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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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迷いの森



『戦争は大義名分を得た大量殺人の行為だ』

『たとえマクロの視点で政治行為と位置づけても、指揮され動かされるお前はミクロの視点じゃただの殺人者』

『その現実から目を背けて軍人名乗れると思うなよ』

 凶悪に笑った彼が、火に囲まれながらその台詞を紡ぐ。
 違うと何度も叫んだ。違う、違う、違う。
 私はそんなことを認める軍人になりたかったんじゃない。そうじゃない、人殺しになりたかったわけじゃない。目標のための過程で致し方なく犠牲が出るとしても、先があるから軍人でいられるのだ。間違っても人殺しになりたかったわけじゃない。そうじゃない。殺人者になるために父や兄は死んでいったんじゃない。違う、私がそれを認めたら父と兄に失礼だから。
 彼の声がどんなに正しく聞こえても、どれだけ揺さぶりをかけられても、私は屈するわけにいかなかった。
 あの日、屋敷の周辺一帯には彼によって火が放たれた。あの土地の人々が古くから守ってきた、大きなモミの木にもその火はうつって、主力部隊が撤退した後何時間も消火活動が行なわれたらしいけれど、火が消えた時にはもう大きな木はただの炭になっていたということだった。




 軍の一部を占領地域の統率のために残し、私たちは国に帰った。なんてことはない、ただの暴力だった。小さな土地を、圧倒的な暴力でねじ伏せただけ。アリの行列をゾウの足が踏んで歩くようなもの。
 拓海くんの豹変具合にも、作戦内容にも、燃え上がる町にも、すべてに嫌気が差していた。私は、奪う側には回りたくなかったのに。守ろうと思って始めたことが最後には奪うことになるなんて、それは違うと思う。思いたい。そうじゃなきゃ、嫌だ。
 戦車を降りて、自分の監督する小隊に翌日以降の指示を与えて解散させ、私は小隊の車庫へと向かった。一応、こんな戦闘でも戦車にダメージがなかったか確認するためだ。
 
「瑶子隊長っ」

 道中、背中に声が掛けられる。ゆっくり首を回すと、まるで子犬みたいに嬉しそうな顔をした慎吾くんが、私の目の前でぴたっと止まると一度敬礼の動作をとる。しかしすぐそれも解いて、へへへー、と締まりのまるでない顔で笑った。

「戦車、見に行くんスか?」
「そう。一応ね」
「俺も一緒に行っていいっスか?」
「いいけど、疲れてない? 最前線なんて疲れたでしょう」

 自分の喉から出る声がこんなに冷たくなるとは思わなかった。慎吾くんは仕事を全うし、勲章モノの働きをした。それの何が気に入らないと? 軍人ってそういうものじゃない?
 慎吾くんは私の声の冷たさになんて気づかないようで、いえ! と元気よく返事をする。

「なんかもう興奮して、このまま宿舎に戻って寝るなんて勿体無いと思いまして!」

 ――結局、拓海くんは本当に作戦通り、首長一族の抹殺を命じ、自分で見つけた相手に関しては自ら手を下した。
 向こうからは全面降伏を条件として出されたが、元々聞くつもりはなかったのだ。首長の一族に代々仕えてきているという一族の者が屋敷を守るために立てこもっていたが、この数が相手ではどうやっても敵うはずがない。反抗が酷い者は何人も蜂の巣にされた。盾代わり矛代わりだったはずの私たちはほとんど何の役目も果たすことはできず、事の次第をただ見守るしかなかった。
 最後、玉座にも似た場所で青年がひとり、首長である老人を守るためにそこに立っていた。こちらに攻撃をさせないためなのか、彼は武器らしきものは何も持っていなかった。私たちから見ればその老人はただの老人だが、彼らにとってはとても大事な老人で、自分の命を賭してまで守る価値のある相手で、圧倒的な暴力が文化を捻って消していく。見ていられない光景に、老人に銃口を向ける拓海くんに何度も思いとどまるよう声を掛けた。後ろにいた部隊には失礼だ不敬罪だなどと詰られたけれど、彼はこんな人ではなかったのだから、それを知っているのがこの場に私しかいないなら私が止めるしかなかった。
 私が彼に縋った瞬間、物陰に身を潜めていた何人かの敵勢により弾幕が張られた。慎吾くんを始め、最前線の兵士がこの行動を反抗と見なし迎撃を行なう。
 武器を手にせず仁王立ちだった青年は服の下から拳銃を持ち出してこちらに構えたけれど、拳銃の有効射程距離なんてたかが知れている。その場にいる分には銃弾も怖くないはずだった。でもそこを裏切るのが彼らしい。彼は前方に配置した護衛の兵士を退かせて一歩ずつ青年に近づいていったのだ。誰もが慌てたけれど拓海くんはいやに冷静だった。自分の銃の先は老人に向け、「一撃で仕留めないと守りきれないぞ」などと挑発さえしている。
 慎吾くんは、手を出すなと言われて黙っていられる子ではない。命令されていない限り、自分にできる最大限のことをした。すっかり熱くなってしまったマシンガンを捨て、弾薬の減っていない私のライフルを奪うと構えて、青年の右の肩を撃ち抜いた。屋内なんて普段撃つ機会がないことと、距離を考えれば狙撃手並みの視力と腕の良さだ。慎吾くんの放った銃声をきっかけに、拓海くんも引き金を引いた。あっけなかった。それで終わりだった。
 あの数の兵士に囲まれて、フェアな対決など有り得ない。青年にできたはずなのは誰よりも早く拓海くんの左胸を打ち抜くことだった。でもそれをしなかった。拓海くんにしても元々フェアな対決などするつもりはないし、あの場で前に出られたのも、軍を信用しているからだ。私の隊を先頭にさせたのはそういう意味もあったのかもしれない。慎吾くんの行動は正解だ。国王陛下を守ったのだから。
 
