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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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rights and duties


 冬二の耳にその報せが届いたのは、朝食を終え庭に出て、この自治領の象徴である大きなモミの木の下でみのりに剣の稽古をつけていた時だった。
 屋敷の者が三人、転がるように庭にやって来て、冬二さん!! と騒ぎ立てる。そのただならぬ様子に冬二もみのりも剣を振るう手を止めた。

「何事だ」
「も、ッ、森の国が、森の国が、大挙して、せ、攻め込んできますッ」
「森の国が!?」

 森の国と言えば、隣のヴァルトハイムのことである。資源の供給を巡って価格の争いは何度もあったけれど、その度に双方で合意が得られるよう交渉は重ねていたはず。攻め込まれるようなことは何もしていないはずだし、攻め込むことにメリットがあるとは思えない。

(……いや、)

 冬二は思い直す。大挙してこの小さな自治区に森の国の軍が押し入ってくるとする。それにかかるコストより、この地を占拠して得られる資源の利益の方が莫大だ。侵略など、誰もやろうと考えなかっただけで、実行する余地はいくらでもあった。ただ、誰もやろうと考えなかっただけで。

「……爺さまには報告したのか」
「別の者が今報告に向かってます」
「敵軍の到着予想時刻は」
「戦車と歩兵とで誤差はあるでしょうが、二時間後から四時間後の範囲かと」
「……なら二時間で来るだろうな。こんな狭いところ、そう戦車いくつも使う意味が無い。親父の指示に従えばいいと思うんだが、……降伏の準備することになるだろう」 

 ――わざわざ戦車持ち出していらっしゃるんだ、白旗揚げて許してもらえるとは思わねぇけどな。
 言葉にせずともそれはこの場にいる者全員に共通した考えだっただろう。二、三指示を与えると、冬二は剣を手にしたまま何の事やらと呆けた表情のみのりに向き直った。
 この地域を指揮しているのは首長であるみのりの祖父。冬二の一族は代々首長一族の護衛と補佐を任されているのだが、冬二自身は首長の孫娘であるみのりの世話役を命じられている。家柄だけ見ればお嬢様そのもの、しかし残念ながら中身はそれと全く違う。お転婆もいいところだし、座学が大嫌いで、さっきまでのように冬二と剣を合わせることが日課になっている。家柄に似合わず身体能力は非常に高い。だが、今回ばかりはお嬢様らしく扱ってやらねばならないだろう。表情を見るに、やはり状況は理解できていないようだ。

「みのり、聞いてたか」
「聞いてた、けど、……何の話?」
「森の国が攻めて来るらしい。デマじゃないだろうが、……理由は俺にもまだ分かんねぇ」
「……戦争、するの?」

 いつも真っ直ぐな瞳が悲しそうに細められる。冬二は緩く首を振った。

「いや、……したって勝ち目がひとつもない。最初から白旗だ。無駄な犠牲出すよりそっちの方がいい」
「なんにも悪いことしてないのに?」
「悪いことしてないのに死人増やすことの方がもっと悪いと思わねぇか? ……大丈夫だ、みのりはちゃんと俺が守る」

 低い位置にある頭に手を置いて軽く撫でてやると、もう子供扱いされるのは嫌なのかじろりとこちらを睨んできた。その成長の過程も見てきた冬二にとっては怖くもなんとも無いものなのだが。
 程なくして自治領全体に緊急のサイレンが響く。降伏するにも武装の準備は必要になるだろう。

「うちの地下に隠れてろ。損害は少なくするつもりだけど、どうなるかはまだ分かんねぇからな」
「と、冬二は? 一緒にいてくれないの?」
「俺はお前の家守んなきゃなんねぇからな」

 むき出しのままだった剣を鞘に収めると、みのりが服の裾を小さく引っ張った。
 子供として扱えばいいのか、そうではないのか、線引きがとても曖昧だ。どうしてやればお嬢様は満足するのだろうか。わからないから今はただ頭を撫でてやることしかできない。――これは子供扱いというのか。

「……万が一掴まっても身分は言うなよ。俺の使いってことにしろ」

 攻め込んでくる以上、首長一族の身は危険に晒されるだろう。その側近として働いていた冬二の一族の一員ということにしておけば、情報を得る手がかりとして最悪の事態は避けられるかもしれない。
 降伏の姿勢を取る以上、首長が屋敷でない別の場所に隠れ忍んでいることは許されない。対話に応じるためにいるべき場所に身を落ち着かせるだろう。だが、相手が対話に応じてくれるとは限らない。万が一の時のために、みのりだけはどうしても無事でいてもらわなければならないのだ。
 拗ねるような表情のみのりが納得しきっているようにはとても見えない。戦争、といっても実感が湧かないのは冬二とて同じだ。冬二には守るべき対象が目の前にいるから、少し気の持ちようが違うだけで条件はみのりと何ら変わりない。それでも自分の一族が代々守ってきた家を守るため、そして目の前の少女への“それ以上の?”感情のために、少し強いくらいの力でみのりの手首を引っ張った。向かうのは勿論、自分の家の地下室。
 そこには元々保存用の食料などを置いているから、万一なかなか外に出られないことになったとしても数日はもつはずだ。地下室に下りると、そこには連絡を受けたのだろう冬二の母や、小さな子供やその母親、老人などが数人身を寄せていた。男は一応外に出て事を見守ることにしているらしい。何にせよ、門番は必要だ。

