プロフィール

軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

世界の果てと柔らかな永遠  1



「お嬢様! 朝食のお時間ですよ、起きて下さい」

 ――懐かしい感触。ふかふかで無駄に広いベッド。薄く目を開くと、シルクの光沢が真っ先に目に入る。
 自分の長い髪がシーツの上に散っているのも見える。ああ、懐かしい。ここは、高校時代まであたしが住んでいた家。実家だ。

「お嬢様!!」

 それが分かれば声も聞きなれたもので、あたしの身の回りの世話をしてくれている家政婦さんのものだとわかった。その声も何年聞いてないかしら?
 上体を起こすとぱさりと黒い髪が一房胸に向かって落ちる。ああ懐かしい、寝るときにいつも着ていたネグリジェだ。寝ぼけ眼で家政婦さんを見れば、よく知ったイライラ顔であたしを見た後、レースのカーテンを一気に開ける。朝の日差しが眩しい。少し冷え込んでいる秋の朝の空気に、両腕を摩った。

「何をしてらっしゃるんですか、紗央お嬢様。お父様とお母様が食堂でお待ちですよ」
「う、ん……? ……だって、パパとママは、仕事でフランスに……」
「まあ、寝ぼけてないで顔を洗ってらっしゃい! お父様もお母様も、先月こちらにお戻りになったでしょう?」
「……ふえ?」

 パパとママが、家に戻ってくる? だってずっとフランスで仕事してたのに。
 ううん、そもそもなんであたし実家にいるわけ? 今日も朝から仕事があるのに――。

「ッ!!」

 一気に頭が目覚めて、部屋をぐるりと見回す。
 いつもの部屋じゃない。実家の部屋だ。大きい机には、あたしが家を出るときにすべて捨てたはずの教科書の類がまだ置いてあって、ドアの前のコートハンガーには、制服が一式、かかっている。
 長袖しか着たことがない、高校時代の制服。

(――ああ)

 今のあたしは、高校生なんだ。




「おはよう、パパ、ママ」

 緩い螺旋の階段を下りると、懐かしい両親の顔があった。パパの顔は相変わらず理央奈央のパパの顔にそっくり。ママはハーフで、あたしと同じ青い瞳をしている。二人とも朝食を終えたらしく、食後のコーヒーを楽しんでいるところだった。食卓の定位置だった場所に腰掛けると、程なくしてオレンジジュースとサラダ、コーンスープが運ばれてきた。いつもはこの後卵料理が運ばれてくる。そんなにお腹が空いていなかったあたしは、「卵はいいから」と次のプレートを辞退してフォークでサラダをつつき始める。あたしの言葉に、む、とパパが顔をしかめたのがわかった。

「朝はちゃんと食べないと駄目だろう、紗央」
「お腹空いてないんだもの、いいの」
「駄目よ紗央ちゃん、男性の前でお腹が鳴ったら恥ずかしいでしょう? しっかり食べなさい」

 男性?
 ピンポイントなママの言葉に、あたしはトマトをぷつりと刺しながら首を傾げる。

「男性って? パパのこと?」
「紗央ちゃんったら、今日のために私たちが帰ってきたこと忘れちゃったの?」

 心底可笑しそうにママは笑って、パパを目を合わせてもう一度笑った。
 何のことだかさっぱり分かってないあたしの前に、ゴーサインが出されたからかオムレツが運ばれてきた。一応配慮はされているようで、普段より少し小さめのオムレツ。これくらいなら食べられそうだった。
 ……今日のためにパパとママが帰国した? となると、何か大きな発表会だろうか? 帰ってくるのなんてそれくらいしか考えられない。けど、あたしにも関係があることって?

「ねえママ、今日って何があるんだっけ? あたしど忘れしちゃって」
「そんなこと言ってたら先方に怒られてしまうぞ」
「そうよ紗央ちゃん。これからめいっぱいおめかしするんだから、ちゃんと気合い入れなきゃね」

 だから何に対して? あたしがおめかしするって、

「前から言ってあっただろう? 今日は見合いをしてもらう、と」

 ――お、見合い?
 パパとママは至って上機嫌で、いい縁談だってのがよくわかる。でもあたしは高校の頃にお見合いなんてした覚えはないし、結婚なんてしないで就職したし!

(――まあ、でも)

 あたしの知らないあたしの未来を見るのも、悪くないかもしれない。
 だってあたしはつまり本編を知っているわけなんだから、これは夢ということで間違いないの。
 温かいコーンスープを啜って、他人事みたいにそんなことを思った。





最初からオチでできている感じで!
いろいろサイトとか回ってたらウィルっぽいタっくんが書きたくて仕方なかったんだ……!!
けどウィルって根っからのヒーローだし、タっくんはヒールだしで共存しえないよね!
個人的にタっくんは見た目も全部悪役だけど考え方はヒーロー気質っていう訳分からん人だと思ってます。
某サイトさんでウィルの現役時代漫画読んで息が苦しくなるほど滾った。


紗央は絶対パパママって呼んでたと思うんだ。
ということでそろそろ寝ます。
オリジのライラとジャックも途中で止まってるから続き書きたいんだけど、このまま行くとジャックがただのウィルになる気がしたので自重中。ライラも結構、お嬢様言葉とかじゃないし、普通の子だからこのまま行くと理御になりそうだし自重。アルとカメリアより設定詰めてるwww 
スポンサーサイト

2010.11.03(Wed) | Title | cm(0) | tb(0) |

この記事へのトラックバックURL
http://hechima1222.blog88.fc2.com/tb.php/808-26d628b0
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
Name
E-Mail
URL
Title

password
管理者にだけ表示を許可
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。