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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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スパークリング・タイフーン



「率直に言う」

 あたしのカフェモカのカップを横取りして一口飲んでから、大和は神妙な顔つきで瑶子さんを見た。

「紗央の弟なんてやめとけ」
「なんで!? 理由ナシにそれはないでしょ普通っ」

 大和はそう言うだろうと思っていたし、瑶子さんならそう返すだろうなあとあたしでも予測できた。大和が言うことも分かるし、瑶子さんの言うことももっともだ。
 ミス研の部長、といえば紗央さんのお隣に住む超鈍感草食男子として有名な彼だ。瑶子さんが一目惚れしたという彼は、鈍感なお兄さんに代わってずっと紗央さんを一途に見てきた。ケレスなんて厄介なものが出てこなければ、もしかしたらそのまま付き合えちゃったりしたかもしれないけど、今紗央さんは幸せいっぱいだろうし、だからといってこれまでずうっと紗央さんのこと見てきたわけだからそう簡単に気持ちが冷めるとも思えない。ついでに言うなら、一目惚れなんてもってのほか、ってタイプのお相手ではなかろうか。見た目で発生する恋愛感情なんて真っ向から否定するに違いない。ただ、見つめるだけをずっとしてきた人だから、直球の言葉で相手を傷つけることはしないんだろう。会って気持ちを伝えても、互いに良い事がないような気がする。

「幼馴染の1個上の姉ちゃんにガキの頃からずっと惚れてるような奴だ、好きになるだけ無駄だろ」
「え、でもその言い方だと付き合ってるわけじゃないんでしょ? そのお姉さんに彼氏いないの?」
「いる。そいつの家庭教師してる」
「なんとっ、私その環境絶対耐えられないわ……。精神的にタフな男の子っていいよねー、好みだなあ」

 ……その境遇を『精神的にタフ』という六文字に言い換えてしまえる瑶子さんはポジティブシンキングの天才なんじゃなかろうか。そして『好みだなあ』で締めくくれるのもすごいと思う。あたしなら無理。

「辛いだろうねー、ずうっと好きだった人が自分の家庭教師とひょいっと付き合っちゃうんだから、私なら人間不信になるかも、うん」
「お前と話してまだ間もないが、お前が人間不信になることは天変地異が起きても無いような気がする」
「えっ、なにそれこわい」

 大和の言葉に思わず頷いてしまう。こんな人懐っこいポジティブシンキングの持ち主がそう簡単に人間不信になるとは考えられないし、そもそも人間不信のポテンシャル持ってる人は一目惚れなんてしないような気がするのよね。
 それはともかく、瑶子さんの考えにはかなり現実との差がある。間違っても紗央さんはひょいっとケレスと付き合い始めたんじゃないし、ケレスにしたってひょいっと紗央さんと付き合えたわけではない。そこには壮大で実にしょうもない紆余曲折があったのだから。しかしそのすべてを説明すればきっと大和は余計な脚色を挟むだろうし、間が悪ければケレスから鉄拳が飛んでくるかもしれないし。何よりも相手が瑶子さんだから、この手の話をし始めたら何時間も終わらないような予感がする。
 その辺は大和も分かっているのか、あいつらはそう簡単じゃなかったんだよ、という言葉でまとめた。割と空気読んでいる、珍しい。瑶子さんはやはり留学して留年するだけあってそれなりに賢い、突っ込むべきところとそうでないところの区別はついているらしく、「そうなんだ、ごめんね」と謝った。

「けど安藤くんの弟、ええっと、名前なんていうんだっけ」
「理央」
「うん、理央くんね、理央くんが可哀想なのは誰がどう見たって事実じゃない? ずうっと好きだった、今でも好きかもしれない人の彼氏が家庭教師だなんて精神的負担大だと思うわけよ。大学受験の時期だし思春期という奴でもあるだろうしね」

 瑶子さんは自慢げに言うと、カップのミルクティーを飲み干し、空になった軽いカップをたんっとテーブルに置いた。
 瑶子さんの言うことは間違ってない、と思うけど、ケレスが悪人のようにも聞こえてくる。いや、弟君の立場からすれば十分悪役だったのかもしれないけど。

「彼の精神安定上この状況を継続させるのは大変酷なことだと私は考えるのであります!」
「なんだその口調は」
「ほら、やっぱり主張するときはこうでなくちゃね」

 まるでどこかの議員のような口ぶりなのは、政治学科だからってのが理由なんだろうか。

「えっと、それで、……瑶子さんはどうしたいんですか?」
 
 あたしが口を挟んでみれば、瑶子さんは自信たっぷりに笑ってみせて、びしっと右の人差し指をあたしに向けた。

「よく聞いてくれましたルミちん! 彼の精神の平静を取り戻しつつ、私の目的を達成する方法として現在考えられるのはただひとつ!」

 そこでごほんとひとつ咳払い。リアクションが毎回オーバーだけど、第三者として見ている分には楽しい人だなあと思う。
 用意の整ったらしい瑶子さんは笑みを崩すことなく口を開いた。彼女が何を言うのかある程度想像はできるけど、……何を言い出すことやら。

