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軽石へちま

Author:軽石へちま
基本自キャラで凄まじく妄想してみる。
隠れ家なのでBLとか黒とか暗とか主。
キャラ崩壊必至。何とも思わないけども。
妄想についてこれる人だけどうぞ。

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ジャバウォックの攻略


「……なるほどね、それでか」

 白で統一された、広い研究室。拘束時間はもう過ぎているから、この研究室の他のメンバーはもう帰路についている。この部屋にいるのは瑶子と、瑶子に相談を持ち掛けたケレス、要の三人だ。
 診断書を片手に、瑶子は大きくため息をついた。こうなる可能性に気づいていなかったわけではない。過信していたわけでもない。けれどこんなに時間が経つまで気付かなかったなんて、と瑶子は自分の不甲斐なさを嘆いた。

「……一応聞くけど。医学チームの研究員としてはどうなの、要くん」

 どうとも答えようがないことは瑶子も分かっている。その上で確認せざるを得ない。要はあまり感情が表情に出ない。今もそれは変わらなかった。

「その可能性が極めて高い、としかこちらも答えようがない。事故の時に相当な濃度の蒸気を吸入したのは確かだし、退院後の定期検診でも血中のオルビド濃度は下がっていない。が、だからといって確かに罹っていると断定することは不可能だ」
「そりゃ、そうよね」

 古妖精病(メランコリア)の診断には、明確な基準が存在しない。化石燃料を燃焼させた時に生じる蒸気に含まれる、オルビドという成分を元に医者は診断書を書くのだが、濃度が高いからといって必ず発症するわけでもなく、そのメカニズムは完全には明らかになっていない。何よりも確定的な診断に必要なのは、第三者からの申し出だ。
 心を占める、一番大切な人を忘却してしまう病。日付を跨ぐと記憶はリセットされて、忘却対象の存在はなかったことになってしまう。忘れたことも忘れ、懐かしさを覚えることすら許されない。この病が発覚するのは、忘れられた人がいるからだ。忘却対象からの進言によって医者は診察を行い、診断書を書く。今回の場合、忘却対象として訴える人間がいないことから、発覚が遅れてしまった。

「……ま、ケレス君が言うんだから確かなんでしょうけど」

 北エリアにある鉱山で崩落と爆発事故があったのは四か月ほど前のことだ。たまたまその日そこに調査に出かけていたのがケレスとシーマスの二人で、崩落に巻き込まれたのがシーマスだった。同じ日に鉱山に見学に来ていた、アカデミーの医学部学生を助けたのだという。外にいたケレスが状況を聞けば、ある一区画の出口が崩落によって塞がれてしまったのだという。シーマスは学生を押し出して、自分はそこに閉じ込められたらしい。出口が塞がれるレベルの崩落ならば普段からないわけではないが、その時は運が悪く、現場では照明の配線か切れて燃料に引火し、密室となった区画内に高濃度の蒸気が充満した。塞がれた出口を掘り起こすまで、誰も内部の状況に気づくことはできなかった。
 瑶子がケレスの話を聞くと、ケレスがシーマスの変化に気づいたのは事故のひと月後だったという。毎月決まった日に必ず休みを取って地上に降りるシーマスが、事故の翌月は研究を休んではいたものの空都にいた。確信したのはその次の月だ。毎月その日にシーマスが休むことは、研究室の誰もが知っている。なので研究室に掲示されているメンバーのスケジュールで、その日は必ずシーマスは休みになっている。その月はたまたまケレスも同じ日に休みをとっていたのだが、シーマスはよく、スケジュール表の前で立ち止まっては考えることが多くなったように思う。以前ならばその日になれば朝から底都へ向かっていたシーマスは、その月も、ケレスが見た限りでは空都にいた。
 発症者を研究室から出すのはあまり喜ばれる話ではない。だからといって、誰も悲しむ者がいない今回の事態を喜ばしいとは、瑶子は決して思わない。それは目の前にいるケレスも、要も同じだろう。三人の認識は同じだ。シーマスは確実に発症している。そしてその忘却対象は、もう随分前に亡くなった恋人だ。だから、私のことを覚えていないんです、と申し立てる人間もいない、当の本人は忘れたことすら忘れているのだから確かめる術がない。研究にもおそらく影響がないだけ、事情を知るものにとっては辛い事故になりそうだった。

