぃ兄め。
 携帯の通話を切って、充電器に繋げる。白い携帯がぽわりと赤く光った。

「……そんなこと言ったってなあ……」

 思い立ったら即告白、と行動していた時期もあった。私はそういうタイプの人間だった。でも、相手は選ばないと。理央ちゃんは絶対そういうタイプじゃない。理央ちゃんと本当に恋愛したいと思うなら、本当に本当に距離を詰めないと受け入れてくれない気がするの。今まで年下としか付き合ってこなかった理央ちゃんは、これまでの彼女なんて妹程度にしか思えてないんだろうと思う。私は妹にも姉にもどのカテゴリにも属しそうに無い。なら、慎重にならざるを得ない。それに、恋愛感情差し引いたって理央ちゃんっていい人だもの、一緒にいて居心地がいい。だからこの生温い関係でもいいんじゃないかな、なんて思えてしまう。そんなの一番嫌だって思うタイプだったのになあ、変なの。
 
「……あーもう、やめやめっ」

 夜にひとりでこういうことを考えると泥沼にはまるんだ。明日の授業に差し支えないように、髪乾かして早く寝ようっと。
 そう思い立った私は、ドライヤーをかけるために洗面所へ向かった。




全然出したりするつもりないけど瑶子さんの兄弟。
上に男だけ3人。
長男が大樹さん。で、ダイ兄。
次男が和斗さん。で、カズ兄。
三男は千早さん。で、ちぃ兄。
ガサツな男ばっかだから瑶子さんは自分こそお姉さんになるべきだと小さい頃から思ってきたんだろうなあ。素敵なお兄さんが欲しかったって気持ちもあるかもしれない。だから理央ってぴったりなわけだ。なるほど。(今思いついた)


ここからどう動かそうかなあ。
紗央の話に触れるつもりではいるんだけど、どうしたもんか。
瑶子さんは絶対思い立ったら即アタックっていう人だったと思うんだ。理央相手だとそうするわけにいかない気がしてる。確かに瑶子さん相手ならすぐ告白されても理央は絶対断るし。年下の子だったら邪険にできなくてOKしちゃうかもしれないけど。
すごいなあ瑶子さんそこまで分かってたのか。
瑶子さんはいろいろ確信犯でやってるけど、好感度上がってるな、って実感はあんまりない。
告白する時も多分、ああもう自棄だ言っちまえ!! ってノリのが強い。もうやけくそです。当たって砕けてるつもりです。
理央相手だと押したり引いたりって場合じゃないよね、押して押して押しまくらないとね。


今日初めて映画版のFF7を観て、妹と「なんというイケメン」「なんというイケメン」と騒ぎました。
ザックスの声吹いたwwwww
ルーファスのイケメン度吹いたwwwww
そしてセフィロスはいつ見ても素敵な厨二病患者、しかも重症です。
クラウド出てきてすぐ「喋るな、喋るな、息するな」って画面に語りかける妹は奇妙でした。
話は変わりますがワンピースの新OPに苦情殺到というニュースに大爆笑しまして、実際見てみたけど、「これはないわ……」とワンピ全然わからん私も思いました。
東方神起の曲が素晴らしかっただけにそう思うんだ、曲とアニメーションも合ってたし。あれはなんか、違うよね……。東映ご乱心。
東方神起の曲好きだったよ! あれは普通にいい曲!!


最近バイト先で流れる曲がTOKIOかクラナドばっかで吹く。
時を刻む唄のリミックス流れたときはびっくりしました。そんなんあったのか、と。
TOKIOはどうせならもうちょい古いの流して欲しい。「青春」と「太陽と砂漠のバラ」はもう聞き飽きてしまった。「宙船」以前の曲にしてくんないかなあ。「メッセージ」あたりからの。


バイトなんで寝ます。

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2009.11.21(Sat) | Always I Need | cm(0) | tb(0) |

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