「絶対こっから出るなよ、……俺が迎えに来るまで、絶対だ」

 軽く肩を押して、母の方へみのりを追いやれば、慌てたようにみのりは振り返った。

「や、っ、やっぱりやだ!! あたしも行く! おじいちゃんとお父さんのところに連れてって! 邪魔しないから、だって、あたしだって、冬二にたくさん教えてもらったもん、あたしだって自分の家守るために戦えるんだから! あたしにも手伝わせてよ!!」

 確かに教えた。剣を振り回すのが日課になったのは最近のことだが、体術にしても小さい頃から教えている。でもそれはあくまでも護身用であって、誰かを傷つけるために教えたのではない。その武術が人を傷つけることができるにしても、真っ直ぐ育ちすぎたみのりがそれをできるとは冬二には思えなかった。
 できるなら、何も知らずに育って欲しい。何も知らずに、あのモミの木の大きさだけ、自分の一族が費やした膨大な時間に身を委ねて、時の流れるまま生きてくれたらよかった。そうさせたかった。それが叶わないのなら、せめて、強引にやってくる恐ろしいものから、みのりの視界を守ってやりたいと思う。

「……母さん、お嬢を頼む」
 
 それだけを言い残して地上へ続く階段を上る自分の背に向かって、彼女が何と叫んでも、喚いても、守ってやることが一番の使命。守られることが彼女の義務。
 戦車の履帯ががりがりと大地を削って近づく音が、まだ姿も見えないのに耳のすぐ傍で聞こえる気がした。





面倒なところは全部瑶子さん視点で済ませることにした。
瑶子さん視点書いたら5年前終わり。
この世界観で空と奈央書いておきたい。バルコニーから空のことじっと眺めてるお姫様とかいいじゃない。
冬二くんはちゃんとした場ではみのりを「お嬢」って呼んでたら萌えるなと思ったのですが使う場所あんまりない。
冬二くんはヴァルトハイムで働き出してもなるべくみのりを危ない目に遭わせたくなくて、みのりも冬二くんに危ないことして欲しくなくて、で、どっちも頑張ってしまう。タっくんとしては好都合。って感じを考えてる。


なんか任侠モノとか面白そう。ごくせんぽくなるけど、タっくんが頭で紗央が夫人で、大和が若頭で、ルミはその秘書兼恋人みたいので。真紘はタっくんの息子で次期組長が約束されてて、みのりは娘だから組のみなさんにお嬢って呼ばれてたりとかな。黒スーツの冬二くんがタっくんの右腕とかそれはそれで面白そうです。どっかで見た設定だと思ったらどこぞのアリスでした。その立ち位置まんまエリオットwww
多分漫画読んだ影響だ、任侠モノ楽しそうじゃないか。ていうか警官一家のくせにどこまで道踏み外せば気が済むんだ桜井ファミリーは。
紗央もルミもキレると怖いお姉さんっていうかおばさん? をやってほしい。特にルミ。紗央はひぐらしの茜さんな雰囲気でいいと思う。
任侠モノっていうと組同士の抗争? 対立軸が全く思い浮かばん。対立させるなら奈央が組長とか想像するの面白いです。真っ黒な空奈央! いいなあ楽しそう! あとは理央と瑶子さんとか適当に。流風は雑魚でいいよもう。慎吾も雑魚で。
そしたらアンドゥーとかケレスさんとかは事件追ってる刑事とかにしたいよな。そんなアクティブな役どころに是非貴久さんも身を置いていただきたい。ケレスさんと貴久さんの頭キレすぎるコンビ+アンドゥーっていうアンバランスさがいい。すごくいい。瑶子さんは刑事ポジションで、刑事のくせに理央がカッコイイとか騒いでるとかでもおk。そこを貴久さんにチクッと言われて、「あーもう、圭一くんのせいで貴久くんに嫌味言われたあっ」「何で俺!?」みたいなやりとりがあっても尚おk。貴久さんがいるなら壱郎くんも必要だ。……科捜研で!! 壱郎くんは科捜研で!(何) ケレスさんが巡り巡って本来の職業に戻ってきたのが面白いです。(笑)
じゃあ流風は何かでケレスさんと確執があって、頭脳生かしてなんとか酷い目に遭わせてやりたいと思ってるんだけどいつも見破られてるとかいう三下っぽいのがいいかな!
想像する分には楽しいけど絶対書けないな。タっくんと大和と真紘が同じ刺青を背中にしてるとかだったら私相当テンション上がるんですが。
桜井さんちはもう本業忘れて悪役になりたいらしいですな。応援してます。そんな桜井さんちが私は好きです。
椿を出したかったけどちょうどいいポジションがない。まあいいか。
警察のメンバーが超楽しそう。一番アホっぽいwwww アンドゥーは下から上がってきた人で、あとはキャリアとかだと面白いんだけど。瑶子さんはアホだけどキャリアなイメージしかない。ケレスさんはどっちでもいけそうだけど、貴久さんは完璧国家一種だよね!(爽) 何故アンドゥーは下からなイメージがするのかというと、蔵之介だからです……!! そんな感じだからです……!!


ああ楽しかった。
たまに設定ネタが降ってくると詰めるのが面白いんだよなあ。
暴力団は捜査二課だっけ? 警察組いいなあ。誰か便乗して警官組書いてくれていいよ私滾るから!
でもまずは磁石と理央のと近代戦瑶子さん視点書き上げます。気が向いたら聖櫃戦争も……。終わりが見えない。
明日からバイトかー。仕方ない、寝るか。


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2010.01.05(Tue) | 近代戦パロ | cm(0) | tb(0) |

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