「ケレス君」

 声を掛けると、普段からお世辞にも良いとは言えない目つきでケレスが瑶子を見る。

「上の人からね、この研究室の大陸調査を二手に分けないかって打診があったの。ケレス君とシーマス君とを分けて、それぞれ助手をつけて」
「今のままで不自由はしてねえ」
「君たち万能だからそりゃそうでしょうけど、その申し出自体は悪くないって私も思った。……けど、若手ばっかだからって今まで見向きもしなかったうちのラボに何でわざわざ声をかけてきたか、合点がいったわ」

 机の引き出しからクリアファイイルを取り出して、中身を机の上に並べ、二人に見えるようにする。助手志望の学生の経歴書だ。貼り付けられた顔写真と、記載された名前を見てすぐにその人物が何者なのか要にはわかったらしく若干表情に変化が見られた。

「さすが医学部。この子知ってるわね?」
「芹沢の分家筋の子だろう。優秀だからと芹沢本家に養子に入ったらしいが、……この子は医学部のチームに入っていたんじゃないのか」
「そうね、その通り」

 事情のわからないケレスは机の上の書類を手に取った。そこには胸から上が写った少女の写真が貼られている。アカデミーの高等部の深緑色の制服をきっちり着こなした、ツインテールのよく似合う少女だ。いかにも令嬢という雰囲気が写真からでもよくわかる。ケレスの視線が書類をなぞっていくのを横目で見ながら、瑶子はもう覚えたその情報を口にしていく。

「芹沢 椿。今要くんが言ったように、芹沢本家に養子に入った超優秀な女の子。まだ高等部の生徒だけど、芹沢の一員ということと頭脳を買われて、専門は薬学だけど取りあえず医学部の研修生として例の病気の研究をしていた。その関係で、この子のチームは四カ月前に北エリアの鉱山に調査に出てたの。もちろんこの子も」

 経歴書にはそこまでのことは書かれていない。瑶子がこの話を持ち掛けられた時に伝え聞いたことだ。
 そしてこの少女は今、医学部を離れている。権力の乱用であることを承知で、この研究室に助手として所属したいと申し出てきたのだ。
 ここまで話せば賢い二人はすぐに事情を察した。少女が何を考えてここに来ようとしているのかも、察することができているだろう。

「シーマス君が大事な記憶と引き換えに助けたのが、その子よ」
 
 彼女も、単にこの研究室に来たいというわけではない。シーマスの手伝いをしたい、と研修生のポジションを蹴っている。元は芹沢姓でなかった彼女が芹沢本家に養子入りしたのは、優秀だからだ。将来は芹沢で植物を用いる薬剤関係のトップに立つことを期待されている。そのためにいた医学部だ。高等部を出たら本来の専門である薬学の道に進むことは決まっていた。それをすべて蹴るというのは、相当のことだと瑶子は思う。この空都に住むということが既に選ばれた者の証なのだから、自分に期待された役割を放棄するということは今地上にいる人に申し訳が立たない。

「……シーマス君とどういう関係なのかは知らないけど。確実にシーマス君の状態を知ってるからやることよね」
「雑務できる奴が補佐で入るなら、調査内容分けるくらいはどうってことねえ。お前に任せる」
「ありがと。要くんは毎週の検診続けて報告くれればいいわ。確定しない以上報告だって意味ないもんね。保留ってことで」

 対策法も治療法もないのに、研究室から発症者が出ることはあまり喜ばしいことではない。伝染もしないし、職務さえ忘れなければ問題はないというのにこの毛嫌いようはないだろう、と瑶子はよく思う。他の研究室でも稀に発症者を出してしまうことがあるようだが、職務に影響がない範囲なら、どの研究室も上には伏せているらしい。瑶子もその慣習に従うことにした。特に今回のことは、はっきりした診断書を出すことが誰にもできないのだから。
 二人が頷くのを確認して、その日の話し合いはそれで終わった。どうしようもないのだから、なるようにしかならない。