「活躍したものね、慎吾くん」
「いっやあ、そう言われるとやっぱ照れますねえ」

 帰り道でも小隊のみんなにだいぶちやほやされていたようだし、私の個人的な感情は抜きにして、今日はただ彼を褒めてあげなければ。部下の頑張りを見るのは上司として嫌なことでは決してない。




 車庫に着くと、シャッターの前に人だかりが出来ていた。何だろうと慎吾くんと一緒に近づけば、それはただの人だかりではなく、国王陛下とその護衛だった。
 慎吾くんがいち早く、私も続いてその場に跪く。

「顔上げろ」

 その声の後、ざっと周囲の気配が消える。陛下が護衛を下がらせたらしい。

「……陛下、我が小隊に御用でしたでしょうか」
「ああ、そいつに勲章をくれてやろうと思ってな」

 思ったより優しい声だった。ぴりぴりした空気は感じられない。
 そいつ、というのは慎吾くんのことだ。慎吾くんもそれがわかったのか、驚いたような、少し困惑したような瞳で私を見た。

「正式な式はまだ先になるだろうが、どうせ正装も持ってねぇんだろ。用意させておけ」
「はっ」

 煤で汚れた軍服姿で陛下はそう私に指示を出し、次に慎吾くんの前に立って、その頭にぽんと手を乗せた。子供を褒めるのと同じ感じだ。

「――よくやった、それでこそ軍人だ。礼を言う」
「れ、っ」

 堪えきれずに慎吾くんは立ち上がった。横から見たその瞳はきらきらと輝いていて、やっぱり子犬みたい。ご主人様に褒められて嬉しくて仕方ない子犬と同じ。
 
「お礼なんてっ、そんな、俺は当然のことをしただけで! それより陛下が前線に出られるなんて、あの、えっと、カッコイイと思うし! 俺っ、もっとこの国で頑張ります!!」
「そうしろ。従順で腕もいい、本当に将来有望な男だ、なあ瑶子」
「……喜んでいただけたのなら何よりです」

 でも、でもね、私はあんな暴力を許すために軍人になったんじゃない。
 拓海くんだって言ってたじゃない。国が正常に機能しているなら自分の出番はないって。何が貴方をそうさせたの? 彼をここまでの狂気に駆り立ててしまったのは一体何なんだろう。それを知れば私は彼の行動を理解してあげられる? 否だ。どんな理由があったって、理解しちゃいけない。
 相手をねじ伏せ、殺さなければ得られない平和なんて、そんなの違うと思う。
 私の思いに反して、拓海くんは言う。

「このまま放っておいたらこの国は必ず腐る」

 今以上に腐りきった状態を私には想像できません。

「根から薬を吸い上げて、必ず腐る。国を守る気持ちがあるなら今留まることを良しとするな」

 だからって、今日の戦闘が良いものだったなんて私には思えない。

「この戦争が終わるまで俺に着いて来い」

 彼がまたその言葉を言うから、慎吾くんが瞳を輝かせて頷くから、私は口答えせずにはいられなかった。

「――この戦争はいつ終わるんですか、戦争が終わった先にこの国はどうなっているんですか」

 彼がしようとしていること、

「平和という言葉に甘えるなと仰いましたが、ならどうすれば平和になるんですか、平和にするために軍にいちゃいけないの!? それぞれの国が独立していればいいじゃない、国を殺す必要なんかどこにもない! 戦わなきゃ平和にならないなんてそんなの、絶対違う……!」

