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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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わるいおとな



 部屋の扉をノックする音がして、穂積は視線をそちらへ向けた。
 ここは林葉旅館の一室、ここに用がある人物などひとりしかいない。小テストの採点がちょうど終わったところだった。簡単にテーブルの上を片づけると、「どぞー」と声を掛ける。
 失礼します、と控え目に告げてから扉を開き、襖を開いたのはもちろんこの旅館の一人娘、晴佳だ。旅館の手伝いが粗方終わったのか、普段の寝間着姿で部屋に入ってきた。

「すみません。お仕事中でしたか?」

 晴佳はグレーのパーカーにスウェットという出で立ち、風呂上りなのかいつもは結っている髪は下ろされている。普段と違う姿というのは、何度見ても新鮮だ。
 仕事中ではないといえど相手は女子生徒、密室に二人きりという状況だけでも社会的にまずいのに、無音というのはそれに拍車がかかる気がして、晴佳が話がしたいのはわかっていつつも一応保険としてテレビを点けた。ちょうどバラエティ番組が流れる。少しだけ空気が明るくなった気がした。

「んーん、今終わったとこ。どーした? 何か質問?」

 もちろんテストなどのヒントは出さないが、泊めてもらっている恩もあるので何か質問があるときには応えてやるようにしている。
 もっとも晴佳も、そして風間旅館の幸晴も成績優秀なので質問されることは少ないし、政経で質問してくる生徒はそう多くない。晴佳も、たまに質問に来るのは英語やら世界史やら。一応文系なのでそれらを教えるのは苦ではない。

「えーっと、質問と言えば質問なんですけど」
「なんだよそれ」

 にこにこしながら穂積の隣に座った晴佳はテーブルの上にパンフレットを置いた。穂積もそれに目を落とす。
 紙面には見覚えのある文字の並び。まさしく、穂積の母校のパンフレットであった。

「ここ、穂積先生の母校なんですよね?」
「そーねえ、随分前だけど。はるちゃんここ目指してんの? さっすがお目が高い」

 パンフレットを開いて中身を確認すると、勝手知ったるキャンパスの風景や学部の講義の風景が写し出されている。もちろん、一度も足を踏み入れたことのない理系キャンパスの情報も載っている。晴佳は文系だから、用があるのは文系で間違いないだろうが。
 高校二年の秋ともなれば、そろそろ進路を真剣に考えて良い頃だ。穂積の目にも真面目な生徒として映る晴佳も、こうしてパンフレットを入手しているところを見ると真剣に取り組み始めたらしい。

「私の成績じゃまだまだ全然及ばないのはわかってるんですけど、オープンキャンパス行ってみようかなって」
「お、いいんじゃない? 学力なんてのはこれからでしょ。やる気ある子は伸びんだから」

 確かに穂積の母校は一般的に偏差値が高いし、それなりに名の知れた学校ではある。だが、幼稚園や小学校、中学校などの受験に比べれば大学受験のハードルはそこまで高くはない。晴佳は真面目だし、真剣に取り組めば必ず伸びるタイプだ。そもそも悲観するほど成績が悪いわけでもない。晴佳を伸ばすには褒めるのが一番だと、数年にわたる付き合いで穂積は心得ている。可愛い教え子が自分の母校を目指したいというのなら、教師としてはもちろん応援するべきだろう。

「それにっ、弓道部強いんですよね!」
「それなりにね。古臭い学校だから」
「穂積先生もここの弓道部の出身なんですよね?」
「そーだよ。習い事で小学校の頃からやってて、中学から大学までは学校でも弓道部」
「やっぱり伝統ある学校は違いますよねー。オープンキャンパスで見学とか、先生がいた頃やってました? せっかく行くなら覗いてみたいなって思ったんですけど……」

 どうやらこちらの用事が本命だったらしい。それはそうだろう、オープンキャンパスの詳細自体は調べようはある。いくら穂積が卒業生だといっても、現在の状況に詳しいわけではない。
 パンフレットを閉じて、裏面に載っているオープンキャンパスの情報を見る。今月は来週の土日で開催されるらしい。

「オープンキャンパスとか新入生勧誘とか俺まともにやんないで弓引いてばっかだったからなー。そういうのぜーんぶ主将だの後輩だのに押し付けてたし。だから覚えてないんだわ、ごめん」
「あ、いえ、そうですよね。先生がいた頃と今とじゃ勝手も違うだろうし、すみません突然変な事聞いて」
「んーん、俺が力になれないのが悪いでしょ。で、はるちゃん。オープンキャンパスは今月行くの? 来月?」
「え?」