「本来はもう発症してるシーマス君に地質調査を続けてもらうのが筋なんだろうけど、……芹沢のお嬢様がいるんじゃそんなことさせられないから、シーマス君を海洋調査に回させてもらう。それでいい?」
「任せるっつったろ。あとはお前から本人に伝えろ、リーダー」
「それくらいはお仕事なんでさせてもらいますよ、もちろん」

 笑ってそう言えばケレスも不満はないようで、要と揃って研究室を出ていった。研究室内の人事の決定権を握るのは、政治学専攻としてリーダーを任されている瑶子だ。
 シーマスはどう思うだろうか。何かを忘れた自覚なんてないのに専攻から外されるのは、やはりいい気分はしないだろうか。しかし、毎月毎月同じ日に朝早くから底都に向かっていたことを知る者としては、このまま黙って無かったことにすることはどうしてもできない。思い出さなくてもいい、少しでもおかしいと思ってくれたらと、そう願ってしまう。普段から飄々としているけれど、それだけ一途に想い続けるひとを忘れてしまうというのに、誰も悲しめないというのは可笑しい話だ。少なくとも瑶子はそう思う。

「さあて、残務残務で楽しい毎日!」

 外は真っ暗、室内灯が煌々とひかる白い部屋。振り切るように声を出すと、瑶子は本日の残務を片付けるべく自席へと戻っていった。



「Free!」というどう見てもBLアニメがありまして、そこの真琴さんのビジュアルが個人的に慎吾のビジュアルとほぼイコールです。声たっつんだけど。真琴さん見かける度に慎吾だ慎吾だと思っております。
真琴さん結構属性も犬なので通じるところはあるけどな。
ダンロンのできのよさに感動しました。オシオキの再現率すげえ。


兄弟パロ書いてたのにうまくいかなくてやめた。
紗央への態度が固まらない。空挺都市パロ書いてるからか、タっくんは紗央を受け入れる気はないってのが最近のスタンダードになってる。どうしようかなあ。
いじめられてショックで一時的に喋れなくなって、ご飯も喉を通らなくて、タっくんに餌付けされる紗央とかいいなと思うけど、タっくんが完璧に捨て猫ひろってきましたのテンションだからなあ。


晴佳とみのりの姉妹かわいいな。
穂積は家で剣道もやってるけどあんまり性に合わなくて、小学生の頃からずっと弓引いてた。で、中3くらいの時に近くに引っ越してきた晴佳も弓道やるっていうからずっと教えてあげてる。でも高2くらいの時に事故で腕だか肩やっちゃって競技としての弓を引けなくなって、茜さんがちょっと戸惑うくらい荒れてるといい。
それで完璧に弓から離れるつもりだったんだけど、はるちゃんがあまりにも純粋で一生懸命なので、この子が望むなら、ってはるちゃんに弓教えるのだけは続けてる。この世界だと4つ年下くらいかな。
穂積くんって呼んでるといい。うわあちょっと変態くさい。穂積はみのりのことは「みーちゃん」とか呼んでるといいな。
晴佳は相変わらず穂積が好きで、かっこいいかっこいいって思ってて、本当は趣味程度なら続けられるはずだから、一緒にやりたいなと思ってる。晴佳の誕生日とかに「はるちゃん誕生日プレゼント何がいい?」とか聞いたら「穂積くんが弓引いてるところが見たいです」ってすんごい頼み込んで、仕方なく折れて、ちゃんと道着着て弓を引くんだけど、練習全然してないから中央になんて当たんなくて、うわー俺カッコ悪い死にたいとか思ってるんだけど、穂積が弓引くところ見れただけではるちゃん的には満足で、ぼろぼろ泣きながらありがとうございますとか言われたら多分穂積も落ちる。すごく長い妄想だった。
穂積っていつもはるちゃんの好意には気づいてるんだけど何にもしないしどうなりたいとも思ってない。やっぱり自分にとってすごく大事な人だから、下手にさわって壊したくないし、このままでいたいっていうことなんだろうな。ああいうライトな人間がずっと同じ距離を保とうとするのって、良かれ悪かれすごく特別な存在っていうことだと思う。


