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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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恋を映した眸  1



 一ヵ月後にはもう大学生。
 最近は毎日、寝る前にカレンダーを見てそう思う。大学生なんてすごく緊張するけど、大丈夫かな。中学とか高校みたいに教室でクラスとかじゃないんだろうな。勉強、ついていけるかなあ。高校で特に部活にも入っていなかった私は余計に不安や心配が次から次へと湧いてきて、正直、大学生になるのが楽しみかと聞かれたら、……素直には頷けないかもしれない。お世辞にも人付き合いが上手いとは言えないし、寧ろ人見知りの方が激しいし。中学からこれまでやってこれたのだって、ずっと同じクラスだった鈴城くんがいてくれたから。そうじゃなかったら、きっと私はクラスでも全然喋ったりしなかっただろう。クラス委員なんて、本当に毎年毎年冒険だった。高校をもう卒業してしまって、それももうなんだか懐かしい思い出になってしまっているけれど。

「!」

 もう寝ようかな、と思ったその時、携帯がクラシックの音楽を奏で始める。エルガーの「愛の挨拶」だ。プリインストールの曲だけど、……実は特定の人からのメール着信の時にしか鳴らないように設定している。聞いただけで相手が分かるからドキドキしてる。び、びっくりした……。
 恐る恐る画面を開いてみると、そこには想像した通りの人の名前があって、一通のメールが届いていた。ゆっくり確実にボタンを押して、中を見ると、文面は実にシンプル。

『まだ起きてる?』

 私は割と眠るのが早いから、日付が変わるころにはベッドに入ってしまう。今十一時半くらいだから、いつもならそろそろ寝る準備をするんだけど、……無視なんかできるわけない。急いで『まだ起きてるよ』とメールを送る。返信はすぐに来た。

『今電話していい?』

 その文面に驚きすぎて心臓が口から出るかと思った。夢じゃないだろうか、誰かのイタズラなんじゃないかと疑ってみたけど、……アドレスはちゃんと、あの人のだし。そういうイタズラは絶対にしない人だし。
 ドキドキバクバクうるさい胸を押さえて、打ち間違えないように慎重に返信を打つ。『うん』という二文字に、こんなに神経をすり減らすことなんてこの先も絶対ない。
 私がメールを送ってすぐ、電話の着信があった。来るってわかっててもやっぱり緊張するなあ。通話のボタンを押す手が震える。

「も、っ、もしもし」
『あ、俺ー。ごめんな織夏、こんな夜遅く』
「ううんっ、ぜ、全然、いいよっ」

 もう卒業したのに電話かけてもらえるなんて、夢みたいだし。絶対言えないけどそう思う。
 あ、そうだ、……今までありがとうって挨拶しなきゃ。卒業式の日は人がいっぱいいすぎて会えなくて挨拶もなかなかできなかった。せっかく一緒にクラス委員してたのにこういう時行動できないんじゃ、中学の頃と何も変わってない。

「あ、あの、……い、今まで本当に、ありがとう、鈴城くん」
『へ? 何が?』

 精一杯勇気を振り絞って言ってみたけど、鈴城くんの反応は表情まで想像できそうなくらいきょとんとしたもので、内心焦ってしまう。

「中学の頃から、あの、一緒にクラス委員とか、」
『はぁ? ありがとうとかさー、俺が言うべき台詞だろ。俺肩書きだけでなーんもしなかったしさ、ほんと、六年間も俺みたいのに付き合ってくれてさんきゅな、織夏』
「う、ううん! たっ、楽しかったからっ」
『そう言ってもらえるとちょっとは肩の荷が下りるわー。織夏マジ気配り上手の良い嫁さんになるよ』

 鈴城くんはいつもそうやって言ってくれる。多分社交辞令、みたいなもの。それでも私は十分に嬉しくて、いつも「ありがとう」と答えてしまう。他の誰でもなく、鈴城くんが言ってくれるから嬉しい。
 電話の向こうで鈴城くんがひとつ咳払いをした。何かと思って次の言葉を待つ。すると、今年に入って一番驚くような言葉が聞こえてきた。

『でさ、六年の付き合いついでに明日俺とデートしない? って言おうと思って今電話したんだけど、どう?』
「え、……え!?」
『ホワイトデーのお返ししたくてさ。この前のバレンタインにくれた子には今日回って渡してきたんだけど、織夏はやっぱ六年の長い付き合いだし。簡単なもの渡すだけ渡すってのも寂しいなあ、と思って。それにさあ、織夏から貰うもんと俺が返すもんってぜってー釣りあい取れてないからさ、申し訳ないなーと毎年思ってたんだ』
「そ、そんなの、全然っ、気にしなくていいのに……。私は好きで作ってるし、手の込んだものでもないし……」