 突然の質問に晴佳が首を傾げ、「まだちゃんとは決めてないんです」と正直に答える。日程を決めていないのを悪いと言うつもりはもちろんない。晴佳の都合もあるだろう。

「来月は俺予定わかんないんだけど、来週の日曜なら空いてっからさ。弓道部に声かけとくよ。弓バカが多いからオープンキャンパス絡みじゃなくても誰かしらいると思うし」
「あ、はい、……え?」

 弓道部とはOB会を通じて現役メンバーともつながりがある。予定を聞くことはできるだろうし、晴佳が興味があるなら試合日程なども聞いておけるだろう。
 普段泊めてもらっているお礼にと遊びのつもりで晴佳に弓を教えたのがもう四年前のことだ。正直ここまでできる子になるとは思わなかったし、そもそもこんなに興味を持ってくれるとも思っていなかった。弓を好きになってもらえるのは穂積としても嬉しい。弓道部の顧問としても、一人の生徒としても、晴佳は穂積の中で『特別』に分類されるのは間違いないことだった。

「ここからだと大学結構遠いしさ、土曜俺ここ泊まって、日曜一緒に行くってのどう? 乗り換えもここからじゃ面倒なんだよな」
「え、え、あの、穂積先生が、案内してくださるんですか?」
「ん? 俺じゃ不満?」
「いえ!!! そんなことないですっ、嬉しいです!!」

 顔を赤くしてぶんぶん首を振る晴佳は純粋に可愛いと思う。このあからさまな好意に気づいているんだから、大人というのはつくづく悪い生き物だとも思う。
 晴佳は自分を拒んだりしない。それは彼女にとっても、穂積にとっても当たり前のことだ。だが教師と生徒以上ではない。これだけは、穂積の中の「当たり前」だ。

「じゃ、決定で。あ、弓道部見に行くなら部活の連中連れてってもいいな」

 けれどたまにこんな意地悪を言いたくなる。晴佳は少し悩んでから、パンフレットの上に置いたままの穂積の手にそっと触れる。

「……で、できたら、マンツーマンで、お願いしたいです」

 自分はとことん悪い大人だ。純真可憐な女生徒の恋心を弄んでいる。自覚してるのがより悪いことなのか、どうなのか、穂積には善悪の価値観の基準はよくわからない。
 晴佳の抵抗に満足して、穂積はにこりと笑顔を作る。

「りょーかい。なら来週な」
「はいっ」

 目の前の生徒の頭をぐしゃぐしゃに撫でる。晴佳は文句なしに可愛い。
 テレビからは相変わらず、楽しそうなバラエティ番組の音声が流れ続けていた。





来年やるらしいミュシャ展には行きたいと思っている。



ネットで評価が高かったアニメの「TARITARI」を録画してたやつ全部見てました。
すげえ面白かった……!
江の島あたりの私立高校の合唱部のお話なんですが、立地がガチでユリ高wwwwwwwww
見取り図欲しいwwwwwwww
というネタを抜きにしても純粋にすごくいいお話なのでぜひ見てみてほしい。
正直一番ツボったのは、さわちゃんのパパの「坊主なめんな!! 地獄に堕ちろ!!」です。
田中とさわちゃんめちゃめちゃ応援してた。田中いい男! かっこいい!! さわちゃんマジ天使!
田中もウィーンも男子高校生とは思えないほどやる気だしいい子。幸せになってほしい。ほんとみんないい子。
美術部家庭科部レベル高すぎwww
挿入歌も綺麗で、思わずCD買ったレベルwwwww
立地はマジでユリ高なんで! 点呼どんは参考に見てみてね!



穂積はわるいおとななので、晴佳で遊んでそう。
晴佳は完全にデートだと思ってるよね! 可愛い私服で行きそう。
ハスミンはシーマスさんで譲れないけど、ハスミンと美彌の関係は穂積と晴佳に近いよね。こいつら使うとしっくりくる。
割と穂積でも口笛吹きながらクラスの生徒殲滅していきそう。圭介ポジションが幸晴の予感www


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2012.11.22(Thu) | ユリ高 | cm(0) | tb(0) |

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