 無茶苦茶なのにとても真っ直ぐに見えるその瞳が、少しも理解できない。
 口答えをする私に慎吾くんは厳しい口調で「隊長!」と嗜めるけれど、そんなの聞いている場合じゃなかった。国王による高度な洗脳行為だ。私は、私の信念があって軍に入った。捻じ曲げられるつもりはない。
 拓海くんは私を冷えた目で見てから、薄く笑った。

「俺は“今”と言った。その後なんざ興味はねェんだよ。移動中の通信にしたってそうだ、俺は戦争が終わるまで着いて来いと言った。有事の時に動いてこその軍だろう、そして、有事かどうかを決めるのは俺なんじゃないのか?」
「それは、貴方が有事だと思えば永遠に有事ってことでしょう? ……着いていけないわ、私世界征服には興味ないの」
「世界征服ね、悪くねぇなそういう趣向も」
「ふざけないで!!」

 国を何だと思っているのか、働くアリやハチと同じとでも? 踏みにじる人間がいて、踏みにじられる人間がいる。火を放つ者がいて、火を放たれる者がいる。ファルーナの現地はどうなっているのだろう。彼が火を放ったあの屋敷は。すべて終わってから処刑されたあの一族は。私は、勝ちや負けの二極構造で片付けられる平和なんて嫌だから、絶対的な支配者と被支配者という構図もまた、受け入れることはできない。

「……どうして、なんでそうなっちゃったの? 拓海くんはこういう人じゃなかったじゃない……」
「っ、隊長! 陛下に失礼っスよ、そういう口の利き方は……!」
「だってこんな人じゃないんだもん、仕方ないじゃない! 国王になったり、突然戦争仕掛けたり、あんなにたくさんの人を犠牲にするようなこと、」
「瑶子」

 拓海くんが私の言葉を遮る。
 そして、あの屋敷の中で見たような凶悪な笑みを浮かべた。

「勘違いするな。戦車も銃も手榴弾も、使う日のためにメンテナンスを欠かさないんだ。そしてお前ら軍人は、そいつを使用し、結果を得るために存在している」

 結果?
 銃や戦車を使って、その結果? 結果はどの時点を以って結果とするのだろう。それを決めるのは誰? 私? 彼?
 彼ならば、その結果はいつだって争いを生むだろう。先が無い。終わりがない。永遠に続く戦いの渦の中に私たちは放り込まれる。彼が彼の信念を私たちに納得させない限り有意義な戦いにはなりそうにない。……いや、どんな理由だって私は、残虐さをスタンダードな通過点にするような軍人には、けしてなりたくない。
 自分の大事な小さな土地を、大事な人を守るための戦いに、残虐さなど一滴も必要ない。
 私は大きく息を吸って、吐いて、目の前の男の目を見た。いやに澄んで真っ直ぐだから、私はやっぱり不安になった。それでも根は揺るがない。私はこの人のやり方を許すわけにはいかないから。

「……陛下がそう仰るなら、私はこの国を捨てざるを得ません」

 迷いは、そう、多分、少しもなかった。



大半は随分前に書いたので、しかも眠い時だったみたいで私でも意味がわからないwww
とりあえずファルーナ侵攻については、結局屋敷制圧した後にそこに火を放って、首長一族については住民の目の前で処刑みたいな感じでいいんじゃないかなと今思った。(基本的に気分で動く私) 首長一族は適当に悪者に仕立て上げます、大和が。
みのりは一応難を逃れてるので、冬二くんが頑張ってフォローしてくれるはず!
慎吾はシン・アスカです。
瑶子さんもフィーリングで動くのでどうしようもないです。