ああもう寝る。


と思ったけど追記。


ついったでカップリングとかコンビを考える時にお花畑に放り込んでその様子やバックグラウンドを想像する、とかいう案や、カップリングで受をソファーに寝かせてみて通りかかった攻がどういう対応するか考える、とかがあってなかなか興味深い。そういうひとつのシチュエーションで考察してみるのも面白いな。

お花畑ね……。炎而くんと椿なんかどう考えても自分たちじゃ行かないもんな。琴也織夏とかにくっついてきてて、奴らが遠くでキャッキャウフフしてるのを見つつ、お花に囲まれながらぼんやり過ごす二人ですよね知ってます。ソファーの話なら炎而くんはベッドまでちゃんと連れてって掛け布団までしっかりかけてくれる旦那様だって知ってます。椿は空気読まないのでガチ寝です、まあ空気読んでてもガチ寝のがおいしいが。

大和は花畑とか絶対ドヤ顔で連れてくると思う。ルミは大和のそういうのわかってるから楽しく付き合える。そういえば大和って花言葉厨なので、いろんな花見て薀蓄垂れたらいいと思うんだよね。一緒に花冠とか作りそう。大和そういうのすごく好きそう。
ソファーの話は安定の大和さんなので特に何もできないです。近くにはいるけどさわったらいけない気がしてる。頭とか撫でてみるけどちょっと身じろぎされるとビクゥ!ってなってそう。ルミはきっと途中から起きてるよな。ほんとにこの男は、って思ってるけど、これ込みで大和なので惚れた弱みだなあとかも思いつつまた寝入るとか。


慎吾はね、どうにかして千咲さんといい空気になりたくてロマンチックな場所をいろいろ選んで連れて行ってると思う。千咲さんは場所とかどうでもいいっていうかこの人慎吾がいればなんだっていい。
あんまり興味なさそうにしてる千咲さんに、たくさん花集めて花束作ってプレゼントしそう。全部は持って帰れないから、数枚だけ花びらを押し花にしてずっと持ってそう。大和は結婚するまで指輪とかあげないけど、慎吾は花で指輪つくって渾身の告白してそうな気がする。
千咲さんがソファーで寝てたら慎吾は「おおっラッキーだ!」とか思ってここぞとばかりに寝顔を眺めてると思う。かわいいなあきれいだなあとか思いながら。そいでそのうちソファーの淵に腕と顎乗せて寝ちゃって、目が覚めた千咲さんが慎吾の寝顔鑑賞会してる。ほっぺたつねったりとかひっぱったりとか。


タっくんで考えようと思ってこの話題出したのにタっくんどうするんだろう。
タっくんは千咲さんと割と考えが似通ってるので、紗央がいればどうだっていい。きっと紗央が言いだして一緒に来た感じだろう。「お前には似合いの場所だな」とか言ってのんびりしてそうだけど、そのうちちっちゃいバッタとか見つけて手づかみで捕まえて紗央に見せて拒否られるといい。
紗央がソファーで寝てたらきっとタっくんは起こす。こんなとこで寝てると襲うぞとか言うけど紗央起きないのは狸寝入りで、でもそこまでは気付けないのが芹沢です。



あ、もうほんとに眠い。
ちなみにご近所ケレスさんと紗央だと、通りかかるというより絶対紗央はケレスさんの肩に頭乗せて寝てるから。ケレスさんも基本起こさないから! そのままだから!! と今自分に言い聞かせています。
よし寝る。もう寝るよ!!



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2013.07.10(Wed) | 空挺懐古都市パロ | cm(0) | tb(0) |

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