 それに、明日はホワイトデー当日だ。
 そういう大事なイベントの日を、わざわざ前倒しして私に充ててくれるなんて申し訳ない。そういうのを期待して毎年あげてたわけじゃないから。……自分がしたくてそうしてるだけ。いつも遠くから見るだけの私でも鈴城くんに近づけるのが、誕生日とか、バレンタインとか、そういうイベントの日。好きでしているから、見返りなんて期待してないのに、鈴城くんは本当に優しい。

『あ、や、ごめん俺の誘い方悪かったよな、明日予定無いの前提で話してるみたいな。予定あるならいいんだ、明日渡すだけ渡すから』

 見えてないのに私は大きく首を横に振った。そうじゃない、そうじゃないの!
 誘いを無碍にもしたくないし、私なんかがいいのかなあ、と躊躇する思いもある。どうしよう。でも、素直に嬉しいし、……どうしよう。

「わ、私なんかでも、いいの?」
『なんで? 織夏だから誘ってんの、俺は! 四月からも一緒の大学じゃん、学部も学科も一緒だし。尚更仲良くしたいじゃん?』
「え、えと、桜井くんも一緒?」
『げ、何、織夏って真紘狙いだったの? あいつぜってー暇だし、期待してるなら引っ張ってくるけど、俺と二人は嫌?』
「そんなことないっ」

 また首を振る。そんなことない、嬉しいに決まってる。
 
『よかった、真紘目当てで六年間一緒に委員やってくれてたんなら、なんもできなくて申し訳ないなって今ちょっと思った。ヤじゃないなら俺と遊ぼ? うしっ、決まり!』

 それから、明日の待ち合わせ時間と場所を決めた。
 駅の噴水前広場に十時。何度も頭の中で確認して小さく頷いた。

『もっと早く連絡すりゃよかったんだけどさ、タイミング掴めなくて。ごめんな遅くなっちまって』
「ううん、大丈夫。ありがとう」
『だぁから、こっちの台詞だって。それじゃ、また明日な織夏』
「うん、また明日。おやすみなさい」
『おう、おやすみー』

 通話を切った後、携帯を握り締めたままベッドに倒れこんだ。 
 どうしよう、一緒に出かけるなんて、どうしよう……!!
 委員で二人だけで仕事するだけでも緊張して会話もままならないのに、出かけるなんて、鈴城くんを不快にさせてしまうかもしれない。でもそう簡単に性分は変えられないし、ああ、何を着ていけばいいのかも分からない。
 どうしよう、どうしよう……!

 

 その日はやっぱり、なかなか寝付くことができなかった。





5月か6月には栗コーダーのライブに行きたい。と突然思いました。
ショパンが生誕200年ってことでいろいろとCD出るみたいですが、栗コーダーも参加してるトリビュートアルバムが気になります。しかしいろいろ考えてみるとピアノが好きなので、ショパンでピアノ演奏のだけ100曲くらい集めたCDのが私にとって需要があるんじゃないだろうかと思ったりします。
あとそのうちポメラが欲しいです。


暇だったので普段履きの靴とか仕事で履くハイソックスとか買ってきました。
最初起きたのが8時だったので「おおすげえ!」と思ったものですが、二度寝三度寝したら結局1時であんまり変わらなかったです。金曜には髪を切りに行きます。土曜研修だしやっぱり切らねば……。


琴也は狙ってるわけでもなんでもなく、素でこんな感じなんだと思います。付き合ってる女の子に対してもこんな感じ。結局お互いをあんまり知らないで付き合い始めるのでそういう感じにしか対応できない。
きっと織夏と付き合い始めたら、結構長いこと一緒にいて色々知ってる相手だし、ハマり始めたらどうしたらいいかわからなくなってぐるぐるしてそうです。本気で理央に相談とかしてたら吹き出す。あとは高校に遊びにいって流風に相談するとかな。
織夏が可愛くて仕方ない琴也は、瑶子さんの見方が変わってきた頃の理央にきっとよく似てるんだと思います。
琴也と織夏とか、1年の基礎ゼミ一緒で幹事やったりすんだろうなきっと。うちの学科の基礎演は名簿順だったので頭文字が近いと同じクラスになる感じでした。男女ひとりずつ幹事出そう、って話になってすぐ「俺と塩見サンでやりまーす」とか立候補するに違いない。でもって織夏がキョドり始めたら「いーじゃん、どうせなら七年目ってのも」とか言い出す。
なんか楽しそうです。声は直純です、ありがとうございました。


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2010.03.23(Tue) | 未来話 | cm(0) | tb(0) |

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