瑶子さんがローテブルクに来たのはほとんどタっくんへの対抗心だから、ローテブルクで起こることについては基本的にどうでもよかったりする。ただずっと軍人でいるだけ。シーマスさんと休日デートしても軍服な気がするよ。「この後本部で仕事片付けなきゃいけないしー」とか言っていつも軍服。
恋愛方面とか生活方面も、ヴァルトハイムのことで指標を失ってる感じがあるから、なるようになれ精神なんだと思います。タっくんに言われたことを結構気にしてる。軍人ってそういうものかな、とか思ってる。
そこで理央が理想論をばんばん持ち込んで、大人のおねーさん的には「夢見ちゃって可愛いなあ」と思ってるんだけど、理央は「理想論だって分かってる」って言うから、やっぱり理想って大事だよね、とか思いつつぐちゃぐちゃ。(何)
奔放さで言えば、本筋<ご近所<近代戦になると思う。開き直りだし自棄になってる部分あるししょうもない。
だからシーマスさんとは後腐れとかもちろんないような軽い感じだしお遊び感覚でいいと思う。


瑶子さんが従軍時代、学校の食堂の不味さにイライラしてるところをタっくんが通りかかって、じゃあたまには外に食いに行くか、ってな感じの話を書きたいなあとちょっと思った。
どっちが払うかで本気の喧嘩をしそうです。
「王子様のくせに割り勘とかないよね、拓海くんごちそうさまー!」
「いーやいやいや、部下が上司に奢るなんて聞いたことねぇよ、払ってもらっちまって悪ぃな軍曹殿?」
「普段呼び捨てにするくせに今だけ軍曹とかずるい!」
「ソレ言うならお前だって俺のこと王子扱いするなら敬語の一つも使ってみろ! 頭下げやがれ!!」
を店の中で繰り広げる。
シーマスさんとならそんなこと絶対にないが。瑶子さんのが年上だし階級も上だし。「ひとくちちょーだい!」ってやってる気がします。
ケレスさんと空と要君もみんな集まったら手料理振舞ったらいいと思う。


そういえばルミのCVは日野香穂子さんなので高木礼子さんです。
紗央のCVは萌え狙いなら小清水、雪野さんでもいいけどちょっと違う気もしてる。早水リサさんだとちょっと声が強いかなと思ったり思わなかったりで、タっくんとの声の兼ね合いで岡村明美さんでいんじゃね、と前に思った気がします。ああいう声の感じではあるかな。
近代戦の紗央は一番アクティブなんじゃないだろうか。最後は何のわだかまりもないから、置いてかれてもずっと追っかけるよ。自分の言いたいこと言えないで一人にされるのが一番嫌だから、追いつくまで追いかける。そういう部分は本筋と似てるのかもしれない。
空と奈央は亡命とかしてなくて、ローテブルクの領内にいるといい。偽名使ってアンドゥーに手紙出したりさ。


ご近所の紗央にはそこまでのパワーは無い。
自分は異動とかするくせに、ケレスさんがどっか行くって聞いたら塞ぎこみそうです。
大和がどこか別の土地で暮らさなきゃならなくなったら、一山越えた後のルミなら「はいはい、あたしも行くのよね」ってなるなあ。冬二くんがそうなって、みのりなら多分「あたしはどうするの?」ってストレート。
椿はなんか想像できんな。(笑)
紗央うぜえええええええwwwwwwww しかし紗央はウザさでできているので紗央からウザいところを取ったら何も残らないんだよ。
コスプレの話もちょっと秋臼さんとしましたが、学校の制服はともかく、その他については紗央はそこまで乗り気じゃないし、「奈央の方が似合うし」と思ってる。自分じゃ似合わない服だなあと思ってるよ絶対。じゃあなんで踏み切っちゃうのかって、普段ケレスさんからストレートな言葉を滅多と聞かないからじゃなかろうか。紗央からすると、大和にしろ冬二くんにしろ要君にしろシーマスさんにしろちゃんと褒めるところは褒めてるように見える。ケレスさんがそうじゃなく見える。ちょっと羨ましい。ってなると、普段自分の服装が変わり映えしないからなのかなあ、とか思ってみたりする。確かに奴は制服以外の服はほぼ黒とか赤とかだからカラーバリエーションはあってないようなもんだ。
そこでシーマスさんと大和とかから要らん知識もらったらそりゃあ紗央のスペックからいってぶっ飛びますよ。
ま、「そのままで十分可愛い」みたいな台詞言われたって素直に受け取らないんで結局無駄な気もするにはするんだが(笑)


すみません(先に謝る)
私何回も思ってるけど、レッドさんの優しさ具合はまんまケレスさんだよね。ね。ね!!


眠いので寝ます。明日も朝に起きます。皮膚科行ってついでに買い物して妹とポップン再チャレンジする予定ww

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2010.02.16(Tue) | 近代戦パロ | cm(0) | tb(0) |

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