「私が家庭教師になっちゃえばいいわけでしょ?」

 ビンゴ、だった。言い出しそうだなあ、ということをそのまま言ってくださった。なんてわかりやすい人なんだろう!
 当事者である彼の気持ちが不在のまま話を進めるのはどうなんだろうと少し思わなくもないけど、弟君が多少なりとも辛い思いをしていることは事実だろう。恋人同士の近況を聞いたって辛いばかりだろうし、質が同じなら家庭教師なんて別の人だっていいわけだ、多分。そもそもそれなりに賢いという噂の弟君に、家庭教師なんて本当に必要なのかどうかっていう問題も生じてきそうだけど、話の進行上そこに突っ込むのは野暮だ。

「却下」

 誇らしげな表情の瑶子さんにその二文字を浴びせたのは、あたしでも、隣に座る大和でもなく、この会話の中で一番の悪者になっているケレスだった。今しがたやってきたケレスは瑶子さんの正面、大和のすぐ後ろにコーヒーのカップを手に立っている。突然現れた外国人に瑶子さんも一瞬驚いた表情を作り、すぐにあたしを見た。あたしは解説係ではないんだけど。

「ええと、瑶子さん的に言えば、この学校を牛耳ろうとしている男衆のうちのひとり」
「外国人までメンバーに加わってるなんて、この学校ものすごくグローバルだったんだね。しかし、たとえこの学校を牛耳ろうとしている奴だとしても、せっかくの提案を却下される謂れはないの!」
「十分ある。俺の収入を勝手に減らすな」
「ルミちん、通訳!」
「えっと、多分そのままの意味なんだけど……」 

 そのままの意味だ。ケレスこそが紗央さんの彼氏であり、弟君の家庭教師さんである。それを説明すると瑶子さんは、なるほど、と納得しきった表情になった。

「君が諸悪の根源、もといグッジョブな人ってわけですね」
「何を納得したのか知らんがせめて日本語で話してくれるか」
「初対面の人に対する口の利き方はなってないみたいだけど」
「そっくりそのままお前に返してやる」
「ええっ、返してくれなくていいのにー」
 
 留学先の生活で鍛えられたのか、この人相悪いのに何言われても動じる様子が見られない。かなり稀有な存在なのかもしれない。

「お前、こいつのこと紗央にバラすなよ」

 小声で大和があたしに告げる。そんなこと、百も承知だ。

「こういうタイプが近くにいるって知ったら厄介なことになりそうだもんね、紗央さん」

 まあ、あたしは紗央さんがぐるぐるしてるの見るの、割と好きなんだけどね。
 そう思いながらすっかり冷めたカフェモカを飲み干した。





きっと書きたい話のどこをとっても瑶子さんが出てくる。
最近は紗央も書きたいんだけどなかなかネタがない。部長が書いてる奴の紗央視点とかもやってみたいけど、いかんせん本編が終わってみないと部分的には書けないなと思う次第で。


ご近所の瑶子さん。ケレスさんに「家庭教師やらせてよー」って今後食いつく。この人、収入が問題なら私別にお給料とか要らないし! とか言い出しそうで怖い。そこまでか。
「ちょっと目つきが残念なおにーさんよりも、きれいで賢いおねーさんが先生やる方が成績伸びるって絶対!」
とか言い出しそうで怖い。誰でもいいから「お前の頭は幸せだな」って言ってあげてほしい。
瑶子さんがケレスさんの近くにいるってわかったら紗央はまたぐるぐるし始めて無駄に焦り始めると思う。
多分ね、ケレスさんの近くにいる女性は紗央の目には10割増で美人に見えてると思うんだ。ルミは紗央がぐるぐるしてんの見るの割と好きだと思うんですが、10割増で美人に見えてるのがわかったら「うわめんどくせぇ!」って思えばいい。
「な、なんか、女の人と一緒に歩いてた……」ってしょうもないくらいおろおろしてればいい。
そんなことになったら理央は「姉さんが動揺するんでやめてもらえますか」って瑶子さんに言いそうだ。あれ、誰が可哀想なのかわかんなくなってきたぞ? 取りあえず紗央の頭が一番可哀想だ。
ご近所紗央のウザい感じは確かに面倒でウザいんだけど、設定を考える分には感情移入のしがいがあって結構楽しいです。本文書いてる時は苦痛なんですが、ぶっとんだ思考回路だけどほんとにウザいくらいケレスさん好きなんだなあってのがわかる。コンプレックスの塊で、見返りも全く求めてなくて、自分が好きならそれでいいの! な感じがどうにも頭可哀想で楽しい。
理央もそうだが紗央も大和も、どうしてうちのキャラはこう、自分がよければそれでいい子ばっかなんだ。やはり私の性格か。THE 自己中。うつったか……。



久々にヴァルキュリア進めてみたらコントローラーの操作がPSPとごっちゃになって意味不明に。
ちょっと進軍の仕方間違えて戦車を一撃で沈められてしまった。あのステージむずいよ……。誰かクリアしてくれ……。
おおかみかくし見ました。摘花先輩の変態度に毎週ドキドキしてます。
ひだまりスケッチも見ました。あのアニメかなり面白いですね。1期から見てみようかな……。
ひだまりスケッチのOPが好きなんです。絵が綺麗で動きも綺麗で、なんだかすごく楽しそう。
仲良しの子たちがアパートで生活って楽しそうだよねえ。いいなあ高校生で一人暮らし。私じゃ無理だったな。

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2010.01.29(Fri) | ご近所物語 | cm(0) | tb(0) |

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